アライテント 2014-2015
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ダブルウォールテントの張綱ガイラインホールインナーテントの張綱を、アウターテントのガイラインホールから出して張ってください。張綱の張り方向フレームのラインと極端に違う方向に張綱を張るとフレームの破損を招きます。正しい張り方テント本体を固定している方向(地面方向)と、張綱を固定している方向が同じ時、テントの強度は最も有効に発揮されます。推奨されない張綱の張り方テント本体をペグで固定している方向(地面方向)と、張綱を異なる方向に固定すると、テントに異なる方向の力が作用するため、テントの強度は大きく落ちてしまいます。通常の張綱埋設式の固定をしても張綱の調節ができる。積雪期での張綱のセット方法支点の埋設法竹の十字ペグや枯れ枝などを雪中に埋めて良く踏み固める。凍結して回収不能になった時は張綱を切断する。支点から捨て縄を出しておけば、張綱を切る必要はない。ペグが打てないときの支点ペグに張綱を通し、上に石を乗せる。ストーンネットを利用。枯れ枝などを束ねて雪に埋める。④ 張綱をペグもしくはその他の手段で固定します。張綱の固定は下記のように行ってください。・ ダブルウォールタイプのテントの場合、アウターテント(フライシート、外張など)に張綱を通すトンネル(ガイラインホール)がある場合は、必ずその部分を通してインナーテントからの張綱をアウターテントの外に出して固定を行ってください。⑤ ペグを地面に打ち込めないときのテントの固定例・ ペグを横にしてペグループに通し、その両端に石を乗せる。・ 市販のストーンバック(ストーンペグなどともいいます。ネット状のものです)を利用する。(コンビニ袋などでも代用はできますが、強度が足りないためにすぐ破れてしまいます)・ 木の枝などを束にして中心部を結び、そこに張綱を固定して雪の中に埋め込む。(積雪期のみ)張綱はフレームのラインとそろえて張ってください。* 上記のような固定方法をとる場合は、通常よりも張綱の長さを長めにしておいたほうが固定は行いやすいです。(張綱の先に延長分を結びつけるなどの方法で張綱を伸ばします)* 張綱に過度に強度の高い素材を使用すると、テント本体とのバランスが崩れ、かえってテント本体やフレームの負担になる場合があるのでご注意願います。・ テントの強度を維持するために、セットできる張綱は全て使用してテントの固定を行ってください。・ フライシートなどについているゴム製のショックコードはテントのインナーとアウターとの接触を防ぐために取り付けられているものです。強度を維持するための部品ではありませんのでご注意願います。・ 積雪期や、埋め込むタイプのペグに張綱を固定する際には、固定用のペグが回収不能や、調整ができなくなる場合も想定されるので、張綱の取り付け方を無雪期とは逆にしてください。・ 張綱は必ず地面に向かって固定してください。立ち木などを利用して地面よりも高い位置に張綱を固定すると、テントにかかる力のベクトルが分散されるため、かえって力学的に不安定な状態になり、テントの破損の原因にもなります。・ フレームから出ている張綱はテントを上から見たときにフレームの延長線上にある位置の地面に固定してください。フレームのラインと極端に違う方向に張綱を引っ張ると、不必要な力がフレームに働き、フレーム破損の原因になります。 張綱はフレームのラインとそろえて張ってください。27

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