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20180624 3つのバリを繋いで高尾縦断~送電線コース

陣馬高尾縦走路、北高尾山稜( 関東)

パーティ: 2人 (ぼっけもん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

曇!

登山口へのアクセス

電車
その他: 相模湖駅から国道20号線にかかる底沢橋を目指して進む。底沢橋手前で左に折れ、美女谷橋を渡って道なりに進めば、陣馬山・明王峠への道標がある。これに従って右折、底沢登山口、桂林寺を過ぎたところで、入口にゲートが設けられた白沢林道があらわれる。ゲートの先の左側斜面に付けられた階段が取付きとなる。

この登山記録の行程

相模湖駅09:36 - 10:21底沢バス停 - 10:40美女谷橋10:42 - 10:45底沢登山口10:46 - 13:48大嵐山13:51 - 14:10470m圏峰(ツチラ山) - 14:39夕焼小焼バス停

コース

総距離
約10.4km
累積標高差
上り約1,010m
下り約961m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 朝まで雨が残ったこの日、いつもよりやや遅めの出発となりました。そこでチョイスしたのが、こうした時のためにポッケに入れておいた安近短山行計画の一つ、高尾山の送電線鉄塔(69号線~75号)沿いに付けられた作業道(バリエーションルート)をつないで、陣馬高尾縦走路、北高尾山稜を縦断するルートです。ゴールは夕焼け小焼けの里に設定し、先週も立ち寄ったおおるりの家の風呂で汗を流すことにしました。おおるりの家の風呂が、すっかりマイブームと化しています(笑)。

 実際に歩いたルートは
  ①相模湖駅~底沢橋~白沢林道~72号鉄塔
  ②72号鉄塔~小下沢林道~大嵐山
  ③大嵐山~大嵐山北尾根~北土代沢林道~夕焼け小焼けの里
です。作業道ということもあってか、登山道には道標の類はないものの踏跡はとてもしっかりしています。白沢林道からの取り付きでは迷ってしまいましたが、地図やGPSで現在地やルートを確認しながらの山行は、意外に楽しいものでした。また、72号鉄塔からの下りでは「高尾山で藪こぎ」という珍しい体験もしてしまいました(笑)。
 さすがにバリエーションルートだけあって、陣馬高尾縦走路、小下沢林道、北高尾山稜以外では誰とも会うことなく。まだまだ知らないルートがありそうですね、高尾は奥が深い!

★夕焼け小焼けの里
 ・おおりるの家 日帰り入浴 ( http://oorurinoie.jp/bath.html )
 ・受付時間 13:00~16:00
 ・料金 大人 500円

続きを読む

フォトギャラリー:83枚

 おはようございます。今日のスタートは相模湖駅です。8時過ぎまで雨がパラついていたため、こうした時のためにポッケに入れておいた安近短山行に変更しました。相模湖駅から、3つのバリエーションルートを繋いで夕焼け小焼けの里に出て、おおるりの家でドボーンと一汗流す計画です。まずは、底沢を目指して出発です♪

 雨はあがりましたが、まだ、どんよりとした空模様です。梅雨らしいといえばそうなのですが・・。

こちらは、相模湖駅駐車場の屋上の公園「相模湖ふれあいパーク」です。Jiropapaさんが出発準備をしている間、ちょっと覗いてみました。相模湖駅は何度も使っているのですが、ここに来たのは初めて。天気がよければ嵐山をバックに魚が元気よくといった感じなのでしょうが、残念ながらの景色です。

国道20号線を底沢を目指して進みます。

この先には、お馴染みの小原宿本陣跡があります。

ちらが小原宿本陣跡。昨年8月以来ですね~。

建物の中を覗くと、今日も、小原本陣祭の大名行列で使用される籠が展示されていましたよ。

こちらは左手側から見た本陣の様子。芝生の緑と黒い屋根瓦のコントラストが綺麗、何度見てもいいですね~。築後200年以上経過しているようですが、しっかりと往時の姿をとどめています。ちなみに、小原宿本陣は神奈川県下26軒あった本陣で現存する唯一の建造物で、平成8年に県重要文化財に指定されているそうです。

小原宿本陣を出ると見えてきたのは小原の郷。

朝市がひらかれていたので、立ち寄ってみました。

本陣焼き(餡)が売っていたので思わず買ってしまいました。もしもし、相模湖駅を出て30分もたっていないのに、おやつには早すぎませんか?・・(^-^;。

小原の郷の一角ではアジサイが見頃を迎えていました。

沢橋に到着♪
美女谷温泉と書かれた左の細い道に入ります。

橋の近くにあった案内板。美女谷という地名の由来になった照手姫が豊かな黒髪を梳いたという「七ッ淵」があります。ちなみに照手姫は小栗判官物で有名なあの照手姫です。「七ッ淵」については昨年のレコをご覧ください↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1231865.html

中央本線の下をくぐって進みます。レンガ作りが歴史を感じさせますね~。

ここは「甲州道中 長久保」

小原一里塚があったようですね、現在は中央高速道路の下になっているようです。

中央高速の高架下をくぐって

道端のアジサイを愛でつつ・・

美女谷橋に到着しました。

美女谷橋を渡って道なりに進むと、陣馬山・明王峠への道標があります。これに従って右折し、底沢登山口、桂林寺を通り過ぎて進んでいくと・・

右手にゲートが設置された白沢林道分岐が見えてきます。

ゲートの先の左側斜面に付けられた階段が取付きとなります。階段は墓所へのアクセス道のようであり、階段を登って直ぐに左方向に曲がれば登山道に入ります。最初、草が繁っていたため登山道を見落としてしまい、墓所まで行ってしまいました。登山道探しに、しばし周囲をウロウロ。

草をかき分けると、踏み跡がしっかりとした登山道があらわれました。

急登が続きます。

登山道は69号鉄塔直下に出ました。誤差なし(笑)!

オカトラノオ(丘虎の尾)

急登が続きます。

振り返っての一枚。ここを真っ直ぐに登ってきました。

陣馬高尾縦走路に近づくにつれ、傾斜もゆるみ、いい足休めになります。

陣馬高尾縦走路に合流しました~。堂所山と景信山の中間地点あたりになるでしょうか。

景信山方向に少し進み、木の茂みの向こうに見える72号鉄塔のところを下ります。

72号鉄塔。真下に入れず・・ちょっと誤差あり(^-^;。

いつの間にか雲がとれ、鉄塔の向こうには素晴らしい眺望が広がっていました。遠くに見えるのは大岳でしょうか。

72号鉄塔からはしばし藪漕ぎ状態・・、高尾で藪漕ぎをする羽目になるとは。「Jiropapaさん、大丈夫ですか~」

樹林帯に入ると、先ほどの藪漕ぎがうそのようです。

こちらはトリアシノショウマでしょうか(@@)?

あれ・・、花びらが5枚のドクダミを発見しました!

マムシグサ

苔もいい感じです。

72号鉄塔から小下沢林道にむけほぼ真っ直ぐに尾根を下ってきました。小下沢林道近くで、尾根沿いに流れる沢を大きく回り込むよう山斜面をトラバースします。沢沿いはヤマアジサイの群生地になっていました(振り返っての一枚)。

見頃を迎えたヤマアジサイ♪

沢沿いの登山道の様子。

小下沢林道に合流。北高尾山稜への取り付きは関場峠のほうに進んだところになります。雲が切れ日差しが出てきました。じりじりと照りつけ、まるで真夏の太陽のようです。それにしても暑い・・。

ここが北高尾山稜への取り付きとなります。階段を登り切ったところに丸太があり、苔が生えツルツル状態になっているに気づかずに足をかけ滑ってしまい、あやうく枯木に顔面をぶつけそうになりました。何事もなかったからよかったものの、気をつけねば。

ジグザグにきった登山道を上り詰め

74号鉄塔脇の斜面をよじ登って

北高尾山陵尾根道にでました。1週間ぶりです(笑)。

74号鉄塔から見た73号、72号鉄塔です。ほぼ、この送電線に沿って歩いてきました~

次の目指すポイントは大嵐山

大嵐山に到着~‼

標柱の真向かいにある、二股に分かれたこの木の横が、大嵐山北尾根への取り付きになります。

意外にも、とても明瞭な登山道

ブナが美しい

途中にあったド迫力の巨木

大嵐山分岐から30分ほどで北土代沢林道に合流しました。

こちらが降りてきた登山道。ここから登るとなるとこれといった特徴がなく、分かりにくそうですね~。

強いてあげれば、取り付き近くの木に付けられた赤リボンが目印でしょうか。

今回のルートでよく見かけました。

北土代沢林道の入口です(振り返っての一枚)。夕焼け小焼けの里までもう少し。

夕焼け小焼けの里に到着しました~。が、お目当てのおおるりの家まではここから300mほどいったところです。

おおるりの家に到着~♪
さぁ、風呂だぁ!

汗を流して今週もサッパリ。ちなみにお風呂はこんな感じです。先週に続き、今週も途中から貸切状態となりました(笑)。

お待ちかねの『だれやめ』です。かぁ~、うまい‼
えっ、先週よりで缶ビールがでかくないかって?

おおるりの家からみたアジサイロード。今週もいい感じです。

帰りは、先週と同じく、おおるりの家をでて右手に進んだところにある宮の下バス停からです。バスは夜8時までほぼ1時間に1本、毎時33分になります。

天気回復を待って皆さん出掛けていたのでしょうね、夕焼け小小焼けバス停からきたバスは、ほぼ満席状態でやってきました。なんとかギリギリ座ることができ、無事に高尾駅に到着~。今日も無事で「おやっとさぁ」でした。

[番外編]今回の山行で見かけたマンホールたち。
その①:旧相模湖町のマンホールです。相模ダム、カツラ、ヤマユリ、オシドリのデザインです。それぞれ、旧相模湖町の木、花、鳥を表しているそうです。

その②:高尾駅で見つけた八王子市のマンホール。八王子車人形がデザインされたものとか。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証 ホイッスル 医療品
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
GPS機器

みんなのコメント

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  • ぼっけもんさん、おはようございます。

    渋めのルート設定で二週連続で夕焼け小焼けの里、おやっとさぁでした。
    おおるりの家のお風呂がすっかりお気に入りのご様子、馴染みの場所があるとホッとしますよね~。
    高尾で藪漕ぎとは、貴重な経験かと思いますが、低山といえども奥深いものですね。

    ところで写真にある枝に着いた泡ですが、実は私も、先週の山行でその正体を初めて知る機会がありました。
    どうやら、カメムシの仲間の「アワフキムシ」の幼虫の巣らしいです。

    もう一つ、最近、ドクダミの写真が多いような、、、(笑)。
    庭に咲いたら雑草ですが、山にで見かければ立派な山野草ですね。
    花びらの枚数までは気にしていませんでしたが・・・。

  • ガバオさん、こんばんは!

     いつもコメント、ありがとうございます。ご推察の通り、おおるりの家の風呂がツボに入っています。スタートが朝遅かったことを理由にして、おおるりの家の風呂に出かけたというのが正直なあところです(笑)。まだ2回ですが、すっかり馴染みの場所になってしまいました~。

     カメムシの仲間の「アワフキムシ」の幼虫の巣なのですね!先ほどガバオさんのレコの写真にあったウォークラリーの設問コーナーを拝見し、山行で知る機会があった理由に合点が行きました。それにしてもカメムシの仲間とは・・、もっと上品な虫(謎)を想像していました(笑)。。

     「ドクダミの花に八重があるらしい」という話を小耳にはさみ、花を見かけるとついついキョロキョロしてしまっております。それで見つけたのが、今回の5枚もの。八重には及びませんでしたが、どや顔で写真をとってしまいました。八重を見るまでは、しばらくキョロキョロが続きそうです(笑)。

       ぼっけもん拝

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