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宍戸アルプス縦走!(吾国山~加賀田山~舘岸山~金比羅山)

板敷山、板敷峠、吾国山、道祖神峠、加賀田山、舘岸山、金比羅山、いこいの家はなさか( 関東)

パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )

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行程・コース

天候

晴れ時々曇り

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路:目黒6:17→山手線→品川6:24~35→上野東京ライン勝田行→羽鳥8:21~45→関鉄グリーンラインバス→板敷山前9:15

復路:友部16:03→特急ときわ80号→東京17:13~18~→山手線→目黒17:37

この登山記録の行程

板敷山前バス停9:15→板敷山登山口9:20→板敷山130m9:28→板敷峠9:32→吾国山登山口10:23→吾国山518.2m10:38~50→道祖神峠11:05→加賀田方面分岐11:16→373.7mピーク11:36→364.4mピーク11:57→約370mピーク12:12→加賀田山最高地点410m12:18→加賀田山山頂(383.1m三角点)12:21→舘岸山・金比羅山分岐(340mピーク)12:28→舘岸山256m12:40~50→舘岸山・金比羅山分岐13:02→金比羅山228.2m13:31→登山道出口13:40→笠間市いこいの家はなさか(日帰り入浴)14:22~15:25→友部駅15:39

合計5時間7分(いこいの家はなさか迄、18.9km)

コース

総距離
約21.4km
累積標高差
上り約1,215m
下り約1,226m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

2月24日(土)は、ずっと気になっていた筑波山の隣の難台山のさらに隣の加賀田山や舘岸山、通称「宍戸アルプス」を縦走して来ました!

最後の金比羅山を除いて、思っていたほどやぶっぽくも無く、温泉というか沸かし湯の日帰り入浴もついて、低いながらもそれなりの充実した山旅を楽しめました。欲を言えばもう少し展望があれば…。

宍戸アルプスは一応、吾国山の手前の板敷峠から始まるようなので、今まで2度ほど使ったことのある常磐線「羽鳥駅」からの8時45分発の「板敷山前」行バスでスタート。終点まで行きます。

多少文句が変わってたけれど、懐かしの安部総理のポスターに挨拶したら9時15分出発!

バス停から進行方向に5分ほど進むと、峠に上るカーブの手前右側に「史跡板敷山」の石の標識があるので、この前来た時は板敷山は飛ばしてしまったので、まずはここから登って行きます。

板敷山は山というより小さな丘なので5分で山頂に到着。山頂には親鸞上人が実は山伏で真言密教か何かの護摩焚いて法難を逃れたという真面目な浄土真宗の人に怒られそうな石碑があります。

千葉もいい加減だったけど、茨城も似たり寄ったりだな~。

板敷山から反対に降りると5分もかからず、林道が通っている板敷峠に着きます。なお、板敷山に登らず峠に直接登る道もあります。

ここから吾国山登山口まで長~い林道歩きが始まります。一生懸命走って登ればすぐ着くんだろうけど、吾国山から先の方がもっと長いので、チンタラとスロージョギングで登ります。

でもこの林道、登るに従ってせり上がってくる加波山の眺めが見事!

心配していた雪なんですが、標高250mぐらいからほんの少しずつ出て来ましたが、日陰にうっすらと積もっている程度で、アイゼンもスパッツも使う必要の無いぐらいでした。

そして50分かかってようやく吾国山の登山口に到着。軽く階段を登ったあと、いきなりロープの張られた急坂に取り付きます。

でもここも雪が無いので普通に登れて、難なく山頂直下の園地のようになった場所に着きました。この園地だけ、本日唯一の一面の雪景色。

でも靴が埋まるほどじゃないのでそのまま進み、10時38分、バス停から約1時間20分で吾国山518.2mに到着!先客が1人いました。

吾国山山頂は神社と三角点があり、先ほどの林道同様に加波山方面の眺めが良いです。あと北側の展望も開けていて、雨巻山や大峯が良く見えます。ここで今日最初の休憩。

休憩後、今度は東側に降ります。ここが今日一番の難所!雪解けズルズルの急斜面で、拾った竹の棒を杖代わりにして何とかコケずに降りました。

一度林道を挟み、さらに急斜面を降りると、私有地になって今は立入禁止の「狭き門」があった洗心館の前に飛び出し、そこから舗装された林道を少し下ると、車道が越えている道祖神峠に着きます。

山頂直下で難儀したものの、吾国山から15分で着いた!

道祖神の車道を横切り、まずは難台山の方に進みます。

そして難台山への道が林道を離れて右の尾根に登って行くところで、そのまま林道を直進します。ここの標識には「長沢へ」と書かれているだけで加賀田山の名前はまだ出て来ません。

そして林道を4~5分進むと、428.5mピークから下ってきた道が右側から合流します。難台山方面の標識があります。

この場所で林道は左と正面に2分するのですが、まだ直進します。

すると、坂を下った先でようやく加賀田山方面の標識が出てきます。そこを左折して登ります。

加賀田山に向かう道は、最初に書いたように非常にしっかりした良い道でした。トレイルランナーも枝を気にせずバンバン走れるぐらいの道です。標識も随所に出てくるので、迷う心配もまずありません。

ただ問題があるとすれば、今日は雪がガッツリあると思って登山靴を履いてきたってこと…。

それでも小走りで進むと、373.7mの三角点があるピークに着きます。

そして一旦かなり下って、十字路の峠になっている鞍部から登り返すと364.4mの三角点。

これら確認しなくても問題は無いんですが、宍戸アルプスはランドマークが少ないので、現在位置を把握して進むには地図と照らし合わせて確認しながら進むのがベターです。

そして約350mのピークで道は南へと向きを変え、凄い急坂を登り切るとそこは加賀田山の山頂ではなかった!

ここは加賀田山の西峰とも言える約370mのピークです。

気を取り直して、加賀田山はこの次の最高地点約410mのピーク!と思って行ったら、そこにも何の標識も無し!

おかしいな?でもやぶ山なんでこんなもんなのかな?と思って下ると、383.1m三角点のところに突如として加賀田山の山頂標識が!12時21分到着。板敷山前バス停から3時間強。

でもこれおかしいだろ!すぐそこに一番高いところがあるんだから、そこに標識を立てるのが常識ってもんだろ!

しかし茨城県の常識はそんな甘いもんじゃなかった!

次の舘岸山は分岐の340mピークよりも、100m近く低い256m地点にあるのだ~!つまり山頂に向かってどんどん下って行かなくてはならないわけ!

泉蔵院方面に急坂をどんどん下って、林道に出てさらに下って、これマジかよ~と不安になってきた頃、林道の分岐で宍戸アルプスと言ったら必ず出てくる手書きの標識を発見!ようやく胸を撫で下ろしました。

舘岸山山頂256mは、この標識の少し先から林道を離れ、踏み跡を軽く下って軽く登り返した場所にあります。12時40分、加賀田山から約20分で到着。展望は、さらに下の城跡まで行けばあるみたいなんですが、さすがにこれ以上は下りたく無いので、ここで2度目の休憩をとます。

そして、ああ疲れた~と思いながらさっきの340mピークまで登り返します。茨城県の山、恐るべし!

宍戸アルプス最後の金比羅山は、今までとは違い一般向けとは言いがたい完全なやぶ山です。一応は最低限の刈り払いがしてあって、自力でバリバリ草木を折って進まなくちゃならない箇所こそありませんが、途中に背丈以上の笹藪があって、中途半端に折られた笹が地面から突き出していて非常に歩きにくいです。

その中を、この間の千葉よりマシだわな~と思って余裕で歩いてたら、ツルに足を引っ掻けてコケて、脛を折れた笹に強打して、血が出て、バンドエイド貼ったものの、最後の舗装道路の下りが全然走れなくなってしまった!

ということで、トレイルランナーが生足やタイツ1枚で侵入すると怪我する危険性があるので、ちゃんとズボン履いていった方が無難です!

それでもなんとか、痛い足を引きずりながら、その酷い笹藪から脱出すると、いきなり見晴らしの良い採石場の縁に出ます。

その出たところで左手に見える小さなピークが金比羅山です。

しばらく採石場の道を行った後、それを離れて稜線の、今度は大したことの無い笹藪を進みます。

そして金比羅山228.2mには13時31分到着。途中までは順調だったんだけど、笹藪に入ってからえらく時間がかかった。ああ足が痛い!

金比羅山山頂は、巨石が散乱した真ん中に三角点が置かれた場所で、採石場のお陰で南西側の眺めが良く、雪入山から権現山にかけての稜線が良く見えます。

金比羅山からの下山路は、ごく普通の山仕事の道といった風で、要所要所に置かれた空き缶目印に下ると、10分ぐらいで未舗装の林道に出て、右折して進むと、ゴルフ場横の舗装道路に出ます。

ゴルフ場横の舗装道路に出たら、水戸線の宍戸駅を目指すか、常磐線と水戸線が合わさる友部駅を目指すかするんですが、どちらに行こうとその中間地点に、笠間市の福祉施設である「いこいの家はなさか」があるので、ひと風呂浴びて笹藪の汚れを落として行きましょう!

お湯は沸かし湯ですが、料金も510円と安めで、そんなに混んでもいないので、団体で行ってもゆったり疲れを癒すことができると思います。

でも、そのつもりで行ったら、さっき出血した場所が、血は止まってたはずなのに、バンドエイドはがして風呂入ったら、またドクドク出血し出してしまったので、慌ててあがらざるを得なくなってしまった…。

風呂を出て、新しいバンドエイドを貼って、宍戸と友部の時刻表を見比べてみると、友部に行けば特急に間に合いそうだったので、っていうか、足が痛いので足を伸ばしてゆったりとした状態で早く帰りたかったので、友部駅まで歩き、特急ときわ80号で東京に戻りました。

電車の中では当然、血の止まらなくなるビールで乾杯♪今回はどこか遠くの県の物ではなく、茨城県の地ビールとして東京でも人気の高い「常陸野ネクストラガー」です。飯は駅のコンビニの菓子パンだけど…。

吾国愛宕ハイキングコース(コースマップ・所要時間) | 笠間市公式ホームページ
http://www.city.kasama.lg.jp/page/page000198.html

関鉄グリーンバス・関鉄パープルバス(※【板敷山・羽鳥線】のPDF)
https://kantetsu.co.jp/green-bus/omnibus/omnibus.html

笠間市いこいの家 はなさか
http://www.s-seiun.co.jp/shisetsu/hanasaka/

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ

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登った山

吾国山

吾国山

518m

よく似たコース

吾国山 茨城県

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最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
5時間
難易度
★★
コース定数
26
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