グレゴリー「パラゴン」「メイブン」:背負い心地と軽さを両立したNEWモデルが誕生

 1962年、14歳だったウェイン・グレゴリー少年がボーイスカウトのパックづくりの課題で製作したフレーム型バックパックは、周囲が驚くほどの出来栄えだった。これが「GREGORY」の原点だ。

 ’77年、ウェインはバックパックの専門会社「グレゴリー・マウンテン・プロダクツ」を設立。画期的なインターナルフレームの初期モデル「カシン」を発売する。’80年、バックパックのフィッティングを大きく左右するトルソー(背面長)サイズを調節できるよう、ショルダーハーネスの付け根の位置を変更できるシステムを導入。フィット感のよさから人気を博し、製品を取り扱う店舗も増えていった。

 ’83年には、ショルダーハーネスとヒップベルトのサイジングができるバックパックを開発、2003年には、女性専用モデルを発売するなど、これまでにない高次元の背負い心地を常に追求してきた。

 ’16年には、日本初となる旗艦店をオープンし、’17年、グレゴリーは創業から40周年を迎えた。

 常にフィッティングや快適性を追求し、革新的なモデルをリリースし続けてきたグレゴリーに、この春、NEWモデルが加わった。「パラゴン」(男性用)と「メイブン」(女性用)は、グレゴリーのラインナップの中でライトウェイトモデルに位置する。ウルトラライトとデラックスなモデルの中間的な存在で、背負い心地を犠牲にすることなく、軽量化を達成したバックパックだ。パラゴンは38、48、58、68L、メイブンは35、45、55、65Lを展開し、それぞれ背面長は2サイズを用意する。

 背面には新開発の「エアロロン・サスペンション」が搭載されている。大きく三角形に肉抜きされたバックパネルは黄色いフォームと黒いフォームの2層構造になっており、背面長がクイックに調節可能だ。また、通気性、湿気発散性を発揮し、背中の快適性が維持できるようになっている。背負ってみると、バックパネルの2層のフォームのせいか、背中に面でフィットし、背負い心地がいい。グレゴリー製品は、“背負う”のではなく、“着る”に近いと表現されることがあるが、それを体感できるモデルと言っていいだろう。また、バックパネルの周囲には軽量アルミシャーシが内蔵されているため、荷重が増えた際も、ブレが抑制され、歩行時の安定性が確保される。

 ショルダーハーネスにも大胆に肉抜きされたフォームが採用されている。しっかり厚みがあり、肩にくい込むようなことはない。ヒップベルトには、異硬度2層フォームが使用されており、腰骨にフィットし、しっかり腰で荷重を支えられる構造になっている。

 軽量モデルの中には、ポケットを減らしたり、ファスナーを短くするなど、装備や機能を削り、軽量化を図っているものがあるが、パラゴンとメイブンはそれをしていない。

 雨蓋にはガバっと開くポケット、フロント、サイドともに大きなメッシュポケットがあり、ポールアタッチメントも装備する。なんと、本体下部には、ボトムアクセスまで用意されている。また、ヒップベルトにも、小物や行動食をある程度入れられるよう、両サイドに大きなポケットが付いている。さらにショルダーハーネスにはサングラスホルダーもある。使用者に、軽量化によるストレスを感じさせない充実のつくりも、このモデルの特長と言える。

 「軽さも、フィット感も、使い勝手も」という、欲張りな人にも納得のモデル「パラゴン」「メイブン」。登山を始める人のファーストチョイスとして、また「もう少し軽いものを」、あるいは「もう少し背負い心地を優先したい」という、2個め、3個めを検討するユーザーにも、ぜひ試してもらいたい。

 ちなみに、すべてのモデルにはレインカバーが付属する。また、55L以上のモデルには、 本体をデポしての山頂ハイキングなどに便利な「サイドキック・パック」が付く。

新開発の「エアロロン・サスペンション」を搭載し、軽さと背負い心地を実現し、さらに使い勝手もいいライトウェイトモデル「パラゴン」「メイブン」。中型~大型までラインナップされている。

グレゴリー/パラゴン38
価格: 25,920円(本体24,000円+税)
サイズ: S/M、M/L
重量: 1,360g  容量: 38L
カラー: 3色
グレゴリー/メイブン35
価格: 25,920円(本体24,000円+税)
サイズ: XS/S、S/M
重量: 1,340g  容量: 35L
カラー: 3色



Brand History

 創業者のウェイン・グレゴリーは14歳のときに、自身初となる木製フレームパックを自作。その後、22歳で妻のスージーとバックパックの会社「サンバード社」を設立した。しかし1973年、サンバード社は解散、彼はフリーのデザイナーとして、数々のアウトドアメーカーのためにギアを製作しながら、技術や知識を高めていった。そして1977年、アメリカ・サンディエゴに「グレゴリー・マウンテン・プロダクツ」を設立。ここに、グレゴリーの歴史が始まった。  ウェインは創業当初から、バックパックは何よりも増して、フィッティングが重要であると確信しており、その基本精神は現在の製品作りにも活かされている。快適な背負い心地やフィット感、耐久性や機能性を追求し、今もなお、グレゴリーは進化し続けている。

公式サイト ≫ http://www.gregory.jp/

モニター募集商品

グレゴリー
パラゴン38とメイブン35の
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パラゴン38


メイブン35