行程・コース
天候
初日:晴れ、ややガス 2日目:晴れ、朝はガス
登山口へのアクセス
バス
この登山記録の行程
【1日目】
椹島ロッヂ(08:38)・・・カンバ段(09:41)・・・赤石小屋(11:41)・・・富士見平(12:18)・・・北沢源頭(12:54)・・・赤石小屋分岐(13:42)・・・赤石岳(13:57)[休憩 7分]・・・赤石小屋分岐(14:19)・・・小赤石岳(14:29)・・・大聖寺平(15:07)・・・荒川小屋(15:36)
【2日目】
荒川小屋(05:07)・・・前岳(06:23)・・・中岳(06:33)[休憩 7分]・・・悪沢岳(東岳)(07:47)[休憩 12分]・・・丸山(08:29)・・・千枚岳(08:56)・・・千枚小屋(09:02)・・・駒鳥池(09:24)・・・見晴岩(10:03)・・・蕨段(10:29)・・・清水平(10:47)・・・小石下(11:27)・・・吊橋(12:30)・・・滝見橋(12:38)・・・椹島ロッヂ(12:50)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
8月4日、5日の塩見岳、農鳥岳に続いて、南アルプス最深部と言われる荒川三山に向かうことにしました。
関西からですが、ナビまかせで新東名を新静岡で下ります。夜遅くのインター周辺には開いているガソリンスタンドが無く、静岡市中心部に向かって4km走りました。
ここから72㎞の超ロングの林道が始まります。
途中、井川ダム湖を過ぎたあたりで、草薙方面の道にバリケードがおかれていました。表記には「落石の危険があるため」と書かれていましたので(落石通行止めでは無く)、横を通り抜け、取りあえずそのまま進むことにします。安全確認しながら…。自己責任というやつです。
暫く進むと岩石が複数崩落し道をふさいでいるました。一旦車を停めヘッドライトで斜面を確認しましたが、次の崩落はなさそうです。たまたま道の広いところで川側を何とかすり抜けます。車幅ギリギリです。ギリギリ通れるように応急処置がされていたのでしょう。
1日目は東海フォレスト7:30発に乗り椹島に向かいます。乗車前に運転手さんからチケットを買いますが、その際、宿泊予定の山小屋を申告します。聖小屋に泊まられてう方は井川観光協会のバスを待ちます。バスは補助席も使い満員でした。
65分間バスに揺られ椹島着、直ちに出発します。赤石からのルートを取ったので最初に非常な登りがあることと、スタート時間が8時40分と遅いことから、暑さのため赤石小屋までの間に大量の発汗をしました。「乾くだろう」と登り続けましたが天候によっては着替える必要があったかもしれません。
山頂に近づくと小さい流れをトラバースするところがいくつかあり、給水もできます。急登して稜線にでると、西からの風が強く寒く感じました。
下山後他の方に聞いたのですが赤石岳避難小屋では本格的な美味しいコーヒーが飲めるそうです。残念した!
9月平日とあって荒川小屋はゆったりしていて、一つ飛ばしのスペースでゆっくり寝られました。噂に聞くカレーの晩ご飯はお肉も沢山入っていて、おかわり放題で最高でした。水場は少し離れているので、ゆっくりする前に多めに補給しておくことをお薦めします。(登山靴で行く方が良いと思います)
可能ならお弁当を注文しましょう。お弁当は、小さいおにぎりですが、小屋番の方の出身地の北海道風の甘納豆が入った赤飯のおむすびが入っていて、疲れが癒やされます。
悪沢岳ではガスも晴れ、甲斐駒ヶ岳や富士山、聖岳の周辺の山々が一望できました。
下山道は、昔の林業が盛んだった頃の廃道と交差したり、走りたくなる様な所もあり、下山した方皆さん一様に言われていましたが、最後の○○の頭の岩山登りがしんどかった。まさにその通りでずっと下山してきて足も疲れ…というところでちょっとした岩山登りが最後に待っているので要注意です。吊り橋へのトラバース道が崩落している様なのでやむを得ませんが「いじめか!」と胸中毒づいてしまいました。
ようやく椹島に着き、昼食を取りながら14時のバスを待ちます。
帰りはまた林道が待っています。大井川方面から新東名に出ようと思ったのですが、工事中で時間規制があり解除に1時間待ちであることが看板で解ったので、結局新静岡に向かうことにしました。
椹島への道は他のアルプスに比べて本当に大変です。最後のバスの便数、時間設定も「もう少し…」とも思います(途中お話しした方皆さん思われていたようです)。南アルプスの静岡県部分(静岡県の角の部分)は全て東海特種製紙の社有林ですが、元徳川の天領を、大倉財閥が購入し…という歴史もあるようです。他のアルプスと比べると、開発の波から取り残された感はありますが、それが自然環境の保全に役立っているのかも知れないですね。
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