【ファイントラック】カミナドーム オールシーズン対応の本格山岳用ダブルウォールテント モニタープレゼント企画
モニターレポート01
天井が高く、前室が広いので、圧迫感がない。
軽量、コンパクトなので、装備の多いアルパインやクライマーにも最適。
PIN さん(30代女性、登山歴15年)
登った山域:涸沢(1泊2日テント泊)
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テント本体が柔らかいので、空きスペースにうまくパッキングできる。
前室が広いので、装備を並べることができて、調理もしやすい。

 5月15~16日、涸沢に行きました。早朝は晴れでしたが、午後には曇り、夜中は小雨が降り、風が出てきました。風は、朝方までありました。

 まず、「カミナドーム2」(2人用)のパッキングのしやすさに驚きました。いつもは重心を考え背面側に来るようにパッキングするのですが、テント本体が柔らかいので空きスペースにうまくパッキングできました。また、パッキング時の軽量、コンパクトさにもびっくり。ザックが小さいので、登山口から一緒だった登山者に小屋泊だと思われていました。隣にテントを張った人が「カミナドーム2」を見て、「天井が高くラク。前室が広く、入口の高さがないので出入りしやすいね」と驚いていました。

 今回は、オプショナルロフトを使用して、カタログ通りヘッドライトを置いてみました。今までは、ヘッドライトを当てた部分しか明るくならなかったのですが、光が拡散するようにテント全体が明るくなります。夕食後、水を汲みにテントの外に出ると、自分のテントがフライをしているにも関わらず周囲より非常に明るく、引き立っているように見えました。

 前室が広いので、装備を前室に並べることができますし、調理もしやすかったです。入口のファスナーが大きく、メッシュにもなるので、常念の日の出の景色を窓から見るようにテントから楽しみました。撤収時、いつもは底部分が濡れているので乾かさないといけないのですが、結露がないので驚きました。風が若干あったので、適当な感じでも収納袋に収まるカミナドームの生地の薄さ、柔らかさにも助けられました。


     


少し屈めば着替えもできるほどの天井部の広さ。
テントポールはクロス部分もスムーズに通せてストレスなし。

 「カミナドーム2」を使う前は、軽いことだけが魅力かと思いましたが、実際に使ってみると、前室が広く、天井が高く疲れにくい、結露がかなり少ないと驚くことばかりでした。雨天や積雪期に通気口からよく水や露が垂れますが、今回は快適でした。

 特に、天井が高く圧迫感を感じない点がとても満足でした。テント内での着替えはいつも座って行うのですが、少し屈む状態でできたことに天井部の空間の広さを感じました。また、入口が長辺の長い方にあるので2人でも出入りしやすかったです。入口が広く、いつものように出入りの際に入口の部分で足を引っかけることもありませんでした。

 「ビスロンファスナー」は、初回噛みましたが、その後は噛みませんでした。インナーグローブでのファスナーの開け閉めもスムーズ。過去に冬季(初冬)の積雪のために、前室のファスナーが雪に埋まり脱出するのに困ったことがありますが、「カミナドーム2」は上からも開けられるので冬季の使用が楽しみです。

 オリジナルの張り綱は、無雪期はとても使いやすそうです。畜光のパーツは、自分だけでなく他のパーティーに張り綱を認識してもらえるので良いと思います。テントポールは他社と違いクロス部分もスムーズに通せてストレスなしでした。

 ただ、設営時、テントポールをグロメットにはめるのがやりにくかったです。外しにくくも感じたので、冬季強風時にテント設営に手間取りそう。後方のグロメットにもはめないといけないので、他社のテントにあるような前室のみはめるタイプだと設営しやすいと感じました。グロメットを4箇所通すので、一人での設営は少し大変かも。でも、悪天候時緊急的に全てグロメット式だとテントポールを外しやすいという利点もあります。グロメットのテープが短く、また、前室のフライを留めるテープがとめ難く、外しにくいので、素手でないと操作しにくかったです。

 積雪期は装備が多く、どうしても大型ザックで動きが鈍くなりますが、「カミナドーム2」だとかなり軽量化が計れるので、アルパイン思考の私にはピッタリでした。軽量化を図りたい人、ライトハイカーに、ツェルトより居住性が良いのでオススメしたいです。アルパイン、クライマーなど装備の多い人にもいいですね。前室が広いので調理を楽しみたい人にもオススメです。


     


● Check Point
  • オプショナルロフトにヘッドライトを置くと、テント全体が明るくなる。
  • 「ビスロンファスナー」は、インナーグローブでの開け閉めもスムーズ。
  • 入口が長辺の長い方にあるので2人でも出入りしやすい。
モニターレポート02
生地が薄くて軽いのに、ダイニーマテープや弾性が異なるポールで強度もしっかり。
軽量コンパクトで、居住性も高いため、オールマイティーにどんな山行でも使えそう。
河津慶祐 さん(30代男性、登山歴3年)
登った山域:白馬三山(1泊2日テント泊)、鳳凰三山(1泊2日テント泊)
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立ち上げた状態で持ち上げても、驚くほど軽い。
ダイニーマテープで強度を持たせているので、強い風も気にならない。

 5月8~9日に、猿倉→大雪渓→白馬岳→頂上宿舎テン泊→鑓温泉→猿倉のコースを歩きました。2日とも快晴で、日中気温5℃くらい。5月21~22日には、青木鉱泉→ドンドコ沢→鳳凰小屋テン泊→地蔵岳→薬師岳→中道→青木鉱泉を歩きました。快晴でしたが、夜は若干風が強くなりました。

 今回の山行は、2回とも積雪期装備やオベリスク登頂のためのクライミング装備や三脚など重量がかさむものばかり背負っていたので、総重量1270gという「カミナドーム1」(1人用)は山行に合った最高のテントでした。

 テント設営時、移動させようとしてポールをインナーテントに通して立ち上げた状態で持ち上げた際に、とても軽くてビックリしました。軽さを出すために生地が薄くなり強度が落ちているのかと思いきや、ダイニーマテープや弾性が異なるポールを使うことによりしっかりとした強度を保っています。生地が薄いので収納すると軽くコンパクトになり、形が弁当箱型なのでザックの開いている隙間に無駄なスペースを作らずパッキングできました。

 広さは、他社製品の1~2用と比べると、「カミナドーム1」は1人仕様のため若干狭くは感じましたが、長辺入口で前室が広く、弾性の違うポールで天井がなだらかなので全体的に高く感じました。とても居心地が良かったです。生地の薄さで透けてしまうのではないかと気になりましたが、フライを張ればまったく透けることなどなく、中は日の光で明るくなりスペック以上に広く感じる事ができました。2人で寝られるか実験してみたところ、マットは重なってしまいますが、問題なく寝ることができました。

 ポールの関係で天頂部がゆるやかなカーブを描いていて横からの風に強いのと、ダイニーマテープで強度を持たせているため、夜間に風が強くなってもまったく気にならず熟睡できました。5月の残雪の雪上でテントを張ったのですが、寒さなどはまったく問題ありませんでした。


        


軽くてデザインがよく、多彩なオプションで4シーズン対応。
雪の中で外気温が低くてもまったく結露しない。

 使用前は、軽さとデザイン、多彩なオプションで4シーズン対応という点がよいと思っていたのですが、使用してみるとさらに、ポールを通すスリーブのマチが広くインナーと触れることがないために雪の中で外気温が低くてもまったく結露しなかった点、居住性の高さもよかったです。

 「ビスロンファスナー」は通常のコイルファスナーよりもスムーズに開け閉めができます。ダブルファスナーの色が違うのでどっちのファスナーを動かせばいいか迷うことがなくとても便利でした。凍結する気温でも使用してみたいです。

 ただ、入口にあるメッシュ部分を全開にすると生地が下にたれて留めることができずぶらぶらしてしまい、なんか気になってしまいました。また、メッシュを入口全面にしてもっと通気できると良いかと思います。フライの四隅のアジャスターが調整しにくいのも気になりました。テント解体時、風でテントが飛ばないようインナーテント四隅のループにペグを刺したままフライを外したいのに、グロメット部分が土に埋まっていて外すのに持ち上げないといけませんでした。ペグが外れやすいのと、グロメットを外すのが難しい点は、気になりました。

 「カミナドーム1」はオプションで4シーズン使え、軽量コンパクト。長辺入口で居住性も高いため、最初の一張り目などオールマイティーにどんな山行でも使えると思います。

 今後はメインテントとしてさまざまな山行に使用したいです。スノーフライや内張りというオプションを販売開始しますし、finetrackらしい細かい所までこだわったテントで、まだまだ可能性を感じ使っていてとてもワクワクします。


     

  


● Check Point
  • 収納すると軽くコンパクトで、弁当箱型なので無駄なスペースなくパッキングできる。
  • 透けることがないのに、中は日の光で明るくなり、スペック以上に広く感じる。
  • 1人用だが、2人でも問題なく寝ることができる広さ。
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