行程・コース
天候
曇のち晴れ!
登山口へのアクセス
バス
その他:
河口湖駅前7番乗場からでる鳴沢・精進湖・本栖湖行きの富士急山梨バス(ブルーライン)に乗車し、赤池バス停で下車(河口湖駅から約35分ほど、支払いはICカードが使えず現金のみ)。赤池バス停から国道129号線(富士パノラマライン)にでて、信号の先左側の消防の建物の裏に富士山精進湖口登山道入口がある。
この登山記録の行程
赤池10:21 - 10:26精進口登山口10:27 - 11:58精進口登山道-富士宮鳴沢線分岐 - 12:11富士風穴12:16 - 13:19大室山 - 13:28大室山三角点13:59 - 14:08大室山 - 14:49富士風穴 - 14:57精進口登山道-富士宮鳴沢線分岐14:59 - 16:27富士眺望の湯 ゆらり
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
大室山といえば、丹沢の大室山がよく知られていますが、富士山の近くにも大室山があります。精進湖側から見る富士山は、大室山を抱えているように見えるため「子抱き富士」とも呼ばれていますが、その子抱き富士の「子」大室山に行ってきました。大室山山頂へのルートは「山と高原地図」には記載されておらず、これまでの皆様のレコ等を参考にして、富士山精進湖登山道から登るルートを設定しました。
さて、大室山山頂へのルートは「山と高原地図」には記載されておらず、これまでの皆様のレコ等を参考にして、富士山精進湖登山道からアプローチするルートチョイスしてみました。私のように公共交通機関を使う場合、大室山周辺にバス停がないため、比較的長いアプローチをとって大室山を目指さなければならない点がネックとなります。地図や皆様のレコを参考にさせていただきながら、今回は
◎ 往路は、精進湖近くの赤池バス停を起点として、富士山精進湖登山道を経由して大室山に登頂する
◎ 復路は、大室山から県道71号線を経由して「富士眺望の湯 ゆらり」に立ち寄り、そこから出る無料送迎バスで河口湖駅に向かう、ルートを計画してみました。
なお、復路は往路と同じく赤池を使うことも考えましたが、「赤池~河口湖の運賃が910円!」&「樹海は往路でお腹いっぱいになりそう・・」という理由で、「富士眺望の湯 ゆらり」をチョイスしています。
ご参考までに、自宅から河口湖駅まで、往復ともに高速バスを利用しました。以前、帰りの高速バスが渋滞に巻き込まれしんどい思いをしたことがあったことから、帰りは避けてきましたが、土曜日は比較的定刻通りに運行できているようです。久しぶりのバスTOバスのアプローチとなりましたがトラブルもなくスムーズに行くことができました。
今回の山行で想定外だったのが雪。天気予報では雨とのことだったので、河口湖に向かう高速バスの車窓から、権現山、三つ峠山等が冠雪しているのを見たときには大丈夫かなと不安が過りました。雪はないだろうとチェーンスパイクを持ってきていなかったこと、また、踏跡が薄いとの情報もある大室山の取り付きが、雪で分からなくなっているのではないかと・・。
不安は的中。雪のため踏ん張りがきかない中、雪のため分かりにくくなっている踏跡をGPSを頼りに、なんとか大室山を登り切りました。苦労して登ったご褒美だったのでしょうか、富士を厚く覆っていた雲が徐々にとれていき、最後には雲一つないでっかい富士をゲットすることができました。・・・が、やはりこの季節、冬装備はしっかりとしておくべきですね。今回の反省点です。
〇富士眺望の湯 ゆらり https://www.fuji-yurari.jp/spa.html
※無料送迎バスあり 電話で予約が必要( TEL 0555-85-3126)
※クーポン券あり
フォトギャラリー:78枚
おはようございます。ここは、鳴沢・精進湖・本栖湖行きの路線バス(ブルーラインと呼ばれています)の中です。このバスで精進湖近くの赤池バス停まで行きます。ちなみに、今回は河口湖までは高速バス。電車で行くことも考えましたが、中央線・本線、富士急線と接続&運賃の面から、高速バスに軍配があがりますね。でも、ちょっと高速バスが遅れ、路線バスに間に合うかどうかヒアヒアしました・・(^-^;。
ちなみに、この路線バスは7番乗場からでます。
約30分ほどで赤池バス停に到着しました。赤池バス停はレストラン「ニューあかいけ」の横になります。
バス停から見えるのは精進湖。昨日は雪だったようで寒々しい冬景色となっています。まさかこんなに雪が降っていたとは・・・(汗)。ちなみにバス停に使われている赤池は、幻の六つ目の湖の名称であり、ここからちょっと離れたところになります。
スタート直前に野暮用の電話が入り、その対応のため予定より30分ほど遅れてのスタートとなってしまいました。急がねば・・・。
取り付きとなる富士山精進湖口登山道入口は、赤池バス停から国道129号線(富士パノラマライン)にでて、信号の先左側の消防の建物裏にあります。看板の「上九一色」からわかるように、この辺りは旧上九一色村の一部で、市町村合併で河口湖町に編入されたエリアになります。上九一色といえば、やはりオウム真理教の一連の事件を思い出してしまいます。
精進湖口登山道入口
さぁ、頑張りましょう!
あっ、やられました。初トレースを何者かにゲットされてしまいました(笑)。
雪景色の樹海。昨年初めて樹海を歩いたときに先入観もあってかビクビクしながらのスタートでしたが、雪があると随分と印象が違いますね。
入口近くにあった建物。だいぶ傷んでいますが、中に祠がありました。普段の山行では祠を見かけてもさほど気にはしないものの、樹海にあるというだけでビビッてしまいます(^-^;。
苔と雪のコラボ。
苔もびっくりでしょうね、この雪には。
GPSはちゃんと機能しているようです。樹海ではコンパスはきかないといった都市伝説があったので、念のために(笑)。
雲がとれてきて、日が差すようになってきました。
空が青い!
ここから富士スバルライン五合目までは14.7km。そのうち、五合目まで歩いてみたいと思っていますが、日が長い季節でないとちょっと難しそう。
苔と一体になってツララができていました。
県道71号線が見えてきましたよ。
県道71号線出合。精進湖登山道入口から約1時間半ほどになります。精進湖登山道は道を挟んで向かい側に続いています。
再びの精進湖登山道入口。ここから富士スバルライン五合目までは、まだ12.2kmもあります。
ここまでは車で入れるようですね。
ゲートのところにあった案内板。内容よりも先にインデントの記号に「い」、「ろ」が使われているのがツボに入ってしまいました。「そこかい!」と突っ込まれてしまいそうですが(笑)。
Anyway、樹海が天然記念物に指定されたのは大正15年、特に、大室山と3~4合目の針葉樹林原始林の景観は見事とのこと。大室山への期待が高まっています。
大室山に向かいます。
ここでも雪と苔のコラボ。
健気に頑張っています!
ここでも♪
途中にあった富士風穴への分岐
ちょっと立ち寄ってみましょう。
富士風穴も天然記念物です。昭和4年指定されたもので、洞内の氷柱やつらら素晴らしいようです。見てみたい気もしますが・・。
でも、富士風穴に入るには入洞届が必要なようですね。
入洞届を出していないので、今回は離れたところから眺めるだけ。富士風穴はまたの機会にとっておきましょう。それではこれより大室山に向かいます。
生きることへの執念を感じさせるような木。いったい何が起こったのでしょうか・・(@@)
この道標があるところで、精進湖登山道から外れ、大室山に向かいます。
奥に見えるゲートを越えると大室山
一帯に広がっているのはブナ林。やまなしの森林100選だそうです。不思議なもので「〇〇100選」と言われると妙に興味をそそられますね。日本人ほど100選が好きな民族はいないようで、この私もしっかりそのDNAがあるようです(笑)。
こちらが、そのブナ林。
落葉しており、冬枯れの景色となっています。新緑のころは綺麗でしょうね~。
中にはこんな大きな木も。
大きさをうまくお伝えできないので、トレッキングポールと比べてみました。
皆様のレコ情報だと、踏み跡があるとのことだったのですが、この雪ですっかり覆われてしまいよく分かりません。基本的にルートは尾根沿いだったので、尾根を目指してブナ林の斜面を直登します。これが意外と急登・・しかも雪。あぁ~、チェーンスパイクをもってくればよかったなぁ。
なんとか斜面をのぼり切り尾根に出ると、雪が積もってはいますが、登山道らしきものがありました♪
登山道沿いにはあちこちに目印のテープがつけられており、この道で間違いないようです。ホッとしました。テープを追いかけながらすすんでいくと、
大室山山頂に到着♪
ありました~、温度計♪
ちなみに、ただ今の気温は2度です。風がないせいか、さほど寒さを感じません。
大室山山頂は周囲を樹木で覆われており全く眺望がありません。そのためスルーし、かぶりつきででっかい富士を見ることができる南側ピークに向かいます。ご参考までに、大室山は中央に大きな火口窪みがあり、南側ピークへは火口の縁にそって進む形になります。
山頂から約10分ほどで、大室山の南側ピークの斜面に到着しましました。こちらは南側に視界がひらけています(斜面を見上げての一枚)。
予定では目の前には富士がドーンと見えているはずでしたが・・、厚い雲に覆われています。あぁ~、苦労して登ってきたのに、残念!
こちらは朝霧高原の方向になるでしょうか、それにしても恨めしい雲です・・・。
右手を見るとチラ見せしているのは本栖湖。
よく観察していると雲が結構な勢いで流れていきます。ひょっとしたら・・と淡い期待を懐きながら、ここでランチをとってしばし様子を見てみることにします。
待つこと20分、なんとあれだけ厚かった雲がなくなってきました!
完全に雲が切れました。「よっしゃー!」、久しぶりの富士山です。これだけ間近に見ると気合の入りも違いますね(笑)。TOさんごめんなさい、私が新たな雲払い伝説を作ってしまいました(笑)。
それではいつもの、ズン!
ズンズン!
おまけ。私のデジコンは三倍ズームが限界ですが、それでも山頂の凸凹までくっきりと。これで今日のミッションはコンプリートです。あとは、「富士眺望の湯 ゆらり」に寄って帰るのみ。この分だと、「ゆらり」から見える富士も期待できそうですね~。楽しみです。それでは、「富士眺望の湯 ゆらり」に向けて急ぎましょう!
途中で大室山の南側ピークに立ち寄ります。
ここには三角点があります。お約束のタッチ!
三角点から少し下ったところからの富士ビュー。雲がわずかにかかっていはいますが、素晴らしい眺望が広がっています。富士のすそ野はなだらかに広がっているイメージがありましたが、この大室山以外にも大きなピークが幾つもあります。意外と凸凹でした。
下りも雪のため登山道を見失ってしまい、GPSを頼りに戻ってくることができました。雪道はなかなか難しいですね・・。木漏れ日が差し込む風景に、ホッと一息です。
県道71号線出合のところに戻ってきました。先ほどはなかった、アウトドア活動の体験サービスを提供するカントリーレイクシステムズの車が停車しています。
先ほど、ツナギ、ヘルメット+ヘッデンの装備の3人組パーティとすれ違いましたが、風穴ツアーだったのでしょうね。結局、赤池の精進湖登山道入口からここまで、すれ違ったのはこのパーティのみ、静かすぎるくらい静かな山行となりました。
県道71号線を通って「ゆらり」に向かいます。テクテク歩いていると、軽ワゴン車に乗った地元の方(?)に「どこに行くのですか?」と職質を・・、何かと間違われたのでしょうか(@@)。
道端には所々にアセビがありました。
御坂山塊の山々が見えています。右端のピークは王岳でしょうか。
富士山も。
乗馬ができるペンションだそうです
ドーンと富士山が見える場所がありました。周囲の雲がすっかりとれています。「ゆらり」が楽しみです、急ぎましょう~♪
近道をしたつもりが大失敗。なんと「ゆらり」裏手に出てしまい、道を引き返す羽目に(涙)。おまけに、受付は長蛇の列となっており、入るのにも一苦労。温泉にたどり着くまで一難去ってまた一難といった感がありましたが、でかい富士を真ん前に見ながらの露天風呂に入れば疲れも吹っ飛びます。
残念だったのは、スタート遅れ、大室山等が積み重なり、ここでのくつろぎタイムがなくなってしまったこと。温泉からあがって直ぐに無料送迎バスに飛び乗り河口湖駅に向かわざるを得なくなりました。
河口湖駅周辺は渋滞も心配しましたが、送迎バスはこれを避けるようにして到着。おかげで、予定の高速バスより2本早い時間のバスに乗ることができました。
バス会社の窓口のおばちゃんに「土曜日はほぼ時間通りの運行ができますよ」と言われた時には半信半疑でしたが、定刻よりわずか5分遅れで中央道三鷹バス停到着。以前、渋滞で痛い目にあい帰路で使うのを避けていましたが、土曜日だとよさげですね。
ちなみに、こちらがNH〇の朝のニュースで渋滞情報でよく出てくる三鷹料金所です。このように順調にながれています(笑)。「ゆらり」でのくつろぎタイムがなくなったのが心残りですが、かぶりつきででっかい富士山を見ることができとても満足です。今日も無事で、お疲れ様でした。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
トレッキングポール | GPS機器 | 燃料 | カップ |
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