行程・コース
天候
快晴!
登山口へのアクセス
バス
その他:
高速バス(甲府~新宿線) 1501号 笹子バス停下車。バス停を出て左に進み、中央自動車道の高架橋を抜けて林道に入る
この登山記録の行程
桜森林公園08:42 - 08:46寂悄荘入口分岐 - 09:15道証地蔵09:18 - 10:32大鹿峠 - 11:40お坊山12:15 - 12:30トクモリ - 12:54米沢山(ヤダイロ)13:01 - 14:12笹子雁ヶ腹摺山14:22 - 14:40標高1188m地点 - 15:32新中橋バス停 - 15:41追分バス停 - 16:04笹子駅
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
笹子雁ヶ腹摺山(ササガン)から北に連なる、金沢山、お坊山(ササガン北尾根)を歩いてみました。ちなみに、ササガンは秀麗富岳十二景の一つであり、十二景には、ササガンをいれて「雁ヶ腹摺山」の名前がつく山が3つがあります(ササガン、牛ノ奥雁ヶ腹摺山、500円札のデザインになった雁ヶ腹摺山)。2015年10月に十二景は踏破しましたが、ササガンに登ったのはその年の2月。今回はほぼ3年ぶりとなります。
今回のコースは
①往路は、中央道笹子バス停から林道(林道大蔵沢大鹿線)を通って大鹿峠にで、そこから尾根沿いに、お坊山、金沢山を縦走してササガンに至るルート
②復路は、ササガンから急坂の山斜面を一気に下る新田登山口ルート
をとりました。ポイントは大鹿峠のアクセスとして使った中央道笹子バス停です。バス停は林道入口近くに位置しており、私の棲家の最寄りの中央道バス停から乗り換えなしで高速バス一本で行くことができます。とにかく便利!ちなみに、2014年10月に滝子山に登った際もこの高速バスを使いました。
スタートは、すでに山の麓まで下りている紅葉を楽しみながらの林道歩きから始まります。滝子山への分岐をとなる道証地蔵をすぎ、しばらく道なりに進むと大鹿峠への道標に従い山道に入ります。道証地蔵から45分ほどで大鹿峠に到着、ここから北尾根に取り付きます。先週に引き続きの絶好の秋晴れに恵まれたこともあり、冬枯れした木々の間から滝子山や道志の山々等を眺めつつ、暖かい日差しを浴びながらの気持ちいい尾根歩きとなります。
実際に北尾根を歩いてみての印象として、2つの留意点があげらるかと思います。
1つ目が大鹿峠からお坊山に向かう登山道、落ち葉堆積し覆っていたため登山道ががはっきりしない箇所があり、コースアウトしてしまいました。途中で気付き引き返して尾根沿いに歩を進め、途中で赤テープを見つけ事なきを得ましたが、改めてこの季節の山歩きの難しさを感じました。
2つ目は米沢山からササガンに向かう途中にある急坂に取り付けられた3箇所の鎖場です。堆積した落ち葉で岩が覆われているところがあり、慎重にならざるを得ませんでした。今回の核心部分といえるでしょう。このほか、米沢山からササガンまでの尾根は急登のピークが小刻みに続いています。登山道はそのピークを忠実にトレースするように続いており、なかなか歩きごたえのある尾根道となっています。
圧巻だったのは、お坊山からの眺めでしょう。特に、北側にひらけた山頂からは、冠雪した北アルプスや甲府盆地が一望のもとに眺めることができます。米沢山に向かう登山道付近からは富士が見えましたが、残念ながら雲に覆われていました。また、米沢山を過ぎたところにある展望台からは、ササガンをはじめとしお坊山、さらには富士山までも一望できました。ここもなかなかのビュースポットです。
最後のササガンでは、一瞬ですが、雲がきれ、素晴らしい富士を眺めることができました。さすが秀麗富十二景といいたいところですが・・、お坊山や米沢山を過ぎたところにある展望台のほうが素晴らしかったように思います。以上、紅葉あり、眺望あり、富士ありと、とても充実した山行となりました。
フォトギャラリー:65枚
おはようございます。今日は高速バスで笹子にきました。乗り換えなしで座っていくことができました。遠足気分ですね。
これから向かう林道(大蔵沢大鹿線)は、三軒ほど建物が見えていますが、あの辺りから取り付くことになります。
中央道をでて、林道に向かいます。
林道(大蔵沢大鹿線)
この林道は大鹿川沿いに通っています。川沿いでは紅葉が見頃を迎えています。
45分ほどで、道証地蔵に到着しました。右に行くと滝子山になります。今日はお坊山に向かうので、直進ですね。
こちらが道証地蔵です。文政の文字が見えますね、1800年前半のもでしょうか。
林道から山道に取り付きます。柵に大鹿峠への道標が縛り付けてありますが、登ってきた方向から「大鹿峠」の文字は見えず、うっかり見落とすところでした。
山道からの一枚。視界がひらけています。
この辺りは紅葉が見頃を迎えていますね。
しばらく進むと、すっかり落葉し冬枯れの様相。
バス停から約2時間、大鹿峠に到着しました。
大鹿峠から見た景徳院側の風景。山肌の紅葉とともに、遠くには冠雪した南アルプスが見えます。テンションがあがりますね~!冬枯れならではの景色ですね。
お坊山に向かいます。
木立の向こうには滝子山(右のピーク)が見えています。
明るい尾根道にでました。
途中、落ち葉で登山道がはっきりしない箇所があり、コースアウトしてしまいました。途中で気付き引き返して尾根沿いに歩を進め、途中で赤テープを見つけ事なきを得ましたが、改めて、この季節の山歩きの難しさを感じました。
お坊山山頂近くからの展望、滝子山
滝子山に続く、一昨年7月に歩いた小金沢連嶺。
山頂まではもう一息です。
お坊山に到着しました!標柱が木に縛られているため、「坊」の字が見えにくくなっています。
北側にひらけた山頂からは、冠雪した北アルプスや甲府盆地が一望できます。
ズームしてみました。
こちらは甲州高尾山、八ヶ岳方面。
眼下には紅葉が広がっています。
西側も視界がひらけており、幾重にも重なる山々により幻想的な風景が広がっていました。左に見えているのは・・
そう、富士山です。笹子に向かう高速バスの車窓からは冠雪した富士がくっきりと見えていたのですが・・・残念。
南アルプスと紅葉を眺めながらランチを済ませ、これからササガンを目指して出発です。
甲州高尾山、八ヶ岳方面。見事な紅葉です。
雲がとれ、富士山が半分姿を現してきました。
2つ目の米沢山に到着~!お坊山から40分ほどかかりました。
米沢山はあまり眺望はありません。先を急ぎましょう。
ササガンが見えてきました。
米沢山からササガンに向かう途中にある鎖が取り付けられた急坂の一つ(振り返っての一枚)。堆積した落ち葉で岩が覆われているため、慎重に・・。
途中にあった展望台。この下を笹子トンネルが通っているようですよ。こちらは、これから向かうササガン。
遠くには富士山が見えています。
紅葉がきれいですね~!
こちらはお坊山。
山頂直下の急登を登って、ササガンに到着~!
こちらの標柱は3年前とかわりませんね。
新たな標柱が増え
とても賑やかになっていました(笑)。
三角点があったのでお約束のタッチ!
木立の間から富士山が見えています。
一瞬ですが、雲がとれ、富士山バッチリ見えました~!
アップで。
ちなみに、先ほどの写真は山頂を少し下ったところに設置されている電波反射板の付近になります。ササガン山頂は木立に遮られていますが、ここからはドーンと富士山が目の前に。
笹子駅を目指して一気に下ります。標高を下げると再び紅葉が目を楽しませてくれます。
電波塔があったのでお約束の一枚。
国道20号線。まだ午後3時半ですが、山陰にはいると薄暗いですね。
笹子駅までは30分ほどの舗装道路歩きとなります。
道端で見かけた花、スミレにも見えますが・・はて(?_?)
セイタカアワダチソウがきれいですね
往時をしのばせる「明治天皇行在所跡」の碑が建つ冠木門(黒野田宿本陣)。黒野田宿は規模の小さい宿場でしたが笹子峠の東口として大変賑わった宿場だったそうです。
笹子駅に無事に到着しました。近くにある笹一酒造に立ち寄ろうかと思いましたが、電車の時間が迫っているため、今回は断念しました。次回の楽しみにとっておきましょう~、お疲れ様でした。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
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