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富士山に向って歩く小金沢連嶺

大菩薩周辺、小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、川胡桃沢ノ頭、黒岳、白谷ノ丸( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

バス
その他: 往)甲斐大和駅8:10発-上日川峠9:00着(栄和交通バス、料金は現金のみ1,000円、季節運行注意)
復)やまと天目山温泉前5:00発 (栄和交通 臨時バス、料金300円)-甲斐大和駅(5:10着)

この登山記録の行程

上日川峠(9:00着/9:08出発)-小屋平バス停(9:30)-林道交差(9:47)-石丸峠(10:20)-小金沢山山頂(11:10着/11:20発)-牛奥ノ雁ヶ腹摺山(11:45着/12:15発)-川胡桃沢ノ頭(12:42)-黒岳山頂(13:10)-白谷ノ丸(13:20)-湯ノ沢峠避難小屋(13:45着/13:50発)-14:20(林道合流)-(八大龍王神社)-やまと天目山温泉(15:15)

コース

総距離
約15.2km
累積標高差
上り約790m
下り約1,386m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

大菩薩嶺の主脈に連なる小金沢連嶺を富士山に向って歩いて来ました。 霜が解けてぬかるんだ路に苦労しましたが、ドーンと聳える富士山に、溜まっていたフラストレーションも一気に吹き飛びました。

≫スキッとした青空に浮かぶ富士山に期待して温存していた小金沢連嶺。 週末の天気予報を今年最後の機会と見て中央線に乗り込みました。 途中大月辺りまで雲が多くて心配しましたが、笹子トンネルを抜けると見違える様な青空が広がって、心の中で「よしッ!」と叫びます。

標高1,570mの上日川峠まで一気に高度を稼いでくれるマイクロバスの車内では、年配の女性ハイカーさんが「こんなに楽して、申し訳け無いようだわ~。」と言うのを聞いて、思わず頷いてしまいます。

石丸峠の登山口に当たる小屋平バス停にはトイレがありませんので、終点の上日川峠まで行って準備を整えます。 上日川峠と小屋平の間の静かなカラマツ林は、足慣らしには持って来いです。 小屋平から少し登った林道でドーンと開ける富士山の展望に、今度は「ヨッシャ!!」と声が出ます。

石丸峠の先で牛の寝通りの分岐を過ぎると、初めて踏み込む山域に気持ちも歩調も弾みます。
霜が解けてぬかるむ路には閉口しましたが、小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、川胡桃沢ノ頭へと進むほどに大きくなる富士山を見飽きることはなく、富士山の写真でカメラロールが瞬く間に埋まって行きます。右手に見える南アルプスや八ヶ岳の白い山並みは、塩梅の良い箸休めと言ったところでしょうか。

黒岳を越え、前方に遮る山の無くなる「白谷ノ丸」は、恐らく雁ヶ腹摺山にも匹敵する富士山ビューポイントでは無いでしょうか。 惜しくも富士山は高くなった雲に隠れてしまったか、、、と思いきや、よく見れば、その雲の上に僅かに山頂が覗いていて、改めてその高さに吃驚。 頭を雲の上に出し~♪の国民唱歌を思い起こします。

最後の一目で思い残す事も無く、湯ノ沢峠まで下れば、気分は既に温泉モードです。 整備されているとは言い難い沢筋の路と長い林道を一気に駆け下りると、3時過ぎにはやまと天目山温泉に初ドボーン。

巡り合わせが悪くて中々見れなかった富士山をMax堪能した上に、お久しぶりの湯上りセットを頂いて、今週もしっかり締まりました~。

本日の総歩数33,851歩、歩行距離24.5km、消費カロリー1,392kcal、脂肪燃焼量99g也。

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フォトギャラリー:65枚

標高1,570mの上日川峠まで、マイクロバスが一気に運んでくれます。

大菩薩峠に向う皆さんとは逆方向に、石丸峠を目指して小屋平への小径に入って行きます。

今シーズンの初霜柱です。

カラマツの樹林帯を行きます。

20分程で、先程バスで通過した小屋平バス停に到着。

少し登ると一旦林道に出ます。

林道のカーブにはお目当ての富士山が・・・、

ドーンと見えて大満足! 思わず「ヨッシャ!」と声が出ます。

これから向う石丸峠が見通せます。

青空に白樺が引き立ちます。

カラマツと一緒にパチリ。

裾野が雲に隠れ、まるで空に浮いているように見えます。

大菩薩湖も一緒にパチリ。

石丸峠に到着しました。小金沢山の向うに富士山が重なります。

見覚えのある一枚。

石丸峠から北の熊沢山を仰いでパチリ。

牛ノ寝通りを左に分けると、ここから先は初めて歩く山域です。

振り返って一枚。

天狗棚から、これから向う小金沢山。

北東に雲取と石尾根が見通せます。

甲府盆地。

その先には南アルプス。

小金沢山の登りに入って行きます。

ピークの北面の樹林帯。苔が静かにシーズンを終えようとしています。

山頂が見えてきました。

小金沢山の山頂に到着。

富士山がこんな感じで見えます。

そのまま、牛奥ノ雁ヶ腹摺山に向います。

牛奥ノ雁ヶ腹摺山で大休止。

大分、雲が上がって来ました。

今の内にもう一枚。カメラロールは富士山で一杯です。

日本が世界に誇る富士山とカップヌードル。新しい日本の風景です!

これから向う黒岳、左が「本家」の雁ヶ腹摺山です。

逆光になるのが少し残念。

南アルプスが見渡せます。

八ヶ岳も良い箸休めになります。

牛奥ノ雁ヶ腹摺山を振り返って一枚。

川胡桃沢ノ頭を通過。

富士山も大分隠れて来ました。

黒岳に向います。

奥多摩の三頭山が見えますが、その先は雲が出ているようです。

何故「岳」なのかが気になる黒岳の山頂は樹林に囲まれて展望はありません。

ピークの下の広葉樹林には「やまなしの森林100選」との看板が。

程なく「白谷ノ丸」のピークです。

前方を遮る山が無くなって、絶好の富士ビューポイントですが、肝心の富士山は・・・、

おおーっ、思いの外高い雲の上に、最後の姿を見せてくれました。

東には雁ヶ腹摺山が見えます。

心おきなく湯の沢峠に下ります。

山毎のカウンターが置いてありました。何時からの累計かは不明ですが、大蔵高丸が一番多い1469となっていました。

湯の沢峠の直下に駐車場、トイレ、、、

避難小屋があります。

避難小屋の中はすっきりと綺麗でした。

避難小屋の脇に下山路が付いています。

沢筋を行く路は殆ど整備されていません。増水したら大変そうです。

林道に出てからも、もうひと歩き有ります。

途中にあった「八大龍王神社」に立ち寄ります。地図では「竜王宮」となっています。

紅葉の時期に来たら、素晴らしかったと思います。

漸く県道に合流。やまと天目山温泉は目と鼻の先です。

ゴ~ル!湯の沢峠から約1時間半でした。

久し振りの湯上りセット。堪りません~。

17:00の臨時バスで甲斐大和駅に向いました。

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
ナイフ 修理用具 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー
行動食 テーピングテープ

みんなのコメント

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  • ガバオさん、こんばんは♪

     やはり行かれていたのですね~!

     小金沢連嶺、お疲れ様でした。でっかい富士からはじまり〆の天目山温泉まで、相変わらずの盛り沢山の内容、さすがは師匠です。「ヨッシャ!!」と、いつもにも増して気合を入れられたこともあり、素晴らしい山行ななりましたね。

     ちょっと気になったのが天目山温泉。実は、天目山温泉はまだつかったことがありません。レコの湯上がりセットの写真を拝見し、行く気スイッチが入りかかっております(笑)。ちなみに、白く刺身のように見えるのは、コンニャクでしょうか?
     あと、八大龍王神社の狛犬(?)、今にも飛びかかってきそうな勇ましい面構え。珍しく、狛犬の大家である師匠のお言葉がなかったもので気になりました。

     改めて、やはり小金沢連嶺はいいですね~。レコを拝見し歩いてみたくなりました。

     ぼっけもん拝

  • ガバオさん、こんにちは~!

    小金沢連嶺、お疲れ様でした~♪なるほど~、師匠は富士山を見に行くとおっしゃっていました
    が、ここでしたか!!空に浮いているように見える富士山がとてもきれいですね♬

    小金沢連嶺は恥ずかしながら、初めて知りました。一気に上日川峠までバスで行って、2000m
    からだんだん下っていくコース、眺望も素晴らしく、とても気持ちがよさそうです!
    これはぜひとも公共交通機関を使って、車の回収を考えずに歩いてみたいですね。

    牛ノ寝通りも11月に行ってみて私のお気に入りの1つとなりましたが、やはり大菩薩嶺の
    近くにはこんないいコースがあるのですね。もうちょっと日が長くなったら行ってみたいです。

    私も今週末は大きな!富士山、見に行ってきます。(たぶん)(笑)

  • ぼっけもんさん、こんにちは~。 早速のコメント、有り難うございます!

    ハイ、念願叶って、遂に小金沢連嶺からの富士山をたっぷり楽しんできました~。
    本当は前週の連休中に行くつもりでしたが、今週も天気が良くてラッキーでした!

    ぼっけもんさんは確か、小屋平から初狩駅まで一気に全踏破されていますが、惜しくも富士山は見られなかったのですよね、、、。 この稜線南下コース、自信をもって再挑戦をお勧めできます。勿論、天気次第ですが!(笑)

    天目山温泉も良かったです~。元は冷泉で掛け流しの浴槽や寝湯もあって、料金510円でゆっくりできました。

    湯上りセットは定番の枝豆と刺身コンニャク、もう一品は「馬モツ」なるものを頼んでみました。牛モツとの違いを説明するのは難しいですが、美味しかったです!

    狛犬は確かに勇ましい顔つきでしたが、所謂「標準型」でしたので、コメントは割愛してしまいました。(笑) 因みに、ここの神社自体にちょっと違和感があったので、先程調べてみたら、やはり「新興」系でした・・・。

  • すーさん、こんにちは~。 いつもコメント頂き有り難うございます!

    夏場以降、天気の悪い週末は秩父のオオカミ像巡りに専念していましたが、たまには爽快な富士山が必要ですね! 少し大袈裟ですが、今回、つくづく日本人であることを実感してしまいました。(笑)

    天目山温泉もお勧めですので、すーさんも公共機関を使って是非トライしてみて下さい。因みにコース走破の成功の秘訣は「天気予報」です!(笑)

    *上日川峠行きのバスは期間運行ですので注意して下さい。やまと天目山温泉から甲斐大和までは、一般のバスも運行していますので、ゆっくりすることが出来ます。

    *レコに書いた上日川峠の標高を間違えていました!(汗) 正しくは1,570mでしたので修正しておきます。 自力で歩く高度差が少し増えますが、ご容赦ください~(笑)

    今週末公開予定のすーさんの富士山展望レコ、楽しみにお待ちしています!

  • ガバオさん、こんにちは。

    日本一名前文字数の多い「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」と「小金沢山」お疲れ様でした。

    私が一昨年行った大菩薩嶺と同じ入山口のバス停から逆方向に行くと、こんな素晴らしい
    世界が有るのですね!雪を頂いた秀峰富士を愛でるには一番の時期ですね。この日本一
    名前文字数の多い山は「どこか気になる存在」でしたので、すっかり行く気で何時か!です。
    しかも成功の秘訣は天気予報に思わず「笑」。10月の三ツ峠の時もあの成功の秘訣は
    やはり天気でした。しかも山行翌日は台風接近のオマケ付きに、こちらは苦笑。

    黒岳山頂に眺望無い!ですが、私が今年5月に登った「三百名山の黒岳」も山頂の展望
    ゼロでしたので、余り気にされる事は無いと思います。

    それにしましても、富士とカップヌードルは世界に誇る日本の新しい風景には納得で一票
    です。メーカー違えど、東洋水産がメキシコに工場建設して苦労してマルチャンブランドを  現地展開したお話の「高杉良の小説」を思い出してしまいました。

    PS.今回もしっかり締められたご様子・・・・・因みにドリンク類は他にも有りましたよね?
    私はあれだけでは全く足りません(笑)。

  • 西東京猛虎会さん、こんばんは。 いつもコメント頂き有り難うございます。

    成功の秘訣や名前負けの黒岳、世界に誇るカップヌードルにまで突っ込んで頂いて恐縮です。(笑)

    山で食べるカップヌードルは何故あんなに美味しいのでしょうか?。 しかも持っていくのは、何故かいつもスタンダード醤油味なんですよね。 富士山を見ながらのお味は、何時に無く格別でした!

    牛奥日本一名前文字が多い牛雁、是非一度お出かけください~。

    PS.すっかり見破られてしまいましたが、あのあと「熱燗」を追加しました。(笑)
    電車に乗る前にコンビニでハイボールも仕入れたのですが、乗った電車がボックス座席タイプでなかったので、理性を発揮して家まで我慢しました~(笑)

登った山

小金沢山

小金沢山

2,014m

牛奥ノ雁ヶ腹摺山

牛奥ノ雁ヶ腹摺山

1,995m

黒岳

黒岳

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