行程・コース
天候
晴れ!
登山口へのアクセス
バス
その他:
鹿児島交通の路線バス(なのはな館~東大川行き)を利用し、砂むし会館前バス停から乗車し頴娃郵便局前バス停で下車(乗車時間は約40分ほど)。頴娃郵便局前バス停から、頴娃小学校の脇の道を通り、大野岳山頂を目指して進む。大野岳山頂近くにある大野岳神社までは舗装道路が通じており車で行くことが可能。基本的にはこの舗装道路を歩くことになる。
この登山記録の行程
頴娃郵便局前バス停09:55 - 11:43大野岳11:49 - 14:23池田湖バス停
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
ゴールデンウイークに帰省した機会を利用し、大野岳に登ってきました。大野岳は九州の薩摩半島南部に広がる南薩火山群に属する火山で、開聞岳の西側に位置します。標高は466mしかありませんが、周囲に遮るものがなく、開聞岳、南薩台地、池田湖、東シナ海などを望むことができる絶景ポイントとして知られています。
山頂付近は大野岳自然公園として駐車場、広場などが整備されており、車でならアッという間に山頂までいくことができます。が、公共交通機関を使うとなると、これがなかなか(^-^;。選択肢としては指宿枕崎線(JR九州)か、路線バス(鹿児島交通)がありますが、指宿枕崎線(JR九州)は運行本数が限られているため使うのが難しく、そこで今回は路線バス(鹿児島交通)を利用することにしました。実際のルートは、次の通りです。
①砂むし会館前バス停⇒頴娃郵便局前バス停~大野岳
②大野岳~池田湖バス停⇒砂むし会館前バス停
特に、②で池田湖バス停を使ったのは、観光地を巡る路線バスのため運行本数が比較的多いことがその理由です。今回のルートはほぼ全区間舗装道路歩きのため、山行というにはややもの足りない感もありますが、大野岳の野草や360度の絶景ビューをはじめ、大野岳神社の狛犬にも無事対面でき、それなりの満足感はありました。
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おはようございます。今日は南九州市にある大野岳に行きます。電車で行くことも考えたのですが、運行本数が少ないため、路線バス(鹿児島交通、東大川行き)を使うことにしました。砂むし会館前バス停から乗車します。
現在いるところは、バス停の名前からお分かりの通り、砂むし風呂で有名なところです。ここまでチャリンコできました(実家から5分)。
路線バスは開聞岳の麓を巻くようにはしっており、途中、開聞岳の絶景ポイントである瀬平海岸を通過していきます。こちらは、瀬平海岸近くからみた開聞岳です(バスの車窓からの撮影)。
正面に見えてきたのは、本日登頂予定の大野岳です。
スタートに予定していた頴娃(えい)郵便局前に、無事到着しました~。
バス停近くにある頴娃小学校の脇の道から大野岳に向かいます。
こちらが大野岳に向かう道。
道端には様々な花が咲き乱れています。
浦芝原集落の方に進みます。
徐々にうっそうした樹林帯になってきましたが、舗装道路が続いています。
こちらはノアザミでしょうか。早々と花を咲かせています。
大野岳にだいぶ近づいてきました。山麓はお茶畑になっています。以前はここ頴娃で採れるお茶は「頴娃茶」として知られていましたが、2017年度4月から頴娃茶と川辺茶(いずれも南九州市)の銘柄は、「知覧茶」ブランドとして統一されています。市町村合併の影響はお茶にも及んでいます。
振り返ると、お茶畑越しに開聞岳が見えています。
百花繚乱といった感じです~・・名前は調査中(^-^;
山頂近くまで舗装道路が続いています。
山頂直下にある大野岳神社に到着しました。
新緑萌~
光による若葉のコントラストが綺麗ですね~。
新緑のトンネルを抜けると本殿があります。
細かいお金がなく、110円にさせてもらいました。
本日の無事の山行を祈念して礼拝。
さて、拝殿近くにもう一つの鳥居があります。こちらが本日のお目当ての狛犬があります。
まず、目にはいいたのが仁王像
こちらが仁王像(吽形)。元禄年間(1688~1703)のものとされており鳥居の左右に配置され一対となっています。明治初めの「廃仏毀釈」のときに、仁王像の一体(阿形)は頭部と腕が破壊、もう一体は奇跡的に難を逃れました。写真がその一体であり、「不屈の仁王像」と呼ばれているそうです。
そして、仁王像の足元には狛犬が安置されています。狛犬は仁王像よりも古いそうです。
こちらが、その狛犬(阿形)。風化が進んでいますが、苔むした感じが周囲の景色とマッチし、なかなかいい雰囲気を出しています。大きな目玉が特徴で、彫りが浅めでシンプルですけど、そのぶん素朴な可愛さを感じる狛犬です。
こちらが吽形。
さて、これより山頂にアタック!
山頂へは、108歳を祝う茶寿にちなみ「茶寿階段」と名付けられた108段の階段を登って行きます。
「茶寿階段」の途中から見える開聞岳と池田湖(左側)とのコラボ写真。
開聞岳のズーム!
大野岳山頂に到着(標高466m)!
山頂には展望台が設けられており、こちらがしろろ展望台。
展望台には360度の大パノラマが広がっています。近くに見える鉄塔が立つエリアは駐車場となっています。その近くに大野岳神社があります。遠くに見えるのは東シナ海です。
そう、こちらは開聞岳!
眼下に広がる一面の茶畑。
池田湖もバッチリと見えています。池田湖の手前のピークが烏帽子岳であり、帰りは烏帽子岳の麓を歩いて池田湖に向かいます。
こちらは、もう一つの「きらりの展望台」
こちらからは東シナ海が一望できます。
「きらりの展望台」に三角点がありました。お約束のタッチ!
これより、池田湖に向かいます。
山頂を振り返っての一枚。
大野岳駐車場にあった「えい道中お触書」。面白かったのでご紹介します(笑)。
えい道中お触書
一、「頴娃」の読み書きを覚えるやう
一、頴娃語に驚くべからず
一、注意いたせ!隠れすぎた名店多し
一、時折漂う肥料の香りは事もなし
一、軽トラしかいない町だと思うべからず
一、三寿の掟に従いそうろう
一、掟に従わぬ者は「芋掘り天国」の刑に処す
開運奉行 三寿の守
茶畑の向こうに見えるは、先ほど登った大野岳。
大野岳の矢印のある方向から歩いてきました。
やや傾斜がきつくなってきました。
指宿市に入ります。奥に見えるてきたのは、鳥越隧道。烏帽子岳の尾根下に設けられています。
鳥越隧道をぬけて見えてきたのは池田湖です。
右側に視線を移すと開聞岳。
池田湖バス停に到着~!
時間があるので、池田湖畔を散策します。
こちらは、一時期話題となったイッシ―君。
頑張った(?)ご褒美に「紫いものソフトクリーム」。うまし!
再び、砂むし会館前に戻ってきました。
こちらが砂むし会館
砂むし会館の裏手に移動。果て、以前はなかったような・・・。
砂むしではなりませんが、足湯があったので、海を眺めながらの「足休め」です。
ちょっと海岸も偵察。現在、浸食が続いていた砂浜の復活事業が進められており、その効果でしょうか、だいぶ砂浜が戻ってきているような気がします。
こちらは砂むし。
以上、大野岳、狛犬、池田湖、紫いものソフトクリーム、盛りだくさんの内容でしたが、無事にコンプリートしました。お疲れ様でした~。やはり、故郷はいいですね!(写真は指宿のマンホール、デザインはハイビスカスです)
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | 水筒・テルモス | タオル |
帽子 | 腕時計 | カメラ | 健康保険証 | 行動食 | GPS機器 |
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