行程・コース
天候
1日目: 晴れ 2日目: 晴れ、夜間一時雨 3日目: 晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
さわやか信州号(上高地行)
この登山記録の行程
1日目
上高地バスターミナル(05:48) … 河童橋(05:53) … 明神館(06:32) … 徳沢(07:20) … 新村橋(パノラマ分岐)(07:30) … ナイロンザイル事件原点の地(08:00) … 新村橋(パノラマ分岐)(08:20) … 横尾(横尾山荘)(09:15) … 横尾岩小屋跡(09:34) … 本谷橋(10:15) … Sガレ(10:15) … 涸沢(11:34) … 涸沢ヒュッテ(11:48)
2日目
涸沢ヒュッテ(04:24) … 涸沢小屋(04:37) … 北穂分岐(06:45) … 北穂高岳(北峰)(07:14) … 北穂高小屋(07:46) … 北穂分岐(07:49) … 最低コル(08:33) … 涸沢槍(09:03) … 涸沢岳(09:30) … 穂高岳山荘(10:01) … 奥穂高岳(10:53) … 穂高岳山荘(12:10) … 涸沢ヒュッテ(13:31)
3日目
涸沢ヒュッテ(05:43) … 涸沢(05:50) … Sガレ(06:19) … 本谷橋(06:58) … 横尾岩小屋跡(07:27) … 横尾 (横尾山荘)(07:50) … 新村橋(パノラマ分岐)(08:27) … 徳澤園(08:39) … 徳本口(徳本峠分岐)(09:20) … 明神橋(09:30) … 明神池(10:00) … 嘉門次小屋(10:48) … 河童橋(11:45) … 上高地アルペンホテル(13:40) … 河童橋(14:00) … 上高地バスターミナル(14:10)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
夏山、は終わったので無雪期でステップアップしようとの計画、第二弾。
第一弾はソロテント1泊だったので、第二弾はベースキャンプ型でソロテント2泊です。
行き先はBC型2泊ならここしかない、と涸沢に。
1日目3日目はすんなり決まったものの、2日目は調べたり会社の同僚にご助言いただいたりし、
奥穂高ピストン→奥穂高~涸沢岳~北穂高→北穂高ピストン→北穂高~涸沢岳~奥穂高
と計画が右往左往しました。
奥穂高・北穂高間は北穂高岳・涸沢岳の間が登りになる反時計回りの方が危険度が低いとのこ
とで反時計回りにしました。が、個人的には時計回りでも問題なかったかな、と。
天候は2日目夜間に少し雨に降られただけで、山行中はほぼ終日晴れでした。
2日目の起床(3:30)後に見た夜空には満点の星が輝いており、素晴らしかったです。
今まで見た中で1,2を争う星の多さ。初めて流れ星を見ました。
予報では3日目は天気が崩れるとのことでしたが、行動中は快晴でした。
3日目テント撤収時も雨や夜露、結露等ひどいと心づもりをしていましたが、全然濡れておらず
撤収しやすかったです。
前回の課題だった持参する水分補給量について、前回反省時に鹿屋体育大学山本教授が示され
ている「行動時間×体重kg×5ml」という指針の体重部分を(体重+荷重)に変更しようと思って
いました。が、その後、同教授が
「脱水量を求める場合、「5」という係数は、個人差や季節を考えて増減してもよい。
特に、環境温が25℃以上(夏日)の場合には、6~7とする。」
と仰っていることを知り、前回は25℃以上だったからだろうと判断し荷重を加味しない算出で
水を携帯することにしました。
登山の運動生理とトレーニング(2012)
http://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/kougisiryou/H24haru%20unndouseiri.pdf
VITALIST・科学者からのアドバイス(2013)
http://www.ajinomoto.co.jp/kfb/sportsamino/advice/detail/yamamoto.html
結果としては、全工程で水が余りました。特に2日目は1L以上。
差分発生要因としては、自分は標準コースタイム×0.7~0.8ほどで歩くところ山行計画上は標
準で立て、水分補給量もそれに準じて算出したことと、環境温が高くなかったことだと思って
います。
次回は標準CT×0.7~0.8の山行時間で補給水分量を携帯してみようと思います。
今回やらかしてしまったミスは下記のとおりです。
①涸沢穂高には熊は出ないと思い込み、調べもせず熊鈴を携帯しなかった
②ガス缶のガスが切れてしまった
③テント泊装備背負い時にストックを使わなかった
①について、熊かもしれない野生動物が小さな谷を挟んで5~7mほど先の茂みでガサガサして
いるのに遭遇しました。茂みの隙間から黒い色のみ見え全容が分からないうちに去ってくれ
ホッとしました。
今後はどの山でもクマ対策はしていこうと思います。
②について、パッキング時にそろそろガスがなくなりそうな缶の軽さだったのですが、今回は
保つだろうと思っていました。が、2日目の夕食作成後半でガスが切れてしまいました。ほぼ
作りたいものは作れていて事なきを得たのと、パーティ山行ではなく周囲に迷惑をかけずに済
んでよかったです。
なくなりそうと思った時点で次の缶を使うようにしようと思います。
③について、2日目はサブザックを背負ったことと岩場でストックは危ないと同僚から助言を
受けストックは使いませんでした。これは問題なし。
テント泊装備を背負った1日目は平坦な道から始まったのでストックを使わず。途中出すのが
面倒になり、翌日に影響しそうなのでそろそろ使うかというところで到着し、結局使わず。
3日目は徳沢まで使っていたストックを、この先は大したことないからと仕舞ったところ、ま
だ起伏や階段あり足に負荷を感じました。が、今日で終わりだしいいやと面倒で出さず。
翌日、久し振りに大腿四頭筋と膝に痛みがありました。
足への負荷軽減のためにもテント泊装備を背負う際は平坦な道でもストックを使うことを徹底
しようと思います。
初めての上高地、涸沢、北穂高、涸沢岳、奥穂高は素晴らしかったの一言に尽きます。
『岳 みんなの山』や『氷壁』、『孤高の人』等さまざまな作品の舞台になっていることもあ
り感動もひとしお。
今回のハイライトを決めるのは難しいのですが、とりわけよかったのは下記でした。
・南陵から北穂高岳の登り
・北穂高岳、北穂高小屋から望む槍ヶ岳と大キレット
・北穂高岳から涸沢岳の岩稜
・奥穂高岳から望むジャンダルム
・涸沢カールから望む満点の星空流れ星付き
昨年11月後半からコンスタントに登山を始め、周囲からハマっているとは言及されていました
が、今回、更に山に魅了されたように感じます。
フォトギャラリー:75枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | 腕時計 | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 |
ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー |
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