行程・コース
天候
1日目:曇り 2日目:晴れ後曇り時々霧雨
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
白馬五竜エスカルプラザ横の第二駐車場に駐車(夜間駐車禁止の標識あり)。
下山後の八方から白馬五竜まではタクシー(2,400円)
この登山記録の行程
【1日目】
アルプス平駅(07:45)・・・地蔵ノ頭(08:10)・・・小遠見山(09:30)・・・大遠見山(10:40)・・・五竜山荘(13:30)・・・五竜岳(15:10)・・・五竜山荘(16:10)
【2日目】
五竜山荘(06:10)・・・最低鞍部(07:00)・・・唐松岳頂上山荘(08:50)・・・唐松岳(09:25)・・・唐松岳頂上山荘(09:40)[休憩 20分]・・・丸山(10:30)・・・第三ケルン(11:30)・・・八方池山荘(12:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
長男との百名山27座目。
当初、八方から入山して唐松岳から五竜岳への縦走を計画していたが、二日目午前の風が強まるという予報があり白馬五竜から入山して一日目に五竜岳山頂を踏んで翌日に唐松岳への縦走とするが、最悪ピストンする計画とした。
白馬五竜に到着したのは深夜。
第二駐車場に駐車して仮眠を取った。未明の4時頃に外で年配の方だと思うがやや大きい話し声が聞こえた。この時間から入山するのか?
テレキャビンの運行開始が7:30なので6時までは寝てられるはずが、5時には目が覚めてしまい先に着替えと朝食を済まして6時前に長男を起こす。
いつもの山行より長めに寝ていたはずなのに寝起きが悪い。
エスカルプラザは6:30頃に開店するらしく、それまでトイレがない。
駐車場はそれほど混んでいなかったので、どこかの道の駅を利用すればよかったかもしれない。
準備を整えて7時前にエスカルプラザに行きトイレを済ましてテレキャビン乗車駅に向かう。
チケットはテレキャビンの駅で購入するがここも10分前に窓口が開く。
20人くらいしか並んでいなかったので、ギリギリに来ても時間的にほとんど変わりはない。
今回は縦走するかピストンするか二日目の朝の天候次第なので、片道切符にした。
自然園を登って行きたいのでリフトなしのテレキャビンのみの乗車券。
7:30始発だがちょっとだけ早く乗車できた。
乗車前は雲もあまりかかっておらず展望が期待できたが、テレキャビンで上がっていくにつれて雲がかかってきてしまった。
山頂駅に着くと雲が優勢。
夏休みに登った白馬岳を見たかったがすでに雲に覆われてしまっていた。
山頂駅で準備運動をして行動開始。
自然園の中を行き地蔵の頭に向かう。
途中、お子さんを連れたご家族もおり、長男と何年生かなぁと予想したのが4年生。
話しかけていただいてこちらの学年も予想していただいていてビンゴだったようだ。
こちらの予想もビンゴ。
だんだん小学生の学年も見た感じでだいたいわかるようになってきた。
地蔵の頭に到着するとsnow naviのスタッフの方から取材を受け、HPに掲載していただいた。長男はうれしいようで、帰ってから友達にその話をしているようだ。
上りは樹林帯でガスっていたのでただひたすら登って行く。
小遠見、中遠見、大遠見。思っていた以上にペースが早く、高山病にかからないか心配になる。
西遠見まではいいペースできたが、ここからがペースダウン。
アップダウンのあった西遠見だが、上り一辺倒になると長男はきつそう。今回は私自身もキツさを感じた。
ガスがかかる中、目標物を見つけづらくGPSウォッチの標高を見つつ長男を励ます。
ようやく稜線に出ると冷たい風が吹き付けてきた。
遠見尾根は心地よい微風だったため半袖で十分だったがすぐにアウターが欲しくなる寒さ。
小屋まですぐのはずなので、そのまま小屋に向かい到着するとすぐに室内へ。
予約していたので受付はスムーズだった。
場所も1階の下段で寝相の悪い長男にはいい場所。
余分な荷物を布団の上に置き、五竜岳へ。
その前に腹ごしらえで、持ってきていた長男の大好きなコロッケパンを食べさせた。あまったらもらおうと思っていたが、丸まる一個食べきってしまった。
風が強いので、カッパを上下とも着て冬用のグローブ、ヘルメットを装着。
長男は途中暑くなったようでグローブは軍手に変更。
最初は歩きやすい道だったが、途中から岩場に変わる。
このときはガスっていたので高度感がほとんどなく長男はスイスイ進んでいく。
2回目のクサリ場から上は少しだけ手こずっていたが一人でクリア。
ここまでくると雲の上に出てきて雲海の中からいくつか山頂が顔を出しているのが見えた。
鹿島槍ヶ岳方面との分岐を右手に行くと五竜岳山頂。
長男の北アルプス3座目でガスに覆われていない山頂を経験できた。
山頂では雷鳥の姿もあり、長男は上りの疲れも感じさせない笑顔をしていた。
夕食前に少し休ませたいので、10分程度山頂を楽しんで下山開始。
今日の核心部の岩場は親としてはハラハラしたが上手く体を使って下りてきた。
今日までの26座でだいぶ体の使い方に慣れてきたのかな。
16時過ぎに五竜山荘まで戻り、30分くらい布団の上でゴロゴロする。
16:40分には1巡目の夕食で我々も食堂に行く。
五竜山荘の名物カレーだ。
子供用のカレーも用意してくれていてありがたい。
おいしかったようで、おかわりして食べていた。
シロップ漬け等の果物が苦手の長男はデザートは栗の甘露煮しか食べれず。
夕食後に玄関でママに電話する長男。
今日は電話しなくても大丈夫、と言っていたが、いざ電話してみると10分くらい話し込んでいた。
やっぱり子供はママを求めるんだなぁ。
ここで五竜岳の山バッジも購入し、外に出ると雲が切れてきて五竜岳まではっきり見ることができた。それも一瞬ですぐにガスってしまった。
やることがないので、布団に戻ってゴロゴロ。
早く寝ようと言うもあまり眠くないといいはる長男だが、5分後にはぐっすり眠ってましたね。
私もいつの間にか夢の中。
2時頃から活動開始する方が出始め、4時にはほとんどの方が行動開始していた。
我々はゆっくりの予定なので、5時前までゴロゴロ。
ご来光を見れそうな天候だったので、長男を起こし外へ。
風も吹いていたせいもあり、冬の寒さで外と小屋と暖を取るために何回か往復。
快晴の中のご来光。
テレビでしか見たことのない長男は、サムイサムイと言いながら感動してました。
「寒い中で生で見るご来光」と「暖かい部屋の中でテレビで見るご来光」、どちらがいい?と聞くと、かなり迷ってました。結局答えは出ず(笑)
ご来光の後に朝食をいただき、出発。
風の強さもそれほどでもなく、ピストンせず唐松岳への縦走に決定。
晴れ渡る空の下、気持ちのいい稜線歩き。
途中、樹林帯の中に入る時もあるがほとんどがハイマツに囲まれながらの縦走。
しばらく行って来た道を振り返ると雲ひとつかかっていない力強い五竜岳が見送ってくれた。
最低鞍部からグッと再度標高を上げていくと、今日の核心部である牛首へ。
難度は低いが慎重に進む。
振り返り長男を確認しようとすると、ブロッケン現象!
長男にゆっくりでいいから早くこい!と訳のわからないことを言ってしまう。興奮してしまった。
長男が来たところで虹の輪の色がはっきりと出てきて、きれいなブロッケン現象を楽しむことができた。
牛首で先行してもらった方に写真を撮っていただき、感謝。
自分たちだけではなかなか撮影できない写真に長男も喜んでいた。
唐松山頂小屋に到着し、小屋のスタンプを押させてもらい、先に唐松岳の山バッジを購入。百名山ではないが人気の山なので記念に。
ここまで来るとガスがかかってきて唐松岳山頂に着くころには雲の中で小雨の天候。
そそくさと下山し小屋まで戻って昼食。
ここからは一気に下る。
丸山ケルンまで休憩なし。ここでは衣類調整だけ。登山者がどんどん上がってくる。
狭い場所では待ちが多くなり、小休止を何回も取れた。
次の休憩場所は扇雪渓。休憩といってもカッパのズボンを脱いだだけ。
お花畑はゆっくり通り過ぎ、八方池まで一気に下る。
ここで10分の大休憩。生き物を探す長男の後姿がかわいかった。
サンショウウオがいる、と言っていたが、オッサンには何も見えんぞ。
八方ケルン、第二ケルン、第一ケルンと通過しながら写真撮影。
分岐でトイレを使わせてもらい、石神井ケルン方面へ。
八方山でも写真撮影して通過。
想定していた時間より早く八方山荘に到着。
最後のほうは長男がかなりばてたようだが、よくがんばりました。
長男の記念品を買ってやり、リフト2本を乗り継ぎゴンドラで下山。
下山後の自販機で200円のコカコーラをシェア。
八方から白馬五竜まではタクシーで2,400円。
エスカルプラザにある竜神の湯で汗を流し、お土産とソフトクリームを買って帰路に着きました。
長男が頑張ったおかげで、夕食は自宅。
山の日の白馬岳、今回の五竜の縦走で長男に自身と余裕が出てきた。
自身はいいが、余裕は事故の元。これからも気を引き締めて山行を楽しもう。
今回の山行でもたくさんの方が長男に声をかけていただいたり、帽子に付けたバッジに興味を持って話しかけていただきました。
それが長男の元気の元になり、自信の元となっています。
ほんとうにありがとうございます。
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装備・携行品
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コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 |
ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 |
行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | カトラリー |
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