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星峠に日本一の棚田を見に行く!(新潟県十日町市、松之山街道)

小豆峠、星峠、蒲生、松之山街道、まつだい芝峠温泉雲海( 上信越)

パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )

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行程・コース

天候

曇り時々雨または晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路:目黒6:26→山手線→東京6:46~7:00→上越新幹線→越後湯沢8:10~16→ほくほく線→ほくほく大島9:04

復路:まつだい14:59→越後湯沢15:40~16:00→上越新幹線→東京17:28~38→山手線→目黒17:57

この登山記録の行程

ほくほく大島駅9:12→小豆峠10:15→星峠の棚田(見晴台)10:27→地図上の星峠(神社)10:36→木和田原10:55→道迷い→峠の茶屋「蔵」11:56→蒲生の棚田12:16→まつだい芝峠温泉雲海12:57~13:55→まつだい駅14:22

合計3時間45分(芝峠温泉雲海迄18.7km)+27分3.8km

コース

総距離
約22.5km
累積標高差
上り約790m
下り約722m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

9月23日(祝)は、先週の「三国街道塩沢牧之通り」の続きで、さてこの道はどこに続いているんだろうと調べたら、上越市の上杉謙信の春日山城から六日町の直江兼続の坂戸城を経由して、谷川岳の清水峠を越えて関東に続いているとのこと。なんでも、上杉謙信が関東遠征の際に度々使ったとのことで上杉軍道と呼ばれているらしい。

この道はまたの名を、松之山街道ともいい、その一部が文化庁の「歴史の道百選」に選ばれており、十日町市がハイキングコースとして整備しているらしい。

さらに、その起点にあたる「星峠(小豆峠)」は、NHK大河ドラマ「天地人」のオープニングに使われ、「NIKKIプラス1」の「棚田10選」の1位に選ばれた絶景ということになれば、もうこの際行くしかないでしょうってことで、早速行って来ました!

ただ全部行くと帰りが面倒になるので、その前半だけですが…。

で、当初、棚田見物の里山ハイクということで、とっても楽な道を想像してたんですが、標識は全然ないわ、細い道は夏草ぼうぼうで通れたもんじゃないわ、挙げ句の果てには道に迷うわで、思ってたより大変でした。

しかも、豪雪地帯なんで国道は歩行者通行禁止の超長いトンネルが多く、いざとなったら車道を大回りすればいいという手も使えない。(そのせいでこの手の丘陵地帯にやたら多い自転車族もほとんど見ませんでした!)

まあほとんどの人が車で来て棚田だけ見て帰るので、歩く道を整備しても衰退するのも当然なんですが…。

何はともあれ、越後湯沢で先週と同じほくほく線に乗り換えれば、六日町から先、ひたすら真っ暗なトンネルの中を激走して、9時4分には星峠の最寄り駅「ほくほく大島」に着きます。意外と近いです。

ほくほく大島は、トンネルとトンネルの間の高い橋の上にある三階建の無人駅です。トイレ済ませてエレベーターで下に降ります。

そして、線路の下をくぐり抜けている県道をしばらく南に進みます。すると早くもトラブル発生!当たりをつけていた星峠への近道が夏草ぼうぼう行けたもんじゃない!しょうがないんで、県道をさらに進んで大回りします。

それで結局、まる1時間かかって、星峠のすぐ隣にある「小豆峠」に到着。峠の標識のような物は何もなし。ただ可愛い石仏が一体あるだけです。でもここが松之山街道の整備区間の起点!

でもここから松之山街道に入ってしまうと、目的地の星峠に寄れないので、いきなり無視して星峠に向かいます。

星峠は小豆峠から5分位行くと、トイレと駐車場があり、さらに5分進むと中心地の展望台があります。

展望台からの眺めは、さすが「日本一の棚田」というだけあって雄大なもので、谷底に向かって何重にも折り重なった棚田が広がります。

こういった非効率な農地を維持できるのって、先週から言ってるけど、やっぱコシヒカリって儲かるのかな~?いやそれだけじゃない。きっと完全無農薬の有機農法とかやって、さらに付加価値を高めているに違いない!

などということを考えながら、しばらくブラブラした後、2万5千分の1の地図に星峠と書かれている場所まで下ってみることにしました。

でも、峠という名前の集落と石祠だけになった神社以外に何もなし。また登り返すのは面倒なので、棚田の下まで降りて、国道経由で木和田原という集落の入口からまた松之山街道に戻ります。

木和田原入口から再び標識も何もない角を曲がって農道のような道に入り、棚田を見下ろしながら坂道を登ります。下の方で稲刈りをやっていました。

坂を登りきって、しばらく平坦な道を進むと、ネットに危険なので国道を迂回して下さいと書いてある箇所に到着します。

ここでまた問題発生!国道へ抜ける道がまた夏草ぼうぼうで通れたもんじゃない!しょうがないんで迂回しない道を探すも、こっちは完全に廃道。林道を直進すれば国道へ抜けられるかと思って行ってみたら、完全に関係ない方に下って行っているようなので、また戻り、結局その反対側のかなり戻ったところから、ようやく国道に出る。結局20分近くロスしてしまった。

国道に出て少し行ったところに、釜飯が有名でテレビにも出たことがある峠の茶屋「蔵」という店があったんだけど、ロスタイムが多すぎて寄る気分になれず、昼飯時だったんだけどそのまま通過。

その峠の茶屋の少し先でガイドマップにない棚田の見晴台を発見。さらに少し進むと、次なる分岐の蒲生の集落の交差点に到着。

ここでまた問題発生!地図通り進める道が見当たらない!おかしいなと別の方向も探してみると、本日の目的地「芝峠温泉雲海」への近道の車用の標識発見!今日は道探しで大幅に時間をロスしているので、松之山街道はあきらめてこの標識通りに進むことにしました。

標識通りに進むと、まず「蒲生の棚田」の見晴台に到着。ここの棚田は星峠ほどの規模はなく、そのせいか駐車場に観光客の車もなし。

蒲生の棚田を過ぎ、棚田を見下ろす丘陵上の道をひたすら進みます。そしてようやく、まつだい駅と芝峠温泉の分岐に到着。残り1キロ少々。ようやく終わりが見えてきた-!と思ったらその1キロがひたすら上りでキツいことキツいこと。

でもなんとか登りきり、12時57分、目標の12時30分を30分近くオーバーしてしまったけれど、なんとか「まつだい芝峠温泉雲海」に到着。

芝峠温泉雲海は、松代の山というか丘陵の上にある宿泊施設兼日帰り温泉で、料金は600円、泉質はナトリウム塩化物泉、早い話がしょっぱい塩泉です。ただ色がうっすらと緑色がかってるのがここの特徴。丘の上なので露天風呂の見張らしは最高で、天気がよければ谷川岳や苗場山、それに鳥甲山なとが一望出来ます。この日は高い山は全部ガスってたので1つも見えなかったけれど…。

ともかく、坂道を上り降りした汗を流した後、多少は時間があったので、食堂で「見張らしラーメン」700円なるものを食べました。あんまり期待してなかったんだけど、少し背脂が浮いた感じの豚骨醤油味のスープに、白菜とネギの乗った意外と美味しいラーメンでした。白菜と豚骨醤油って意外と合うな~。

で、腹ごしらえした後、まつだい駅まで結構ありそうだったので、下り坂を汗かかない程度のスロージョギンクで、電車の時刻に間に合うように急いでむかいます。

そしたら思ったより早く、30分弱で、14時22分到着。もう少しゆっくり温泉入ってても良かったかな?

まつだい駅は、鉄道の駅と道の駅が合体した駅で、当然ながら本数の少ない電車利用客より、車での観光客の方が多く、駅は記念撮影用のスポットみたいな感じになっています。鉄道の駅と道の駅意外に、民営の食堂の大きいのとか、郷土資料館とか、何やってんのかわかんないけど農舞台なんてのもあります。

30分ぐらい時間があったので、道の駅でブラブラした後、ほくほく線で越後湯沢まで戻り、先週と同じたにがわで東京まで帰りました。

スーパードライはさっき温泉の食堂で飲んだので、今週の帰りのビールはエチゴビール♪

※写真しょぼいので下のリンク見ていただいた方が良いです!

コメ作りが生んだ棚田10選 里山の絶景を見に行こう|トラベル|NIKKEI STYLE
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO20324240U7A820C1W01000?channel=DF140920160941

キナリノ 見頃は9月。一度は見てみたい新潟県十日町市の棚田
https://kinarino.jp/cat8-旅行・お出かけ/4149-見頃は9月。一度は見てみたい新潟県十日町市の棚田

古道 松之山街道
http://www.tokamachishikankou.jp/matudai/facilities/kodo/

どきどき十日町 古道 松之山街道(上杉軍道)
http://www.tokamachishikankou.jp/history/ruin/uesugi_gundo/

各種ダウンロード - 十日町市観光協会 どきどき十日町
http://www.tokamachishikankou.jp/download/

とおかまち日和 古道 松之山街道(上杉軍道)のご案内【文化庁「歴史の道百選」】
http://www.city.tokamachi.lg.jp/kanko/K026/K028/1454068578289.html

十日町市の公共交通/十日町市ホームページ
http://www.city.tokamachi.lg.jp/kurashi_tetuduki/A011/A013/1454068628938.html

棚田・雲海が絶景!まつだい芝峠温泉「雲海」
http://shibatouge.com/

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