行程・コース
この登山記録の行程
美濃戸口(05:40)・・・美濃戸(06:30)・・・堰堤広場(07:20)・・・赤岳鉱泉(08:20)[休憩 20分]・・・赤岩ノ頭(10:20)・・・硫黄岳(10:40)[休憩 20分]・・・大ダルミ(11:20)・・・横岳(12:00)[休憩 20分]・・・赤岳天望荘(13:00)[休憩 10分]・・・行者小屋(14:30)[休憩 10分]・・・美濃戸(16:20)・・・美濃戸口(17:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
この日は、私の住んでいる上田市は20℃を超え一気に春の雰囲気が高まりましたが、山でも強烈な寒さはなくなっていました。稜線の後半は暑くてフードを外していました。帰りの、森の梢から落ちてくるのは粉雪ではなく融けた水滴。登山道の最後のほうは雪が融けてべちゃべちゃになっていまして、こうして春が来るんだなあ、と思っていました。
ただ、高いところはまだまだ厳冬。先日街では大雨が降りましたが、当然こちらでは大雪だったようで、積雪が一段と増えておりました。
この日は八ヶ岳山荘を6時前に出発。ここから美濃戸までの林道は、まだまだチェーンなしでは無理です。帰りには動けなくなった車がレスキューを呼んでいました。
8時半ころ赤岳鉱泉に到着。赤岳鉱泉の建物は、山側はほとんど雪に埋まっており入り口だけ掘り出してある状況でした。そして、たくさんの人が岩に取っ掛かる準備をしています。
ここから硫黄岳を目指します。硫黄岳の登山道は最初は深い森で、潅木からハイマツになるあたりから稜線上にある「赤岩の頭」まで木道の階段が設置してあります。で、その森ですが、森とは思えない大変な積雪でした。赤岩の頭でピッケルに持ち替えようとしてまだストックでしたが、不正解。ここで思いのほか体力を消耗しました。木道も雪に埋没しているとは思っていましたが、全てが埋没しており、好きなところをご自由に歩いてください、という状態。赤岩の頭まで、轍が無秩序についています。轍以外はハードなラッセルが必要。
赤岩の頭から山頂までは、積雪はほとんどありません。昨日の稜線の風の予報は12~3mでしたが、とんでもない強風が吹いています。硫黄岳から横岳までは、風はさらに強くなっていました。特に大ダルミから横岳のとっかかりの風はハンパなかったです。大ダルミは2800m前後の山に囲まれて、おそらく冬中風が通り抜けているのでしょう。
ということで、硫黄岳の山頂は雪はありません。12月にも登りましたが、あの時と同じ。ただ、南八ヶ岳のパノラマは一段と白いです。
横岳の山頂は、岩が雪にうずもれていました。風は静穏で、さっきまでの暴風がウソのよう。そのため山頂で食事をしている人もいました。富士山は、見えましたがかすんでいます。この後、どんどんかすんでしまいました。
無名峰・三叉峰・石尊峰までの鞍部にも岩が露出している場所がたくさんありました。山に挟まれた場所は風の通り道なんでしょうね。ルートは特別な問題はありません。
ということで、ほどなく地蔵の頭に到達。今日はここで下山します。
地蔵尾根は、一段と積雪が増えていました。途中にお地蔵さんがあるのですが、完全に雪に埋没しておりました。
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