アライテント 2014-2015
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トレックライズ用アンダーシートテントの床面を保護し、過度の汚れを防ぐために使用します外張はいつ使うのか外張は、海外のテントではあまり見ることのできない、日本の山岳用テントにのみ見られる、特徴的なパーツです。外張は保温力や耐風性能を向上させるために使われるパーツですが、それ自体で発熱するというようなパーツではありません。時々、「外張をつければ夏用シュラフでも大丈夫なのか?」というご質問をいただくことがありますが、そのようなことはありません。外張をつけても冬の山のテントの中は寒いのです。また、外張を装着すると、テント内部の温度は何℃上がるのかというご質問もいただきますが、これについては具体的な資料はございません。その理由は計測するための条件および状況があまりに多岐に渡るために客観的な計測を行うことがほぼ不可能なためです。外張はテント本体をすっぽりと覆いこむことで、テント内部の熱は逃げ難くなり、外気温の影響もフライシートよりも受け難くなります。また、風に対しても裾部分からの巻き込みなどを防ぐことができるので、耐風性能と保温性能の向上に役に立っています。外張にはフライシートと異なるいくつかの特徴があります。・防水性能よりも、通気性を重視している(密封性が高くなるため)。・テント全体をすっぽりと覆っている(耐風性能、保温性能を高めるため)。・吹流し式の入り口、スノーフラップなどが付いている。・フライシートとの併用はできません。以上の特徴を持つ外張には以下のような弱点があります。・雨や水分の多い雪に対しての耐水性能はない。・構造上フライシートよりも重量が重くなる。このような弱点、特に耐水性能に問題があるため、雨や霙みぞれのような水分が多い雪が降ることが想定される時期や場所での使用には向きません。エアライズやベーシックドームのようなダブルウォールのテントの場合、新雪期や残雪期に使用すると、場合によっては雨でテントの中がびしょ濡れになる可能性があります。また、外張の上に積もった雪が日中の熱で融けて、テントの中をびしょ濡れにしてしまう可能性もあります。このような時期には、たとえ雪が降っていてもフライシートのほうが耐水性能の上では有効な場合が多いということを覚えておいてください。つまり、外張が有効に使える時期はかなり限られているわけです。厳冬期といわれている時期の、雨の降らない標高の高い雪山でのみ、外張はその性能を発揮することができるのです。ヒマラヤなどの高所や北海道や東北信越以外の地区では、よほど寒くて雪が多くなければ外張は有効に使えない可能性があります。3シーズン専用の快適設計、超軽量テント・専用フライシートが標準装備・28dnリップストップナイロン製トレックタープリビングスペースを一段と向上させる「旅人」の居間・トレックライズだけでなく、エアライズ、Xライズを含めたすべてのテントに利用できます・単体でも使用できます。ポールもしくはストック1本で設営することができます・30dnリップストップナイロン製トレックライズ DX フライトレックライズ専用のDXフライ・一層快適な居住性をもたらすフライです・40dnリップストップナイロン製できるよう私たちアライテントのライズシリーズは、ただ軽くてコンパクトなだけではなく、豊富なオプションを利用することで、いろいろな自然の状況下でも快適に過ごすことができるシステムアップされた、軽量テントシリーズです。すでにお持ちのライズシリーズを中心にしてシステムアップすることで、多様で一層快適なテントライフを楽しんで下さい。TREK RAIZTREK RAIZTREK RAIZトレックライズP.13P.13P.14P.12厳冬のアラスカ(栗秋正寿)ライズシライズシライズシリリリーズーズーズ5Tents

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