行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
往)西武秩父7:42着(特急秩父61号)-秩父鉄道 お花畑駅(7:51発)-武州日野駅(8:09着)
復)秩父鉄道 白久駅
この登山記録の行程
武州日野駅(8:15出発)-(風穴稲荷、浅間神社参拝)-弟富士山頂(8:40)-如意輪観音堂(9:00)-熊倉登山道入口(9:25)-林道より再び登山道(9:40)-(一の橋)-林道終点地点(10:10)-官舎跡(10:40着/10:50発)-水場(11:20)-(チェーンスパイク装着)-熊倉山山頂(12:15着/12:55発)-林道・城山登山道入り口(14:10着/14:17発)-白久駅(15:25)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
奥秩父の裏山的存在、熊倉山に登ってみました。 コースに当たる山の北面にはしっかり雪が残り、露岩の急斜面や痩せ尾根では、スパイクを履いての慎重な足運びが試されます。 標高差もたっぷりあるので、たかが裏山~、等と侮ることは出来ません。
≫そもそも、「熊倉山」と聞いてピンと来る人は少ないのではないでしょうか。
長沢背陵の北に広がる山稜の中に埋もれてしまっているだけでなく、「熊倉」という名前自体が没個性的で、飛龍山や生藤山の隣にも同名の目立たない山があるので、尚更印象に残り難いのかもしれません。
秩父の熊倉山も、地味さにかけては引けを取りません。 メジャーな武甲山や両神山の様に登山者がつめ掛ける事も、蓑山や宝登山の様に花で賑わう事もありませんが、秩父鉄道の駅から直接アプローチできる裏山的な存在は、さながら地元のB級グルメの様でもあります。
今回は、武州日野駅から弟富士山と寺沢集落を経て、沢筋から稜線に急登する「日野コース」を登り、小幡尾根を通る「城山コース」で白久駅まで下りましたが、標高差が1,000m以上あって傾斜もきつく、特に、雪の着いた露岩帯の下り斜面では、スパイクを履いての足運びに相当気を使いました。
久しぶりの急登にヒーヒー言いながら辿り着いた山頂には、城山コースを登って来たと言う単独行の方が先着して居られ、お互い辿ってきたルートの状況などを交換し合います。 大血川から霧藻ヶ峰に続く尾根筋や、その奥に聳える和名倉山の大きな山体など、恐らくこの山頂からしか見る事の出来ないB級グルメ的展望を堪能して山頂を後にしました。
植林帯の急傾斜で小幡尾根を下り切り、鞍部から林道を歩いてしまえば随分楽なのですが、一期一会の精神で城山の登山道に足を延ばしました。 地形図では判らない様な小ピークと急な下りの連続に太腿が悲鳴を上げますが、熊倉城に立て籠もった長尾景春を攻め落としたのが、彼の太田道灌だと知れば、心なしか筋肉痛も和らぎます。
杣道に迷い込んだりしながら何とか里道に出て、白久駅で電車に飛び乗れば気分は既に温泉モードです。
西武秩父駅の祭りの湯で筋肉痛をほぐした後は、いつもの「駅前」で秩父錦とお通し5点セットを頂いて、桃の節句の日にしては地味でハードな一日も、しっかり締まりました~!
本日の総歩数 33,820歩、歩行距離22.6km、消費カロリー1,304kcal、脂肪燃焼量93g也。
フォトギャラリー:74枚
西武秩父駅横の駐車場から、荒川南岸の山々を見渡して気分を高めます。右よりのピークが今日登る熊倉山ですね。
秩父鉄道、御花畑から武州日野駅に向います。
30-3-3、桃の節句に花つながりで思わずパチリ。料金が330円なら完璧でしたが!
進行方向に熊倉山が見えています。
武州日野駅で降りたのは私だけでした。
駅前のトイレは加熱便座のウォシュレット!有り難く拝借しました。
線路を渡って、駅の南隣の風穴稲荷にご挨拶。この先にはカタクリの自生地もあるようです。
少し歩いて、弟富士(おとふじ)の浅間神社へ入山参り。
富士山公認、面白い謂れを持つ弟富士浅間神社。狛犬は居ませんでした。
鹿除けネットを潜って弟富士に向います。
合目石もちゃんとあります。
弟富士(386m)のピークには浅間神社の奥宮が鎮座しています。展望はありません。
そのまま、緩い尾根道を南に向います。向うに見えるのは矢岳でしょうか。
高圧鉄塔を越えて、一旦林道を下って寺沢集落に向います。
矢岳の上空に飛行機雲が・・・。
寺沢の如意輪観音堂。昭文社の地図には載っていません。
⇒水車小屋、熊倉山登山口の標識に沿って進みます。
奥の方に熊倉山の稜線が見えてきました。
水車小屋です。昭文社地図でトイレと記載されている地点です。
もう暫く舗装された林道を登り、熊倉山登山口の看板脇から山道に入ります。
「山ではクレジットカードも、テレホンカードも使用不能。」ちょっと古いか、、、「ヒマラヤも裏山も危険は同じ。」一文字も被っていませんが、座布団一枚!
再び林道に合流。←登山口100先、右、の案内に従います。
日影の林道は凍っているので要注意。
看板が賑やかな登山口です。
白久林道コースは崩壊の為「絶対に入山しないで下さい。」・・・了解です!
林道路肩から秩父盆地を見おろせました。
赤リボンを辿りながら沢沿いの道を進みます。
朽ちかけた一の橋は使わず、沢の石を伝って渡渉します。
日影の右岸には雪が残っていて、結構気を使います。
沢の左岸上部に見えていた林道の終点地点。
古い木橋を慎重に渡ります。
小滝を見物しながら、、、
苔むした岩の緑と雪のコントラストが不思議な光景です。
左岸、右岸を渡り歩いて行きます。
左右からの沢が出会う「三ツ又」。良く見ると、標柱の下の方に地点名が書いてあります。
日当たりの良い「官舎跡」で小休止。トタン屋根の残骸が埋もれていました。
巨大な岩が、、、
九十九折れに尾根を上がって行くと、武甲山も見えてきます。
途中、短いながら岩場も現れます。
尾根の中腹、「水場」地点。少し下った所に、確かに水が出ていました。
急斜面の雪が雪崩落ちてデブリとなっています。この先でスパイクを履きました。
「笹平」地点。平坦な地形が新鮮な光景です。
しっかりと雪が残っています。
上から落ちて来て地面に突き刺さった様な巨岩です。
熊倉山山頂直下、三門で城山コースと合流。
山頂直下は急登です。
熊倉山山頂に到着。
山頂は細長く、注連飾りの張られた石祠が鎮座しています。
山頂から南、長沢背稜に続く尾根には「この先、自粛して下さい。」の張り紙が。
山頂の西側に展望が開け、次に歩くつもりのコースをしっかり目に焼き付けます。
妙法ヶ岳の先に広がる和名倉山の大きな山容が印象的です。
山頂の日だまりでカップヌードルを頂くと、城山コースで白久に向います。
城山コースの下り出しでは、一瞬たじろぐ様な急傾斜の下降が続きます。
両神山を眺めてホット一息。
どうやって出来たのか?!、巨岩がぽつんと鎮座しています。
雪の着いた露岩の急斜面。登りも大変そうです~!
白く輝く浅間山も見通せます。
急斜面の植林帯をひたすら下って、ようやく林道が見えてきました。猪狩山と秩父御岳山を懐かしく見やります。
一旦林道に出て、そのまま城山(熊倉城址)の登山道に入ります。
登山道の斜面には階段が設置されています。
城山山頂(648m)は、城跡らしい縄張が一目で分かります。
城の案内板を読むと、、、何と、大田道灌がここ熊倉城に立て籠った長尾景春を降伏させた、とあるので、ビックリです!
このルート、小さなピークの急登と急下降が続きます。
ちょっと見縊っていました、、、
太腿がパンパンです~。
君に一体何があったのだ!?
こんな奇木もありました・・・。
振り返って、熊倉山の全貌を見返します。
ようやく里道に「辿り着き」ました~!
白久駅の案内板を見て、ホット一安心。
電車の時間を調べたら、丁度10分後には電車が!
500m走って、何とか間に合いました~!
最後の締めは、やはり西武秩父駅前の「駅前」です!
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 |
ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
トレッキングポール | アウターウェア | アイゼン | ヘルメット |
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