行程・コース
天候
雨のち曇り
登山口へのアクセス
その他:
往)秩父鉄道 三峰口駅8:42着。駅から徒歩
復)大滝温泉 遊湯館から、西武秩父行き急行バス(17:00)に乗車
この登山記録の行程
三峰口駅(8:42着/8:48出発)-万年橋(9:17)-(瀧石神社参拝)-大達原分岐-(光岩稲荷社参拝)-手掘り隧道(10:10)-(大達原峠、妙見社、大達原稲荷社、竈三柱社参拝)-表参道大鳥居(11:10)-(竜門の滝)-表参道登山道入口(ロープウェイ山麓駅の跡地)(11:42)-清浄の滝(12:10)-最初の廃屋(13:00)-奥宮遙拝殿(見晴台)(13:22)-(三峯神社散策)-裏参道鳥居(14:25)-(裏参道)-国道140号線合流(15:25)-大滝温泉 遊湯館(15:38)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
荒川沿いに車道が通るまで使われていたという旧道を辿って三峯神社を訪ねてみました。 静かな表参道は神域に相応しい空気に満ちていて、観光客で賑わう山上とは対照的でした。 お目当てのオオカミ像は数が多過ぎてお腹一杯です・・・。
≫スカッとした秋空の富士山を見たいな~と思っていましたが、土曜日は生憎の空模様。
「それならばオオカミ像だ!」・・・という訳で、行き先を秩父の三峯神社に定めて西武特急に乗込みます。 秩父鉄道への乗換え前に秩父神社にも足を伸ばし、気分を高めてから三峰口駅に降り立ちました。
三峯神社の表参道入口は大輪のバス停が最寄りですが、今回は折角なので三峰口駅から、強石(こわいし)、大達原、大輪(おおわ)の集落を繋いで歩いて行きます。 歩き始めて直ぐに、大勢の登山客を乗せた三峯神社行きの急行バスが目の前を通り過ぎて行きました。
強石の先で国道を離れて大達原集落に抜ける道は、大正時代に現在の国道140号線が開通するまで使われていたという旧道で、昭文社の山と高原地図では細い赤線で記されています。
途中には明治時代に掘られたという手掘りの隧道があり、隧道を抜けてから山道を登り返せば、かつての大達原峠に立つことが出来ます。 隧道が出来る前はここに一軒のお茶屋があって、三峯講の人々が足を休ませたといいますが、今は高圧鉄塔の脇に金比羅大権現の祠が静かに佇むのみです。
大達原の集落では、江戸時代の高札場の史跡や大達原稲荷社に旧道の名残りが伺えました。
大輪バス停の先に立つ一の鳥居の周辺には、かつてロープウェイ山麓駅の玄関口として賑わった頃の面影は無く、登龍橋の朱色の鮮やかさだけが浮き立っていました。 コンニチハ~、と挨拶を交わした外人のカップルさんに道を譲り、竜門の滝に立ち寄りながら、石畳の坂道ををゆるゆると登って行きます。
天候のせいなのか、表参道は驚くほど静謐で厳かな空気に包まれていました。 目にする樹々の一本一本が当たり前の様に大きい上に、時折りボスキャラ然とした巨木が現れるので飽きることがありません。 車窓越しには決して分からない山の姿に触れれば、4時間半を掛けて登った甲斐があるというものです。
大勢の参拝客で賑わう三峯神社の境内を、オオカミ像を探しながらぐるぐる歩き回っていたら、あっという間に1時間が過ぎてしまいました。 赤い前垂れ姿のオオカミ像はやや迫力に欠けますが、その数は流石に三峯神社で、最後は些か食傷気味となる程でした。
時間があれば妙法ヶ岳の奥宮まで往復するつもりでしたが、気分は既に温泉モードです。
全く人気の無い裏参道を駆け下りると、僅かに国道を歩いて、道の駅 大滝温泉遊湯館に初ドボーン。
新しいシューズに課題を残しましたが、希少な秩父のイチローズモルトも頂いて、今週もしっかり締まりました~!
本日の総歩数38,472歩、歩行距離27.0km、消費カロリー1,715kcal、脂肪燃焼量122g也。
フォトギャラリー:98枚
電車を乗り継いで、所沢から西武特急秩父3号に乗り込みました。
西武秩父に到着すると、お花畑駅を通り越して、先ずは秩父神社に向います。
趣きのある街並みは、昭和レトロを通り越して、大正モダンな雰囲気です。
御近所のおばさんが懇ろにお参りされていました。
左甚五郎の子育ての虎の彫刻です。他にも見所が有り過ぎて紹介しきれません。
秩父駅から秩父鉄道に乗り込みました。
初めての三峰口駅に到着。バスは待たずにここから歩き始めます。
白川橋を見物していると、大勢の登山客の乗った三峯神社行きの急行バス2台とすれ違いました。
万年橋を渡って強石集落へ。秩父御岳山への登山道もあります。
強石集落の瀧石神社にお参り。
国道の先の石段から、大達原に抜ける旧道に入ります。
光岩稲荷社に参拝。よく見ると、鳥居が塩ビパイプで作られていました。
途中から、岩壁を穿った様な道になります。
オーバーハングの岩壁の下に、明治時代に掘られた手掘りのトンネルがあります。
岩壁はロックゲレンデになっているらしく、沢山のビレイが残されていました。
荷馬車が通れる程の幅が有ります。
隧道を抜けて登り返すと、「茶屋尾根」と呼ばれる斜面が墓地になっていて、古い石仏に小さな花が供えられていました。
尾根の縁が大達原峠跡で、金比羅宮のお社が佇んでいました。
隧道の先の大達原の集落には、秩父往還を偲ばせる高札場の史跡があります。
妙見社に参拝。
道でお会いしたご老人曰く、大達原稲荷のご霊験はあらたかで、ご例祭には千葉県や長野県からも人が集まるとのことでした。
再び国道へ。
国道沿いの旧村社、竈三柱社にもご挨拶。もしやと思いましたが、狛犬は居ませんでした。
表参道一の鳥居です。
出ました!本日最初のオオカミ像です。 この後、余りにも沢山のオオカミ像に遭遇しますので、写真は最後にまとめてUPしています。
鮮やかな登竜橋を渡ると、厳かな雰囲気になって行きます。
石畳の表参道。外人さんのカップルに道を譲って、、、
参道脇の石碑の影にオオカミ像を見つけて思わずニンマリ。
途中、竜門の滝に立ち寄ります。
新しい相棒はソールの材質が硬くて、石畳みでフリクションが効かないことが判明!止むを得ず万一の為に持って来た古女房に履き替えます。
石畳を抜けた所がロープウェイの山麓駅の跡地だったそうで、今は広場の様になっています。表参道は、ここから山道になります。
山に踏み込んだ途端に、静謐な雰囲気に包まれます。
一本一本の樹々が当たり前の様に大きくて、圧倒されます。
道の途中に清浄の滝が有ります。三峯講の人々はここで身を清めてから山上に向ったそうです。
時折、ボスキャラの様な巨木が現れます。
薬師堂前、昔の救急看護所ですね。
こちらは昔の宿泊所の様です。空き家となってどの位でしょうか。
最後は林道に合流して・・・、
妙法ヶ岳奥宮を望む遙拝殿の脇に出ましたが、生憎視界はゼロでした。
随身門
境内を歩き回ると、所どころでオオカミ像に出会えます。
畠山重忠が奉献したという推定樹齢800年の杉の御神木。人々が気を貰う為に長年触れた場所が凹んでいます。
本殿脇の興雲閣には日帰り温泉があります。要チェック!
摂社、末社が20社以上鎮座していました。
これが有名な、三つ柱の鳥居ですね。
博物館で狼展が開かれていましたが、時間が無かったのと、靴を脱がなければならなかったので、見学は諦めました。
賑やかな本殿前を抜けて、裏参道方向に向います。
女性客に人気の「縁結びの木」
遠宮(御仮屋)は、山中に身をひそめている大口真神の為の、仮のお宮です。(狛犬とは格が違います。)
遠裏参道に向う道の鳥居です。オオカミ像は見当たりませんでした。
誰もいない裏参道への路。
物凄く立派なトイレ、ですが、閉鎖されていて利用できません。後で調べたところ、ここがロープウェイの山頂駅跡でした。
岡本バス停の標識を見ながら下って行きます。
岡本集落に降りてきました。
水を湛えた荒川を渡って、国道に出ます。
青空が見えてきました。目の前は秩父御岳山でしょうか。
道の駅、大滝温泉に到着!
慌ただしく、湯上りセットでカンパーイ。時間が無いので半分包んでお持ち帰りです。
西武秩父行きの急行バスの車窓から。増便が出てゆったり座れました。
次の特急まで約45分、さて、どの店で時間を潰しましょうか・・・、
よしっ、ここだッ!!
駅前セットで2回目のカンパーイ。お通し5皿で500円はお得です!
ご主人のお勧めで、とても希少な秩父のイチローズモルトを頂きました!旨い!
最後は特急列車の指定席セットで3回目のカンパーイ。
御神犬守(おいぬまもり)もゲットして、充実の一日でした!
★ここからはおまけのオオカミ像、狛犬の写真です。余りにも多いので、一対の片方だけUPしました。時間と興味の有る方はご笑覧下さい。先ずは、朝一で立寄った秩父神社の狛犬です。
大達原稲荷神社のキツネ像。お狐さんにしてはシャキッとしています。
表参道一の鳥居の下のオオカミ像、吽形。背景が俗っぽいのが難点です・・・。
表参道に立ち並ぶ石碑に紛れて、2対の小さなオオカミ像があり、近づけないのでズームで撮りました。これは最初の吽形。
こちらは二対目の阿形。今回の中で一番雰囲気があったと思います。
山上に着いて最初に見た、遙拝殿脇のオオカミ像。赤い前垂れが気になります。
随身門を護るオオカミ像。強面の風貌に、赤い前垂れがミスマッチ!?。
この大きさも良いですね。
本殿への参道を護る一対の吽形。アバラの感じも良いのですが、やはり前垂れが気になります!
本殿に登る階段脇の一対の吽形。ウム~、洋犬に見えてしまいます。
御神木の脇の一対の阿形。年季が入っていますが、赤い前垂れのせいでキツネに見えてしまいますね。
これぞ大口真神です!
こちらは三峯神社で唯一見かけた狛犬(獅子)です。意外に渋い!
摂社の大山祇社を護る一対の阿形、口先がセメントで補修されているようです。
こちらが誰もが目にする、三つ柱鳥居前のオオカミ像ですね。前垂れが無くて良かった!
吽形もおまけです。
御仮屋の前のオオカミ像達、計5匹。
御仮屋は大口真神の為のお宮なので、これはモニュメントの様なものですね。
そして、お宮の中には一対、というか子供を従えた像が対になっていました。もうお腹一杯です!
更に、お宮の隅には小さなオオカミ像がズラリ! 流石、三峯神社、参りましたっ!
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー |
行動食 | テーピングテープ |
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