行程・コース
天候
晴れ!
登山口へのアクセス
電車
その他:
梁川駅から国道20号線に出て、大月方向に進む。梁川橋が見えてきたら、橋の手前を右に折れる(相模川ゴルフガーデンの看板が目印)。中央本線の高架下をくぐって道なりに進めば、「大田」とかかれた道標があり、そこが犬目宿に向かう取り付きとなる。
この登山記録の行程
梁川駅07:41 - 08:44大田峠 - 09:18犬目バス停09:19 - 09:34安達野バス停09:40 - 10:23荻ノ丸10:24 - 10:35犬目丸10:42 - 11:03荻野・犬目分岐 - 11:37扇山12:02 - 12:11大久保のコル12:12 - 12:16大久保山 - 12:47カンバノ頭 - 12:56長尾峰(長尾山) - 13:02宮谷分岐13:10 - 13:52宮谷白山遺跡 - 14:31猿橋14:34 - 14:49猿橋駅
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
元旦に続いての山行となった今日のお題は「干支(戌)の山」。犬がつく山としてすぐ思いつくものは、やはり西丹沢の犬越路でしょうか。実は、中央本線沿線の扇山に連なる尾根にも「犬目丸」があります。私が「犬目丸」の存在を知ったのは、3度目の扇山となった一昨年8月です。この時は犬目峠からそのまま扇山に登頂してしまいましたが、妙に記憶に残っていました。戌年にちなんで、「犬目宿」から「犬目丸」を経由して扇山に登ってみました。
ご参考までに、犬目宿は北斎の富嶽三十六景の一つ「甲州犬目峠」で知られおり、「この地極めて高き所にて、房総の海、富士の眺望奇絶たる所」と言われていたそうです。1842年(天保1年)には人口255人、家屋56軒、本陣2軒の脇本陣無し、旅籠15軒の山間の小さな宿場だったとか。 昭和45年の大火で宿の6割を焼失してしまったそうですが、今でもあちこちに往時の雰囲気を残しています。
今回は梁川駅を起点に選びました。ここからから太田峠経由して犬目宿にでますが・・、昨日に続き、太田峠に向かう山道入口への道標を見落としてしまうという痛恨のミス。このため、スタートから時間を大きくロスしてしまい、これを挽回するために巻を入れてのスタートなってしまいました。
太田峠から犬目宿へは舗装道歩き。中央自動車道の高架をくぐり、最後にゴルフ場沿いの道を登り切ったところが犬目宿になります。集落内をはしる旧甲州街道を通って安達野、新田集落に向かいます。
「山と高原地図」によれば、新田集落には「犬目丸」への取り付きとなるポイントがあるはずですが、見つけ切らず・・・(後で確認したところ、「山と高原地図」にある取り付きよりも、もう少し先に行ったところから登山道に入れるようです)。そこで、集落入口付近の杉林にあった作業道らしき道(?)から急斜面を強引によじ登り、それらしき登山道に合流。結局はこの道であっていたようですが、正月早々藪漕ぎをする羽目になってしまいました。その後は、犬目分岐(君恋温泉分岐)まで、この登山道を伝って進んでいますが、分岐まで道標や標柱のたぐいが一切なく注意が必要でしょう。
扇山からは、まだ歩いていなかったことから、宮谷分岐からの登山道をチョイスしました。この道は宮谷川沿いに付けられています。落ち葉がかなり堆積してふかふかの登山道を一気に下ると、途中から沢沿い歩きとなります。川のせせらぎをききながらの気持ちのいい登山道でした。
ご参考までに、この登山道はあまり通られていない様子で、この日は誰にも会わず。途中、作業場のようなところで沢山の犬を飼っている(?)ところがあり、吠えられ、ひょっとしたら追っ掛けて来るのではないかとヒアヒアしながら一目散に通り過ぎましたが・・、まぁ戌年なのでよしとしましょうか(^-^;。
最後に 日本三大奇橋のひとつである猿橋に立ち寄った後に、猿橋駅にゴールイン。猿橋は何度見てもいいですね。巻を入れたおかげで、予定した電車に間に合うことができました。
フォトギャラリー:89枚
おはようございます。今日のスタートは梁川駅からです。既に太陽は出ていますが、日差しが山に遮られまだ暗いです。
可愛らしい正月飾りがありました。地元の方でしょうか、ちょっとた心遣いがうれしくなりますね。駅に隣接しているトイレを済ませ、スタートです。さぁ、今日も頑張りましょう。
駅前の国道20号線を鳥沢駅の方向に向かいます。
10分ほど歩くと梁川橋。ここで右に折れます。相模川ゴルフガーデンの看板が目印です。
胴が長く見えるのは・・気のせい?
中央本線の高架下をくぐって道なりに進みます。
こちらが犬目宿に向かう山道への取り付きです。最初、これを見落としてしまい、相模川ゴルフガーデンの方に行ってしまいました。・・・いかん、急がねば。
道標の示す先は斜面に取り付けられた山道。ここを登って行きます。
あれは扇山でしょうか。
夏場には藪漕ぎになりそうですね。
途中、倒木で道がふさがれたいたころもありましたが、無事に太田峠に到着。なんと、予定より45分遅れ・・(^-^;。
鬱蒼とした杉林をぬけると
太田バス停があります。
ここから犬目宿までしばしの舗装道歩き。
中央自動車道の高架下をくぐり
ゴルフ場の横をぬけて登っていきます。
ゴルフ場の向こうに見えるのは扇山ですね。尾根沿いに連なって見えるピークが犬目丸でしょうか。
おっと、富士山も頭を出してくれています。
予定より10分遅れですが、犬目バス停に到着~。
犬目集落の中をはしる旧甲州街道です。こちらを安達野の方向に進みます。
犬目宿の石碑。直販所の後ろにトイレがあります。有難く使わせていただきましたm(__)m。
往時を偲ばせる案内板
カラフルなマンホール(笑)。
犬目宿の入り口まできました。この先に新田集落があります。
あれは相模湖でしょうか。
新田集落に到着。「山と高原地図」によれば、この先に「犬目丸」への取り付きとなるポイントがあるはずですが、見つけ切らず・・・。後で他の方のレコを確認したところ、もう少し先に行ったところから登山道に入れるようですね。。。。
そこで、集落の入口付近の杉林から取り付いてみました。
やはり先ほどの道は作業道でした。。。この急斜面を藪漕ぎしながら登って行きます。
GPSで位置を確認すると登山道はすぐそばにあるようで、ようやく予定した道にでることができました。
標高があがるにつれて視界がひらけてきて
富士山も見えてきました。
おっ、いい感じですね~!
ズン!
ズンズン!
こちらは松と富士、お正月らしい組み合わせですね~!
尾根道にでました。
冬枯れの木立の間からも富士山が♪
犬目丸の手前には荻ノ丸があるはずですが、見落としてしまったようです。残念・・
こちらのピークが「犬目丸」のようです。
標柱がなかったので、GPSで確認中。やはり「犬目丸」はここのようですね。
こんもりしたピークには三角点がありました。お約束のタッチ!
でっかい猿の腰掛もありました(笑)。折角なのでここで小休止です。
「犬目丸」の先には展望所がありますが・・
木々で遮られ、ちょっと残念。
先を急ぎましょう。
犬目分岐(君恋温泉分岐)に到着~。
ここからもう一息です。
空が高い!
山頂が見えてきました~、頑張れ~!
ほぼ1年半ぶり、4度目となる扇山です。
若干、雲がでてきましたが、折り重なる山々の奥に佇む富士の姿は霊峰という言葉がびったりきますね。
ズン!
ズンズン!
かぶりつきの特等席があいていたのでここでランチ。最後はコーヒーで〆てみました(笑)。
さぁ、これから宮谷分岐まで一っ走りしましょう。
梨の木平登山口への分岐ですが、ここは百蔵へ。
分岐からすぐのピーク、大久保山というんですね。
大久保山を振り返って一枚。
・・と、呑気にいっていられるのも最初のうちだけ、大久保山から先は急坂が続きます(振り返っての一枚)。
まだまだ急坂が続きます。
右手に見える尾根は三ッ森北峰、麻生山、権現山です。
私のお気に入りの山の一つ、権現山をアップで。よそ見をしていると転げ落ちちゃいますよ。
扇山から1時間ほどで宮谷分岐に到着~。ここから猿橋を目指して下ります。
宮谷分岐からの登山道の様子。
右手に見えるのは百蔵山ですが、今回はパスしてしまました。でも、鳥(鳥沢←電車で通っただけですが・・)、犬(犬目丸)、猿(猿橋)とくれば、桃太郎(百蔵山)にも登っておけばよかったかなぁとちょっぴり後悔。大月の桃太郎伝説コンプリート歩きの折角のチャンスだったのに・・。
またの機会にチャレンジしましょう。
渡河するところが一ヶ所あります。
ここを過ぎると舗装道歩き。
途中には、こんな立派なツララが。まるで草の根のように見えますね。
猿橋に到着♪ちなみに、日本三大奇橋のひとつとされる猿橋は桂川にかけられた橋で、真ん中の橋になります。
こちらは、歩いてきた新猿橋です。扇山をバックに一枚。ちょっと、猿橋に立ち寄ってみましょう。
猿橋は新猿橋から200mほどのところにあります。
猿橋からみた新猿橋。
桂川の美しい渓谷の様子
下から見ると橋の構造がよくわかりますね。
橋脚はなく、桂川の両岸から四層に重ねられた「刎木」とよばれる支え木をせり出し、橋を支えている構造になっています。この橋はいつみても惚れ惚れしますね。
無事に猿橋駅に到着です。2度ほどトラブルがありましたが、今日も無事に歩き終えることができました。お疲れ様でした。
[番外編] 犬目の兵助
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
軽アイゼン | トレッキングポール | GPS機器 |
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