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お尻の半ケツ山・つべす山東峰

つべす山東峰[四万十町]( 中国・四国)

パーティ: 1人 (マローズ さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 高知自動車道四万十町東ICを降りて国道56号を南下し、山株交差点を左折する。
龍石トンネルを抜けると右折し、県道326号を南から東へと進む。
平野集会所を過ぎ、大谷橋を渡って最初の左折道に入る。入口はゴミステーションになっている。
Y字路は右手の民家上を上る道を選ぶ。樹林帯に入ると左手にヤブと灌木の広場があるので、そこにでも駐車する。車高が高い車ならその少し先の作業車道が右に鋭角的に曲がる所まで行っても良い。

この登山記録の行程

駐車場所12:38・・・旧参道分岐12:42・・・住吉神社で休止13:13~13:28・・・つべす山東峰付近で休止13:42~14:29・・・住吉神社14:35・・・駐車場所14:56

コース

総距離
約2.3km
累積標高差
上り約260m
下り約260m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

高知・愛媛県境の石鎚山系には山容が乳房にそっくりな乳山(1855m)という高山があるが、四万十町には「尻山」という意味の低山「つべす山」がある。「つべす」とは四万十町の旧窪川町東部で臀部を指す方言である。だから直訳すると「尻山」になる。

このつべす山という山名は東西に隣り合った二山の総称で、それらが麓から見る角度によっては、折り重なって臀部のように見える、とされる。しかし乳山ほど酷似している訳ではない。
つべす山の西峰の方は以前、登山記録を投稿した点名・長田山だった。東峰(520m)は8合目から上に展望が優れた住吉神社があり、そこまでの参道は車が通れるほどの幅員となっている。

神社から山頂までのルートは往路に於いては見つけにくいかも知れないが、ヤブ漕ぎも殆どなく、10分少々で登頂できる。
男なら豊かなバスト(乳山)とヒップ(つべす山)は制覇しておきたいもの(?)

[コース]
駐車場所から作業車道を少し上がった地点、右に直角的に曲がるカーブを過ぎると、猪除けの柵がある。長田山登山時は往復路共、悩まされた柵だが、ここの柵の扉は地面に刺した鉄棒を引き抜くだけで開けることができる。

キャタピラー車でないと登れないのではないかと思われる急坂を登ると主尾根に出て、すぐ右手から旧参道が合流する。
主尾根の道の幅員は車が通れるほどだが、急勾配の尾根上を走っているため、もし一般車両が通れたとしても、四駆でないと無理だろう。

道の左手は植林帯で、右手は谷のため、切れ落ちており、振り返ると大井川沿いの山並みが見える。空一面が開けているため、冬場は陽当たりがいいが、夏場は登山には向かないだろう。しかし冬でもこの急登続きでは汗を一定量かく。

道の両側が樹林帯になる箇所からが、路面の状態を見ても本来の参道だと思われるが、幅員は急坂の作業(キャタピラーか)車道のまま。
その幅員のまま参道の石段口に到る。窪川町史にも載っていない山の上の神社にも拘らず、こんなに幅広の参道と石段がきれいな状態で残っているのは異例。

石段を上り詰めた先に住吉神社があり、その前が自然の展望所になっている。高度計高度は475mだが、地形図を見る限りでは460mである。
展望は西から南方に広がっており、南に大井川を目で追って行くと、黒石集落の平野部があり、その背後に夏焼山、その奥は以前、登山記録を投稿した六川山か。勿論、山座同定がし難い彼方の山々も遠望できる。

ここから上は尾根の形を成していない。東側に延びる踏み跡は少し先で途切れていた。
神社に引き返してくると、社殿の東側の斜面から北西方向に獣道のようなものが走っている。往路はこの踏み跡を真っ直ぐ終点まで辿り、後は適当にトラバースした後、シダのヤブと樹林帯の境を登って行ったのだが、本来のコースは、前述の獣道のような踏み跡に入ってすぐ右折し、急斜面を登るようになっていた。但し、往路に於いては下から見上げてもそこに踏み跡があることは分からない。兎に角、東側のヤブの際を上がって行けば間違いない。

シダのヤブとの境を登って行けば、標高500mの痩せ尾根部に達し、左に曲がることになる。この尾根は西側が、自然林が多かったように思う。
真っ直ぐ登って行けばつべす山東峰の山頂。しかし三角点等はないため、特に藪のない広場がある訳ではない。

東峰の山頂からつべす山西峰(点名・長田山)にかけての稜線は国有林と民有林との境界になっているため、ヤブはあまりないとは思うが、超急勾配でつべすのおいど(肛門)とも言える鞍部まで急下降した後、再び急上昇しないといけないため、ルート的にはお勧めできない。

下山後は南方の奈路地区に移動して、巨木「奈路の神明杉」に寄った。樹高約20m、幹周約6.5mで、推定樹齢は約500年。この巨杉の特徴は枝ぶりにある。以前登山記録を投稿した志々島の大楠ほどではないものの、枝が四方八方に伸びて大木化しており、見応えがある。
造林の杉であれば、生長するごとに枝を切り落としていくため、幹の下部に目立った枝はないが、この神明杉はここに昔鎮座していた神明宮の神木だったため、自然のまま巨木化していったのである。

神明杉の北方の三差路を南東の二車線道に折れると、つべすの西峰と東峰が中腹から下で重なり、何とかお尻の形に見える。尤も、奈路集落手前(北方)の橋周辺からお尻型山容は見えるが、神明杉前に駐車しておけば、そのまま徒歩で前述の二車線道へ行くことができる。

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