行程・コース
天候
曇りのち晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
スキー場の手前に無料の大駐車場があります。200台ほど止められます。
この登山記録の行程
駐車場(8:15)・・・水神(9:17)【休憩3分】・・・泉ケ岳山頂(10:03)・・・三叉路(10:50)【休憩10分】・・・北泉ケ岳山頂(11:46)【休憩20分】・・・水神(13:17)【休憩】・・・駐車場(13:56)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
スノーシューを買った。その試し歩きに選んだのが泉ヶ岳・北泉ヶ岳である。
前日の天気予報では晴れの予報だったので,早起きして6時過ぎに家を出たが,昨日の雲ひとつない青空とは打って変わり,空はうす雲で覆われている。
泉ヶ岳の駐車場に着いたのは7時半過ぎである。空は曇ったままだ。天気予報で確かめると,午後には晴れるらしい。ゆっくり支度して外に出ると,近くで10名程の集団が登山の準備をしていた。駐車場のはしには除雪した雪が積み上げられ,高さは2mほどだろうか。桜並木の根元も雪で固められている。
8時15分に出発する。仙台市の自然少年の家の脇をとおり,雪の積もったアスファルトの道を進んで登山道入口に着く。ここからは登山道らしくなる。積雪は数十センチ程度だろうか。はじめのうちはところどころ土が見えるが,やがて一帯は雪一色になる。この頃には天気が悪くなり,みぞれが降り出した。
水神には9時7分に到着した。小休止して山頂へ向かう。雪は深くなるが,スノーシューやアイゼンを使うほどでもない。登山道の雪は踏み固められ,足跡をたどればつぼ足でも大丈夫である。大岩を過ぎると右手が開ける。いつもはここから仙台市街から蔵王連峰を望むのだが,今日は見晴らしが利かない。風も強くなってきた。
賽の河原からは吹きさらしになる。単独の男性,単独の女性とすれ違い,山頂には10時3分に到着した。ここでは休まずに,北泉ヶ岳方面へ向かう。山の肩に来ると,北泉ヶ岳が正面に迫ってくる。周辺の山々の山頂部は雪雲に隠れている。船形山はまったく見えない。
ここから踏みあとをたどって鞍部に至ると,大きなダケカンバに出会う。白い幹の向こうに北泉ヶ岳が見える。雪はかなり深いが,しまっているので比較的歩きやすい。ここの辺りからブナの大木が目立つようになる。ブナの木の間を抜けて三叉路に着く。10時50分。左に行くと水神,右に行くと北泉ヶ岳であるが,ここで10分程休憩した。
このころから時折青空が広がり,木の影がくっきりと雪の原に描かれるようになった。北泉ヶ岳に向かって歩を進め,ブナやミズナラ,ダケカンバの大木が点在する鞍部を行く。ここは北泉ヶ岳でもっとも自然度が高く,素晴らしい場所である。春に向かって準備を整える木々のエネルギーを感じながら,ゆったりと歩く。しばらく行くと斜面が傾斜を増し,ここからが忍耐を要する箇所になる。夏道は右手の山腹方面に付いているはずなのだが,足跡はブナの樹林帯をまっすぐに登っている。積雪期なので,このまま進んでも山頂には着くはずだが,急斜面を避け,夏道のある方に進んだ。途中,スノーシューを履き,緩斜面を登っていくと,11時46分に北泉ヶ岳山頂に飛び出した。山頂にあるはずの標示は雪の中に埋もれている。山頂からは,見えるはずのない桑沼が直下に見えた。雪で標高が1.5mほど高くなっているためだろう。
山頂で桑沼を見下ろしていると,男女2名,女性1名が登ってきた。山頂からは遠くは望めず,木々の間に三峰山や後白髪山がかすかに顔を覗かせている。
その後,男女2名が登ってきたのを頃合いに下山を開始した。緩やかな斜面を選び,積雪期しか歩けないルートをとって下る。これはなかなか爽快な気分である。
鞍部まで着き,そのまま三叉路に進んで,ここからは水神に向かう。ダケカンバの間を歩き,泉ヶ岳の姿が左手に大きくなってくると,急な下りに当る。空は青く,気温が大分上がっているようだ。ここでスノーシューを脱ぐ。スノーシューは思ったよりも足に負担がかかる。これは雪が重くなっているためだろうか。
スノーシューを脱いで水神へ下り,カラマツの林を抜けて雑木林に入る。登山道の雪が大分溶けてきた。13時56分,駐車場に戻る。春の青空の手前に雪がほとんどなくなったゲレンデが広がっている。
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