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<秋季限定ロープウェイ・ゴンドラ利用>苗場山(田代ルート)

苗場山( 上信越)

パーティ: 2人 (mka10 さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

1日目:晴れ 2日目:晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 越後湯沢~二俣・田代スキー場: 南越後観光バス (08:20~08:48 / 530円)
田代スキー場~ゲレンデ: 田代ロープウェイ(09:00~ 往復2,400円→割引券で2,200円)
ゲレンデ~登山口: 第二高速リフト(09:30~ 往復1,000円)
ゲレンデ~苗場スキー場: ドラゴンドラ
~苗場プリンスホテル: 徒歩15分
苗場プリンスホテル~越後湯沢駅: 南越後観光バス (12:42~13:22 / 660円)

この登山記録の行程

1日目
神楽ヶ峰登山口(09:59) … 棒平(11:05) … 祓川コース合流点手前の池塘(13:00) … 神楽ヶ峰(13:44) … 富士見坂(13:58) … 雷清水(13:58) … お花畑(14:15) … 九合目(14:34) … 雲尾坂(14:51) … 苗場山(15:24)

2日目
苗場山(06:43) … 雷清水(08:02) … 神楽ヶ峰(08:28) … 棒平(09:40) … 神楽ヶ峰登山口(10:14)

コース

総距離
約11.0km
累積標高差
上り約1,201m
下り約1,118m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

久し振りに快晴な週末、山頂に湿原が広がる苗場山で小屋泊をしてきました。

当初は往路に祓川コース、復路に赤湯コースを利用予定でしたが、ヤマケイオンラインの和田小屋からの山岳最新情報より期間限定で歩ける田代ルートなるものがあると知り、計画を変更。

田代ルートでは、苗場スキー場が運営するドラゴンドラやかぐらスキー場の運営する田代ロープウェイを利用します。
今回は往路では田代ロープウェイ、復路ではドラゴンドラ、往復ともにそれらから登山口までショートカットできる田代第二高速リフトも利用しました。
田代ロープウェイから田代第二高速リフトまでは若干下って徒歩10分程度、ドラゴンドラから田代第二高速リフトまではすぐ近くでした。

ドラゴンドラ最寄りの苗場プリンスホテル、田代ロープウェイ最寄りの二居田代スキー場ともに越後湯沢駅から運行する南越後観光バスでアクセスします。
往路、越後湯沢駅東口のバス停は登山客で長蛇の列に。増便はなく、乗り切れなかった人はタクシーを使うか1時間後のバスに乗車する必要がありました。
復路もバスが混雑していたらと不安でしたが、乗員皆座ることができる程空いていました。

紅葉状況について。
ロープウェイ、ゴンドラともに山麓駅~山頂駅であるゲレンデの紅葉はまだ先。
ゲレンデから苗場山山頂までは少し紅葉が進んでいましたが、来週あたりが見頃なのでは、と。
山頂は草紅葉は見頃でした。

ルートについて。
田代コースは10/8に開通したばかりだったこともあり、まだ踏み均されておらず落葉でふかふか、場所によっては湿地帯のためかなり泥濘んでもいました。
祓川コースとの分岐点までは十前後のパーティーに出会う程度でわりと静かな山を楽しめました。
田代ルートは急めな坂がいくつかありました。
神楽ヶ峰から雷清水までは一旦下り、九合目先から山頂まで急登でところどころ岩もゴロゴロしていました。

山頂の湿原について。
山頂に着くと一気に視界が開け、広大な湿原があらわれます。
宿泊先で受付を済ませたあと散策しましたが、日没までの時間で散策しきることはできませんでした。
大湿原は草紅葉の黄色と空と池塘のブルー、雲の白に針葉樹のグリーンそれぞれが映えて美しかったです。

寒さについて。
日中の活動停止時間中は防寒具はフリースで十分でした。
山頂は風はありませんでしたが、日が傾いてきてからはダウン、日没から夜はフリース+ダウンが必要だと思います。
日没から夕食後の20時頃には既に木道が凍り、滑りやすくなっていました。
深夜も風がなかったため20時頃と寒さは変わらなかったと思います。フリース+ダウンで30分以上居ても凍えませんでした。
翌朝は木道や草木に霜が降りて土には霜柱ができ、池塘にも大分厚く氷が張っていました。
下山を開始する7時頃には風も出てきて更に体感温度が下がりました。

星空について。
当日は満月だったため、あまり星は見れませんでした。
そのかわり、月明かりで木道はヘッドライトなしでも歩けるほどの明るさでした。

苗場山自然体験交流センター(苗場山頂ヒュッテ)について
収容人数はサイトによると92人。
寝室は2階建てで時期的にも宿泊者が多く、寝床は1畳あたり1.5~2人程度でした。
夕食は受付した時刻の順に17時半、18時、18時半の3度に分けられ、私たちは到着が遅めだったので最後の18時半の回でした。
朝食は5時半、6時、6時半の3回に分けられ、時間が選べました。
宿泊者が多くないときは夕食18時、朝食6時だと思われます。(予約時に伝えられた時刻です。)
食事場所は交流所も兼ねており、夕食前の17時までと夕食後から消灯時間まで利用可能でした。
夕食、朝食ともに基本おかわり自由だったと思います。
夕食はカレーとポテトサラダに付け合せの漬物2種、朝食はご飯と味噌汁、おかずはバイキング形式で種類が豊富でした。
洗面所は洗い物は不可。水道は水量はチョロチョロでしたが使用には十分だったと思います。
水洗トイレは浄化槽を用いておりペーパーを流すのは不可でした。女性用は洋式が1つ、和式が3つ程度だったと思います。翌朝、ポンプが故障してしまうというハプニングがあったようです。
当日はおにいさんとおじさまの2人で管理されていました。お二人とも温かみのある親切な対応が印象的でした。
主な宿泊者の対応はおにいさんの方。施設や食事、日の出の時刻や見どころの説明等に細やかな気配りが感じられる方で、山頂の写真や動画を見せてくれるなどフレンドリーで同行者や他の宿泊者も絶賛でした。

2日とも快晴に恵まれ、湿原の草紅葉、リフト・ロープウェイ・ゴンドラからの眺望も楽しめたよい山行でした。
湿原が広大で散策しきれなかったのが若干の心残りです。
次回、高山植物の咲く時期にも来てみたいと思います。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ コンパス 腕時計 ホイッスル 医療品 虫除け
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 ストーブ 燃料
ライター カップ クッカー カトラリー

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登った山

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