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白馬三山 大雪渓! 大絶景!! 白馬山荘一泊

白馬岳~杓子岳~鑓ヶ岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (明日から本気出す! さん )

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行程・コース

天候

1日目:濃霧、霧雨 2日目:晴れ

利用した登山口

猿倉  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 猿倉駐車場に駐車

この登山記録の行程

【1日目】
猿倉(07:25)・・・白馬尻(08:11)・・・葱平・・・村営頂上宿舎(10:51)[休憩 15分]・・・白馬山荘(11:14)

【2日目】
白馬山荘(05:05)・・・白馬岳(05:14)[休憩 25分]・・・白馬山荘(05:45)[休憩 15分]・・・村営頂上宿舎(06:07)・・・杓子岳分岐(06:50)[休憩 10分]・・・鑓ヶ岳(07:44)[休憩 35分]・・・鑓温泉分岐(08:35)・・・白馬鑓温泉小屋(09:49)[休憩 10分]・・・小日向のコル(11:12)[休憩 10分]・・・猿倉(12:28)

コース

総距離
約18.9km
累積標高差
上り約2,536m
下り約2,536m
コースタイム
標準15時間20
自己9時間12
倍率0.60

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

北アルプス白馬三山の白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳に登ってきました!
1日目は猿倉登山口から大雪渓を通り、白馬山荘に宿泊。2日目は早朝から白馬岳の山頂に登り、杓子岳、白馬鑓ヶ岳を縦走しました。
初日は濃霧と霧雨の悪天候でしたが、2日目は見事に晴れてくれました!
特に白馬鑓ヶ岳の山頂からの展望はいつまでも居たくなるくらいの大絶景です!!

白馬山荘は日本最大規模の山荘として有名な小屋です。800人も収容できるようです。確かにとても広かった!
軽食用のレストランや乾燥室もあり、何より白馬岳の山頂に近いのでこの山荘はかなり重宝します。トイレもキレイです。
テントの場合は、白馬山荘は利用不可なので近くの村営頂上宿舎を利用すると良いと思います。
白馬岳はどのコースも山荘・小屋が多く設置されていて、休憩場所、水汲み場、トイレが充実しています。

下山は白馬鑓ヶ岳の分岐から白馬鑓温泉小屋のコースを通りましたが、標準タイムで8時間半以上掛かるので体力勝負なコースでもあります。
鎖場、ガレ場、ザレ場が多く危険個所がたくさんあります。日が暮れる前に下山するように余裕もって計画しましょう。

猿倉からの大雪渓コースは雪の上の歩きます。アイゼンとトレッキングポールは必ず持って行ってください。
登りは慎重に登れば大丈夫かもしれませんが、下山時に雪渓を通るプランの場合、滑って滑落する可能性あります。
また落石事故が多いところなので、ヘルメットもあると良いです。
下山は白馬鑓温泉小屋の手前まで連続した鎖場を通ります。グローブは絶対必須です。防寒対策としても重要です。

9月中旬ですが、まだ多少虫は飛んでいます。気になる人は虫除け持っていくと良いです。
大雪渓からは気温が低くなるので防寒対策は必須です。山頂付近は10℃下回ります。早朝は氷点下近くまで冷えます。


1日目
猿倉荘の登山口から登り、白馬尻小屋を通り大雪渓を横切ります。
まだ積雪時期ではないので、雪は固くなっていますが念のためアイゼン持っていくと良いと思います。4~6本歯でも大丈夫だと思います。
雪渓を抜けると葱平でここからは急登が続きます。道はガレ場、ザレ場で岩がゴロゴロしてるため落石に気を付けて登りましょう。
道は広くないので休憩する場合は場所に気を付けましょう。
途中、避難小屋を通りますが、この小屋はかなり狭くで登山者が多い日は混雑します。トイレや水汲み場があるかは分かりませんでした。
その先が村営頂上宿舎です。ここからさらに10~20分ほど登ると白馬山荘です。テントを張る場合は、村営頂上宿舎を利用しましょう。白馬山荘はテントは張れませんので注意してください。
村営頂上宿舎は分岐になっています。向かって右側の道が白馬岳の山頂方向です。

白馬山荘はとても広い山荘です。宿泊者でなくてもレストラン等が利用できるようです。
中に乾燥室があるので、荷物が濡れている場合は利用すると良いです。しかも標高が高いのでかなり寒いです。
受付にスマホの充電器がありました。もちろん有料です。

白馬山荘から10~15分ほど登ると白馬岳の山頂に到着します。
宿泊予定の場合や小屋にピストンで戻る場合は重たい荷物は置いていくと良いです。
到着した時は天気悪かったので、夕方前に登頂してきました。
山頂からの景色はあまり展望良くなったですが、山荘に戻ってからは天気がさらに回復し、夕日と共に剣岳、立山、奥に槍ヶ岳、穂高岳が見えました!
手前は旭岳、白馬三山の杓子岳、白馬鑓ヶ岳が見えます!翌日の天気に期待します!


2日目
早朝から白馬岳山頂に再び登頂し、冷たい風が吹き荒れる中、大雲海のライジングサン!
新潟側はちょっと曇ってましたが、北アルプス方面は手前の旭岳、杓子岳から南部の槍ヶ岳・奥穂高岳まではっきりと見えました。
山頂は風が強くて冷たく、長居すると凍え死にそうなので日の出拝んでさっさと山荘に戻り、支度して杓子岳~白馬鑓ヶ岳に向かいます。
白馬山荘は9月でもストーブ付けてくれてるので助かります^^
また、白馬山荘から山頂はとても近いので荷物置いてすぐ行けるのが良いですね。
クオリティレベルの高い山荘でまた利用したいと思います!

杓子岳へは村営頂上宿舎の分岐点から唐松岳方面に向かいます。村営頂上宿舎には下りないので注意してください。
風が気持ちの良い稜線沿いを歩きます。左手側は朝日が見え、虹も見ることかできました^^
向かう方向は北アルプス川で剱岳や立山の北アルプスが良く見えます。
杓子岳の登りは細かい小石のザレ道を登ります。足を取られやすく登りにくい坂です。
途中に分岐があり頂上を通らない巻き道があるので、杓子岳に寄る予定がない場合は巻き道から白馬鑓ヶ岳に向かうと良いです。
頂上は景色は良いですが、狭いので杓子岳の頂上で休憩するには適していません。がんばって白馬鑓ヶ岳まで行って休憩した方が良いと思います。

白馬三山の稜線歩きはガレ場、ザレ場が多く歩きにくくはありますが、景色が非常に良く風も気持ちの良い道で登り下りの苦労を忘れるほどです。
杓子岳からは1時間程度で白馬鑓ヶ岳に着きます。白馬鑓ヶ岳の山頂からの景色は格別です!いつまでも居たくなるくらい素晴らしい景色でした。
北アルプス側はほぼ全域、白馬岳側、新潟の火打山、妙高山、越後三山、下界は白馬の街がはっきりと見えました。肉眼では南アルプスと富士山の山頂付近も見えます。

白馬鑓ヶ岳の山頂からは、鑓温泉小屋を通るコースで下山します。
このコースは時間が長く、途中危険な鎖場があります。慎重に進めば特に問題ない道ですが、滑りやすく落石事故が多い道だそうです。
鎖場前までは紅葉景色の良い道を進みます。途中、川が流れているところも通ります。
小屋手前から鎖場が連続します。ストックは閉まって両手空けておくとよいです。道が狭いので慎重に進みましょう。
鎖場エリア越えると雪渓が見えます。この雪渓は大雪渓コースと異なり雪の上は歩きませんのでアイゼン着用は不要です。

白馬鑓温泉小屋はその名の通り、天然の温泉が湧いています。
宿泊者でなくても入浴可能です。混浴らしいですが、女性は水着着用です。
足湯もありますので、せっかくなので温泉でちょっと休憩しておくのも良いですね。
長居しすぎて下山時間遅くならないように気を付けましょうw

白馬鑓温泉小屋から小日向のコルまでは何度か沢を横切ります。橋がないとこもあるので渡るさいは注意しましょう。流れが急な川もあります。
山腹を横切るように進みますが、道が狭く落石にも気を付けないといけません。焦らず慎重に進みましょう。
沢から小日向のコルの間は何度か急登のピークがあります。下山でアップダウンがあると足に堪えます…
小日向のコルには小さい池があり、道は平たんです。ここ辺りから樹林帯に入ります。
後はブナ林の樹林帯の坂をずーーと下って、飽きる頃にやっと林道に着きます。登りで通った分岐点です。

このコースは標準で8~9時間程度掛かるロングコースです。
鎖場や山の斜面を横断するトラバース、落石危険地帯、沢渡りもありスリリングな箇所が多いですが、紅葉や景色がキレイで雪渓も楽しめます。
何より白馬鑓ヶ岳の山頂からの展望は言葉を失うほど素晴らしい絶景ですので、ぜひチャレンジしてみてください!

白馬岳は毎年登っても飽きが来ないくらい見所があり、夏でも雪渓があるので涼しいです。
また来年も白馬岳を登る予定ですが、今度は朝日岳まで縦走したいと思います!

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装備・携行品

アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア トレランシューズ
バックパック ヘッドランプ タオル 帽子 グローブ サングラス
着替え 地図 コンパス 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー 非常食
行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール GPS機器
【その他】 ※雪渓(雪の上)の通るため、アイゼン装着推奨

水 1.5ℓ+ペットボトル550ml
ウィダーインゼリーx2、プロテインゼリーx2
1日目の昼食
※地図、コンパス、時計、GPS、カメラはスマフォアプリ

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登った山

白馬岳

白馬岳

2,932m

杓子岳

杓子岳

2,812m

鑓ヶ岳

鑓ヶ岳

2,903m

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