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釜伏山、風のみち2018

釜伏山、風のみち( 関東)

パーティ: 1人 (はにわ さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

風布館第2駐車場11:15***11:55中間平緑地公園(休憩20分)12:15***釜伏峠13:00***釜伏山13:25***風布館第2駐車場14:25***風のみちめおと橋15:20***風布館第2駐車場16:20

コース

総距離
約12.1km
累積標高差
上り約640m
下り約640m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

5月になると田んぼも忙しくなる。
ある日近所の田んぼで田越しをしていた。
何げなく見ているとトラクターの後をスズメやムクドリ、ハトやサギ、カラスまで色々な鳥が掘り返された泥の中の虫を夢中で啄んでいる。
トラクターに続く鳥たちの行動は何だかブレーメンの音楽隊みたい。
冬場枯れていた水路にも河川からたくさんの水が流れ込んでくる。
大きな鯉が何匹も一緒に遡上してきて狭い水路を悠々と泳いでいる。
いずれこの水が田んぼに入る頃には家の周りで1匹2匹で鳴いていたアマガエルが一斉に田んぼに入り大合唱が始まるんだろうな。
またそんな季節がきたんだなあ。


本日は朝から地区の空き缶拾い。
見上げると五月晴れの空が広がっている。
出かけるのが遅くなっちゃたけど近場でも歩いて来ようかな。
国道17号のバイバスから140号バイバスに秩父方面へ車を走らせる。
右手の群馬や栃木の山並に掛かる雲から風に乗って契れて浮雲がたくさん浮かんでいる。
メロンパン。。。買って行こうかな。。。。。
左手には秩父や奥多摩の山並の向こうに雪解けの進んだ富士山が顔を出していた。
富士山浮世絵みたいで綺麗だな。
湿度の無い乾いた空気の中のドライブは気分爽快。
1時間ほどで寄居の山が見えてきた。
有料トンネルの手前で降り山道を走らずあっと言う間に風布館の第2駐車場に到着。
身支度を整え11時過ぎに出発。
駐車場の端から沢へ下りていく。
沢に掛かる橋を渡ると川に入って遊んでいる家族がいた。
自分も沢に下りてみる。
すると目の前を通り過ぎるものが。
カワトンボだ。
青い胴体に橙色した羽が綺麗だな。
さすがに網もないし捕まえられないか。
って歩く前からこんな状態じゃいかんいかん。
風布館はまだ準備中だったが駐車場の端の林道から中間平緑地公園に。
皆野寄居バイバスの下を潜ると杉林の中へ。
所々モミジの木も植えられ木漏れ日に緑が映える。
作業用の山道が幾つかあるが標識もあるため迷わず30分ほどで公園内へ。
その中の展望台に登ってみる。
今日の様な日は冬場のように空気が澄み、遠く筑波山や東京のビル群までくっきり見えた。
反対側は釜伏山からの稜線。
鞍部には両神山のギザギザがちょこんと見えた。
気持ちも良いのでここで昼食タイム。
昼食を食べ終えると公園の中へ。
おお!新緑のモミジのトンネル。
これは紅葉も綺麗だろうなあ。
公園を後にすると釜伏峠を目指して暫く車道歩き。
ここまで誰とも擦れ違わない静かな秩父往還道。
と第一ハイカー発見。
年配の女性に、こんにちは峠まであとどれ位ですか?と声をかける。
あと少しよと暫し立ち話。
女性は二本松峠方面から尾根伝いに歩いてきたとの事。
今日は天空のポピーを見に秩父線の皆野駅から無料のバスに乗ってきたけれど凄い渋滞だったわよ。
でもまだ4,5分咲きね。
先週は赤城山の鍋割山へ行ったけど白樺牧場の方はまだツツジは咲いていなかったわ。
へえ僕も先週は袈裟丸山行ったんですよ。
これからどちらに行くの?
釜伏山から風布川を歩こうと。
釜伏山は結構岩がゴツゴツしているから気を付けてね。
などなどついつい長話。
ようやく13時頃峠の釜山神社の参道入口に。
参道を歩くと何匹も狛犬がいる。
その姿や表情はなんともユーモラスだ。
正面から見ると<のらくろ>のようなやつもいる。
どうやら秩父の神社に多い山犬(オオカミ)信仰の神社らしい。
神社の奥を登って行くとゴツゴツとした岩場に。
ここを登れば釜山神社の奥院がある釜伏山頂上。
木々に覆われて見晴らしがきかないが北に少し下ると展望が開けた場所に出る。
正面の赤城山を中心に遠くまで良く見えてるなあ。
下山は足場の悪い岩場が続くので慎重に。
緩やかな場所に出ると日本名水百選にもなっている日本水の入口だ。
現在は立ち入り禁止になっているが子供の頃に親父に連れられ来た記憶がある。
来た道は忘れてしまったが水源は大きな岩崖の間からチョロチョロ流れていた事は覚えている。
いつかまた通れるようになったら行って見たいな。
ここからは暫く緩やかな尾根道。
ゴヨウツツジ自生地の碑を過ぎた下りは滑石の崩れやすい場所なので要注意。
これを過ぎると左に尾根から外れる。
杉林を抜け沢の音が聞こえ始めると風布川に合流し車道へ。
この先登れば飲料用の蛇口がある日本水の水汲み場。
少し下って風布館の駐車場に戻ってきた。
そこから姥宮神社(とめのみや)に寄ってみる。
子供の頃に来たときは気づかなったけど大人になって初めて知ったときはびっくりした。
だってここのは狛犬ならぬ狛蛙なんだよ!
しかも背中に子蛙背負ってるし。
さて神社の脇から風のみち遊歩道へ。
ここまでほぼ森林歩きで涼しかったがさらに涼しさが増す。
何度か川の中の敷石を渡る。
水辺には何組かの親子連れが沢蟹取りをしているみたいだ。
初夏の陽気の為か水着を来た裸んぼうの親子もいる。
1時間ほどで夫婦滝がある場所までやってきた。
するとポーとSLの汽笛が聞こえた。
そう言えば日曜日は秩父線走っているんだよね。
ここからまた緩やかな坂道を登り帰る。
帰り道、西日が杉林に陰影を落としていく。
青モミジも斜光がすり抜け何とも綺麗だ。
人影のない水辺に腰を下ろしておやつタイム。
買ってきたメロンパンにかぶりつく。
そして靴下脱いで水に足を突っ込んで気持ち良いー。
それにしても沢のせせらぎは眠気を誘う。
結構歩いたしうーんそろそろ帰るかなあ。
4時半前に駐車場到着。

風布は子供の頃から通う場所。
沢蟹取りに水遊び、虹鱒釣りにみかん狩り。
花の名所も多いよね。
花粉が少なければ春も歩きたいけど。
風布川の周辺を初めて歩いたけどゆっくり見て回れて新たな発見もあって楽しかったなあ。
きっと日本中どこにでもある風景だけどいつまでも変わらないで欲しいな。






















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