行程・コース
天候
快晴、風が強い
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
美濃戸の赤岳山荘までマイカー
この登山記録の行程
美濃戸(05:30)・・・堰堤広場(06:30)・・・赤岳鉱泉(07:30)[休憩 20分]・・・赤岩ノ頭(09:30)・・・硫黄岳(09:50)[休憩 20分]・・・大ダルミ(10:30)・・・横岳(12:00)[休憩 30分]・・・赤岳天望荘(13:30)・・・行者小屋(14:00)[休憩 10分]・・・美濃戸(16:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
3月4日に続いて、最後の冬山を楽しみに同じルートを歩きました。
山麓の森の雪解けはだいぶ進んでいますが、稜線の積雪は一段と増えていて、白さが増していました。厳冬の雰囲気は薄れていますが、景色の美しさを楽しむには最高の一日でした。
ここ数日、長野県でも暖かい日が続いて雨も降ったので、美濃戸口からの林道に車で入っていくことにしました。この道はすぐに下り坂があり(帰りは登りになるのですが)、日当たりが悪いため雪が最後まで融けません。前回はこれを突破できない車がレスキューを呼ぶという事態が発生していました。この日もまだかなり残っていましたが、思い切って入っていきました。その場所の雪は予想通りだいぶ残っていますが、全体的にはほとんど融けていて、チェーンなしでも問題なく美濃戸の赤岳山荘まで行けました。午前4時前でしたが、日曜ということもあり駐車場は半分以上埋まっていました。
まずは北沢から向かいます。最初は積雪の無い状態でしたが、途中から雪が固まり氷状になっていて、アイゼンなしではかなり大変でした。一時的にそうなっているのではなく、ほとんどがその状態なので、もしかしたらアイゼンをはいたほうがいいかもしれません。
ただ、堰堤広場からの登山道は前半はほとんど雪はありませんで、赤岳鉱泉までアイゼンなしで問題なく行けました。山麓は雪解けが進んでいて、横岳が見えてくるあたりにはまだ多くの雪が残っていますが、雰囲気的には春近し、という感じでした。
アイスキャンディは、そのままの形で残っています。まだ登れるかはわかりませんが、問題なく登れそうには見えました。
硫黄岳の登山道も雪解けがだいぶ進んでいます。前回は森の積雪がすごかったですが、今回はかなり楽に歩けました。
ただ、森林限界から上の積雪は増えています。稜線までハイマツなど全部が雪に埋まっていますが、轍がしっかりしているので危険はありません。
硫黄岳の山頂も、岩が半分隠れるくらいの雪が積もっていました。この冬三度目の硫黄岳ですが、山頂に雪があるのは初めてです。風がすごいですが、前回ほどではありません。横岳に向かう大ダルミは前回はほとんど地面が露出していましたが、今回はだいぶ雪に覆われています。硫黄岳山荘も埋没していました。横岳から地蔵の頭まで、稜線に地面が出ている場所はまったくありませんでした。2週間前とはかなり雰囲気が変わっています。雨が降ったときに、こちらは雪が降ったのでしょう。今週も下界では雨が降りそうですが、白く染まった稜線はまだ等分楽しめそうです。
帰りは南沢から下山。後半の暗い森から雪がほとんどなくなったのでアイゼンを脱いだのですが、大失敗。最後の方で雪が固まり氷状になっていてそれがずっと続いていて、もう一度履いたほうがいいかな、と思うくらい難儀しまして、5~6回転びました。私以外の全員が美濃戸山荘で脱いでいました。私は北沢から入ったので、こんなにひどいとは思いませんでした。
この日は、純白に染まった稜線に加えて、視界が極めて良好で、遠くの山もはっきりと見えました。普段は逆光のためシルエットしか見えない富士山や南アルプスも、白銀がくっきりと見えました。御岳や北アルプスの白銀は、青空とのシルエットがとても美しかったです。硫黄岳の赤岩の頭から地蔵の頭まで、絶景街道を歩きます。大ダルミは風が吹き荒れていましたが、全体的には冬としてはかなり穏やかで歩きやすく、今シーズン最後であろう冬山をたっぷりと堪能できました。
★2018年3月20日、我が家から見える美ヶ原には厚い雪雲がかかっています。美濃戸口からの林道はしばらくタイヤチェーンが必要と思われます。
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