カリマーの新シリーズ「エアリアル」の軽量リュックサック 「SL 35 Type I・II」
Monitor's Voice #01
3Dパネルが入ってるとは思えない程のフィット感と軽さで、背負い心地は抜群!
ザックを腰でしっかり支えるので、疲れも少ない。
あきさん(40代、女性)
登った山:阿弥陀岳(日帰り)
登山歴:5年
01
背面パネルが入っているとは思えない程のフィット感と軽さ。
背中が軽いので、苔の壁をよじ登るのも楽チン!

 6月10日 阿弥陀岳に行きました。歩行時間は約6.5時間でした。登り始め曇り、途中晴れましたが、山頂では風と小雨、樹林帯まで小雨が降り、その後曇りになりました。

 「SL35」はとにかく軽い。荷物を詰め込み、背負い、ヒップベルトを絞めて自分サイズに調整。3Dパネルが入っていると聞いて、背中がゴツっと感じたり、重さがあるのかと思いましたが、パネルが入ってるとは思えない程のフィット感と軽さ。背負い心地は抜群です! 

 いざ阿弥陀岳へ! 今回は中央稜バリエーションルート。地図にルートが載ってないけどしっかり登山道もマーキングもあり、迷いやすい所はなかったです。苔の森をルンルンで歩いていると苔の壁! そこをよじ登るとシャクナゲのトンネルが待っていました。背中が軽いからよじ登るのも楽チン。森林限界に近づいてくると風が出てきました。大きな岩の下を慎重に巻いて稜線へ取り付きます。頂上に着くと雨がパラパラ。レインカバーを出そうとも思いましたが、そこまで降ってこなかったので今回は使いませんでした。

 ガレガレを御小屋尾根へと下って不動清水分岐でランチをしてるとソロの男性が登ってきました。なんと同じ色のザックを背負ってるではありませんか! まさかモニター? と思ってよーく見てみるとデザインが違いました。「私の方が軽いよ!」と心の中でつぶやく(笑)。最後まで背中は軽やかに歩けました!


     

ヒップベルトは緩みにくく、腰にしっかりフィットする。
安定した背負い心地なので、今までのザックとは疲れが違う。

 「SL35」は軽いので、生地も重いものを入れるとちょっと頼りなく感じるのかと思いましたが、意外にしっかりした感じを受けました。ヒップベルトの機構は緩みにくく腰にしっかりフィットするので、ザックを腰でしっかり支えられます。

 フロントのメッシュポケットは、利便性は良いと思いましたが、メッシュが破れやすくないのかちょっと気になります。ワンアクションで開け閉めができる「クイックアクセスヴィヴィ」は開け閉めに関しては問題なくスムーズです。今回、レインカバーは使いませんでしたが、いざと言う時の出し入れはスムーズに行けそうですね。

 「SL35」は、腰にしっくり来るあたりが良いです。今まで使っていたザックよりも安定した背負い心地なので、疲れが違います。日帰りもしくは小屋泊で気持ちのいい稜線歩きや、苔の森に溶け込んで歩きたいなと思いました。デザインも気に入ってます!

 


     


● Check Point
  • 3Dパネルは、ゴツっとしたり、重さを感じたりすることがない。
  • 軽いのに、生地がしっかりしている。
  • ワンアクションで開け閉めができる「クイックアクセスヴィヴィ」がスムーズ。

 

Monitor's Voice #02
背面パネルが背中に沿ってカーブし、背中全体で背負っている感じ。
かさばらず、軽いので、電車やバスの中でも楽。
じゃんじゃんさん(30代、女性)
登った山:那須岳(日帰り)、安達太良山(日帰り)、赤城山(日帰り)
登山歴:約10年
02
ザックが背中にフィットしているので、荷物がバタつく感じがない。
ザックの幅が体の幅と同じで、すれ違いの時も岩や枝にぶつける心配がない。

 届いた「SL35」を見たとき、あまりに軽くて薄いことに驚きました(形状的にはほぼ背面パネルそのものでした!)。パッキングの時、背面パネルがあることで、ザックがクタッとならずに立つのでやりやすかったです。軽量モデルとはいえ、上蓋や裏のポケットがあって、小物を入れるのに重宝します。日帰りの行程で容量に余裕があったので、パッキングは少々適当になってしまいましたが、パネルのおかげで、背中に荷物が当たって痛くなるようなことはありませんでした。

 モニターでは、那須岳(6月10日)、安達太良山(6月11日)、赤城山(6月18日)に行きました。「SL35」はヒップベルトや背面フレームがかさばらないし、ザック自体軽いので、電車やバスの中でも取り回しが楽だと思いました。那須岳では途中雷雨になり、山頂手前で撤退しましたが、さっそくレインカバーを試す機会となりました。レインカバーは、サイドアクセスからすぐのサイドポケットにあり、すぐに装着できました。また、レインカバーを付ける前にザックが雨にぬれましたが、極細糸の生地のためか見事に水をはじいており、少々の雨であれば中身がぬれることはなさそうです。

 安達太良山では、樹林帯、ザレ場、沢沿い、稜線と、頻繁に上着を着たり脱いだりしましたが、ザック自体が軽いので、ザックを降ろしたり背負ったりするのもストレスなく行えました。頂上直下だけ岩をよじ登るところがありましたが、ザックが背中にフィットしている感じがあるので、「よいしょ」と登っても背中で荷物がバタつく感じが全くありませんでした。また、ザックの幅がちょうど体の幅と同じ大きさなので、登山道ですれ違うときなど、ザックの横を岩や枝にぶつける心配がありませんでした。青空にカリマーの鮮やかなパープル色が映えて、外見もシンプルで飽きの来ないデザインだと思います。

 赤城山では、朝、雨が降りそうでレインウェアを着て歩き始めたのですが、すぐに雨がやみ、ウェインウェアをザックに挟んでいました。頻繁に使うものはフロントメッシュに入れておくと出し入れがしやすいので、地図やカメラ、ウェットティッシュなどを入れておきました。サイドに入れた飲み物はザックを背負ったまま出し入れができます。


     

背中に沿った背面パネルは安定感があり、背中全体で背負っている感じ。
ヒップベルトは、両側から立体的に腰周りを包み、腰骨の形状によりフィットする。

 背面パネルが背中に沿ってカーブしているので、肩や腰に重さが集中せず背中全体で背負っている感じです。薄くて軽い背面パネルなのに、剛性が高く、安定感があります。

 ヒップベルトは細いですが、両側から立体的に腰周りを包むように締まるので、太いベルト1本に比べて、腰骨の形状によりフィットします。軽量ザックだからといって妥協してないつくりがうれしいです。ショルダーベルトは、見た感じ薄めでクッション性がないので心配でしたが、実際使ってみると肩に食い込んだり擦れたりすることなくて、快適です。

 フロントのメッシュポケットは大きくてメッシュ生地なので、ある程度のものは収納できて、登山中かなり便利に思いました。便利すぎて何でもバンバン入れてしまいそう。角のとがったものを入れるとメッシュ生地に穴あいてしまいそうなので気を付けたいです。サイドのメッシュポケットについても、ペットボトルなどの出し入れで頻繁にアクセスするので、今後、生地が伸びちゃって伸縮性がなくなってこないかどうか、も個人的には気になるところです。サイドポケットは大きさ的に、レインカバー入れとしてだけで十分かなと思います。サイドアクセスを開けてすぐなので、雨が降ってきてもすぐにレインカバーを取り出すことができました。レインカバーは、ザックにほぼ隙間なく荷物を詰め込んだ状態でピッタリのサイズでした。付属のカバーなのに、固定するベルクロテープまでついていて、強風で有名な那須岳の峰の茶屋でも、全くばたつくことがなく、飛ばされる心配は全くありませんでした。

 「クイックアクセスヴィヴィ」は固定用の留め具が平たい形をしていて、手袋していてもストレスなく親指で押せます。開けるときは、反対側にある輪を引っ張るとスムーズに開けられますが、逆に輪をつかんで広げないと開けにくく、片手だけで開けにくいのはちょっとマイナスに思いました。また、底に入れた荷物が、上の荷物を一旦出さないと取り出せないところは改良してほしいですね。軽量化との兼ね合いもあると思いますが、サイドアクセスをもう少し大きくするか、この容量であれば2気室でもいいのかなと思いました(それくらい荷物がたくさん入る印象です)。

 「SL35」は、日帰り、1泊2日の山小屋山行に適していると感じました。軽量でかさばらないので、日帰りでも、ごつ過ぎず使い勝手がよいです。また、テントやシュラフが必要ない山小屋利用の泊まり山行であれば、十分活用できると思います。これまで「軽量」ギアは何かしら我慢する機能がありそうで、山道具にあまり「軽量」は求めなかったのですが、この軽さを経験してしまうと他のザックが「重く」感じてしまいます。前の38Lザックは10年近く前に買ったものですが、ここまで違うのかとザックの進化にびっくりです。これから、日帰りはもちろん、来月の小屋1泊でも使うのが楽しみです。


     


● Check Point
  • レインカバーは、サイドアクセスからすぐのサイドポケットにあり、装着が簡単。
  • 生地が薄いのにしっかりしていて、底の部分は生地が二重になっている。
  • フロントのポケットは大きくてメッシュ生地なので、ある程度のものは収納できて便利。

 

Monitor's Voice #03
「登山ザックはカリマー」といわれるのを納得できる軽さと強さの両立。
ヒップベルトやショルダーハーネスで腰に荷重が載って、ザックが身体にフィット。
じろうさん(30代、男性)
登った山:燕岳(日帰り)
登山歴:5年
03
ザックを背負ったままで雨蓋の荷物が取り出せる。
休憩時にザックを下ろす気にならないほど、フィット感が良い。

 2017年6月4日、燕岳に行きました。晴れで、空気は冷たく感じましたが、日差しは強く暖かいなか、約8時間の山行でした。

 今年のアルプスは残雪が多く、最低でもゲイターの使用は分かっていたので、あらかじめ雨蓋に収納していき、ザックを下ろさずに手を伸ばしてみたらアクセスできました。「できるだけザック下ろさない派」の自分にはうれしかったです。ファスナーの位置がいいのもありますが、つまみが良いサイズで使いやすかったのでしょう。でも肩回りの固い人は厳しいかも知れません。

 レインカバーはサイドポケットの中の専用ポケットに収まっていて、物の出し入れにジャマすることなくそこにあるので、「いつでも行けるよ」と待機しているようで和んでしまいました。いつもなら、休憩時に迷わずザックを下ろしたくなるのに「SL35」はそんな気持ちを起こさせないぐらいフィットしていました。

 燕岳のトレイルは、行きにひたすら登り、帰りにひたすら下るバーティカルな山なので、いつもなら下山後の入浴時にザックが擦れた箇所がヒリヒリするのに「SL35」ではそれがなかったことに驚きました。「SL35」は、自分にとって最適な山ライフを築き上げていくのに良い相棒に出会えた感じです。


     

「フィットすると疲れない」と実感した3D背面パネル。
V字に締めるヒップベルトが幅広に包み込み、ストレスなく歩ける。

 3D背面パネルは素直にとても良かったです。今までに使ってきたモデルは、平らなボードとクッションでフィットするものと、ザックの背面と背中の間に空間を持たせるネットがあるもので、ザックの背負い心地とはこういうものだろうと思っていましたが、「フィットするとこんなに疲れないものなのだ」と実感しました。

 軽量化優先のザックでは、入れたものが透けてしまうぐらい薄い生地を使っている気がしますが、「SL35」の生地だとちょうど透けないぐらいの厚さがあるので、ザックの中身(雑に入れたものやその時の食料など)を生地越しに見られないプライバシー面も安心できます。また、ドローコードを締めたときにテンションのかかる部分から裂けたりしないか、岩や木に引っ掛けたときに破れてしまわないかと不安にさせることのない生地の厚さ、しなやかさがあります。生地での軽量化と強度の確保の両立ができているので、「登山ザックはカリマー」と言われていたのはこういうところなのかなと思いました。

 私は身長168cmで体重55kgと一般的な体形なのですが、骨盤が横に開いた骨格で、腰回り(尻と腿)と比べると、上半身、特に胴回りに厚みのない体形で、ウエストがしっかりくびれています。この体形のせいで、ヒップベルトが適正位置でフィットしないので(骨盤で締めてもどんどんウエストまで上がってくる)、ヒップベルトにはザック下部の横揺れを軽減する程度にしか期待していませんでした。そんな私ですが、このヒップベルトはV字に締める機構のため幅広に包み込んでくれるからか、下りやクイックに動いたときにもストレスなく過ごせました。

 最初にハーネスに触れたときに、「ちょっとクッションが薄くて硬くないか」と思い、重めにパッキングしてみて背負ってみたら、「クッションが薄いから硬くしたのかも」と感じました。実際に使ってみても硬さにストレスを感じることはなかったです。また、高い段差を力任せに上がるときには伸縮することなく背中にくっついてくれていたのでザックが揺れて体を引っ張られることもありません。取り外し可能なチェストベルトは行程の9割以上で外したままでした。きちんと腰に荷重が載ってショルダーハーネスで身体に引き寄せフィットしていたということでしょう。この容量で20kgに迫る重量の荷物を背負うことはないだろうから、オーバー過ぎず最適なクッション性と強度だと思います。

 登山口まで着ていた薄手のフリースを登山開始前に脱いだので、メッシュポケットへパタパタと軽くたたんでサクッと入れました。普段からザックを地面に下ろすのが好きではなく、ハーネスから片腕だけを抜いて体の前にザック回して荷物の出し入れをするので、メッシュポケットにベルトがあるおかげでメッシュの形状をキープしていて片手でモノを詰め込みやすかったです。バンジーコードでとめておくと、木の枝に引っ掛けたときに物を木に盗まれそうになったりするので、やはりメッシュポケットはありがたいです。サイドポケットは反対側に入れた900mlの保温ボトルの取り出しにも手間取らなかったので、取り付け位置、口の大きさも考えられていると思います。

 ワンアクションで開け閉めができる「クイックアクセスヴィヴィ」については、パッキングのときに、使い方を考えることなくパッキングできたことを思えば簡単に使える、使い勝手のいいものだったのだと言えそうです。今回はザックの容量に対して入れたものの量(かさ)が少なくて下山時のザック内での荷物の揺れを心配していましたが、ドローコードで均等にプレスできてストレスなく行程を終えることができました。

 「SL35」で改良をしてほしい点は、ショルダーハーネスにコンパクトデジカメやスマートフォン、ボトルポーチなどを付けるループなどが欲しいこと。取り外し可能なチェストベルトのレールと併用できるものができたらいいですね。ファストパッキングクラスの重量だとザックを肩にかけたままアクセスするので、サイドポケットのアクセスが反対側にあったら使いやすいかな。でも、ザックをおろしてアクセスするなら右サイドがいいし、両方につけると重さも増えるのでこのモデルのコンセプトから離れていくので、自分が作る側だと、どの部分を選ぶか難しい問題ですね。

 「SL35」は、日帰り登山、子連れのハイキング、ファストパッキングなどに、使い勝手は良いし容量も十分なのでおすすめしたいです。初めてのザックにもいいですね。富士登山にも適しています。普段の登山にハンモックやテンカラ竿をプラスして山で遊びたくなるザックです。


     


● Check Point
  • レインカバーはサイドポケット内の専用ポケットに収まり、ものの出し入れをジャマしない。
  • ハーネスはクッションが薄くて硬いが、擦れることがなく、ストレスもない。
  • メッシュポケットにベルトがあり、片手でもモノを詰め込みやすい。

 

Monitor's Voice #04
軽いだけでなく、基本装備がしっかりしていて信頼感がある。
カラーもビビッドで元気になるザック。
ビギナーさん(50代、男性)
登った山:高尾山(日帰り)、雲取山(1泊2日テント泊)
登山歴:7年(ほぼトレラン)
04
背負ってみると持ち上げた時より遥かに軽く感じる。
何でも入るフロントのメッシュポケットが便利。

 トレランのレベルを更に上げるためには、日帰りの山行だけでなく、2,000mから3,000mの縦走が必要だと思っていました。そのためには、35L程度のザックが必要だなと感じていた時、モニタープレゼントに当選しました。

 6月4日、高尾山口駅から南高尾山稜~城山~高尾山~高尾山口駅に行きました。 天候は晴れ、歩行時間は約4.5時間でした。同15日~16日、JR奥多摩駅から石尾根で雲取山ピストンしてきました。登りはじめは晴れ、午後には曇り、翌日は終日快晴でした。

 雲取山には、ツェルト、ビビーなど揃えて出発しました。重量は8㎏で、普段のトレランよりは重いですが、背負ってみると持ち上げた時より遥かに軽く感じるので不思議です。今回、いわゆるテン泊デビューで、シュラフを持たず、SOLの「エスケイプヴィヴィ」で臨みました。今回は、歩き中心でしたが、今後は走れる所はランにも挑戦し、長く愛用していきたいです。まずは、南アルプスに出かけて行きたいですね。

 今回、フロントのメッシュポケットはとても良いと思いました。何でも入るのではないかと感じたくらいです。ゴミ袋、シートや地図、スマホや脱いだシェルを簡単に突っ込めて、重宝しました。行動時のウェアにポケットがなかったので、メッシュポケットをパスモや小銭入れに利用しましたが、深めなので落とす心配がなく気にせず利用できます。また、ポールもウレタンマットもサイドポケットやサイドストラップで固定できました。


     

表面が滑らかで美しい生地は、軽さと強度のバランスが良い。
ヒップベルトがしっかりホールドし、サイドステップした時でも揺れが気にならない。

 3D背面パネルは荷重になるのではと心配しましたが、重さは感じませんでした。また、普段少し猫背気味なのですが、「SL35」を背負うと姿勢を意識したり、また時には自然に姿勢が良くなるので良かったです。サイトに「背中の形状に合わせて調整可能」と書いてありましたが、やり方がよくわからなかったです。軽量、高強度の生地「KS-N100d HT Birdseye」は、軽さと強度のバランスが良くて、しかも表面が滑らかで美しいと感じます。

 ヒップベルトはかなりしっかりホールドしている感じがしていて、とても良いです。横に動いた時でも揺れが気になりませんでした。今回の2度の使用では、腰骨より上のウエストの位置で締めてしまい、正しい位置より少し高めだったようです。キチンとした位置で締めるとホールドが更に高まるような感じがします。ショルダーハーネスは細目であっても、厚みがしっかりしていて歪みが生じません。

 「SL35」は、期待通りでした。35Lで1泊のテント泊に対応できて、ザック重量がパネル付きで960gと軽量化されていて、モビリティが活かせます。また、ハイドレーションに対応している事も助かりました。「SL35」は1泊程度の小屋泊はもちろん、テント泊にも対応可能ですね。今回は総重量8㎏でしたが、パッキングスペースには、まだ余裕がありました。夏なら、2泊程度も対応可能かと感じます。軽いだけでなく、基本装備がしっかりして信頼感があり、カラーもビビッドで元気になるので、今後も使っていきたいですね。


     


● Check Point
  • メッシュポケットは深めなので、落とす心配がなく利用できる。
  • 細目のショルダーハーネスは、厚みがしっかりしていて歪みが生じない。
  • 「SL35」を背負うと姿勢を意識し、時には自然に姿勢が良くなる。

 

Monitor's Voice #05
軽量ザックなのに、背面や腰部がしっかりしているから、歩いても疲れ知らず。
背負い心地の良さ抜群の「3D背面パネル」で、荷物のブレもなく軽快に動きやすい。
丸さん(50代、女性)
登った山:八ヶ岳の大同心ルンゼ(日帰り)、鳥海山(1泊2日テント泊)
登山歴:4年
05
軽くて体にフィットするので、難所でもザックを気にせず、集中して歩ける。
汗もかいても背中がムレず、サラッとしていて快適。

 6月3日、八ヶ岳の大同心ルンゼに行きました。前日に都内に集合し、途中仮眠をとり美濃戸駐車場4時半到着。赤岳鉱泉小屋までは、沢のせせらぎを聴きながら、急な登りを1時間20分かけて登ります。「SL35」は急登の登りでも荷物のブレもなく体にフィット。軽快に動きやすく背負っている感じがしませんでした。フィット感を高める3D背面パネルが装備されているからだと感じます。パネルは軽量な樹脂製で、背中の形状に合わせ調整が可能。また、本体とパネルはベルクロ(マジックテープ)でしっかり固定できるので、本体とパネルの遊びがなくなり、ザックのブレを制御できます。

 ヒップベルトは軽量モデルらしからぬしっかりした形状で、腰で背負うことが可能。また、何といっても肩のベルトを締め自分の体に合わせるとズレないし、圧迫しません。肩に食い込みがなく安定しているショルダーベルトに感動しました。一番心配だったのは背中がムレで集中力がなくなることでしたが、ガンガン登り汗もかいていますが、背中がムレず、サラッとしていて快適、通気性にも長けていると実感しました。

 赤岳鉱泉小屋でハーネスを付けます。私は、ハーネスとギヤ一式を軽くて収まりの良い洗濯ネットに収納していますが、「SL35」の開口部が広いので、出し入れがスムーズにでき、時短で準備完了。北沢経由で大同心へ400m登り。稜線に出ると気持ち良く、景色も広がり、「きた~っ!」て感じ。大同心基部から小同心に向かいトラバース。足もとの幅は50cmくらい、岩もオーバーハングしている感じに思え、高度感もとんでもなくすごく緊張。この時も「SL35」のことを気にすることなく手と足に集中できました。それも「SL35」が軽く体にフィットしていたからだと思います。大同心ルンゼ基部を登り、横岳山頂へ。快晴で、富士山も南アルプスも…360°のパノラマを満喫しました。


     

ショルダーベルトの緩みがなく、歩きに集中できる。
見た目より収納力バッチリで、すっきりカッコいい。

 出発当日「SL35ザック」が届きました。あまりの軽さにビックリ。今回は前夜発、マットや寝袋あり、12㎏。容量以上に詰め込みパンパン。開口部が広いのでスムーズに詰められましたが、生地が薄くザックの内側から見ると照明の灯りが透けて見えるほど。かさばりましたが、縫い目もしっかりで、破れることもありませんでした。また、山行中には岩にこすり白くなりましたが、パンパンはらえばキレイになりました。強度だけでなく、汚れにも強いと思いました。

 今までのザックは登っている途中でショルダーベルトが緩み、他も緩み、歩きながら肩や腰の調整をしていて、歩きに集中できないこともありましたが、「SL35」は緩むことなく歩きに集中できました。ショルダーハーネスは一度思う位置に合わせると荷物の荷重が重たかったのですが、ズレることなく安定。歩行の際の伸縮や歪みもありません。これはすごいです。腰骨のフィット感は最高! goodです。ヒップベルトのV字に引き締めるベルト機構は安定していて良好だったのですが、私的にはポケットがもう少し大きい方が使い勝手が良いかなぁ~と。ポケットの生地は伸縮メッシュで気に入っています。

 私のお気に入りは何と言っても「3D背面パネル」。背負い心地の良さ抜群。荷物のブレもなく軽快に動きやすく、背負っている感じがなかったです。腰の安定も良好。今回も9時間歩きましたがストレスなく楽しめました。これも「SL35」のおかげだと思います。軽量ザックなのに背面部や腰部がしっかりしていて、疲れ知らず。さすがカリマーさんのザック。軽量化でもしっかり機能を損なわず大満足です。

 フロントポケットが伸縮メッシュなので、荷物の出し入れがしやすく収まり良好。私は地図やトイレセットを入れておきました。メッシュなので物が透けて見えて、とっても便利。フロントメッシュポケットが見た目スッキリでおしゃれなんですが、容量も大きく、伸縮性に富みスノーシューも収納可能。冬のアタックザックにも…なんて夢が広がります。

 ただ、ウエストのポケットがもう少し大きい方が理想です。手元に小物(飴・日焼け止めクリーム・リップ)を入れておきたいから。

 「SL35」は日帰りから縦走時の軽量登山に最高、最適なサイズ。1泊~2泊の軽量縦走や沢登りと、どんな山にも適していると思います。なんと言っても軽くて丈夫です。見た目より収納力バッチリで、スッキリ、カッコいい。今まではデザイン、色にこだわっていましたが、4年目になると軽量化を考える今日この頃。どれだけ荷物を減らせるか? や、装備の軽量化を考えていたところに、この「SL35ザック」との出会い。軽量化=スピードアップ間違いなしで、身も心も軽く登りたい山にトライできそうです。私は軽量が必須の北鎌や沢登りにも「SL35」を連れて行こうと計画中です。この「SL35」と一緒に素敵な景色を見たり、時には大変な山行時に助けてもらったり、楽しい思い出をつくっていきます。


     


● Check Point
  • 肩に食い込みがなく安定しているショルダーベルト。
  • 岩にこすって白くなっても、はらえばキレイになるので、強度もあり、汚れにも強い。
  • フロントポケットが伸縮メッシュなので、荷物の出し入れがしやすく収まりがいい。
モニター募集商品

カリマーのエアリアル/
SL 35 typeⅠとSL 35 typeⅡの
モニターを、男女合計5名
募集します


SL 35 typeⅠ


SL 35 typeⅡ