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阿蘇山南岳撤退登山

南岳( 九州・沖縄)

パーティ: 2人 (いずみやま さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

風雨 13℃

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 久住山から山なみハイウエイで阿蘇市へ
阿蘇パノラマラインで坊中キャンプ場から阿蘇西駅へ駐車

この登山記録の行程

阿蘇山西駅(7:00)…7:23砂千里ヶ浜登山口…8:20稜線…8:38南岳分岐…8:46火口縁撤退…8:55南岳岩陰停滞9:50…10:47砂千里ヶ浜登山口…11:00蘇山西駅

コース

総距離
約6.8km
累積標高差
上り約514m
下り約518m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

↑853m ↓875m 7.9㎞ 8,975歩 4:14分 2人
阿蘇坊中キャンプ場で朝を迎えたが、夜中に☔がポツポツし始めた。昨夜は5張りのテントが立っていた。北九州ナンバープレートの登山者の方から朝方は曇りで、午前中一時☔との情報を戴いた。

その情報に期待したのだが、テントを撤収する朝5時ごろに雨脚が強くなってきた。雨の中で撤収作業をし、昨日登って来た阿蘇パノラマラインをそのまま登って行く。

草千里ヶ浜を過ぎ阿蘇山西駅に着き、しばらく様子を見る。雨は小降り、風も少しある。しばらくすると北九州№の車が到着、男性2人組が支度を始められた。

我々も意を決して出発だ。まずは阿蘇西厳殿寺奥の院へお参りする。お堂は噴石に打たれて、屋根がボロボロになっている。

火口西駅に登るロープーウエイのワイヤーも片付けられている有料道路のゲートを開けるおじさんに火山警戒情報に変化がないか確認。

火口付近に近づかないよう、砂千里ヶ浜側から登りなさいと指導してもらう。出発してしばらくは火口西駅に向けて遊歩道を登って行く。20分ほどで砂千里ヶ浜登山口に着き、登山届を投函する。

砂千里ヶ浜の入り口から木道が伸び外側の火口壁らしい小高い尾根に登る。尾根の上を500m程東に進むと、火口の縁が切れて沢が流れ下っている。

一度砂千里ヶ浜へ降りて、その沢を渡ると火口壁に登る急登が続く。岩がゴロゴロした急登が500m程続くと火口の縁へ登る南岳の稜線に出た。

稜線は急に風が吹き荒れ始め、雨も横殴りになった。標高1400m付近まで登ってきている。風は時折15mを超える突風が吹いている様だ。

南岳分岐まで登り、さらに中岳に向け火口壁の上を歩いていく。風はさらに強く、バックパックの雨カバーが捲れて飛ばされそう。100m程進んだところで折り返す。

南岳分岐まで帰り、岩陰でしばらく様子を見ることにした。9時前だ、下から数パーティーが登って来られるが、皆さん稜線に出たところで思案されている様子。

分岐まで登って来て我々のいる前を中岳に向け進む人、岩陰に避難してくるパーティー、稜線に上がったところで引き返すパーティーなど様々だ。

我々は岩陰で1時間ほど様子を伺ったが、風はおさまらず9:50分、ついに下山を決めた。残念だが無理はできない。(~_~;)今回は阿蘇高岳1,592m手前、南岳1,496mまでとなった。

下山も強風にあおられながら下った。火口壁の裏に下ったとたん風は止み、濡れた岩のスリップだけ注意して、安全快適に下ることが出来た。

砂千里ヶ浜を横断して登山口付近まで下ると、20人くらいの団体さんが入山されていった。風に難儀されることだろうと思いながら、「気を付けて」と挨拶を交わした。

公園道路を下り11時には駐車場に帰り着いた。ほぼ4時間の登山だったが、南岳で1時間停滞していたから実際は3時間の登山でした。

車で昼食を取り昼まで阿蘇に留まったが、風雨はおさまらず、撤退は正解だった。
少し寂しい阿蘇登山でしたが、停滞中に見た噴煙の動き、遊歩道に残る噴石による焦げ跡や直撃による陥没など活火山登山の危険を身近に感じることが出来た。

砂千里ヶ浜の横断は感触を楽しみながら歩けた。難儀した分思い出に刻まれる。後で良い思い出になるでしょう(^_^)v…この後祖母山へ40㎞移動して、北谷登山口へ13時過ぎに到着。

詳しいレポはブログ「いずみやま」でどうぞ
https://izumiyama-ogawa.blogspot.com/2018/05/20185261496m.html

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フォトギャラリー:16枚

祖母山から望む阿蘇山

阿蘇西駅Ⓟ

噴石に打たれたお堂

出発

烏帽子岳

砂千里ヶ浜登山口
登山届投函

昇ってきた西駅方向を振り返る

登山口から右折して砂千里ヶ浜の木道を進む

砂千里展望地

火口から下る沢を俯瞰

火口縁に登る急登から砂千里ヶ浜を振り返る

南岳分岐から登った稜線を振り返る

南岳分岐から中岳方向を望む
岩陰で停滞後撤退する

下りで稜線を見上げる

同じく火口縁を見上げる

降りて来た急登を振り返る

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

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