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小3と行く、強風+雨の剱岳⇒立山縦走

剱岳+立山( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 3人 (剣岳 さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

8/12 扇沢は晴れ間有⇒室堂は雨と強風。  8/13 概ね一日晴れ、午後にガスってくる。  8/14 朝からガス+強風⇒室堂付近は雨

登山口へのアクセス

マイカー
その他: マイカー
8/11夕方に大町温泉郷(薬師の湯)に入り、扇沢無料駐車場に前泊。8割方駐車しているがまだまだスペース有。8/12トロリーバス始発は7:30、発券は6:20より、我々は5:40に並ぶ。すでに20人以上並んでいる。

この登山記録の行程

【1日目】
室堂ターミナル(9:23)⇒雷鳥沢(10:11)⇒雪渓(10:30)⇒剱御前小屋(11:54~12:19)⇒剱澤小屋(13:04)⇒剣山荘(13:34)

【2日目】
剣山荘(5:00)⇒ご来光(5:08)⇒一服剱(5:40)⇒ザックデポ(6:21)⇒前剱(6:35)⇒5番鎖(6:46)⇒平蔵の頭(7:25)⇒カニのタテバイ(7:47)⇒剱岳(8:23~43)⇒カニのヨコバイ(9:06)⇒トイレ(9:18)⇒平蔵の頭(9:47)⇒13番鎖(10:22)⇒前剱(10:40)⇒ザックデポ(11:04)⇒一服剱(12:06)⇒剱沢-くろゆりのコル分岐(12:13)⇒くろゆりのコル(12:46)⇒大石(12:51)⇒剣山荘分岐(13:10)⇒雪渓(13:25)⇒水源(14:10)⇒剱御前小屋(14:20)

【3日目】
剱御前小屋(6:05)⇒別山分岐(6:26)⇒真砂岳分岐(6:59)⇒大走り分岐(7:12)⇒富士ノ折立(7:55~8:02)⇒大汝休憩所(8:14~17)⇒雄山神社(8:40~57)⇒一ノ越(9:35)⇒室堂ターミナル(10:11)

コース

総距離
約17.7km
累積標高差
上り約2,309m
下り約2,318m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

盆の天気を狙って毎年?恒例の縦走だが、今年は2006年以来8年ぶりの剣岳山行となる。
当初は剱岳山行から仙人温泉⇒阿曽原温泉⇒下の廊下の予定だったが、天気も思わしくないために、早々に剱岳+立山縦走に変更した。

立山剱岳地方はまさに、盆シーズン8/13のみが朝から晴天の天気で、その前後は遭難事故が出るほどの荒れた天気だった。

我々が山行した絶好日を剱岳に当てられたのは非常にラッキーだったと思う。

剱岳への前哨戦で剣山荘までは、強風と雨に悩まされたが、前週の御嶽山の強風+雨+3000m級の試練山行が経験値のUPにつながったのは言うまでもない。

前泊の扇沢は天気の崩れは無く、黒部ダムまでも雨は無かったが、室堂ではしっかり雨の洗礼を受け、雨具着用でのスタートとなった。

初日、午後からは天候回復に向かい雨も上がり雨具着用山行で暑い思いをして小屋まで向かった。

主山行目的の剱岳へのアタックは朝から晴天、ご来光も拝める絶好の山行日和となる。

5時出発と剱岳アタックとしてはちょっと遅い感じはしたものの、ヘッデンをつけての夜間山行は2006年あまり良い思い出がないので、今回は足元が明るくなってからの出発とした。

2006年の面影はまったく無く始めての山行のような気がして気が高まった。

前回よりもハーネス、アンザイレン、自己確保、ヘルメットと安全意識は向上したが体力的には落ちている。

無理せず最新でなおかつ最短なアプローチを考えてのアタックを考えて、前剱山頂手前でのザックデポとした。

ザックをデポしている人はほかに1人しか見当たらなかったが、天気とコース状況を考えて臨機応変に今回はしたつもりだった。

剱岳前泊の剣山荘は2006年当時は立替最中で面影も無かったが立派な施設(無料でシャワーを浴びれるのはポイントUPだ)と、食事もまずまずで北アルプス山小屋のレベルの高さの象徴だろう。

昔に比べて整備しつくした鎖場などはいかがなものと思ってしまうが、安全性の向上は昨今の登山ブームには好都合かもしれない。

昔のイメージで剱岳を攻めたのだが、かなり肩透かしをくらった気がする。

どこの山も昔のイメージほどの難易度は無いのかもしれない。

今回一番楽しかったのは、一服剱からクロユリのコルまでの稜線上が、高いハイ松漕ぎがあり、人気コースながらこのルートはあまり人が入っていないことがわかったことだろうか?

アドベンチャー感と充実感を満足させるコースだった。

翌日の立山縦走は天気との勝負でいつ崩れてもおかしくない中、雄山めがけて直登最短ルートを目指した。

ピークハントは二の次として最短で雄山を狙ったわけである。

ガスっている天気が続き、展望はほぼきかなかったが、たまに見える雷鳥沢キャンプ場が懐かしかった。

近年の登山ブームからか一ノ越からの観光客登山が非常に多く、下りには最新の注意が必要だった。崩れる天気がわかっているのに普段着姿の観光客登山者が登って来るのには閉口するが、山に来たならば自分の身は自分で守る精神は皆にあるのだろうか?

3日間の山行を終えて自分の山行技術、体力が加齢と共に落ちていることに、正面から向き合わなければならない。

どんなときも無理は禁物。山は逃げ無いのだから天気と体調の天秤にかけて山行を続けたい。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食
テーピングテープ トレッキングポール GPS機器
【その他】 ロープ、ヘルメット、カラビナ、ハーネス

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登った山

剱岳

剱岳

2,999m

真砂岳

真砂岳

2,861m

立山

立山

3,015m

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