【ミステリーランチ】ラビーン&フルーム モニタープレゼント企画
Monitor's Voice #01
背負ったときに安定感があり、荷物の重さも感じず、腰の痛みもない。
3ジップ・アクセスで、物を取り出したり入れたりしやすい。
えみちむ さん(20代女性、登山歴4年)
登った山域唐松岳(1泊2日小屋泊)、白馬岳(1泊2日小屋泊)
01
さまざまな部分で工夫が施されており、テント泊装備の荷重でも快適。
下までジップが開けられるので、下の物も目で見て取り出せる。

 8月20~21日に唐松岳、27~28日に白馬岳に行きました。2週ともテント泊装備で行ったものの、あいにくの天気でテント泊をあきらめ、小屋泊という選択をしました。

 20日は、登りはじめは快晴。八方池あたりでガスが出てきて、途中で小雨になりました。五竜山荘まで行くはずが唐松岳頂上山荘までとなり、あとは土砂降り。翌日は早朝より晴れ。雲は多いが御来光が見られました。下山開始時間にはあたり一面真っ白。そこからはどんよりした天気。唐松岳に登ったあと、八方池~八方池山荘に戻りました。

 8月27日は、蓮華温泉~白馬大池(ザックデポ)~白馬岳~白馬大池と歩きました。前夜より続く雨で、登山中も終始雨でした。翌28日は、朝は晴れ。雲は多く、ガスが多く立ち込めていました。ごくたまに晴れ間。蓮華温泉に下山すると青空も。前日に見えなかった周辺の山々も現れました。

 50L以上のザックは今回初めて使いました。「ミステリーランチ フルーム」は重さに対して、さまざまな部分で工夫が施されており、荷重に抵抗なく快適な登山ができました。自立してくれるので、休憩時にザックを置く際の荷物の取り出しや、山小屋での荷物の整理がしやすく、楽チンでした。特に雨が降っていて素早く欲しい物だけを取り出したかったので、見やすく便利です。

 3ジップ・アクセスが特にお気に入りです。今までのザックでは、下のほうの荷物は上の物をまず取り出さなければいけなかったり、手を突っ込んで手探りで取り出したりしていましたが、「ミステリーランチ フルーム」は下までジップが開けられるので、下の物も目で見て取り出せるので使いやすいです。物を詰めるとザックに安定感があり自立してくれるので、ジップをパカっと開けて使えます。全て閉めているときにジップ中心に隙間が少しでき、そこへ指を突っ込んであけることができますが、中に生地があるので多少の雨でも気にならないと思います。

 今回、「ミステリーランチ フルーム」を2週にわたって使用し、非常に快適な山行ができました。一緒に行った友人にも背負ってもらいましたが、身長や体形の違う人でも背負いやすいと好評でした。


     

フューチュラヨークシステムが、ザックを背負ったときの安定感をつくる。
ヒップベルトが荷重を引き寄せるので、荷物の重さをあまり感じない。

 フューチュラヨークシステムについては、ザックを背負ったときに、安定感があるなと感じました。きちんとパッキングすることで重さを感じにくく、背負いやすいです。また、ヒップベルトを締めるだけで、ザック下部の荷重が引き寄せられて腰でしっかり固定できるので、荷物の重さをあまり感じないなという感覚でした。

 今まで重いザックを背負うと、すぐ腰が痛くなることが多々ありましたが、今回はそれが軽減されて楽でした。腰のサポートも分厚く、すごくフィットしたので背負いやすかったです。また、試しにザック内に空洞がある状態でコンプレッションベルトを締めると、しっかり固定することができ、荷物が少ない時も安定感が生まれると思いました。

 トップポケットは大小のポケットがあるので、整理がしやすいです。小さいポケットは小物を入れても取り出しやすく便利。バーティカルツインポケットは縦に大きいポケットなので、長さのあるすぐに取り出したい小物を入れることができます。ダイレクトにジッパーを開けられるのですぐに取り出しやすく便利で、大きさもちょうどいいです。前についているので、たっぷり収納してもザックが横に広がらず、スタイリッシュでいいと思います。

 ストレッチサイドポケットにはボトルやペットボトルを入れていますが、ストレッチがきいているので、ザックを背負いながらでも手を伸ばして出し入れがしやすく水分補給もしやすいです。使用回数を重ねるにつれてストレッチが緩くなっていかないかが少し心配です。ウェストベルトポケットは大きめのポケットなので、すぐ口にできる行動食や、携帯電話を入れるのに最適でした。

 ポケットの後ろにも分厚いサポートがついているので、凸凹のあるものを入れてベルトを締めても身体には何も影響ありません。すごく便利です。ただ、レインカバーが付属していないので、ミステリーランチのものを買いに行きましたが見つけることができず、他社の物を使わないといけませんでしたが、それ以外は非常によかったです。

 これまで、長時間背負っていると重さからくる腰痛に悩まされていました。「ミステリーランチ フルーム」は負荷のかかる腰や肩の部分もしっかりサポートしているので、今回は腰痛もなく、より山を楽しむことができたので、よかったです。「ミステリーランチ フルーム」は、テント泊や長時間の山行に適していると思います。

 収納が多くサポートも手厚いので、重さや長時間の行動時間でも対応できると思います。いつもは荷物を長時間背負うと身体への負担が大きかったり、休憩が増えたりしますが、負荷に負けることもなく、終始楽しく過ごせたことが一番大きいです。何より使いやすいデザインで、凹凸がなく、スッキリ、シンプルな点も気に入っています。


     


● Check Point
  • ザックに空洞があるときでも、コンプレッションベルトで固定すると、安定感がある。
  • さまざまな身長や体形の方でも背負いやすい。
  • 凹凸がなく、スッキリ、シンプルなデザイン。
Monitor's Voice #02
荷重がうまく分散され、肩への違和感がないので、ザックが負担にならない。
「下に入れたものは取り出しにくい」という常識を覆す3ジップ・アクセス。
矢野政人 さん(40代男性、登山歴16年)
登った山域富士山(1泊2日、小屋泊)
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背中から腰にかけてうまく荷重分散して、肩に違和感がない。
バーティカルツインポケットが大容量で便利。

8月20~21日、4シーズン連続となる富士登山、八合目での小屋1泊で「ミステリーランチ ラビーン」を使用しました。20日は、雨の中、富士宮口五合目~富士宮口八合目~トラバース道~御殿場ルートの赤岩八合館(泊)のコースを歩きました。翌日は天気も良く、剣ヶ峰~宝永山から、富士宮口五合目に下りました。

 私は「必要な水はすべて担ぎ上げる」ポリシーで、毎年10kg以上の荷物をザックに入れて登ってきました。これまで使っていた40Lクラスのザックでは、ショルダーストラップが肩の前に当たって、ひどいときには腕の血流が悪くなり手指がむくむことがありました。しかし、今回使用した「ミステリーランチ ラビーン」のフューチュラヨークシステムは10kg程度の荷物ではびくともせず、背中から腰にかけてうまく荷重分散してくれました。

 また、肩への違和感はなく、2日間の行動を通してザックを負担に感じることはありませんでした。荷重は、ヒップベルトとトップストラップを適切に調整すると、信じられないくらいいい感じに背中と腰に荷重が乗ってきて、長時間背負っても部分的に疲れるといったことがなくて快適でした。

 バーティカルツインポケットのように、フロントにこんな縦長で容量も大きいポケットが2つあるザックなんて初めてです。手持ちのザックと比較してトップポケットが小さく、いつも雨蓋に入れているものをどうしようかと困りましたが、バーティカルツインポケットに、少しずつ物を移動させていきました。まず片側はマップポケットにしてみましたが、容量も長さも余り過ぎ。折りたたみ傘も突っ込んでみましたが、まだまだ入りますね。背中から離れた位置にあるポケットなので重い物には適しませんが、もっと慣れてくればバーティカルツインポケットの大容量を便利に使いこなせるようになると思います。

 また、トップポケットの上部(小さいほう)には家や車の鍵を入れ、下部(大きいほう)にはGPSを入れてみました。私の手持ちのザックの雨蓋は表裏で2層になっておりポケットが2つという点では同じですが、「ミステリーランチ ラビーン」は2つのポケットがファスナー1つで表からアクセスでき、便利だと感じました。

 また、ザック背面上部の「持ち手」がかなり頑丈そうに作られていたり、チェストハーネスが完全に取り外せるような作りになっているところも、細かいところまで考えて作られているなぁと感心してしまいました。


     

3ジップ・アクセスで全開状態にでき、狭い山小屋でもパッキングしやすい。
ヒップベルトを締めるだけで、腰に荷重が乗り、背負い直すのも楽。

メイン気室の開閉がすべてファスナーになっている3ジップ・アクセスは、メイン気室中央のファスナーを下まで降ろすと、他のザックではあり得ない「全開状態」。一般的なザックでは「下に入れたものは取り出しにくい」のが常識ですが、そういうことがありません。それゆえ、最適な重量配分となるよう荷物の配置に専念でき、それが結果的に背負い心地の良さにつながっていると思いました。

 バッグとザックのいいところを1つにしたようなもので、割り当てスペースの狭い山小屋で「お店」を広げず必要な物を出し入れでき、その利便性には驚かされました。また、メイン気室上部の開閉がファスナーで素早くできるので、サイドポケットに入れたペットボトルを交換するのも、まったく面倒なことがありませんでした。「ファスナーが閉まらなくなる」「ファスナーの縫い目から裂けてしまう」といった致命的なトラブルも考えられますが、今回使用した感じでは、ファスナー部はとてもしっかりしており、開閉もスムーズで、安心できました。

 ヒップベルトも、ほかのザックとちがって、締め上げるだけで、腰にぐっと荷重が乗ってきました。パッドが薄いわけではないのに、荷重が腰に密着してきてとてもいい具合でした。休憩時にザックを降ろし背負いなおすのも苦になりません。コンプレッションベルトは、サイドポケットに干渉することなく、使い勝手がよいと感じました。また今回は、メイン気室がパンパンに膨れるほどの荷物にはならず、コンプレッションベルトを締め気味にして使用しました。少ない荷物がメイン気室の下に溜まらず上下均一に分散されて欲しかったのですが、そういう調整ができて、荷物の多少に関わらず重量バランスのよいパッキングができると感じました。

 ツールキャリーについては、ストックにツールキャリーは使わないかなと思いました。ピッケルの保持は、1本だけでよいならもう少し中央寄りにぶら下げたほうがいいのではと思いました。ストレッチサイドポケットは500mlのペットボトルホルダーとして使用しました。ペットボトルにフィットして落ちる心配はなく、かといってきつ過ぎず、とても使いやすかったです。ウェストベルトポケットは、とても大きく、スマートフォンは大型機種でも余裕で入ってしまいます。カメラ(コンデジ)も余裕で入ります。また、ウェストベルトポケットのファスナーの動きはとてもスムーズで、片手で開閉できて便利でした。

 ストラップは調整範囲が広いのと、背負い心地に敏感に影響しますので、いろいろ調整して自分に最適なポジションを見つけるのがいいと思います。ただ、フィッティング(背面長の調整)は、調整して背負ってみてを何度も繰り返し、最終的にはベストポジションが得られましたが、正直、面倒でした。独力でフィッティングするのは手間がかかりますので、絶対にお店でフィッティングしてもらうべきだと思いました。

 これから寒くなってきますが、防寒着などの持ち物が多くなり、さらに、気象状況に合わせて出したりしまったりが多くなる場面では、3ジップ・アクセスでザックの素早い開閉、そして、どこに入れた物もスムーズに取り出せ、非常に便利に使えると思います。

 また、一眼レフなどカメラ機材を多く担ぐ方にもよいと思います。カメラ専用ザックのような緩衝剤は付いていませんが、3ジップ・アクセスで重量物を中央に収納しやすいので。私の3シーズンテント泊だと、「ラビーン」より大きい65Lの「スフィンクス」のほうが容量的に無理なく使用できそうに感じ、「ラビーン」と「スフィンクス」、両方欲しくなっちゃいました。


     


● Check Point
  • ファスナー部がとてもしっかりしており、開閉もスムーズで安心できる。
  • コンプレッションベルトが、サイドポケットに干渉することがなく、使い勝手がよい。
  • ウェストベルトポケットが大きく、スマホ、カメラ(コンデジ)が余裕で入る。
Monitor's Voice #03
1日10時間の行程でも肩や腰が痛くなることがないフィッティングのすばらしさ。
気持ちよくストレスフリーに使えるので、多くの人に使ってほしいザック。
藤原 達 さん(10代男性、登山歴6年)
登った山域白馬三山(1泊2日テント泊)
03
初めて背負ったのに、完璧な割合で腰と肩に重さを分散してくれる。
ザックの底に入った上着やテントもすぐ取り出せて、便利。

 8月12日から13日にかけて、白馬三山に行きました。登山の開始地点は猿倉。ここの登山相談所で言われたのが、「パッキングうまいね」。こんなこと、お世辞にも言われたことがなかったので、このザックの実力を感じました。

 登山スタート。林道を歩き始めます。晴れていましたが、雪渓にはすでにガスがわいていて、白馬岳の山頂は見え隠れする程度。ここは一回歩いたことがあるルートなのでガンガン進みました。あっという間に雪渓の取りつき。寒そうなので上着を羽織ります。3ジップ・アクセスにより、奥に収納していた上着を取り出すのも簡単でした。

 ほとんど休憩もせず白馬山頂まで上り詰めます。去年の同じ時期にも同じくらいの重さの荷物を持ってこのルートを登りましたが、明らかに今回のほうが楽に感じます。体力がついたのか、はたまたザックのフッティングのおかげか。このザックのフィッティングは本当にすばらしいと思いました。初めて背負ったにもかかわらず、完璧な割合で腰と肩に重さを分散してくれます。体感で2、3キロは軽く感じました。

 その後、時間もないので天狗山荘に向かいます。杓子、鑓を超え天狗山荘につくと、テント場はもう一杯。仕方なく傾いたところにテントを設営。ここでも3ジップ・アクセスが活躍しました。底に入れていたテントを簡単に取り出してパパッと設営できました。夕食を食べてすぐに就寝。

 2日目もよく晴れていました。テントをたたんで出発。テント泊では、朝に全部荷物をパッキングしなおさなきゃいけないのですが、このザックは非常に使いやすかったです。1日目と同じようにきれいにパッキングできました。しばらくすると鎖場が出てきます。事故も起こっているというので注意して取りつきました。しかし、心配は無用でした。ザックの軸がぶれないため、安定して下ることができます。鑓温泉小屋に到着すると温泉のにおいがしました。日本一の秘湯に入らない手はない。温泉にも入って、この後はまったり下山しました。


     

本体の奥まですぐにアクセスできる3ジップ・アクセス。
ヒップベルトを締めるだけで、ザック下部の荷重が一瞬で引き寄せられる。

 最も気に入ったのは、やはり3ジップ・アクセスです。他メーカーのザックとの一番の違いだと思うのですが、とても使いやすいです。ジッパーも丈夫で操作しやすかったです。ワンタッチで奥までアクセスできて、素早く物の出し入れができました。本体の奥まですぐにアクセスできるのはよかったです。

 ヒップベルトを締めるだけで、ザック下部の荷重が一瞬で引き寄せられてよかったです。肩と腰にうまく分散できている印象でした。このザックは、今回の登山口で初めて背負いましたが、1日10時間の行程でも肩や腰が痛くなることはなく、快適に歩行できました。

 トップポケットが2つに分かれているのがいいと思いました。片方にはスマホや財布、もう片方にはグローブや日焼け止めを収納して使いました。バーティカルツインポケットは珍しい縦型のポケットで、テントのポールを入れて使用しました。コンプレッションベルトにはストックを固定しました。左右のストラップをつなげられるとのことなので、次は使ってみます。荷物がいっぱいだったので、両側のストレッチサイドポケットに、500mlのペットボトルをさして使いました。生地が丈夫で安心感があります。ウェストベルトポケットの片方には行動食、もう片方にはメモとペンを入れて使いました。両方にあるのは使い勝手がよいです。

 「ミステリーランチ ラビーン」は1泊から2泊くらいのテント泊や、長期の小屋泊縦走にいいですね。とても気持ちよくストレスフリーに使えたため、これからも使います。素晴らしい製品なので、ぜひもっと多くの人が使うようになればいいなと思いました。


     


● Check Point
  • ザックの軸がぶれないため、鎖場でも安定する。
  • 2層のトップポケットが2つに分かれているのが便利。
  • 両側のストレッチサイドポケットは、生地が丈夫で安心感がある。
Monitor's Voice #04
「背負った時に重さを感じない」という謳い文句に納得。
1泊~2泊のテント泊、小屋泊なら長期間の縦走にも最適。
鵜野森 鴉 さん(40代男性、登山歴9年)
登った山域富士山(日帰り)
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フィッティングをしっかり行えば、重量感を感じない。
3ジップ・アクセスで、荷物の出し入れがストレスにならない。

 9月3日、富士山に行きました。歩行時間は約6時間でした。7:30のスタート時は曇りで、気温15℃くらい。途中で濃霧になりましたが、山頂は晴れでした。

 「ミステリーランチ ラビーン」の実物を手にした時、「結構重いな」というのが第一印象でしたが、「背負った時に重さを感じない」という謳い文句は本当でした。フィッティングをしっかり行えば、見掛けより重量は感じないし、50Lとは思えないほど、荷物が収納できました。普段、富士山には持って行かないジェットボイル&ガス缶も持って行き、山頂で暖かい飲み物を飲む事ができました。

 何より、収納した荷物の出し入れが、他のザックに較べてストレスになりません。一番気に入ったのは、3ジップ・アクセスです。上から下まで全開になるので、出し入れの順番を考えなくていいのが最高でした。今回は富士山でしたので、多くの常連さんにお会いしましたが、みなさん、3ジップ・アクセスの開口部の斬新さに驚いていました。荷物の出し入れに関して非常によかったです。

 以前のザックでは入らなかった、シュラフやヘルメットも収納可能でした。あと、オレンジの発色もいいとの意見もありました。



少ない荷物でもコンプレッションベルトで絞れば、暴れることがない。
1泊テント泊にピッタリのザック。

ヒップベルトを締めるだけで、ザック下部の荷重が引き寄せられる「ダブルラップウェストベルト」についても、わかりやすく実施できました。腰で背負うザックの部類では、その性能は高く、肩コリ性の私にはありがたく感じました。

2層のトップポケットは、財布や携帯電話等、使い分けできるのがよいです。キーホルダーが内蔵されていないので、鍵類をまとめておくことができないので改良されるとよいと感じました。今回は富士山日帰りでしたので、荷物が少なく、ザックの中で暴れるかと思いましたが、コンプレッションベルトで絞ることで暴れることなく、大砂走りを楽しめました。

 ストレッチサイドポケットはもう少し深さが欲しいです。500ml程度のものだと不満はありませんが(今回は500mlペット)、1L程度のペットやサーモス山専ボトルを入れた場合、深さが不足して落ちてしまいそうです。コンプレッションベルトを利用して固定は可能ですが、そうするとワンアクションで取り出せず不便です。これも改善してほしい点です。

 あと、レインカバーも装備されているといいですね。ウェストベルトポケットは大きくて使いやすいです。グローブや、行動食を入れるのにちょうどいい大きさだと思います。

 今回は富士山の日帰りでしたので、このザックはオーバークオリティでした。もうワンサイズ小さいもの(40L程度)で、ちょうどいいと思います。50Lだと、1泊~2泊のテント泊にちょうどいいと思います。小屋泊なら、長期間の縦走にも対応できると思います。これまで土日の1泊で行くテント泊に使用するザックに悩んでいました。

 手持ちのザックだと、シュラフは外付けになってしまったり、大き過ぎたりしました。その点、「ミステリーランチ ラビーン」ならジャストフィットです。北沢峠をBCにして、1泊2日で甲斐駒と仙丈に登りたいと思います。


     


● Check Point
  • 50Lとは思えないほど、荷物が収納できる。
  • ダブルラップウェストベルトはわかりやすい。
  • ウェストベルトポケットは大きくて使いやすい。
Monitor's Voice #05
肩と背中にぴったりフィットし、担ぎ心地がよいので、安心して行動できる。
ポケット類の使い勝手がよく、収納しやすく、使いやすい。
蟻原 剛人 さん(40代男性、登山歴7年)
登った山域白山白川郷トレイル・白山平瀬登山道セクション(日帰り)、同・大白川原生林セクション(日帰り)
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荷重の引き寄せ機能や身体に当たるパッドが絶妙で、途中での調整は不要。 2アクションで荷物を広げられる3ジップ構造で、機材の取り出しが容易にできる。

 9月2日と11日、私の地元の「白山白川郷トレイル」を歩いてきました。このトレイルはすべての区間をつなげると全長100kmあり、標高2702mの霊峰白山から、世界文化遺産の白川郷を抜け、砺波平野(標高約90m)まで、高低差2600mを歩くことができます。

 9月2日は白山平瀬登山道セクション(約8時間)を歩きました。登り始めからしばらくは急な階段が続きます。この階段では荷物バランスやストラップのフィット感など、いつもザックの調整をしながら自分の身体へのフィット感を調整していくのですが、「ミステリーランチ ラビーン」は、出発前に決めたままのセッティングで、何も気にならず登っていくことができました。それだけ、調整がうまくいっていたということと、何よりザック自体の荷重の引き寄せ機能や身体に当たるパッドの仕様が絶妙なのだと思いました。

 平瀬道は片道約7kmで、休憩をよく取りますが、行動食の補給も、ウェストベルトポケットからの補給で効率よく摂ることができ、立ち止まる時間が少なくなり、全体の行動時間も短縮できました。ウェストベルトポケットは、行動食やコンパス、カメラ、手帳などが思うよりたくさん収納できて、使い勝手がよかったです。

 11日は、大白川原生林セクション(約5時間)を歩きました。樹齢300歳を超えるブナやミズナラたちの横を通り、途中小川の淵でコーヒータイムを取りました。いつもでしたらコーヒーセットなど機材を取り出す際、ザックを立てて上側から機材を探して取り出していたのですが、この「ミステリーランチ ラビーン」の3ジップ構造では、2アクションでメイン気室が全開にでき、中の荷物が全て見え、荷物が広げられるため、機材の取り出しが早く容易にできました。ジッパー自体も大きく頑丈で、滑らかに動くため開閉操作もスムーズでした。

 他社の同容量の雨蓋仕様のザックは、バックル操作などのアクションが多いこと、荷室へのアクセスが上部からとなるため奥の荷物が取り出しにくく、確認もしづらいなどありますが、この「ミステリーランチ ラビーン」は50Lの内容が素早く取り出せ、風呂敷を広げたように荷が確認できる点で優れています。故にパッキングも簡単でした。


     

フューチュラヨークシステムのフィット感が素晴らしく、担ぎ心地がよい。
ヒップベルトのフィット感がよく、荷物が腰に引き寄せられて安定する。

 フューチュラヨークシステムは、先ずはそのフィット感が素晴らしかったです! ヨーク内のフレームシートアジャスターが肩と背中のアールにぴったりとフィットし、ザック背中面のパッドとのコンビネーションで担ぎ心地が素晴らしくよいです。それはザックの重量が多くなるほど感じられ、行動中の安心感につながります。

 ヒップベルトを締めるだけで、ザック下部の荷重が引き寄せられるので、荷を体に引き寄せる動作が、通常2回となるところを、1回で終わらせることができます。ヒップベルトのフィット感もよく、荷物が腰に引き寄せられて安定しているのがよく分かりました。サイドにあるコンプレッションベルトは、内容物を固定調整するために十分な調整幅を持っており、その位置・間隔もよかったです。サイドでトレッキングポールなどを固定するのにも使いやすいと思いました。

 2層のトップポケットは、貴重品やヘッドランプなどを収納するのにちょうどよいサイズで、整理しやすく使いやすいです。ハイドレーションポートは左右についているため、どちらにでも取り出しやすく、チューブを出すその角度もよかったです。バーティカルツインポケットは、レインウェアなどを収納するのにちょうどの大きさで、取り出しやすいです。ポケットが縦長である点がまた素晴らしく、収納できるものの形状を選ぶことにはなりますが、使い勝手を把握しておけばとても機能的なポケットです。

 ストレッチサイドポケットは、比較的大きなもの(ナルゲンボトル1リッター)も安心して入れられました。ただし、比較的ポケットが浅いため、平坦な道をトレッキングする場面などではよいのですが、登攀要素が入るような山行の場合には、ボトルが落ちないように注意が必要だと思いました。

 「ミステリーランチ ラビーン」は登攀要素の少ない、トレッキング的な山行での使用をお勧めしたいと思います。容量も50Lあるので、荷を絞ってのテン泊山行にも十分に使えます。そして、ザックの身体へのフィット調整が苦手な方や初心者の方には、一度フューチュラヨークシステムの調整ができてしまえば、ストラップの調整などで簡単に自分の身体にフィットしてくれるので、そういった方々にもお勧めしたいですね。「ミステリーランチ ラビーン」は、今後、私の山行になくてはならないものとなること間違いなしです。


     


● Check Point
  • ウェストベルトポケットは思うよりたくさん収納できて、使い勝手がよい。
  • ハイドレーションポートは左右にあり、角度もよいので、使いやすい。
  • バーティカルツインポケットは、縦長である点がよく、機能的。
モニター募集商品

ラビーンとフルームの
モニターを、男女合計5名
募集します


ラビーン


フルーム