行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
タクシー
その他:
往)西武特急秩父6号で西武秩父駅、駅からタクシー利用(茶平入口まで15分、2,800円)
復)浦山大日堂からメロディバス(16:00発)にて西武秩父駅前(16:25着)、料金300円
この登山記録の行程
茶平入口(寄国土トンネル南出口)(8:05出発)-渓流荘前(9:05発)-沢筋ルート探索(10:10~40)-大ネド尾根に乗る(12:30)-福寿草自生地(13:35着/13:45発)-カラ沢二俣(14:25)-渓流荘(15:22)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
秩父浦山の大ドッケにあるという福寿草の自生地を訪ねてみました。 道迷いが多いと言われるバリエーションルートで、御多分に漏れずルートを間違えて随分遠回りをしてしまいましたが、山肌を黄色く埋め尽くす福寿草の神々しさは一見の価値あり!!で、苦労も筋肉痛も吹き飛びました。
≫「奥武蔵・秩父」の山と高原地図を広げると、秩父さくら湖と長沢背稜の間、一般ルートの無い空白地帯の真ん中に大ドッケの山名を見つけることが出来ます。 愛読のガイド本で知った福寿草の自生地はこの大ドッケの南面に有ります。
入山口となる浦山の渓流荘まで、秩父市営の小型バス路線があるのですが、午前便の時間が遅いので、今回は西武秩父駅からタクシーを奮発します。 タクシーの運転手さんが地元言葉で、茶平を「ちゃでいら」、大ドッケを「おおぼけ」と呼ぶのを聞けば、俄然気分が高まります。 料金を惜しんだわけではありませんが、折角ですので途中でタクシーを降りて、足慣らしに渓流荘前までトコトコ歩きました。
福寿草の自生地へは、渓流荘前の橋を渡って「峠ノ尾根」に取り付き、南面の巻き道の途中で「カラ沢」に下りて左俣を詰めるバリエーションルートなのですが、今回はそのカラ沢に下りるポイントを間違えて、一筋手前の沢に入ってしまい、南の「大ネド尾根」に登ってしまったことになります。
沢を詰めながら間違いに気付いたのですが、地形的に危険はなさそうでしたので、そのまま尾根に乗り、福寿草は半分諦めつつ、重い足を引きずって大ドッケに向っていくと、大平山をピストンしてきたという単独行の方と行き合い、自生地に下る地点を教えて頂くことが出来ました。
お陰様で素晴らしい福寿草の大群生を見る事が出来たのですが、、、本来のルートを福寿草目当ての沢山の登山者が登って来るので、2.5万分1地図を携えながら道を間違えた自分が情け無くなって来ます。
・・・とは言え、目的の福寿草の大群生を見る事が出来て大感激。
素朴な黄色の花弁の群生には、凛として人を寄付けない神々しささえ感じます。
名残りを惜しみつつ黄色い花園を後にすると、本来、登って来る筈だった急な沢筋を下ります。 今朝方、自分が間違えたポイントを苦笑いと共に通過しながら下山すると、渓流荘のお風呂にドボーン。
バス停前のお宅の元気なお婆ちゃんとも再会の言葉を交わし、メロディバスに乗り込みました。
道迷いの反省は尽きませんが・・・、最後は西武秩父駅前の「駅前」で、いつものお通しセットと福寿草の写真を肴に武甲正宗を頂いて、苦労した甲斐のある一日もしっかり締まりました~。
本日の総歩数31,680歩、歩行距離20.6km、消費カロリー1,870kcal、脂肪燃焼量133g也。
フォトギャラリー:44枚
さくら湖の右岸、寄国土トンネルを抜けた茶平入口バス停から歩き始めました。
浦山大橋を渡ります。
浦山川の谷深さに、日本の三大秘郷と言われた浦山の面影を感じます。
いくつかの集落を通りぬけます。
浦山はササラでも有名です。
これから向う稜線が見えます。
渓流荘の手前の橋を渡って山に入って行きます。
橋の先の一軒の民家を通り過ぎたところから、林道を右に分かれます。
尾根を巻きながら高度を上げると、背後に大持山の稜線が見えてきます。
廃民家の脇を通り過ぎます。
両脇に鹿ネットが張られた中腹道を進みます。
谷を隔てて、大ドッケの稜線が望めます。
途中、谷に下る小径が何箇所かあり、行ったり来たりしましたが、結局間違えてしまいました。
悩んだ挙句、間違えてここから沢に下ってしまったのですが、赤テープまで張ってあるので、間違いやすいです。
一本南の沢を詰めてしまいました。
昔はワサビ田だったのかもしれません。
沢の途中に大きなカツラの木が立っていました。
沢を詰めて行くと、尾根の上部には雪が残っていました。
北に大ドッケが見えます。目的よりも大分南の尾根に出てしまいました。
背後には、大持山と武甲山の稜線が広がります。
間違えて迷い込んだ大ネド尾根ですが、これはこれで楽しめます。
南側には長沢背稜の三ツドッケが間近に迫ります。
大ドッケの手前から尾根を下り福寿草の自生地に向います。(本当はここを登って来る筈でした・・・。)
漸く辿り着きました!。沢の上部が一面福寿草に覆われています。
念願の福寿草です!!
夢中で写真を撮りまくりました・・・。
~苦労して登って来た甲斐がありました~!
今度は沢を下ります。(本当はここを登って来る筈でした・・・。)
沢は涸れていますが、ガレて浮き石が多く、登りも下りも大変です。
二俣の手前で左手の小さな尾根を乗り越し、右俣の沢を渡渉して尾根道に入って行きます。
谷の向こうには、仙元尾根と有間山の稜線が見えますね。
途中、何箇所か鹿ネットを通過します。
ガレたトラバスルートを慎重に通過。
降りて来た谷を振り返ります。
無事下山して、渓流荘のお風呂にドボーン。
小さなお風呂ですが、ホッとしました~。料金は100円です。
16:00発のメロディーバスで帰ります。
今回も駅前のお通しセットで締めました~。
西武秩父駅前から、今日歩いた稜線を振り返ります。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー |
行動食 | テーピングテープ |
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