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29-34 松川温泉から再び鬼ヶ城越え、絶景を求めて

岩手山( 東北)

パーティ: 1人 (ハンター さん )

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行程・コース

天候

晴れ後曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 松川温泉登山口駐車場に駐車、松川温泉登山口から入山

この登山記録の行程

松川温泉登山口駐車場(05:36)…松川登山口(05:50)…湯ノ森(06:17)…姥倉山(07:58)…姥倉分岐(08:11)…黒倉分岐①(08:35)…黒倉山(08:44)…黒倉分岐②(09:02)…切通し(09:05)…鬼ヶ城①(09:32)…鬼ヶ城②(10:11)…鬼ヶ城③(10:40)…鬼ヶ城分岐(11:12)…不動平(11:21)…岩手山山頂(11:54)…不動平(12:32~13:06)…御花畑(13:58)…御釜湖(14:03)…御苗代湖(14:05)…御花畑(14:16)…大地獄谷(14:49)…切通し(15:03)…黒倉分岐②(15:05)…黒倉分岐①(15:16)…姥倉分岐(15:30)…姥倉山(15:42)…湯ノ森(16:50)…松川登山口(17:08)…松川温泉登山口駐車場(17:21)

所要時間:11時間45分(休憩含む。)(コースタイム:10時間40分(1.1倍))

コース

総距離
約24.0km
累積標高差
上り約1,873m
下り約1,873m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

9月11日にNHKBS1で放送された日本百名山 岩手山を見て、コースをアレンジして松川温泉から入山、鬼ヶ城越えから山頂、そして御苗代湖経由で松川温泉下山を計画してみた。昨年10月2日の網張温泉からの山行よりも距離があり、ペース配分に注意を要する。
登山当日の9月16日、3時30分に満天の星空に見送られて自宅を出発する。八戸道を走行中、道路が濡れているのに気づく。多分、雨が降ったのだろう。となると、泥濘と笹薮の濡れが心配になるが、コースは全く未知の所、要所要所で対応する事として、車を走らせる。八戸道を松尾八幡平ICで降り、5時01分、岩手県道45号線を走行中、左手に夜明け前の岩手山が見えだす。雲は少なく晴れベースの模様、いい感じの山容を見せてくれる。
5時30分に松川温泉に到着するが、車をどこに停めて良いものやら、松川荘周辺を散策、下は宿泊客用の駐車場であり、登山者は上の駐車場を利用するものと判明。車が1台もない松川温泉登山口駐車場に車を停めて、準備、森林香を焚き、5時36分出発する。
今回は、水場の無いロングコースでもあり、保有水量はポカリスエット500cc×4、ハイドレーションに2.5リットルの水の計4.5リットルと十分な水量、また基準として50分行動の10分休憩を確実に取る事に心がける。
松川荘を巻くようにして順路を進み、登山口に到着、登山届に所要の記載をして投函、入山する。出だし、標高差120mの急登を登ると湯ノ森に到着する。ここから先は、なだらかな下り上りが続き、のんびりとした感じで周囲のブナ林観賞が出来る。しばらくすると標高差300mの急登が始まるが、この登山道、笹薮も刈られており、泥濘もなく、よく整備がされている。急登を越えた7時58分、姥倉山に到着、山頂から岩手山を確認する。姥倉分岐に着いたところで黒倉山山頂に2名の人影が見えた。時間から見て、網張からのリフト利用者一番乗り辺りであろう。ここから先は、経験のある登山道でもあり、安心して進める。今日の黒倉山からの水蒸気はかなり多いように見える。黒倉山に着いてみるが、前が見えない程、水蒸気が出ている。景観も取れないので直ぐさま先に進む事とする。切通しで休憩中、団体さんやら、結構な人数に抜かれる。そういえば昨年は、女性社長の会社のレクレーションの団体さんと抜きつ抜かれつの山行だった事を思いだす。休憩を終えて、鬼ヶ城に突入する。1年ぶりの鬼ヶ城、今年はどんな顔を見せてくれるのだろう。
左は断崖絶壁、右は緩やかな沢の岩稜の尾根伝いに延びる登山道を高度を上げながら進んで行く。早々と紅葉も見えだしている。この景色、やっぱりいいな〜と思いつつも、写真では伝えられない迫力が、何とも残念でならない。高度が上がるにつれて、紅葉度も増してくる。左手の断崖を見降ろすと御苗代湖が見えだす。今回は、必ず立ち寄る事としよう。
後方から次から次へと元気な登山者が来るたびに先行させる。今日の鬼ヶ城、かなりの人が来ている感じだ。岩手山の御鉢を見ると登山者が行列を作って登っているのが見える。こんなに大勢の人がいる岩手山は初めて見た。テレビの影響なのだろうか?迫力ある鬼ヶ場の岩稜歩きを堪能し、11時21分、不動平に到着、避難小屋にて用を足す。小屋内の温度計を見ると12℃ジャスト。微風で、涼しい。不動平避難小屋を後にし、御鉢へと繰り出す。登りのY字路、右は普通の登山道、左はザラメの登山道、トレーニングを兼ねて左を選択、と、誰も彼もが、子供までも左へと進み、難儀している様子。男坂、女坂とか、何か標識があれば難易度が分かりやすいと思うのだが・・・(勝手な私案)
御鉢に出ると、山頂の異常な人混みが目に入る。山頂で食事休憩を取っている人が沢山居座っている様であり、それに加えて、次から次に人が登っている。
11時54分、岩手山薬師岳山頂に到着、写真を撮って、直ぐさま御鉢周りとした。岩手山神社奥宮に立ち寄り、御酒を奉納、天候回復と山行安全を祈願する。山頂で、食事をしている人を見たせいか、腹が減って来た。早々に不動平に降りて食事とした。最近ハマリのホームラン軒の合わせ味噌ラーメンとおむすび、カレーヌードルもいいが、やっぱり味噌かな~。
食事をしていると、切通しで抜いて行った団体さんがやって来た。この団体さんとは、鬼ヶ城で休憩の度にお互い抜きつ抜かれつをやって来た。昨年の団体さんと同じである。聞き耳を立ててみると、これからのコースをどうするかの協議をしている様であった。
13時06分、食事の大休止を終えて、不動平を出発、ここからの下山予想時刻17時30分、日の入り前に下山できる見積もりである。例の如く「こけたら大怪我」を口に出して、安全を再認識させ、御花畑までの急な下りに入った。と、後方から例の団体さんがやって来て、先行させる。団体さんにはリフトの時間制限がある。当方は、例の如くフリー。安全確実に降りて行く。御花畑の標識に着くと、団体さんは休憩中、少し話をすると、会社の同僚との事、こんな会社いいな〜と、昨年に続き感じてしまった。さてさて、今回の目玉、御苗代湖へと進むと、御苗代湖の前に何と、エメラルド色の湖水の御釜湖があった。岩手山を背景に、いやいやこれも行ける。写真を撮り、次の御苗代湖へ降りてみると、静けさが何とも心地いい。いい場所を教えて頂いたと、番組に感謝する。
さて、帰路へ。御花畑の木道を歩きつつも、鬼ヶ城の断崖が何とも言えず素晴らしい。来た者だけが見る事の出来る、感じ得られる体感である。大地獄谷で休憩中の団体さんと再び合い、山談義をし、「ご安全に」を言葉にして、お別れとなった。
休憩後は、切通しまでを一気に登り、NHK総合ラジオのボヤキ川柳を聞きながら、バカ受け大笑いしながら、黒倉分岐、姥倉分岐を経てと、午前中見えなかった秋田駒、和賀山塊、森吉山までも見る事が出来た。再度姥倉山頂に立ち、岩手山にお別れをして、長い長い松川コースを降りて行った。降りながら感じた事が、かなりの急登、こんな急登を登って来たのかと、自分に感心した。湯ノ森を経て、17時08分、登山口に、17時21分、ほぼ予定通りに駐車場に到着、無事下山した。

今回のロングコースは、休憩もしっかり取りながら、ゆっくりペースをとにかくキープする事に集中しました。天気は曇りとなってしまいましたが、気持ちの良い初秋の岩手山、鬼ヶ城を堪能できたと感じています。今回、初めて足を向けた御苗代湖と御釜湖は一見の価値ありと感じました。松川コース、整備が良くされており、歩きやすい、いいコースと感じましたが、健脚向けですね。岩手山、良い山行をありがとうございました。

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フォトギャラリー:182枚

夜明け前の岩手山、いい天気の様です。

姥倉ルートも三ツ石ルートも登山口は、こちらから

松川登山口駐車場、トイレ有り。

地熱の蒸気管

姥倉ルートは松川荘の奥へ、

橋を渡り、

舗装路をしばらく行くと登山口があります。登山届を投函して入山です。

ブナ林の中の急登を登ります。

松川キャンプ場標識、熊にやられてボロボロです。

下界に雲海が見えます。

最初のピークの湯ノ森に着きました。

しばらくは緩やかな下り、上り、のんびりできます。

どうやったら、こんな形になるのでしょう?

藪刈等、よく整備された登山道です。

丸木の足場

何の実でしょう?

キノコが沢山付いています。

姥倉山まで1.8km

丸木橋、落ちたら大怪我です。

視界が取れ始めました。

姥倉山まで1.2km、かなりの急登が続きます。

リンドウさん、お休み中です。

岩手山が見えました。

白玉の実が沢山、食べられたら・・・腹いっぱいに

大松倉山と三ツ石山、登山道が綺麗に見えます。

奥に八幡平から茶臼岳への稜線

雲海が消えません。

三ツ石山方向

姥倉山山頂はこの上

三角点と山頂標識

三角点タッチ

プレート脱着可

姥倉山頂からの岩手山、いい天気です。

藪も良く刈られてます。

黒倉山から大量の水蒸気が出ています。

登山道を外れると危険です。

姥倉分岐に着きます。

姥倉分岐のプレート

日差しが見えます。

黒倉分岐のプレート

絶景を求めて黒倉山へ向かいます。

黒倉山到着

凄い水蒸気です。

前がよく見えません。

大地獄谷方向

続々と網張から登山者がやってきます。

鬼ヶ城と岩手山と紅葉

屏風尾根と岩手山と紅葉

反対側の黒倉分岐

黒倉山、岩峰です。

切通し標識

切通しのプレート

鬼ヶ城と岩手山

鬼ヶ城へ向かいます。

大地獄谷方向

鬼ヶ城①のプレート

黒倉山と大地獄谷と紅葉

御苗代湖が見えました。

団体さんや、単独行、沢山の人が鬼ヶ城を歩いています。

ここら辺りで紅葉度も40%くらいでしょうか。

振り向くと、高度の上りが分かります。

高度が上がるにつれて紅葉度も増してきます。

見事な紅葉の斜面

鬼ヶ城の断崖が素晴らしい。

断崖と紅葉、鬼ヶ城の秋です。

いい感じの紅葉です。

黒倉山が随分と低くに見えます。

お花畑と御苗代湖

岩稜と紅葉

今日、一番の景観です。

岩壁の尾根が続きます。

鬼ヶ城②のプレート

黒倉山と大地獄谷とお花畑と御苗代湖

鬼ヶ城の尾根が綺麗です。

どんどん高度が上がります。

岩の隙間から

岩壁美と岩手山

続々と登山者が登って来ます。

この左は断崖絶壁

綺麗な尾根稜線です。

鬼ヶ城③のプレート

岩登り

開きかけのリンドウさん

ミネウスユキソウも

最後の大岩を抜けると、

岩のゲートの向こうに八合目避難小屋が見えます。

不動平が真下です。

鬼ヶ城分岐のプレート

鬼ヶ城分岐の標識

不動平避難小屋

小屋内温度12℃

内部は綺麗です。

不動平標識

御鉢へ向かいます。

左のザラメ坂を選択、トレーニングです。

まもなく御鉢に到着

山頂部に雲が掛かってます。

山頂部に沢山の人影が・・・

妙高岳と噴火口

山頂は凄い人混みです。

岩手山で、こんな人混みは初めてです。

三角点

タッチ

お鉢周り中

奥院に向かいます。

いつもの劔、今日は雲っています。

御酒を奉納しました。

草も枯れて秋色です。

八合目避難小屋方向

不動平避難小屋方向

不動平に降りてきました。腹減った~

ここで昼食、今日はホームラン軒の味噌ラーメンとおにぎりです。

食事を終えて、お花畑に降ります。

鬼ヶ城が迫ってきます。大迫力!

木道に出ました。

お花畑から見る、

鬼ヶ城の迫力は、

写真では、

分からないですね。

御花畑標識、御釜湖に向かいます。

岩手山

御釜湖と御苗代湖はこの先

御釜湖前標識

御釜湖です。綺麗な色です。

御苗代湖、

間近かで見ると、

とっても綺麗です。

ワイドで

御釜湖前に戻ってきました。

岩手山をバックに

ここから見る、

鬼ヶ城は、

お気に入りです。

御花畑標識

凄いとしか言いようがありません。

木道を大地獄谷方向に

大迫力の鬼ヶ城

ここの来ないと見れません。

黒倉山を正面に

休憩中の抜きつ抜かれつの団体さんとは、ここでお別れでした。

素晴らしい景観です。

白玉の実が沢山

大地獄谷分岐標識

大地獄谷、七滝コースへ延びてます。

黒倉山が真横に来ました。

切通し標識

姥倉山まで1.8km

秋田駒が見えます。

和賀山塊も見えました。

黒倉分岐のプレート

姥倉分岐のプレート

姥倉山に向かいます。

再度、山頂へ

姥倉山頂から岩手山、ありがとう~

山頂標識

奥に薄っすらと森吉山

紅葉です。

松川温泉まで2.8km

湯ノ森標識

登山口まで100m

キャンプ場

登山口に着きました。

本当にファイトでした。

松川荘を正面、車が沢山停まっています。

松川荘正面入口

登山口駐車場到着、無事下山です。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
ナイフ 修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品
虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ
トレッキングポール GPS機器 ストーブ 燃料 ライター カップ
クッカー
【その他】 携帯トイレ、AMラジオ、携帯電話

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登った山

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