行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
電車
その他:
往)ホリデー快速おくたま1号、奥多摩駅から徒歩
復)青梅街道を徒歩で奥多摩駅まで。
この登山記録の行程
奥多摩駅(8:30出発)-大山祇神社から尾根取付き(8:55)-井戸入林道(9:11)-やまびこ尾根の分岐(9:25)-栃寄林道合流(9:39)-栃寄森の家(10:03)-惣岳神社(10:12)-休憩(10:32/10:40)-アセビの広場(11:42)-惣岳山(12:12)-御前山(12:30着/13:00発)-クロノ尾山(13:23)-鞘口山(13:37)-大ダワ(14:00)-(山道)-鋸山林道合流(14:20)-井戸入林道ピストン(14:48/15:00)-青梅街道合流(15:20)-三河屋旅館(15:30)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
お気に入りの御前山で、秘密(?)の林道歩きと、冬枯れのバリエーションルートを楽しんできました。 距離は短いながらも登り応えのあるシダクラ尾根は、西側が深く切れ込んでいて気が抜けません。
尾根から垣間見える小河内ダムは竣工60周年とのことで、奥多摩駅で記念のパンフが手に入ります。
≫冬枯れの低山歩きには持ってこいの天気となった土曜日。 先週の三頭山に続いて、今回は御前山のバリエーション尾根を歩こうと、奥多摩駅から青梅街道をトコトコ西に向かいます。正面には同じくバリエーションルートの「九重山(九竜山)」の半円形の山容が出迎えてくれています。
奥多摩三山のひとつ、御前山には東西南北からの一般ルートがありますが、その大きな山体の周辺には、その他沢山のバリエーション尾根が派生しています。
今回歩いた「シダクラ尾根」は、栃寄沢一般ルートの西側に延びる短めの尾根で、守屋さんの登山詳細図に記載されています。 一般道と同じく青梅街道の境橋バス停からアプローチすることが出来ますが、今回は九重山を廻り込む様にして走る「井戸入林道」という秘密の抜け道を歩いて、最初からバリエーションルートらしい雰囲気を盛り上げてみました。
栃寄 森の家の先の民家脇から杉の樹林帯に踏み込み、地元の方に名前を教えて頂いた「惣岳神社」の裏手に延びる尾根に取付きます。
尾根沿いには「東京都水道局」の比較的新しい白杭が続いていて踏み跡は明瞭ですが、中盤以降は尾根の右手が切れ落ち、所どころに露岩の急登も現れて、気を緩めることは出来ません。 時折り岩峰の縁に立っては、北西に広がる山並みの同定をしてみたり、足元の奥多摩湖の湖面を見ながら、在りし日の谷の深さに思いを馳せたりします。
尾根は上部で体験の森の径と合流して惣岳山に至ります。 御前山の山頂は木に囲まれて眺望がありませんので、休憩するには山頂手前の富士山の見えるベンチがお勧めです。
花の名山として知られる御前山ですが、個人的には、どこから見てもそれと判る優美な三角錐の山容が大好きで、奥多摩で一番のお気に入りです。 天皇の血を引きながら、藤原氏の政争に巻き込まれ、檜原村に落延びたという「為定王子」と「御前山」という山名に、貴人のイメージが重なるのも、この山が気になる理由のひとつです。
御前山から大ダワまで一気に駆け下り、もう一つの目的でもあった「鋸山林道の奥多摩側歩き」を無事にこなして青梅街道に出ると、お久しぶりの麻葉の湯にドボーン!
初めて入った奥多摩駅前の「天益」の手作り餃子とカウンター越しの楽しい会話で、今年の最後になるかもしれない山行もしっかり締まりました~。
本日の総歩数36,445歩、歩行距離25.9km、消費カロリー1,402kcal、脂肪燃焼量100g也。
フォトギャラリー:82枚
晴天の奥多摩駅。今日はバスに並ばずに済むのでゆっくりと出発の準備をします。
氷川の総鎮守、奥氷川神社に入山のお参りは欠かせません。
青梅街道沿いの民家の石垣に変った植物が・・・。
まるでゴムかプラスチックの造りモノのように見えますが、何という植物でしょうか?
奥多摩消防署の入口にはこんな看板が。お世話にならずに済むよう心掛けましょう。
朝ぼらけの青梅街道を西に進みます。正面に半円形の九重(九竜)山が迫ってきます。
白い奥多摩病院の建物の上に伸びる九重山の尾根が、今日のスタートです。
尾根の中腹にある大山祇神社に参拝します。
古い狛犬が集落を見下しています。
神社境内に立つ一本杉。
神社から尾根を登ると、ダートの林道に出ます。
林道の法面に掛る梯子は、九重山に向うバリエーションルートの入口です。(今回は使いません)
林道から眺める本仁田山。
北側の丸いピークは三ノ木戸山ですね。
この林道を進めば、境橋から御前山に続く栃寄林道に合流します。
林道途中に、やまびこ尾根の分岐があり、ここを少し登ったところに山の神の祠とオオカミ像があるのですが、今回はパスします。
途中には岩峰があり、ボルトやビレイの痕跡が確認できます。
小河内ダムと大寺山の白い仏塔が遠望出来ます。
この林道は「井戸入林道」といい、地図を見ても分かりにくい秘密(笑)の林道です。
三ノ木戸山の中腹、驚くほど高い場所にポツリポツリと民家が見えます。
30分ほど歩くと、ヤマメの養殖上池の有るところで、境橋から登って来る栃寄林道に合流します。
谷沿いの伐採作業の為、暫く通行止めだった栃寄沢沿いの登山道は、もう通れるようになっています。
九重山と江戸小屋山の稜線。バリエーションルートです。
都民の森、栃寄森の家です。奥の尾根がこれから向うシダクラ尾根です。
森の家を通り過ぎた先の民家脇から山に入って行きます。
杉の植林帯の中に、「惣岳神社」がひっそりと佇んでいます。
神社の裏から適当に登って、鹿除けの柵のある尾根線に乗ります。
モミの巨木。
落ち葉の積もった尾根上の日だまりで一本入れます。
ふかふかの落ち葉に直に座って足を投げ出せば~、至福です~。
東京都水道局の比較的新しい標杭が続いています。安全な水が飲めるのも皆さんのおかげです。
時折、露岩の急登が出てきます。
振り返って九重山。
緩やかに繋がる江戸小屋尾根。その奥に、鋸山も見えています。
こちらはダムサイトから御前山への人気ルート、大ブナ尾根ですで。
巨木の兄弟。
尾根の右側はシダクラ谷に向って深く切れ落ちています。
岩峰から大菩薩方面。右手には特徴のある鶏冠山の姿も見えます。
何度か急登を強いられます
都民の森のルートに出ましたが、人の気配はありません。
尾根の岩峰から。奥多摩湖を挟んで鷹ノ巣山ですね。
こちらは大菩薩の方角です。
隣の岩峰に映った影をパチリ。まるでブロッケン現象?
思わぬところで白樺林に出会いました。
こちらの木は?、まるで迷彩服の様な・・・。
惣岳山直下の登りです。
登って来た方向を指す標識には、単に「山道」とだけ書いてありました・・・。
惣岳山の山頂。単独行の方がお一人、ランチを広げていました。
冬枯れの先の御前山。
一般道は柵で仕切られています。
山頂の手前から、北の長沢背稜を望めます。
こちらも山頂手前のベンチから。山頂に少しだけ掛る雲が残念です。
御前山山頂に到着しました。
木に覆われた山頂からの展望は殆どありません。
富士山の見えるベンチに戻って大休止。
今日は在庫の都合で「チリトマト味」になってしまいましたが、これはこれで悪くありませんね。
先週は、あちら側からこの御前山を眺めていたんですね~。
山頂を通り越して大ダワに向いながら、湯久保尾根を振り返ります。
前方には大岳山が見えてきました。
クロノ尾山の小ピーク。ここから東に伸びるのが中尾根です。
鞘口山の小ピーク。江戸小屋尾根を登りつめると、ここに出てきます。
大ダワの手前からの大岳山の西面。次に考えているバリエーション尾根をしっかりチェック。
大ダワにはトイレもあります。
大ダワのコルの少し手前から、鋸山林道をショートカットする山道に入ります。
大きな九十九折れの径が続きます。
林道に合流。相当な距離をショートカットできました。
鋸山林道。いい感じです。
長沢背稜。視界が良いのは山腹の林道の魅力です。
鋸尾根の突起は鎖場の当たりでしょうか。
朝方歩いた、井戸入林道の東側の入口があります。
折角なので、井戸入林道を全部繋いでしまおうと、10分強の寄り道。
朝通った場所まで往復して来ました。
再び鋸山林道を、落ちていたボールと遊びながら下ります。
集落が見えてきました。向うに見えるのは、今朝取り着いた九重山の尾根ですね。
青梅街道に合流です。
今日も、皆さんのお世話にならずに無事帰って参りました~。
三河屋旅館で愛宕山を正面に見ながらの麻葉の湯。入浴料1,000円は決して高くありません。
初めて入った天益の手作り餃子でしっかり締まりました~。
駅前もクリスマス&年末ムードで、いつもより賑やかでした。
電車の待ち時間に、小河内ダム竣工60周年記念の小雑誌を見つけました。昔の写真に釘付けです。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | ナイフ |
修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 行動食 |
テーピングテープ |
みんなのコメント