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切り立った岩壁と東京湾の大パノラマ 南房総の鋸山 (2A)

鋸山( 関東)

パーティ: 1人 (すてぱん さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

電車
その他: JR内房線浜金谷駅から徒歩

この登山記録の行程

浜金谷駅 (8:24)・・・観月台 (8:42)・・・日本寺分岐 (9:02)・・・東京湾を望む展望台 (9:42 9:54)・・・鋸山 (10:05 10:10)・・・日本寺分岐 (10:35)・・・地獄のぞき (10:52 11:00)・・・保田駅 (12:00)・・・漁港 「ばんや」(12:15)

コース

総距離
約9.6km
累積標高差
上り約1,251m
下り約1,264m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

東京湾をぐるりと半周して、南房総の鋸山で、切り立った崖に東京湾の大パノラマ、新鮮な魚、水仙の花と香りを楽しんできました。

一時帰国中の家内が実家に帰っているうちに、軽い登山を計画。泊りがけの雪山、スノーシューハイクなど色々考えたのだけど、お目当ての場所の天候や、随分と山から足が遠のいてしまっているため、お気楽なコースとした。昨年は標高2600mの北アルプスの稜線で新春を迎えたのだが、今年は330m、様変わりだが致し方ない。

浜金谷駅から関東ふれあいの道を登って日本寺との分岐から石切り場跡をめぐり、東京湾を望む展望台、さらに鋸山山頂を踏む。そこから日本寺分岐に戻り、北口から日本寺へ(拝観料600円)。日本寺にはロープウェイでも上がってこられるためか、小さなお子さん連れなどの観光客がぐっと増える。磨崖仏である百尺観音をへて地獄のぞきに登り返し、あとは大仏などに向けて下っていく。

このコースは、一般向けのガイドブックにも紹介され、よく整備されており危険箇所はない。木や岩を削り出した階段がコースの大半だ。急傾斜もあるが、要所には手すりが設置されている。また、低山なので冬に登るのが適しているだろうが、稜線などを除けば照葉樹に覆われたコースの大半が西側斜面で午後にならないと日が差さない。温暖な南房総とはいえど気温が低いときなどは、一枚羽織れるものを用意しておくと良いだろう。トンビの鳴き声をのどかに聞きながら歩く。

見所は、石切り場や地獄覗きなどの岩壁、房総半島から東京湾を挟んで大島、伊豆半島、箱根、富士山、丹沢、東京都心部と広がる大パノラマ、日本寺の磨崖仏や像高日本一を誇る薬師如来の大仏(像高31m、奈良の大仏は18m)、早春の麓を彩る水仙などの花々と盛りだくさんだ。この日は白く輝く南アルプスの山々まで展望できた。保田(ほた)に下山したら、駅から徒歩15分ほどの漁協直営食堂「ばんや」で新鮮な魚を楽しむこともでき、観光客で大にぎわいだ。また、「ばんや」には人工温泉も併設されているので、食事の待ち時間(1時間ほどだった)の間に汗を流すのも良いだろう(入浴料570円)。道路も駐車場も混んでいたが、みなさん魚目当てなのかお風呂はガラガラだった。

保田は水仙の産地として有名だそうで、甘い香りが漂っていた。付近の嵯峨山(標高316m)などに登れば、水仙畑の景観も楽しむことができたはずなのだが、今回は魚を食べることを優先した格好。

しばらくぶりの山登りで、足が鈍ってしまったことを痛感した。履き慣れたはずの登山靴にも違和感を感じた。

累積標高差はGPSの計測誤差のため大きくなっているが、実際には700m弱と考えられる。コース定数18.4、主観的グレードA

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フォトギャラリー:33枚

JR内房線 浜金谷駅が今日の出発点

登山口 このコースはほとんどが階段

登っていく先に石切り場の様子が見える

観月台からの眺望 浦賀水道を挟んで富士山が

椎などの照葉樹の中を登る

富士山と浦賀水道を航行する護衛艦

金谷の石切り場から運び出された石材は、浦賀水道を渡って横浜港の埠頭や神奈川県庁などにも使われたそうだ

都心方向の眺め 中央やや右にスカイツリーが見えている

「地獄のぞき」などが見える。ということはいま私が歩いているのは地獄?

石切り場の跡

石切り場に残る仏様の姿(画面中央)

東京湾が見える展望台からの大パノラマ。 左から富山、大島、天城山、箱根、富士山、丹沢、久里浜、都心方向

展望台から富士山のアップ

同じく保田の町と海

都心方向はスカイツリーも見えているが、スモッグだろうか褐色の靄がかかっている

日本寺 拝観料600円

百尺観音

地獄のぞき

地獄のぞきからのパノラマ

日本一の像高を誇る薬師如来像

水仙の香りが漂う。保田は水仙の一大産地だそうだ

梅の花も咲き始め

保田の駅に向かう道すがら眺めた田んぼ

富士山

保田漁協直営の「ばんや」 大勢の客が詰め掛けて1時間以上のまち

カサゴの唐揚げをいただきました

今日歩いてきた鋸山を保田駅の跨線橋から眺める

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • すてぱんさん、こんにちは。

    久々にB.C.を抜け出されての偵察山行、といったところでしょうか!?。
    ○○の居ぬ間の~、といったら叱られそうですが、、、兎に角、東京湾を挟んでの素晴らしい富士山とカサゴのから揚げ、おめでとうございます!!

  • すてぱんさん、こんばんは♪

     鋸山、東京湾の大パノラマ、富士山や水仙、さらに〆のカサゴのから揚げと盛りだくさんの内容ですね。足慣らし&BCの息抜き(?)を兼ねての山行としてはとても充実していたとお見受けいたしました。とにかく、2018年の登り始め、おめでとうございます!!
     
     ぼっけもん拝

  • すてぱんさん、こんばんは~!

    久しぶりにすてぱん@BCを抜けだされて2月の本格復帰にむけて足慣らしをされたご様子、
    登り初め、おめでとうございます!

    南房総は水仙や梅も咲き始めて一足先に春が来たようですね。すてぱんさんがのんびり楽しまれ
    ている様子が伝わってきました。鋸山はまだ行ったことがないのですが海の幸も一緒に堪能しに
    いつか行ってみたいと思っています!

  • すてぱんさん、こんにちは。

    すてぱんBCを飛び出し今年初めての山行、お疲れ様でした。

    それにしましても足慣らしとは言え、鋸山とはビックリしました。昨年私も鋸山に行って
    いますが、この時は東京湾に軽いガスが掛っていて富士山を拝めなかった心残りが有ります。
    やはり冬場れの山行は良いですね。

    保田は水仙の産地との事ですが、紅梅を含めて温暖な南房総の様子が伝わって来ます。

    これからエンジンが掛ってくるのでしょうか?次の素晴らしきレコ、お待ちしております。

    追伸、海鮮丼も良いですけど、カサゴのから揚げも美味しそうです。

  • ガバオ さん 、コメントありがとうございます。

    いや、別にオニじゃあないんですけど(笑)、登山って準備も含めてある程度集中力がいるじゃあありませんか?少なくとも私は、朝起きたら晴れていたからふらりと山に行こうかとはならないんですよ。結果、なかなかBCから出られないんですよね。

    偵察山行も、ブランクが空いたせいか足の調子は今ひとつで、先が思いやられます。
    とほほ・・・

  • ぼっけもん さん、コメントありがとうございます。

    みなさんが年初から精力的に登っていらっしゃるのを、横目で眺めておりましたが、自分もようやく2018年のスタートを切ることができました。気軽な登山スポットとして有名なのも納得の、盛りだくさんのコースでした。これからもっと花が咲くでしょうから、一足早い春を味わうには良いところですね。

  • すー さん、コメントありがとうございます。

    車で行くとしたら湾岸を走るのでしょうか?神奈川県在住ならアクアラインと言う手もあるんですがね。でも、一足早い春を楽しもうという一般観光客(登山者も観光客ですが)が、車でどっと押し寄せているのでしょう。道路は渋滞していました。

    早春の房総は、お花も新鮮な魚も魅力的ですよ。植生も奥多摩や奥武蔵と違って照葉樹で、別の雰囲気です。一度お運びください。

  • 西東京猛虎会 さん、コメントありがとうございます。

    西東京猛虎会 さんも昨年の9月に鋸山に行ってらしたのですね。
    びっくりされたのは、私が一般観光客も登るような低山に行ったからですか?私は岩稜も登りますが、低山歩きも大好きですよ〜。
    冬の晴れた日なら、房総の山並みはもちろん、富士山やさらに南アルプスまで見はるかすことができました。鋸山は絶好の展望台ですね。
    海鮮丼、私も胃袋が二つあれば、そちらも是非賞味したかったのですが・・・・

登った山

鋸山

鋸山

330m

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