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「スウィックス(SWIX)」は、1946年に、ノルディック競技が盛んなノルウェーで創業されたワックス・チューンナップ用品のリーディングカンパニーだ。
設立当初は、クロスカントリースキーでの勝敗を握るスキーワックスの研究開発に注力。’48年には、スイスのサン・モリッツ冬季オリンピックにおいて、クロスカントリー競技のすべての種目で、スウィックス製品を使用したスウェーデン勢が金メダルを獲得する快挙を上げた。
’70年代初頭には、本拠地をノルウェーに移転。「LILJEDAHL」を買収し、スキーポールの展開も始める。また、ノルディック世界選手権大会で、10割近い選手使用率を達成するなど、スキーワックス界で確固たる地位を築き上げている。
スウィックスは、カーボンポールを初めてつくったとされ、ノルディック、アルペンスキー競技用ポールのトップブランドとしても知られている。カーボンコンポジット素材や、楕円形やトライアングルシャフトなど、独自の技術を注ぎ込むことで、競技スキー界で重要な軽量さと頑強さを兼ね備えた製品を創出。現在、日本のノルディック競技では、7割以上のシェアを握っているという。
そんな滑走系で実績のある同ブランドが、一昨年のノルディックウォーキング用ポールの発売に続き、2017年、ついにトレッキングポールを投入し、話題となっている。
「AT101-00 ソニックプロトレイルカーボン」は、スウィックスの数あるトレッキングポールの中で、ハイエンドモデルに位置する。
3段折り畳み式のシャフトには、全段に独自開発した軽量で丈夫なカーボンを採用。これにより、1本あたり167.5g、ペアで335gという超軽量を実現している。一般的なカーボンシャフトのトレッキングポールが、1本あたり250g前後なのを考えると、驚異的な軽さだ。
実際に手に持ってみると、予想以上に軽い。また、振り子のように前後させてみると、軽快に振れ、腕や手首への負担が少なく感じられる。これは本体が軽いのに加え、コンパクトで実用的なバスケットを採用するなど、重量バランスに優れているからにほかならない。同じ重量でも、石突き側が重ければ、こうも軽快には振れないはずだ。収納サイズが39cmとコンパクトになるのも、登山用具として好ましい。
グリップには、同ブランドの特長でもある天然コルクが使用されている。夏の汗をかくような環境下でも滑りにくく、冬場は手に冷たさが伝わりにくい。また、樹脂製グリップや疑似コルクにはない温かみがあり、一般的なコルクグリップに比べると厚みがあり、よく手になじむ。さらに、下りでも持ちやすいよう、丸みを帯びたグリップトップや、登りで短めに握れるEVAグリップや、手によくフィットするクッション付きストラップも装備する。
競技の世界で培われたノウハウや技術を導入したトレッキング向けカーボンモデル「AT101-00 ソニックプロトレイルカーボン」。“軽さ”、“丈夫さ”、“使いやすさ”と、三拍子そろったトレッキングポールが誕生した。
その他オリジナル
テクノロジー
コルクグリップシステム
グリップ部に天然コルクを贅沢に使用し、全段カーボンシャフト製の軽量頑強トレッキングポール。サイズは固定で、100~125cmまで6サイズを展開。
サイズ: 100~125cm(5cm間隔)
収納サイズ: 39cm
重量: 335g(1組、120cm)
カラー: 1色
スウィックスは、1943年スウェーデンの製薬会社ASTRA社の社長、ボルジェ・ガブリエルソンが、クロスカントリースキーのトップスキーヤーだったマーティン・マツボと組み、ワックスの共同研究とテストを開始したことに始まる。’46年、あらゆる雪質への対応をめざしたワックスを開発し、社名を「SWIX」とし、発売した。社名は、ワックス、スウェーデン、WALLIN(商品開発責任者)に由来する。
その後は、「経験や理論だけでなく、結果こそすべて」という開発ポリシーのもと、最先端のテクノロジーを使ったワックス製品を次々と開発し、市場を席巻。さらに ’70年代にはスキーポールを展開、’80年代にはウェア市場にも参入した。
現在では、ワックスなどのチューンナップ製品やポールなどはもちろん、ウェアや手袋、バックなども取り扱っている。
公式サイト ≫ https://www.swix.co.jp/
スウィックス/AT101-00
ソニックプロトレイルカーボンの
モニターを5名募集します
スウィックス/
AT101-00
ソニックプロトレイルカーボン