行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)小田急線 新松田駅8:10発 西丹沢ビジターセンター(旧西丹沢自然教室)行きバスにて、箒杉バス停(9:18着)下車
復)中川バス停(16:38発)から新松田駅まで。
この登山記録の行程
箒杉バス停(9:25出発)-(箒杉)-西丹沢ビジターセンター(10:00着/10:05発)-下棚分岐(10:38)-本棚(10:48着/10:53発)-下棚(11:05着/11:10発)-中間尾根取付き(11:15)-(下棚沢F2)(途中10分間休憩)-一般道合流(12:52)-畦ヶ丸(12:58)-大滝峠上(13:28)-一軒屋避難小屋(13:52)-地獄棚に向う尾根を30分間探索後、東海自然道合流(14:25)-大滝橋バス停(15:10)-中川温泉ブナの湯(15:33着)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
棚巡りとバリエーションルートで西丹沢の畦ヶ丸を登って来ました。 地獄棚は見損ねましたが、下棚・本棚中間尾根は中々登り応えのあるバリエーション尾根で、初めての西丹沢をたっぷり満喫できました。
≫前回、熱中症で懲りたので、今週は涼しげな滝巡りを決め込んで新松田駅に降り立ちました。 西丹沢ビジターセンターまでバスで1時間を超える長旅ですが、初めて利用するバスの窓から、いつか歩いてみたいルートの登山口を確認していくのも楽しみの一つです。
本日最初のお目当てを目指して箒杉バス停でバスを降りると、前方にひと目でそれと判る「箒杉」が聳え立っています。 今まで多くの巨樹を見てきたつもりですが、胸高周囲12m、推定樹齢2千年となると別格で、国の天然記念物だけあって独特の風格が漂っていました。
30分程車道を歩き、西丹沢ビジターセンターの脇の吊り橋を渡って西沢渓谷に入って行くと、滝の見学に来たという子供会の団体さんに道を譲って貰いながら、本棚、下棚の二つの滝に向かいます。
最初に立ち寄った本棚では、角度を変えながら飛沫となって落ちてくる様子が実に美しく、思わず唸ってしまいました。 本棚の様な華やかさこそありませんが、スラブを滑るように流れる落ちる下棚の姿も印象的です。 例年よりも水量が少ないのだとは思いますが、どちらも個性的で見応え十分でした。
一旦、下棚沢の出合付近まで戻り、いよいよ下棚沢と本棚沢に挟まれた小振りな尾根に取付きます。
愛読のガイド本では『下棚・本棚中間尾根』と紹介されているこの尾根は、守屋さんの登山詳細図にも記載されていないバリエーションルートです。 取付きには、一般道と区別する様にロープが張られていますが、 恐らく沢屋さんが通うのでしょう、比較的明瞭な踏み跡が付いています。
左右が切れ落ちた尾根を暫く進むと、左手の斜面を下る薄い踏み跡があり、下の方から子供たちの歓声が聞こえてきます。 ガイド本を思い起こしながら、落石を起こさないよう慎重に数メートルの急斜面を下ると下棚の滝の落ち口に降り立つことが出来ます。 下棚の直ぐ上には大きな滝壺を湛えたF2の滝が掛かっていて、まるで秘密の別世界に迷い込んだ様な雰囲気でした。
中間尾根は、短いながらも登り応えのあるバリエーションルートで、二週間分の汗を流し切りました。
最後は善六ノタワから来る一般道に合流しますが、テープや目印はありません。 尾根の上部はなだらかな上に細かな支尾根が入り込み、踏み跡も怪しくなりますので、下りで使うのはお勧めできません。
展望のない畦ヶ丸の山頂はそのまま通過し、大滝峠上の分岐から東海自然歩道を一気に駆け下ります。
一軒屋避難小屋の先から、やはりガイド本に載っていた、地獄棚沢に下る踏み跡を辿ってみましたが、あまりの急斜面に危険を感じ、素直に引き返して一般道に戻れば・・・、気分は既に温泉モードです。
最後に正統派の「大滝」に立ち寄ると、そのままバス道を下って中川温泉「ぶなの湯」に初ドボーン!
地獄棚は見損ねましたが、天然記念物の箒杉をはじめ、4本の滝とバリエーション尾根を無事に巡って、
最後は新松田の焼き鳥セットで、今週もしっかり締まりました~。
本日の総歩数31,733歩、歩行距離21.9km、消費カロリー1,366kcal、脂肪燃焼量97g也。
フォトギャラリー:71枚
新松田駅の1番乗り場から、西丹沢ビジターセンター行きのバスに乗り込みます。座席が余る程度の乗客数でした。
玄倉で殆どの人が降りて乗客は10人程に。丹沢湖の水位の低さにおどろきました。
箒杉バス停で降りると、道の先に一目で分かる巨木が聳え立っています。
樹高45m、胸高周囲12m、推定樹齢2千年は、流石に圧巻です。
国の天然記念物になっているだけのことはありますね。
ほうきの名の由来、昭和の丹沢集中豪雨の際、土砂崩れから集落を守った逸話も書かれていました。
対岸の山を見ながら、集落を守って来たのですね。
根元には小さな祠、脇には熊野社の社があります。
千年先も残っていてほしいものです。。。
バス道脇の河内川は夏休みの子供たちで賑わっていました。
箒杉から30分ほどで、西丹沢ビジターセンター(旧、自然教室)に到着しました。
吊橋を渡って西沢に入っていきます。
畦ヶ丸への標識が道案内してくれます。
整備された木橋で右岸、左岸を伝っていきます。
苔も元気です。
子供会でしょうか、子供たちの大連隊が下棚目指して頑張っていました。
下棚の分岐はそのまま直進し、先に本棚の方に向います。
畦ヶ丸への登山道から離れて、沢沿いを行けば本棚です。
下棚の分岐から10分程で、本棚が現れました。
見事な姿の滝です。来てよかった~。
水流は途中砕けて飛沫となるので、滝壺は大きくありません。
人と比べると、滝の大きさが良く分かりますね。
先程の下棚分岐まで戻って、今度は下棚に向います。
下棚も、高さがあって美しい滝でした。
スラブの上を滑るように流れています。
余り感心しませんが、、、滝壺は先程の子供たちに占領されていました。。。
出合近くに戻って、下棚沢と本棚沢に挟まれた中間尾根に取り付きます。
沢屋さん達が付けたと思われる踏み跡があります。
尾根の両脇とも、かなりの切れ込みです。
慎重に、下棚の落ち口に降り立ちました。
下棚の直ぐ上に、幽玄な趣きのF2滝が掛かっています。
下棚落ち口までの下降路を見上げると、こんな感じです。
左手に下棚沢上流の滝が続きます。途中、沢に懸垂下降していく沢屋さんのパーティも見かけました。
ザレた急登となだらかな斜面が交互に続きます。
上部では踏み跡が薄くなってきます。
急登の途中の苔を見てひとなごみ・・・。
尾根の上部に、太いワイヤーが大量に残置されていました。
突然、一般道に飛び出します。マークは見当たりませんでした。
一般道はホッとします。
畦ヶ丸山頂。 ご年配のパーティが、虫を払いながらランチの準備をしていました。
少し下ると避難小屋が。
更に進んで、大滝峠上から東海自然歩道を駆け下ります。
樹林の切れ間も、生憎のガスで展望はありません。
水量があれば、綺麗な滑(ナメ)が見らるだろうと思います・・・。
一軒屋避難小屋を通過。
少し下った地点から、踏み跡を辿って、地獄棚沢に下りてみようと試みましたが、
あまりの急斜面に危険を感じてギブアップ。
最後は大滝で締めくくります。
これぞ滝!オーソドックスな姿もまた良いですね~
少し林道を歩いて、、、
大滝橋バス停に到着。バスの時間が悪いので、そのまま中川温泉へ向かいます。
20分強で、ぶなの湯へ到着しました。
ひと風呂浴びてから、バス停までご愛嬌のひと登り。
奥に見えるのは檜洞丸でしょうか・・・。
中川バス停から、16:38発の新松田行きに乗り込みました。
湯上りセットは、新松田駅前の小さな焼き鳥屋さんで!
焼き鳥セット5本で500円、餃子もGoodで、しっかり締まりました~。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
帽子 | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) | ナイフ |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 携帯トイレ |
非常食 | 行動食 | GPS機器 |
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