行程・コース
天候
晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
西丹沢ビジターセンターの無料駐車場を利用
※この駐車場は10台程度しか駐車できないので、すぐ近くにあるキャンプ場のウェルキャンプ西丹沢有料駐車場を利用した方が良いです。540円/1日。
この登山記録の行程
西丹沢自然教室(06:41)・・・権現山分岐(07:19)・・・善六のタワ(08:13)[休憩 3分]・・・畦ヶ丸(08:54)[休憩 16分]・・・モロクボ沢ノ頭(09:27)[休憩 3分]・・・バン木ノ頭(09:51)[休憩 3分]・・・水晶沢ノ頭(10:35)[休憩 7分]・・・白石峠(10:54)・・・道志温泉分岐・・・加入道山(11:12)[休憩 25分]・・・前大室(馬場峠)(11:49)[休憩 8分]・・・西の肩(12:45)[休憩 2分]・・・大室山(12:50)[休憩 20分]・・・西の肩・・・犬越路(14:16)[休憩 8分]・・・用木沢出合(15:16)・・・ツツジ新道入口(15:35)・・・西丹沢自然教室(15:43)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回は西丹沢の畦ヶ丸山~加入道山~大室山までロングトレイルしてきました!
西丹沢ビジターセンターからスタートし、西沢を渡り畦ヶ丸へ。畦ヶ丸から尾根道の連続アップダウンを越え、加入道山へ。加入道山から富士山の絶景を楽しみながら、大室山へ。大室山からは犬越路ほ経由し、西丹沢VCに下山しました。
このコースは標準CTだと10時間以上も掛かるロングコースで、アップダウンが多く健脚者向きです。またコース全体に有人の小屋はなく無人の避難小屋しかありません。キレイな天然の沢はありますが水汲み場はありません。尾根道は道幅の狭いヤセ尾根で滑落注意箇所が多いです。表丹沢側や檜洞丸よりマイナーで静かな登山楽しめますが初心者には不向きだと思います。
各山の山頂は木に覆われていて見晴らしは良くありません。加入道山から大室山の間で視界が開けた箇所があり、ここだけ見晴らしが良かった印象です。西丹沢は塔ノ岳や蛭ヶ岳より道志に近いので、とてもよく富士山が見えその大きさに圧倒されます。
▼アクセス
今回は車を利用しました。西丹沢ビジターセンター(自然教室)までは舗装された道路を通りますが、道が狭い箇所がありすれ違い時は注意が必要です。
西丹沢VCは駐車スペースが少ないため、ちょっと進んだ先にあるウェルキャンプ西丹沢の有料駐車場を利用した方が良いです。キャンプ場の受付付近にトイレや水場があります。この先ずーとトイレも水場もないため西丹沢VCかこのキャンプ場で準備しておきましょう。
なお、西丹沢VCのすぐ手前にバス停があり、新松田駅からバスが出ていますのでバスを利用するのも可です。
▼畦ヶ丸(あぜがまる)
畦ヶ丸までは西丹沢VCの西沢ルートから登りました。善六のタワまで急な坂はなく、ひたすら沢を上流まで登っていきます。この沢は水が透き通っていてとてもキレイですが、橋がない箇所が多くあり渡渉する場所が点在しています。悪天候時や雨後の場合は増水して渡れない可能性があり、注意が必要です。
権現山分岐は文字通り権現山の分岐点らしいですが、滑落事故により通行止めになっていて分岐の道標がなくなっていました。分岐点に休憩用のベンチがあります。
権現山分岐から沢沿いを進み下棚分岐へ、さらに歩くと本棚分岐に着きます。本棚分岐から登山道外れたところに丹沢三滝の大滝があるようです。今回は時間の都合で寄りませんでした。
本棚分岐を過ぎてから沢から離れて急登地帯に入ります。この急登は善六ノタワまで続きます。善六ノタワから畦ヶ丸の山頂まで稜線を歩きます。この稜線は坂が緩やかでとても歩きやすく、時期によっては花や紅葉が楽しめます。シロヤシオやヤマツツジが咲いていてしばし目を奪われました。
畦ヶ丸の山頂は休憩用のベンチがあります。見晴らしは全くありません。1~2分先のところに避難小屋があります。
▼加入道山(かにゅうどうやま)
畦ヶ丸の山頂から白石峠を経由する白石沢ルートを使って加入道山に向いました。
加入道山までは尾根道を通ります。複数の小ピークがあり、モロクボ沢ノ頭、バン木ノ頭、シャガクチ丸、水晶沢ノ頭の順に白石峠の分岐まで進みます。結構長い尾根道です。
途中、足を踏み外すと滑落しそうなヤセ尾根があります。人気(ひとけ)が少ないルートなので気を付けて通りましょう。
尾根道は木が生い茂っていて見晴らしはありませんが、ところどころ木の間から富士山や南アルプスが見えたりします。
加入道山の手前に白石峠の分岐があり、用木沢出合側に分岐します。このコースはかなり急登らしいです。
白石峠からすぐ先にまた分岐点があり、道志温泉側の登山口に出ます。分岐点からちょっと登ったところで加入道山の山頂に到着します。
加入道山の山頂からの展望は殆どなく、富士山が木の間から見える程度です。休憩用のベンチと避難小屋があります。避難小屋は改装されたばかりなのかかなりキレイでした。この小屋にはトイレはありません。
▼前室山・西の肩・大室山(おおむろやま)
加入道山で休憩し最後の大室山に向います。加入道山からは前室山のピークを越え破風口を下り西の肩の経由し、大室山の山頂に向かいます。
前室山から大室山の途中まで視界が開けた見晴らしがあります。目の前に富士山、西丹沢の山々が見渡せます。ここに来るまで見晴らしがなかったので、しばし足を止めて見惚れてしまうほど素晴らしい絶景でした。
見晴らしの良い坂を登ると木道で整備された道に入ります。この木道を抜けると西の肩の分岐点に到着します。大室山の山頂は西の肩から数分歩いたところにありますが、山頂は見晴らしどころかベンチもないので西の肩まで戻って来た方が良いです。
西の肩も大した見晴らしはありませんが休憩用のベンチがあります。この辺りから蛭ヶ岳や檜洞丸が見えます。
▼犬越路
大室山の西の肩分岐から犬越路を経由し、用木沢出合から西丹沢VCに下山しました。
断面図のとおり犬越路まで急坂です。途中に鎖場がありましたが補助用なので気を付けて通れば問題ないレベルです。
ところどころ見晴らしが良く、富士山、西丹沢と反対側は檜洞丸や蛭ヶ岳が見えます。
犬越路は檜洞丸等に向かう分岐になっていてハイカーの休憩地点として賑わっていました。
避難小屋があり見晴らしも良いです。ここから西丹沢VCまでまだ距離があります。しっかり休憩してから行きましょう。
▼用木沢出合~下山
犬越路から用木沢出合まではグイグイ下っていくと沢に出ます。東海自然歩道で用木沢の沢沿いを歩きます。
沢まで来ると急登もなくなり平たんな道になります。この沢の水も透き通っていてとてもキレイです。風も涼しく疲れが癒されました^^
西沢ほどではないですが、橋がない箇所があり渡渉点があります。悪天候時や雨後の増水時は注意が必要です。
用木沢出合まで下山すると舗装道路になります。アスファルト道で沢側に広大なキャンプ場が併設させています。
キャンプ場の横を下っていくと檜洞丸の登山口であるツツジ新道入口に着きます。ここから10分弱程度で西丹沢VCに到着します。
GW最終日でしたが渋滞に巻き込まれることもなく、ハイカーが少なく静かな登山楽しめました。梅雨前になると山ビルが出始めるのでこの時期はオススメだと思います。悪天候時や雨後は沢付近は増水する可能性あります。渡渉点が多く流れが急な箇所もあるので注意が必要です。雨で荒れてなければユーシンブルー並みに青くキレイな沢を楽しめると思います。
フォトギャラリー:86枚
西丹沢ビジターセンターからスタート。車の場合、駐車場は路肩合わせても10数台程度なので、近くのキャンプ場の有料駐車場を利用すると良いです。バスはすぐ手前にバス停があります。施設にはトイレや自動販売機があります。
畦ヶ丸方面は西沢コースから進みます。西丹沢ビジターセンターの駐車場付近に道標があります。
右奥に見える橋を渡ります。
沢の水が透き通っていてとてもキレイです!
沢の近くにキャンプ場があります。連休は賑わってそうです。
本棚分岐まで沢沿いを歩きます。ピンクテープが殆どないので道が解りにくいです。
ところどころ橋のない渡渉する箇所があります。
そろそろ登山道かな?と思ったら違いました。まだまだ先です。
権現山分岐点。権現山側は滑落事故のため通行止めになっています。道標も外されていました。※分岐点ではないですね…
休憩用のベンチがありました。
下棚分岐点。
ところどころに道標がありますが、テープないので解りにくいです。
ユーシン渓谷のような…むしろ日向山の尾白川渓谷を思い出すような沢の美しさ。
本棚分岐に到着。沢沿いを登ると丹沢三滝のひとつである本棚滝に行けますが、今回は時間の都合で寄り道せず。
本棚分岐を登山道側に登っていくと沢の上流に出ます。
この辺りで沢とはお別れ。善六ノタワまで急坂が続きます。
シロヤシオみっけ!
写真では解りずらいですが、結構な急登です。
善六ノタワに到着。特に何もないですが、山頂までまだ長いのでちょっと足休め。
善六ノタワからは稜線沿いを歩きます。急登は終わり道がなだらかになります。稜線からシロヤシオやヤマツツジがたくさん咲いているを見かけました。
なだらかな道で、しばしシロヤシオやヤマツツジに目を奪われます。
白と赤(ピンク)のコラボレーション!
稜線をしばらく歩くと畦ヶ丸の山頂に到着します!木に覆われていて展望はないですが、休憩用のベンチがあります。
山頂から数分のところに無人の避難小屋があります。中にトイレもありました。
ここから大室山まで尾根道を歩きます。木に覆われていますが風があると涼しいです。ところどころ足場の狭いヤセ尾根や滑落したらどこまでも落ちそうな崖があるので足元に注意が必要です。
木の間から富士山が!
向かって左手側は道志で富士山が近いです。木が邪魔でなかなか全体見れずじれったいですw
最初の小ピークのモロクボ沢ノ頭に到着。
バン木ノ頭に到着。
各小ピークに木ベンチがあります。でも椅子はないので荷物降ろして休む用だと思います。
畦ヶ丸側。木で全体が見えないのでどれがどの山か解らず…
シャガクチ丸に到着。
足場のほそーーいヤセ尾根。絶壁なので滑り落ちないように注意して進みます。
加入道山側が見えてきました。
鹿除けの柵が張られています。今日は何回か鹿を見ました。
水晶沢ノ頭に到着。長いコースなので都度休憩していきます。
白石峠に到着!ここは分岐点になっていて用木沢出合から直接加入道山に登るハイカーさんがいました。
加入道山まで最後の急登。
加入道山に到着!長い尾根道でした^^;
相変わらず見晴らしは悪いです orz
山頂に避難小屋があります。中覗きましたが整備されていて超キレイです。新築の香りがします。トイレはありませんでした。
前大室、西の肩、大室山です。加入道山から1時間程度掛かるとのことです。
前大室に向かう途中から後方に富士山が見え始めます。
ここ辺りからやっと富士山全体が見えるようになります^^
前大室に到着。特に何もないので先進みます。
大室山。
破風口に到着。コルになっていてここから急坂になります。
写真では解りずらいですが結構な急坂です。
急坂超えると見晴らしポイントに、今回のコースで一番の絶景ポイントでした。
富士山アップで!
加入道山側。
奥の白い山頂が南アルプスです。右側に八ヶ岳が見えるところもあります。
西丹沢と道志全体。
今日通ってきた尾根道全体が見渡せます。
加入道山、手前が前室山、左に富士山。
ここはほんと素晴らしい展望です!
急坂地帯を抜けると新緑が生い茂るところに出ます。ここはなだらかで歩きやすいです。
植物を守るためか木道で整備されています。この木道を抜けると西の肩です。
西の肩に到着!山頂ではなくここにハイカーがたくさんいました。その理由は後で解りました。ここから数分のところが山頂です。
大室山の山頂に到着!見晴らしなし!ベンチなし!なんもないですw
山頂はびっくりするほど何もないので西の肩まで戻ります。
ヤマザクラがまだ咲いてました。
蛭ヶ岳をアップで。肉眼だと山頂辺りに小屋が見えます。
富士山の上に不思議な雲が掛かっています。
おもしろい形の雲。
振り返って大室山側。
蛭ヶ岳と檜洞丸のセット。丹沢側は視界開けたところはほぼないです。
犬越路の峠に到着。
犬越路の名前の由来のようです。
峠からは檜洞丸が良く見えます。檜洞丸の分岐点でもあるので、ハイカーで賑わっていました。
休憩用のベンチや避難小屋があります。小屋の中はキレイでした。
用木沢出合まで下っていきます。
どんどん下っていくと沢にぶつかります。この沢沿いを用木沢出合の登山口まで歩きます。急登はなくほぼ平坦です。
この沢の水も透き通っていてとてもキレイです。
とてもキレイな水です。下山の疲れが癒されます。
用木沢出合まで下山!ここからずっと舗装道路を下ってきます。
道路は沢沿いにあり、沢側はキャンプ場などのアウトドア施設が並んでいます。結構広大な敷地です。
ツツジ新道入口の登山口です。ここから檜洞丸に登ることができます。また11月以降に行こうかな。
西丹沢ビジターセンターまで下山完了!バス停に疲れ果てたハイカーがたくさんいました。
装備・携行品
アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | トレランシューズ | バックパック |
ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 地図 |
コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
トレッキングポール | GPS機器 | ||||
【その他】
水 1.5ℓ ウィダーインゼリーx1、プロテインゼリーx1 昼食 ※地図、コンパス、時計、GPS、カメラはスマフォアプリ |
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