行程・コース
天候
初日:曇り 2日目:曇りのち晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
中央道小淵沢IC → 富士見高原リゾート登山者専用駐車場(約10分)/ 富士見高原登山口
駐車場は3箇所。いずれの駐車場も近接しているためどこに停めても大差は無いように思います。
登山道に一番近い所は登山口を車で入り林道を100m弱登った辺りのゲート手前の砂利敷きで駐車可能台数は5台くらい。
次に近い駐車場は登山口手前の舗装された駐車場で駐車可能台数は20台くらい。
そのすぐ下に3つめの駐車場があり、かなり広く、100台くらい駐車可能。
いずれも無料。
この登山記録の行程
【1日目】
富士見高原(07:30)・・・盃流し(08:00)・・・石小屋(08:35)[休憩 10分]・・・シャクナゲ公園(10:20)[休憩 10分]・・・編笠山(11:30)[休憩 5分]・・・青年小屋(12:00)[休憩 40分]・・・権現岳(13:55)[休憩 10分]・・・青年小屋(15:00)
【2日目】
青年小屋(07:00)・・・西岳(08:00)[休憩 40分]・・・林道編笠線(中央コース)(09:30)・・・不動清水(10:10)・・・富士見高原(10:35)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
富士見高原リゾート敷地内に入ると駐車場が多く迷いそうですが、敷地内の道を奥まで進むと登山者専用駐車場の案内図の看板があります。登山シーズンに入り連休でしたので、駐車場はかなり混むのかと思いきや、ガラガラでした。
登山開始前にトイレはA1駐車場奥のトイレ(綺麗に清掃されています)を利用すると良いと思います。
編笠山手前までほとんど樹林帯の中を歩きます。南八ヶ岳は、北八ヶ岳の苔に覆われた森林と比較して険しい岩稜のイメージがありますが、シャクナゲ公園までの道程には苔むす神秘的な森林の中を通る箇所がいくつもあります。
シャクナゲ公園を過ぎた辺りから登山道の様相が一変します。巨大な岩を乗り越えて編笠山頂へ向かっていきます。
頂上直下は岩石だらけの中を矢印を頼りに登ります。時々安定の悪い岩もありますので慎重に岩から岩へ移動します。
ポケットの中の物を岩と岩のの合間に落とすと回収は不可能ですからカメラ・携帯など落とさないように気をつけてください。
この日は残念なことにガスが出ており編笠頂上からの眺望はほとんどありませんでした。
編笠山から青年小屋までの道はほぼまっすぐな1本道です。雨が降るとぬかるみ滑りやすくなりますので気をつけたほうが良いと思います。青年小屋では昼食にカレーを注文しました。豚、鳥、牛の3種類から好きなのを選べます。少し体が冷えていたので、カレーの温かさが身体中に染み渡りとても美味しかったです。
昼食後は青年小屋で宿泊するのでザックをアタックザックに変え最小限の荷物(雨具、地図、コンパス、防寒具、水1Lなど)で権現岳に向かいました。
午後から晴れてきて日差しが暑いくらいでした。青年小屋を出てしばらく平らな林を進むと急登が始まります。
この急登を超えるとキボシを目前に展望の良い稜線歩きが始まります。
稜線からの景色に目を、意識を奪われがちでしたが、途中登山道の脇が崩壊している箇所がありますので足元に注意して歩きました。
今回の山行で難所といえばキボシ越えの際のクサリ場でしたが、足場も良く慎重に行けば問題なく通過できます。
キボシを通過したら権現小屋の向こうに権現岳がはっきり見えてきます。
権現岳頂上は巨岩でできており、事前に写真を見ていなかったため意外な光景にちょっと拍子抜けでした。
青年小屋は大勢の宿泊客で賑わっていました。さすがにこの時期になると日没前から寒くなり始め皆さんダウンを着込んでいました。小屋の中もストーブが焚かれていました。夕食は夕方5時半から一斉に皆さんと食堂でとりました。
非常に美味しくご飯がお代わりできるのでお腹を十分に満たすことができました。
残念ながら星空は見ることができませんでしたが、美味しいお酒を楽しめて(宴席の輪に入れて頂いた日本山岳会山梨支部の皆さまありがとうございました♪)満足して床に就きました。
ちなみに水場は歩いて5分程の所にあり勢いよく沢水が出ていました。煮沸せずに飲むことができます。
トイレは室内にもあり、宿泊者は無料で利用できます。ペーパーもついており便器に破棄できます。夜中にトイレを利用するときは便利だと思いました。
朝は皆さん早く、3時半には起きだしてゴソゴソし始めていました。僕は7時出発予定でしたので、5時半からの朝食後は外の空気を吸いに出たり、部屋でゴロゴロしたりしていました。天気予報では晴れるはずだったのに曇りでガスがひどく、編笠山からの日の出を楽しみにしていた人にとっては残念な天気でした。
二日目の予定は西岳からの展望を楽しんで富士見高原登山口まで下山でした。晴れてくれることを祈りつつ出発の時間になったので表に出ると、遠くに富士山がうっすら見えるほどガスが晴れてくれていました!
西岳までの登山道は多少のアップダウンはあるものの、さして体力的にきつくなることはありませんでした。
頂上からの展望は申し分なく、富士山から南アルプスまで眺めることができました。反対の赤岳方面はガスに隠れていました。また今度来た時の楽しみとします。
西岳から富士見登山口まではひたすら下り道で、膝に負担をかけないために休み休み下りました。
青年小屋から西岳を経由して富士見登山口までは総じて樹林帯を進みますので西岳山頂以外は展望はほとんど無いです。
帰りは登山口近くにある八峯苑鹿の湯に立ち寄って家路につきました。
今回初めての八ヶ岳でしたが、森林地帯、急峻な岩稜、素晴らしい展望など様々なコースを体験でき、八ヶ岳のその他の山々もぜひ登ってみたいと思いました。
フォトギャラリー:34枚
富士見高原登山口です。
曇りでしたが、むしろひんやりしていて気持ち良い気温でした。
ゲート脇を抜けます。
この右手に砂利敷きの駐車場(約5台)があります。
途中ガスが大量発生したり、いきなり日差しが差し込んだりと目まぐるしく天気が変わりました。
盃流しにすごくシンプルな所要時間案内板がありました。
石小屋です。山菜採りの人が穴から出てきたクマに襲われた記事を読んでから、大きな穴や窪みを見るとクマが中から出て来るのでは!?と
一人ビクビクしながら通過しました。
途中の急登です。時々急登に出くわしますが長くはないです。
2000m通過です!
途中にマッチ棒のようなキノコがちょこんと生えてました
これは・・・・・クマの排泄物?
怖いので足早に立ち去ります。
シャクナゲ公園です。
公園と表記されていたのですが、想像と少し違いました。。。
シャクナゲ公園は苔むす神秘的な公園です。
アップにして見るとミニチュアの森みたいです。
シャクナゲ公園を過ぎると登山道を阻むような巨石を乗り越え、いよいよ森林の切れ間に岩石群が見えてきます。
これが山頂直下の巨石群ですね。矢印通りに慎重に登ります。
振り返ると・・・下界は全く雲に遮られ展望は絶望的です。。。
標高を100mおきに示してくれた標識が山頂付近から応援に変わりました(笑)でもありがたいですね!これで最後の巨石群を乗り越えられた気がします。
編笠山山頂到着です!
ガスに包まれてた山頂には2〜4人連れのグループが4、5組お昼を食べたり、休憩をしたりしていました。
山頂で小休止していると、ガスが少しだけ晴れて、これから向かう青年小屋やキボシ方面がほんの少しだけ見えました。
山頂を後にし、青年小屋までほぼ一直線の下山道です。
途中小屋が見えました。
ここからだとNゲージのミニチュアみたいです♪
編笠山から青年小屋までは30分で到着しました。
噂の赤提灯が思ったより大きい!
受付を済ませ昼食をとりました。水は近くに水場があるので販売はしていませんが、各種ジュース類の他お菓子など販売していました。
荷物を軽くしこれから権現岳に向かいます。まず見えてくるのは 西キボシ、東キボシです。
東キボシ近くで見るとゴッツイです。
東キボシをトラバースするようにクサリ場を進みます。
権現岳が見えてきました。
ちょうど稜線で左右の気象がはっきりと区切られていました。
もうすぐ権現岳です。
権現岳山頂はいくつもの巨岩の集合体ですのでのんびりとくつろげるスペースはありませんでした。
気持ちの良い秋の青空で1日目が終了しました!
翌朝最初は曇っていましたが、うっすらと木々の間から富士山が見えてきました。本当にうっすらですが。。。
西岳への源治新道は苔に覆われた静かな森の中の登山道です。
西岳から見えた富士山
南アルプス?
すっかり秋空です。
装備・携行品
アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | 登山計画書(控え) | ナイフ | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ | トレッキングポール |
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