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陣馬山・景信山・高尾山を縦走~富士山・南ア・相模湾の展望とアイゼン歩行を楽しむ~

陣馬山・景信山・高尾山( 関東)

パーティ: 1人 (モーちゃん さん )

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行程・コース

天候

晴れ。和田登山口-7℃ぐらい。午前は微風、午後弱風。

登山口へのアクセス

バス
その他: 和田登山口より入山。
自宅・・・中央線国分寺駅6:41→7:06高尾駅(始発甲府行に乗り継ぎ) 7:07→7:20藤野駅。7:25 発津久井神交バス和田行に乗車、終点で下車7:35着(旧自然公園センター内にトイレ・登山届) 。和田峠方面へ約14分歩くと沢沿いに和田登山口有。※甲府行は6両編成、藤野駅では東京寄りに階段有。車内トイレは1.6両目に有。※和田行バスは、1時間に1本程度運行。

この登山記録の行程

バス終点和田(トイレ)7:40・・・村の家・・・7:54和田登山口7:55・・・9:02一ノ尾根分岐9:04・・・9:30陣馬山頂(アイゼン装着)10:00・・・奈良子峠・・・10:40明王峠(トイレ)10:45・・・10:58底沢峠11:00・・・堂所山巻道・・・標識のある巻道2本・・・12:30景信山頂(昼食)13:15・・・13:38小仏峠13:41・・・小仏城山巻道・・・一丁平巻道・・・モミジ台北側巻道・・・14:53高尾山5号路入口・・・6号路・・・琵琶滝・・・東京高尾病院(アイゼン脱着)・・・16:37清滝駅(荷物整理)16:50・・・16:55高尾山口駅(トイレ)。※6号路(前半は急下降、後半は沢沿いで積雪が多く残り、大変滑りやすい道)で時間がかかっているのは、外国人にストックを貸し与え、後ろから付き添ったため。

コース

総距離
約15.7km
累積標高差
上り約905m
下り約1,062m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 陣馬山頂からは絶景が広がりました。南方には裾野をひいた真っ白な富士山。南西には南アルプスの赤石岳・悪沢岳。南東には、相模湾が朝日を受けて輝いていました。江ノ島も目視できました。北方には、日光白根山・男体山。丹沢は逆光になりました。360度の大展望が広がっていました。

 登山道は整備されています。雪の上にトレースが付いています。標識がたくさんあります。しかし、巻道は標識がある所とない所があります。ない所は、踏み跡を確認しました。高圧線の鉄塔へ向かう作業道もあります。迷った時は、必ず引き返すこと。間違っても下らないこと。むしろ尾根へ出るように登りましょう。

 アイゼンは、陣馬山頂で履きました。縦走路に出ると、気温が低下し、積雪が多くなります。下り坂は圧雪された個所や凍結箇所が多く、大変滑ります。特に景信山から小仏峠へ向かう道は急坂なので、慎重に歩く必要があります。

 高尾山5号路を歩いていて、圏央道からの騒音が気になるので、途中から6号路に入りました。予想していた通り、雪が多く残り、圧雪や凍結のため、大変滑りやすかったです。アイゼンを利かせ、ダブルストックを活用して、転倒しないように歩幅を小さくして歩きました。

 高尾山の山域に入ると、外国人が多かったです。12本アイゼンを履いて颯爽と歩いている男性2人組に会いました。道を譲ると、大きな声で「Thank you.」。その後、立ち止まって「Hou are you?」と質問されました。英語が大の苦手な私は、エーと、なんて答えるんだっけ。戸惑ってしまいました。すると、笑顔で「Good bye」。私も手を振りました。「Fine thank you.and you?」と応えればよかったのかな。

 6号路にも外国人がいました。危険性を知らないで入り込んでしまったのでしょうか。若い男女がこわごわとかなりゆっくりと歩いています。時々、ツルツルと滑り、バランスを崩しています。私は、見ていてハラハラしました。6号路は、沢沿いの道です。沢に転落する危険があります。一度追い越したのですが、気になって立ち止まって、振り向いて様子を見ました。靴は二人とも街中を歩く靴。男性は薄着でトレーナー、女性はオーバーコートに手下げ袋を持参。
 見ていられないので、私のダブルストックを貸し与えました。女性に2本渡すと、1本を男性に渡しました。私は、二人の後ろを距離を置いて、歩いて行きました。二人は会話をするのですが、英語ではないようです。男性は少し滑りましたが、女性はストックを支えにして歩いています。
 東京高尾病院前で林道に出ると二人ともほっとしたようです。仲間が心配して待ち受けていました。私は、ストックを貸して良かったなと思いました。女性が会釈をしてストックを2本返してくれました。少しは役に立ったのかな。

 本日の歩行距離全部で約20㎞。歩数は34.694歩。10日前に軽いぎっくり腰を発症、仕方なく道路の除雪、持病になった右足膝痛・左足首痛、そして気管支喘息も大きな影響がなく、ほっとしました。まだ山登りを続けられそうです。

(参考にしてただきたいこと)
 6号路の中程で二人組を追い越して間もなく、15時43分に携帯がなりました。電話番号を確認すると「・・・0110」です。私は、「警察からだ。最近俺何か悪いことをしたかな。それとも家族が犯罪に巻き込まれたのか。」とビクビクして、電話に出ました。「津久井警察署です。登山届を確認しているのですが、無事下山できましたか。」という問い合わせでした。降雪の後であり、単独登山者だったので、安否確認をしたとのこと。現在68歳、前期高齢者だからかもしれないです。心配していただき、ありがたいことだと思い、感謝しました。
 

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フォトギャラリー:43枚

終点和田に到着。旧自然公園センター駐車場。バスは下車するとUターンして向きを替えた。トイレ・登山届提出。

右手には村の家。

バス終点から舗装路を約14分歩いた。右は、沢沿いにある和田登山口。登山道を見て、アイゼンはまだ履かない。

先に墓地があるため、除雪されていた。その先は雪道だ。北面のため、融雪が遅れている。

針葉樹林帯や広葉樹林帯を抜けて登り続けるとやっと一ノ尾根に出た。

陣馬山頂直下の急登を詰める。木製の階段が雪から出ていて歩きやすい。左に見えるのは清水茶屋。

やっと陣馬山頂に着いた。バスを降りて約1時間50分もかかった。

陣馬山のシンボルの白馬。360度の展望が広がる。山頂は、日当たりが良いので、融雪が進んでいる。

白馬をズーム。

南方は富士山。裾野が長くひいてきれいだ。

富士山をズーム。

南西に見えた真っ白い峰々は南アルプス。16・28・30歳と3回登頂。

ズームしてみると右は悪沢岳。今では登れないので、眺めて楽しむ山。

左は赤石岳。右は小赤石岳。当時の事を走馬灯のように思い出す。

南東には相模湾。江ノ島が見えた。

軽アイゼンを装着し、景信山方面へ進む。日当たりは泥濘が酷い。

乾いた日向の登山道は珍しい。しかし、縦走路はほとんど雪道。

このあたりは健康保安林として保存されている。

新しい巻道の表示。安心して進むことができる。高圧鉄塔へ向かう作業道もあるので、踏み跡を確認することだ。

やっと景信山頂に到着。一面の雪景色。茶屋は休業していた。住み着いている猫が出てこない。どうしたのかな。

南西側は富士山の展望所。

ズーム(1)。

ズーム(2)。

昼食の後、標識を確認し、高尾山・小仏峠方面へ向かう。景信山の南の登山道は一部凍結有。急降下するので、注意。

ここは、サラサラ雪が残っていてアイゼンでも歩きやすい。

凍結した急坂はアイゼンが必要。やっと小仏峠に到着。明治天皇巡幸記念碑。

右は尾根道。左の巻道を進む。雪が多いが踏まれていた。

青々とした若い竹だ。雪の重みでしなっていた。

城山へは尾根道ではなく、巻道を選択。

巻道から城山を見上げた。城山は、桜が開花すると大変見事だ。

高尾山を遠望。

木製の下り階段には雪がびっしり。アイゼンがないと滑る。

尾根道ではなく、一丁平園地先の巻道(左側)に入る。

登山道が3本あるが、モミジ台を巻くように左側の巻道に入る。

高尾山も日陰には雪が多い。

現在地は、高尾山西側の階段下。日当たりの良い、雪が少ない稲荷山コースで下山することにした。

稲荷山コースの説明。しかし、下って行くと圏央道を走る車の騒音が気になったので、途中から静かな6号路へ変更する。

6号路のコース案内を確認。沢沿いで森の中の道だ。

沢を歩くので、石の上の積雪が滑るので、注意を促していた。最初は階段の急降下。アイゼンがないと怖い。

登山道は約80m沢の中を歩く。しかも雪が載った飛び石の上だ。アイゼンがあるので、歩きにくいが外さない方が良い。

アイゼンが利いて気持ちよく歩ける。琵琶滝を通過。

沢沿いの登山道は雪が圧雪状態。所々急坂もある。街歩きの靴で下山している若い二人の外国人にダブルストックを貸す。

無事ケーブルカー清滝駅に到着。アイゼンとスパッツを後片付け。登山者はいない。観光客も少なく、店舗は全て休業。

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装備・携行品

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登った山

陣馬山

陣馬山

855m

景信山

景信山

727m

堂所山

堂所山

731m

小仏城山

小仏城山

670m

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