行程・コース
天候
晴れ後曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
奥多摩駅から西東京バス(奥21:東日原行き)で東日原バス停で下車。ヨコスズ尾根登山道入口はバス停裏手の舗装道路を登ったところにある
この登山記録の行程
東日原バス停08:06 - 09:15滝入ノ峰(大蛇居) - 09:31横篶山09:38 - 10:11一杯水避難小屋 - 10:46天目山(三ツドッケ)10:47 - 11:23棒坑ノ頭(棒坑尾根分岐) - 11:44仙元峠12:00蕎麦粒山12:16 - 12:30仙元峠12:32 - 13:05大楢13:07 - 13:35広河原分岐13:36 - 13:47新秩父線57号鉄塔 - 13:57新秩父線58号鉄塔13:59 - 14:04広河原三等三角点 - 14:11新秩父線59号鉄塔 - 14:21新秩父線60号鉄塔14:24 - 14:42浦山大日堂BS14:44 - 14:50渓流荘
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
ヤマケイでお世話になっている「すてぱんさん」の企画により実現した「西東京猛虎会さん」、「すーさん」、「ガバオさん」との西武秩父駅までの「だれやめ」会。タイトルにも使った「だれやめ」は、鹿児島の方言で晩酌のことを指しており、 一杯(字が違うかもしれません(笑)))の焼酎を飲むことで今日の仕事の“だれ”=疲れを“やめ”=取るということから、晩酌を「だれやめ」といっています。
「だれやめ」会のお題は各自のルートでの西武秩父駅に参集。今回の私のチョイスは以前から気になっていた「仙元峠」。仙元峠は、かつて秩父と多摩を結ぶ唯一の峠だったようで、ここを通って、江戸の三峯講の人たちは秩父へ、上州の富士講の信者は甲州へ向かったそうです。私も古の人とおなじく仙元峠を通って・・、でも動機が「だれやめ」ですよね~、「それかい!」と先人たちに怒られてしまいそう(汗)。・・と、そこはご容赦をいただいて、実際に通ったルートは
①東日原バス停~ヨコスズ尾根~天目山(三つドッケ)
②天目山(三つドッケ)~長沢背稜~蕎麦粒山
③蕎麦粒山~仙元峠・仙元尾根~浦山大日堂
になります。
①及び②については逆ルートではありますが、一昨年7月に鳥屋戸尾根から歩いていたこともあり、なんと言っても今回のルートの核心は③仙元尾根です。過去の皆様のレコを拝見すると、作業道が入り組んでおり道迷いが発生しやすい等といった情報もこれあり。やや緊張気味に足を踏み入れた仙元尾根、GPSや地図で現在地を何度も確認しながら慎重に進みました。
途中、池袋からきたというMさんと一緒になり、それまでの心細い気持ちはどこへやら。浦山大日堂14時到着という目標には届かなかったものの、Mさんをはじめ、渓流荘の風呂で一緒になった地元の方、お茶まで御馳走になった渓流荘のおばちゃんと多くの方とのほっこりするような出会いがあった仙元尾根歩きとなりました。
そして、それぞれのルートで参集した皆さんとの西武秩父駅前での「だれやめ」会。私は14時のバスに間に合わなかったため30分の遅刻しての参加となりました。やはり楽しい時間は過ぎるのが早いですね~。山談義に花が咲き、あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。こうなると、ヨコスズ尾根での道間違いで時間をロスしてしまったのが残念で・・・えっ、「仙元尾根ではなくて、ヨコスズ尾根で!どこで間違えたのか?」って、詳しくは写真をご覧ください(汗)。
最後に、「すてぱんさん」、「西東京猛虎会さん」「すーさん」、「ガバオさん」、遅れて申し訳ありませんでした。また、楽しいひと時を有難うございました。次回を楽しみしております、今度は遅れませんので。
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おはようございます。今日のスタートは奥多摩駅です。奥多摩は昨年8月に御岳山のレンゲショウマ以来、奥多摩駅となると一昨年の12月に百尋の滝以来となります。なにやら懐かしさも覚える・・、それくらいご無沙汰していました。
さて、今日はここから、東日原にいき、ヨコスズ尾根から長沢背稜、仙元尾根を通って、秩父浦山大日堂に降ります。目標は秩父市営バス「ぬくもり号」(浦山線)浦山大日堂14:00発に間に合うこと。できればですが(^-^;(最初から半身の感じですみません)。この時期はさすがにすいているだろうと思っていましたが、意外や意外。長蛇の列ができており、満席+立ち乗りでのスタートとなりました。
約30分ほどで東日原に到着。殆どのハイカーは鷹ノ巣山でしょうか、稲村尾根の方向に行きました。が、ヨコスズ尾根へ行く方もいたのはビックリ。自分くらいだろうと思っていたので。
イレ併設のいい雰囲気のバス停。今日もここで、身支度&トイレを済ませて、さぁ~出発です。頑張りましょう!
ヨコスズ尾根への登山道入口はバス停裏手の舗装道路を登ったところにあります。
日当たりがよいからでしょうね、春爛漫といった感じです。
あっ!ありました、ビジーな道標。あいかわらずいい味を出していますね(^^
ヤマブキの黄色が、新緑の中でひと際目立っています。
レンギョウでしょうか、ヤマブキに負けじと咲き誇っています。
登り始めは九十九折れの杉の樹林帯。木漏れ日が気持ちいいですね~。
途中で見かけたミツマタ。群生とまではいきませんが、単調な樹林帯の景色の中でアクセントとなって、目を楽しませてくれます。
高があがるにつれ、広葉樹林がちらほら。
左に広葉樹林を見ながら、尾根に向かいます。
ホント、いったい何が起こったのでしょうね(@@)。
まだまだ、寒々しい風景ですが
足元を見ると、しっかりと春の息吹を感じることができます。
残念ながら、太陽が雲に隠れしまい、ちょっと寒々しい景色になってきました。
ここから先は、右手が切れ込んだトラバース道になります。「はい!注意して通行します(^^ゞ」。
ここでも、あちこちに咲いていました。
滝入ノ峰をまくと、やせ尾根にでます。
巨木もあちこちに。
ヨコスズ山の手前で右に分岐する巻道のようなものがありました。急いでいたこともありそちらに進んでしまいました。どうやら倉沢谷への支尾根につながる作業道だったようです。気付いた時には既に支尾根。仕方なく支尾根を登って行くとヨコスズ山山頂に到着しました。何度かこの付近を通っていたのですが、初めてヨコスズ山山頂です。期せずして本日の一座目をゲット!
お約束の三角点タッチ!
西側は樹木がまばらになっており、景色を楽しむことができます。
先を急ぎましょう。
なにが一体ここまでさせたのでしょうか(@@)。
もう一息です。
一杯水の避難小屋が見えてきました。
ちょっとお邪魔して。さすがに誰もいらっしゃいません。
これから天目山に向かいます。前回(一昨年7月)は西側から巻いて登ったのですが、今回は時間短縮のため一杯水の避難小屋の裏手の山斜面から取り付きます。
途中、岩場をこえ
細尾根を通っていくと
天目山に到着~、ヨコスズ山に続いて本日の二座目。
お約束のタッチ!
前回(一昨年7月)も曇り、ちょっと相性が悪いようです。でも、山並みはクッキリと。大持山、ウノタワ
有間山稜の手前に見える尾根が、これからむかう予定の仙元尾根。
長沢背稜と蕎麦粒山
大岳山、遠くに霞んで見えているのは丹沢でしょうか。
こちらには三頭山と富士山がうっすらと。
アップしてみましたが、残念ながら雲に覆われています。
山頂では馬酔木が3分咲きほどでした。これから長沢背稜を通って蕎麦麦山に向かいます。
岩場の近くにあった苔。青々とするのにはちょっと時間がかかりそうですね~。
先ほど登ってきた一杯水の避難小屋の裏手の山斜面への分岐です(黄色の線)。「山と高原地図」には記載されていないのですが、尾根沿いにそってもいけるようなので赤線の方向に進むことにします。
尾根沿いの道の様子
途中で一杯水からの登山道に合流しました。先ほどの分岐点から、一杯水避難小屋と一杯水をショートカットする形になります。これでヨコスズ山でのロスを取り返せたかなぁ~(笑)。
先を急ぎましょう。
冬枯れの今ならではのワンショットでしょうか、木立の間から見えるのは武甲山。
棒坑ノ頭(棒坑尾根分岐)。道標に「古棒杭尾根入口」とあります。
仙元峠への分岐ですが、蕎麦粒山まで一っ走りしてきます。
尾根伝いに進むと
山頂が見えてきました!
仙元峠分岐から約10分ほどで、本日三座目となる蕎麦粒山に到着♪
お約束のタッチ!
山頂からの眺め。長沢背稜の登山道がまるで防火帯のようになって続いているのが見えます。お腹もすいてきたのでここでモグモグタイム♪ここで途中ですれ違った3人組のパーティと一緒になりました。「先に行ったのにどこに行ってきたの?」と不思議そうに尋ねられましたが、天目山によっていたことを告げ納得(?)いただきました。が・・、よくよく考えるとヨコスズ山だったかもしれませんね(^-^;。
再び仙元峠への分岐に戻ってきました。さっきも気になっていたのですが、仙元峠を指す分岐の向き。そのまま進むと斜面を転げちてしまうので、この細尾根を登っていくことにします(道標の向きとは違うのが気になりましたが)。
登りきると仙元峠のピーク、ここでよかったようです。
ちなみに、ピークには浅間宮の祠がありました。
木々の向こうには先ほどまでいた蕎麦粒山が見えています。
仙元峠は、かつて秩父と多摩を結ぶ唯一の峠だったようです。この私も、古の人とおなじく仙元尾根を通って秩父に出向くわけですね。でも「だれやめ」のために。さながら、タイムスリップした気分です(笑)。
ピークからの尾根道への取り付きはやや荒れ気味。
が、すぐにしっかりとした尾根道になりました。
木々の向こうに見えているのは武甲山でしょうか。
ところどこに道標が設けられています。
木くずが根元に大量に落ちています。一体、何がおこったのでしょうか(@@)
どうやらキツツキの仕業のようです。こんなに彫ってどうしちゃったんでしょうね。
途中、尾根の東斜面が崩壊している場所がありました。これ以上崩落すると仙元尾根は通行できなくなりそう・・・・(^-^;。
崩壊地からは有間山稜を一望することができます。
標高が下がるにつれて徐々に杉の樹林帯が目に入ってくるようになります。
大楢に到着、この標柱が目印です。ここから右手前におれ、杉の樹林帯を進むことになります。左の矢印は仙元峠となっていますが?(@@)。ちなみにここを直進してしまうと、ロープが通せんぼをするように張ってあります(標柱の後ろに虎ロープが見えています)。
登山道は、仙元尾根のピークを巻くようにつけられています。
ところどころに赤いテープが付けられていますが、必ずしも登山道を示すものばかりではありません。特に、広河原分岐(小さな古い道標がある)では、広河原谷に通じる支尾根(新秩父線56号鉄塔が設置)の作業道(?)にも赤テープがつけられており注意が必要です。うっかりすると支尾根の方に進んでしまいそうになります。
杉の樹林帯をすぎ、再びに尾根道にでます。
木々の向こうに見えてるのは、さくら湖でしょうか。
新秩父線57号鉄塔が見えてきました。ここからは鉄塔を追いかけていけば大丈夫ですね。
57号鉄塔の真下から、構造部材がピシッと重なって見えます。「誤差なし!」、お約束の一枚です(笑)。
57号鉄塔の近くではミツバツツジが咲いていました。
ややピークを過ぎた感がありますね。
近くでは馬酔木も。
こちらは58号鉄塔。ルートは間違っていないようです。お約束の一枚、「誤差なし!」(笑)
こちらは59号鉄塔。「誤差なし!」(笑)
仙元尾根、最後の60号鉄塔が見えてきました。
こちらも「誤差なし!」(笑)。なお、登山道はこの鉄塔の下は通っておらず、鉄塔手前で右に折れることになります。
鉄塔からみえるのは、大持山でしょうか。足をのばせばすぐにでも行けそうな気もします(笑)。
登山道入口近くでは新緑が芽吹きはじめてきました。木々の向こうに見えるのは武甲山でしょうか。
仙元尾根登山道入口に到着しました。
振り返っての一枚、なかなかの急坂でした(^-^;。
登山道入口は浦山大日堂に設けられています。無事の登山に感謝し礼拝、古の人もこうしてお参りをしたのでしょうね。
残念ながら14時のバスに間に合わなかったので、渓流荘の風呂で汗を流して16時のバスを待つことにします。
橋を渡って
川沿いに進むと見えてきたのが渓流荘。
渓流荘の桜は見ごろを迎えていました。
沸かし湯ですが、有難いことに100円で、固形石鹸あり(シャンプーはなし)。やや狭く同時に入れるのは3~4人くらいでしょうか。お風呂からでると、バスまでの時間、渓流荘のおばちゃんがお茶をいれてくれました。
16時に渓流荘から西武秩父駅に向けて出発です。
西武秩父駅に到着~♪
そう、今日のアトラクションは西武秩父駅「駅前」での「だれやめ」です。このためだけに、多摩からきました(笑)。山仲間とのしばしの山談義に花が咲き、あっという間に〆に。こちらは最後の〆の「駅前」自慢の「もりそば」、美味しかったですよ~。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
GPS機器 |
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