行程・コース
天候
晴れのち曇り、午後から強風
登山口へのアクセス
電車
その他:
往)西武秩父7:42着(特急秩父61号)-秩父鉄道 お花畑駅(8:12発・各駅停車)-親鼻駅(8:27着)
復)秩父鉄道 波久礼駅(17:37発)-熊谷にてJR高崎線乗換
この登山記録の行程
親鼻駅(8:35出発)-(親鼻橋、紅簾片岩、金崎神社)-小滝周辺(9:25着/9:35発)-畳岩(9:50)-長瀞駅(10:00)-宝登山神社参拝(10:35発)-奥宮(11:10着/11:15発)-(蝋梅園)-宝登山山頂(11:25)-(長瀞アルプス)-氷池分岐(11:57)-天狗山分岐(12:12)-御嶽山(12:23)-登山口鳥居(12:40)-(総持寺、武野上社)-野上駅(13:00)-(高砂橋)-春日神社参道鳥居(13:25)-春日神社(13:55)-葉原峠(14:30)-(夫婦滝、白髭社)-寄居橋東詰(15:25)-かんぽの宿(15:38)*かんぽの宿から波久礼駅へは徒歩10分程度。
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
お犬様と蝋梅を目当てに、長瀞の河岸から宝登山に登り、ついでに荒川を跨いだ対岸の葉原峠を越えて波久礼まで歩いて来ました。 老若男女のハイカーさんで賑わう長瀞アルプスですが、一歩脇にそれて天狗山ルートに入ると人影も無くなって、全く違った雰囲気を楽しめました。
≫秩父神社、三峯神社と共に「秩父三社」と謳われる宝登山神社はお犬様(オオカミ)信仰の神社ですので、前の晩に「オオカミの護符」(新潮社)を読み返し、ついでに西武秩父駅前の「どこいくベぇ」のこま犬で気分を高めてから、秩父鉄道に乗り込みます。
宝登山の最寄は長瀞駅ですが、二つ手前の親鼻駅から、去年のブラタモリで紹介された紅簾石片岩や断層崖などを巡りながら畳岩まで、ジオパーク散策がてらのアプローチを楽しみました。 「地球の窓」、「日本地質学発祥の地」と呼ばれるだけあって、長瀞の奥はかなり深そうです。
長瀞駅と岩畳の間にはお土産屋さんが軒を連ねていて、幼少の頃、家族で遊びに来たことを思い出してノスタルジックな気分に浸ったりします。 白い大鳥居の向こうに緩やかにせり上がる宝登山の山容には、「山」では無く「おやま」と呼びたくなるような優しさを感じます。 宝登山神社の社務所脇には、廃仏毀釈の荒波を神社と共にかわしてきたという玉泉寺が健在で、扁額に記された「仁義」の文字が印象的でした。
山頂に続く林道をショートカットしながら高度を稼ぐと程なく、山頂直下の奥宮に至ります。
猪狩神社のオオカミ像と同じ石工の作か?、と思える様なお犬様像と、蝋梅越しの両神山をたっぷりと堪能しましたが、迂闊にも梅や福寿草を見過ごしてしまったのが悔やまれます。
宝登山から野上の満福寺に続く長瀞アルプスでは大勢のハイカーさんで賑わいますが、途中の分岐道標に誘われて天狗山ルートに入った途端に人影が無くなり、思いもよらず静かな一人歩きを楽しめました。 立寄った武野上神社で、想定していなかったオオカミ像に邂逅したのも望外の幸運です。
宝登山だけでは物足りないので、計画では対面の金ヶ岳から葉原峠を越えて波久礼まで抜けるつもりでしたが、流石に一旦里に下りてしまうと、再び山に入って行くのが億劫に思えてきます。 野上駅で悩み、金ヶ岳の登山口の鳥居前で悩んだ挙句、「何とかと煙は高いところに昇るのだ~♪」などと自嘲しながら、結局は山の中へ・・・。 山の中腹の春日社には、密かに期待していた狛犬の姿はありませんでした。
昼過ぎから強く吹き始めた西風に、レイヤーを重ねて葉原峠まで出ると、気分は既に温泉モードです。
小林のみかん山、風布川の夫婦滝(単身赴任中!)を経て、寄居橋で再び荒川を渡ると、かんぽの宿の展望風呂へ初ドボーン!
梅と福寿草は残念なことをしましたが、長瀞を思う存分歩き倒して、今週もしっかり締まりました~。
本日の総歩数 43,498歩、歩行距離31.1km、消費カロリー1,714kcal、脂肪燃焼量122g也。
フォトギャラリー:101枚
先ずは西武秩父駅前のどこいくベぇの狛犬をチェック!
秩父鉄道の特等席(?!)。正面に見えるのは蓑山ですね。
各駅停車で親鼻駅下車。
親鼻橋の袂にブラタモリのスタート地点だった紅簾石片岩が。 荒川越しの破風山と城峰山が綺麗です。
紅簾片石岩(こうれんせきへんがん)には大きな甌穴が空いています。
橋を渡って金崎神社に参拝。狛犬は居ません。
マンホールの蓋の図柄も長瀞らしいですね。
河原に下りてみました。秩父鉄道の鉄橋が味を出しています。
青白い岩が広がっていて、不思議な光景です。
まるで何処かの惑星を歩いている様な気分。
良く分かりませんが、、、何となく凄いことだけは分かります。
こんな風景も。
対岸の崖は「断層」なのだそうです。
タモリさんが立ったのと同じ場所から「小滝」を見下します。ライン下りのクライマックスですね。
小滝の近くまで下りてみました。ここを船で下るのはスリル満点でしょう!!
小滝の位置は少しずつ後退しているそうです。
お犬様探訪に免じてパチリ、良くできてます。
番組で色んなことを知りました・・・。
言わずと知れた岩畳。天然記念物です。
冬場のライン下りは、こたつ舟で瀞を周回するそうです。
雰囲気のある長瀞駅。
観光案内所の前で、しっかりブラタモリのVTRを流していました。
今日はお犬様探訪ですので、、、。
白い大鳥居の先に小じんまりした宝登山。「おやま」と呼びたくなります。
こちらも、今や長瀞名物ですね~。
宝登山神社の別当、玉泉寺の扁額には「仁義」の二文字が。
お寺の玄関には、如何にも秩父らしい見事な掘り物で飾られていました。
境内奥に佇む「宝玉稲荷社」のキツネ像ですが、何やらオオカミっぽくも見えてきます。
ここにも大きな「龍勢」の筒が、、、
狛犬(獅子)はかなり大きめです。でも今日のお目当てはこれではありません。
秩父神社、三峯神社と共に、秩父三社と並び称される宝登山神社はお犬様信仰で有名です。
拝殿は極彩色の彫刻で飾られています。
お若い巫女さんに、「写真を撮ってもいいですか?」と断ってから、護符をパチリ。
巫女さんに「そっちの写真かいっ!」と思われたかもしれません。(笑)
参拝を済ませ、先に進みます。
林道をショートカットして高度を稼ぎます。
秩父盆地を挟んで、釜伏山から大平山の山並み。今日はあそこを越えて行くつもりです。
石段の先に、鳥居が見えてきました。
鳥居を潜ると、宝登山神社の奥宮です。
お目当てのお犬様に思わずニンマリ。昭和6年の銘がありました。雰囲気が猪狩神社のオオカミ像に似ています。
因みにこちらは猪狩神社のオオカミ像。昭和8年に据えられたと言いますから、もしかしたら宝登山神社のお犬様を模倣したか、或いは同じ石工が造ったのかもしれません。
鋭い牙、アバラの浮き具合、尾っぽの形、オオカミ像らしいオオカミ像ですね。
首から肩、後脚の筋の表現など、なかなか良いですね~。
こちらは吽形。きりっとしています。
奥社にも多くの方がお参りしていました。
さて、今度はもう一つのお目当ての蝋梅です。
青い空に映えますね~。
当たり一面に、甘い香りが漂っています。
蝋梅と春霞みの向うに両神山。
両神山をもう一度。
まだ、こんな蕾も残っていますので、今年は未だ楽しめそうです。
こちらは秩父盆地を挟んで武甲山。
正面に破風山、右奥は城峰山です。
蝋梅園の直ぐ上が宝登山の山頂です。
山の上でこんなに大勢の人を見るのは久しぶりです。
人込みを避け、休まずに長瀞アルプスコースに向います。
元気なご年配のご夫婦。男性は80過ぎだそうで!
所どころ、雪や泥濘がありますが、慎重に歩けば問題ありません。
宝登山を振り返ります。
長瀞アルプスのメインコースを離れ、天狗山に向います。
小さなピーク(御岳山、353m)、に御嶽大神の石碑と鳥居がありました。
少し下った所には白峰神社のお社がありました。
どうやら、山全体が修験の道になっていて、沢山のご神体が祀られているようです。
途中、この様な御神体にいくつも出会いました。
これからあの山を越えようかどうか、、、悩みながら下ります。
鳥居がこの登山口の目印です。
登山口隣にあった「三寶山末廣稲荷社」のキツネ像です。(おまけ)
立派な松の木に誘われ、沿道の総持寺に立ち寄ってみました。
慈母観音像。赤ん坊に乳を与えているようです。
武野上神社に参拝。
立派な狛犬(獅子)ですが、所謂、標準型です。
拝殿の横に、根回り9m、樹齢700年という欅の御神木があります。
神殿前にも一対の狛犬、、、オオッ!これは紛れもないオオカミ像ではありませんか!!
しかも、子持ちのオオカミ像とは!。
思いがけないところでオオカミ像に遭遇すると、ぐっとテンションが上がります♪。
13:00、野上駅に着きました。電車に乗って祭りの湯にドボーンする手も有るのですが・・・。
目の前の金ヶ岳を越えて、波久礼に下りるのがオリジナルの計画でが、時間は押しています。
悩んだ挙句、金ヶ岳の春日神社迄は行ってみようと覚悟を決めました。(オオカミ像があるかも!?)
こんな山奥に鎮座している「村社」は初めてです!
ハイピッチで30分、尾根の上の春日神社はモルタル造りで、狛犬は居ませんでした。(残念!)
ここまできたら、気分は既にかんぽの宿です(笑)。 波久礼まで行ってしまいましょう!
休まず歩いて、35分のハイピッチで葉原峠を通過しました。
ようやく、「波久礼駅」の案内板が出てきました。
小林のみかん山を通って行きます。
梅の蕾を見かけました。里の春にはもう少し、です。
風布川に掛る「夫婦ノ滝」ですが、水流が少なくて、単身赴任中です(笑)。
梅が咲いていればさぞかし素晴らしい眺めに違いありません。
寄居橋の西詰にある白髭神社に、無事下山のご挨拶を。
本日最後の狛犬は、平成生まれの標準型獅子でした。
寄居橋の先にかんぽの宿が見えますが、、、なんでそんな小高い場所に建てたのだ~!
その代わり、6階のお風呂からの展望は、中々の物でした!
10分間で100円のマッサージチェアも有り難い~。
館内はこんな感じです。3時過ぎるとお食事処が閉まってしまいます。
早くも雛人形の季節なのですね~。
かんぽの宿から波久礼駅まで10分程です。
熊谷から、JR高崎線のグリーン車を奮発して、、、長い一日もしっかり締まりました~!
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
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