秋山始めました! 雷鳥もわんさか立山・雷鳥沢キャンプ泊(2日目)
浄土山(南峰)、龍王岳、一ノ越、雄山、大汝山、富士ノ折立、真砂岳、別山(南峰・北峰)、別山乗越、新室堂乗越、室堂乗越、カガミ谷乗越、奥大日岳( 北アルプス・御嶽山)
パーティ: 2人 (Yamakaeru さん 、ほか1名)
浄土山(南峰)、龍王岳、一ノ越、雄山、大汝山、富士ノ折立、真砂岳、別山(南峰・北峰)、別山乗越、新室堂乗越、室堂乗越、カガミ谷乗越、奥大日岳( 北アルプス・御嶽山)
パーティ: 2人 (Yamakaeru さん 、ほか1名)
雨のち晴れ
マイカー
その他:
立山駅駐車場を目指す。立山ICから約40分。立山駅駐車場は6か所の駐車場があり全部で
約900台規模。ただし、常に混んでいる。臨時駐車場が設けられることもあるが、登山時はできる限り早い時間に着くことをお勧めする。
雷鳥沢キャンプ場(06:33)・・・雷鳥平・・・新室堂乗越・・・室堂乗越・・・カガミ谷乗越・・・奥大日岳(08:20)・・・カガミ谷乗越・・・室堂乗越・・・新室堂乗越(09:32)・・・別山乗越・剱御前小舎(10:30)・・・別山・南峰(11:02)・・・別山・北峰(11:14)・・・別山・南峰・・・別山乗越・剱御前小舎(11:43)・・・雷鳥坂・・・雷鳥平・・・雷鳥沢キャンプ場(13:51)(テント撤収・昼食~14:40)・・・エンマ台・・・ミクリガ池・・・室堂(15:23)
寝入ってすぐにテントに雨粒が当たる音がし始めた。ひょっとしたら明け方には星空が見れるか?!との僅かな期待もこれで無くなった。ウトウトしながら、徐々に雨音も強くなって行く。何時頃だろうか。ビカーッと光った。稲光だ。と瞬間、空気を裂く強烈な音が地面を震わせる。ゴゴゴゴッーー。雷鳥沢は山で囲まれたど真ん中にあるため、稲光音が山の壁を伝い、サラウンドで音がグルグル回っている。空気も震え、まるで雷の中にいるようだ。
気温は雨が降っているためか安定していて、テントの中は過ごしやすく、いつの間にかまた眠りに落ちていた。。。
4時に目を覚ます。雨はとりあえず止んでいるものの、霧が濃く少し外を歩くだけで、服がしっとり濡れる。朝ごはんに暖かいラーメンを頂き、心も身体も準備オッケー。5時を過ぎ、周囲も徐々に明るくなってきた。
アタックザックに水と食料を詰め込み出発。
霧雨がかえって心地よいのでレインウェアは着ずにそのまま歩きだす。今日の目的地は奥大日。霧の中、薄っすらと紅葉した山肌が幻想的に見える。ヒンヤリとした空気の中、登山道を上がって行く。霧の中の紅葉は一層色鮮やかに見える。昨日、目に見える程紅葉が進んだと感じたが、今日はさらに進んでいるように見える。やはり気のせいではないようだ。
途中、目の前を数羽の雷鳥が横切る。少し小ぶりだ。今年生まれたやつだろうか。
よく見るとお腹から下が白くなっている。雷鳥は秋を飛び越してすでに冬支度に入っているようだ。焦って上手く写真が撮れなかったが、その名前の通り雷鳥は今日のような天候にはよく現れる。さらに登ったところで、今度は5羽以上のファミリーがいた。こんなに沢山の雷鳥に会うなんて、、、と夢中でシャッターを切る。いくつか良い写真が撮れた。眺望は望めないが、雨もまんざら悪くはない。実はこの日は、特に歩き出した時間帯もよかったのか、結局、20羽前後の雷鳥に出会うことが出来た。間違いいなく、最多だ。友人に雷鳥は立山にしかいないと思っているヤツがいるが、確かに立山は遭遇率は高い。
途中、いったん雨が強くなったが、なんとか奥大日に着いた。標高2,611m。二百名山でもある。頑張って歩いてきたが、予想通りの濃霧で本来であればデデンとお見える剱の雄姿もこの日は影も形もない。
午後から天気は回復傾向にあると天気予報にかけ、少し休憩したのち、元来た道を使って
雷鳥沢から登ってきた新室堂乗越まで戻る。ここは分岐になっていて、そのまままっすぐ進み尾根の方に登っていくと剱御前小舎がある別山乗越につながる。
剱御前小舎の前では大勢の人が休憩していた。軽快にここまで来たので、一気に別山を目指す。別山は標高2,880m。雄山、浄土山を加えて立山三山と呼ばれている。
稜線は歩きやすく軽くアップダウンを繰り返しながら南峰に着く。以前来た時の記憶が全くないが、よく考えてみれば過去、いずれも雨の立山だった。南峰から別山の頂までは約10分。かすかな期待ではここに来るまでには何とか霧も晴れるかと思っていたが、変わらず真っ白な世界。変化する気配もなかったので早々に去ることにした。今日は帰る日なのであまり時間が取れないためいったん、剱御前小舎まで戻る。
お昼時になったので小舎前のベンチでご飯でも食べながら霧の晴れるのを待とうかとも思ったら、そのまま雷鳥沢に戻ることにした。懐かしい雷鳥坂を下る。
と、神様のいたずらか、降り始めて10分ぐらいだろうか。先ほどまでは絶対晴れることがないだろうと思うほど濃かった霧が一瞬にして大きく動いて間から晴れ間が見えた。なんと、もう少し残っていれば絶景が楽しめただろうに。山の天気は本当に難しい。その晴れ間もまた10分程度でもとの白い世界に戻っていく。すれ違い登っていく青年が、「うわーそのままでいてくれ!」と叫んでいた。気持ちは分かる。 :)
雷鳥坂のコースは雷鳥沢を眺めながら降りるコースだ。小さなテント場が降るにつれて大きくなっていく。明日は日曜日ということもあってテントの数も増えて、紅葉に対応してこちらも色御鮮やかだ。
テント場に戻った頃には綺麗に晴れ上がっていた。どうせなら山頂で、、、とも思うが、これでテントも少しは乾かすことができる。雨の中の撤収程、嫌なものはないので感謝だ。
テントをザックにしまい、お昼ご飯を食べる。
最後に周遊した山々を眺め、一礼をして雷鳥沢を後にする。
立山は、雄山(3003m)、大汝山(3015m)、富士ノ折立(2999m)の3つの総称からなる。立山三山と区分する場合は、先ほど書いたように別山(2,880m)、雄山、浄土山(2,831m)のくくり。今回、奥大日を加えた立山登山として、キャンプと紅葉、そして雷鳥を堪能した実に最高の休日だった。
追記:下山後、立山ICに向かう途中の日帰り温泉「グリーンパーク吉峰 吉峰温泉 ゆ~ランド」に寄った。なかなかよい施設で、地元の野菜や果物も販売していて、また温泉としてもなかなか良かった。大人610円なり。
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
帽子 | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) | ナイフ |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 携帯トイレ |
非常食 | 行動食 | GPS機器 |
みんなのコメント