行程・コース
天候
吹雪、のち夕方に晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
行きは、土合駅からすぐの「土合山の家」に前泊、当日朝は谷川岳ロープウェイ(RW)まで歩きました。
帰りは、谷川岳RWの前から出ている路線バスで上毛高原駅(新幹線のみ)迄行き、新幹線で帰途につきました。
この登山記録の行程
08:05 土合山の家
08:25 谷川岳RW/09:45
09:55 天神平/10:10
11:05 熊穴沢避難小屋
12:50 肩ノ小屋道標
13:10 トマノ耳/13:20
13:30 肩ノ小屋
11:05 熊穴沢避難小屋
14:55 天神平
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
前日は友人とノルン水上で早朝スキー、朝は快晴で谷川岳の双耳峰がきれいに望めました。スキー後は、みなかみ温泉とおっきりこみうどんで体を温めて土合入りします。土合では谷川岳RWを下見。西黒尾根登山口まで足を延ばそうとすると、登山指導所から20m程先で除雪が途絶え、あとは尾根と林道先に向かって何本かのトレースが伸びていました。新雪が積もった様子はありませんでしたが、スノーシューの新しい下山トレースもあり、西黒尾根利用は諦めました。土合山の家ではのんびりとくつろげました。土合駅周辺にはお店も何もないので、宿にある自販機と谷川岳RWが補給の拠点になりました。
翌朝、麓でも雪が降っていて10-15cm位積雪がありました。スキー場では、強風と積雪により除雪に時間が掛かり、RWの運行開始が8時半から9時半に遅れました。チケット販売もRW運行に合わせて9時半前となり、1時間程待ちぼうけとなってしまいました。RWは3分に一本なので、運行開始直後も列ができて15分くらい乗車待ちしました。登山届BOXがチケット売場横にあるので、忘れずにここで提出します。登山届は下段が切り離せるようになっていて、下段は下山時にBOXに投函します。
天神平に着くと、RWの建物を出て右手に、登山入口の立て札があります。登山者はスキー場の管理区域に入らないよう、ポールの外側(リフトの反対側)を歩くことになっています。
天神尾根の序盤は、尾根の左手に雪庇がみられました。熊穴沢避難小屋を過ぎると急登が増え、吹雪に。視界が悪い中、右手が急斜面となる箇所で、左手=雪庇との思い込みから、右手の急斜面の危険なトラバースを試みようとしてしまいました。幸い、近くの登山者の方に左手にルートがあると教えて頂き事なきを得ました。今回の登山の最大の反省点となりました。
山と高原地図記載の「雪田」の上から最後の急斜面では股から腰下のラッセルを強いられ、難儀しました。先ほどの登山者の方に加え、強力なお兄さんが追いつき、道標の見える肩直下までかなりの距離ラッセルをお任せしてしまいました。肩に着く直前にさらに後続の方々が加わり、道標までたどり着きました。
道標で小休止しながらワカンを履き(初ワカンで威力に驚きました)、無事にトマノ耳に辿りつきました。雪は次第に収まってきましたが、残念ながら真っ白で展望はなく、時折り太陽の方角がガス越しに判る程度に明るくなりますが、好転の気配は一向になし。オキノ耳へは誰も行きそうになく、視界も良くないので、10分程で下山を決めました。この頃から、BCの方を含め後続の方々が次々とやってきました。
下り始めると次第に天候が落ち着き始めます。雪深い急斜面を下り、大きな岩のところでワカンを外しました。ここからは多数の方が踏み固めたトレースのおかげで順調に進みました。天神尾根取付き付近まで戻ると、尾根の全景がかなり見えてきましたが、山頂まで見えることはありませんでした。
帰途についた夕方、帰りのバスから綺麗な双耳峰が見え、黄金に染まった頂に、今冬シーズン中にまた来たいと思いました。今回、気圧配置は悪くないと思われたのですが、テンクラでは午前中一杯強風によるC予報、次回はもっと天候が落ち着いた日を狙いたいと思います。無事下山できたことに感謝。
みんなのコメント