行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
往路:目黒5:47→山手線→東京6:06~36→MAXたにがわ→越後湯沢8:06~13→上越線→土樽8:29
復路:平標山登山口14:05→南越後観光バス→越後湯沢14:38→江神共同浴場14:40~15:15→越後維新15:30~あなたな→越後湯沢16:01→MAXたにがわ→東京17:28~38→山手線→目黒17:57
この登山記録の行程
土樽駅600m8:30→毛渡橋554m8:36→ゲート9:07→バッキガ平770m9:22→仙ノ倉谷渡渉点960m10:01~10:11→矢場ノ頭1480m11:16→平標ノ池1860m12:01~06→平標山1983.8m12:20~25→平標山の家1660m12:38→平元新道登山口1190m13:01→ゲート13:16→平標山登山口バス980m13:28
合計4時間58分
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
6月30日(土)は、谷川岳の平標山をまだ登ったことのなかった「平標新道」から登って来ました!
谷川岳のマイナールートっていうと、藪があったり、蛭がいたり、とにかくグチャグチャドロドロだったりして、あんまりいい印象は無くて、平標新道もそんな道だろうと勝手に想像して敬遠していたんですが、全然違いました。
道は、ほぼ全線下草が伐採されており、急な段差や渡渉点には真新しいトラロープが吊るされていて、去年登った蓬峠の道なんかより、遥かに整備された良い道でした。
問題があるとすれば、仙ノ倉谷渡渉点から矢場ノ頭までが頻繁に手を使うようなかなりの急坂があるってことぐらいで、でもこの急坂も標高差500mぐらいしかないので、土樽からの長い林道のアプローチに人数割りでタクシー使って労力を節約すれば、普通の中高年のパーティーでも難なく登りきれると思います。
それで、登りきって森林限界を越えて少し行くと、広大な笹原の中に池塘が点在する天上の楽園が広がるわけで、途中、多少キツくても女性陣には納得していただけるんではないかと。
ということで、土樽駅を8時30分スタート。土樽へは東京から各駅の始発電車乗り継いでも来られるんですが、上越線にはテツが多くて何かと疲れるんで、今日は新幹線で越後湯沢まで行って、戻る形でアプローチ。
土樽駅を出たら、すぐ目の前の草ぼうぼうの階段を下って下の車道に出ます。その車道を越後湯沢方面に下ると毛渡橋があるので、橋を渡った先の「平標新道」の標識に従って林道を左折します。橋の手前にも左折する道があるので注意!
ここから毛渡沢沿いの林道をひたすら直進します。すると30分ぐらい行ったところで、左手に山小屋か作業小屋のような建物が出てきます。これは群大仙ノ倉山荘ではないので、すぐ先にある小さな橋を渡ってはいけません。平標山へは車止めのゲートを越えて直進します。
さらに15分ほど直進した右手の高い場所にある赤い建物が「群大仙ノ倉山荘」です。ここがバッキガ平で、道は左に折橋を渡ります。この橋は古い地図やガイドには吊り橋と書かれていますが、車が通れる普通の橋です。
橋を渡ったらすぐ右手に「平標新道入口」の標識があるので、そこから登山道に入ります。
この登山道には、沢沿いのため多少ぬかるんではいますが、最初に書いたような下草が刈られた迷う心配の無い道です。この道はやがて沢を2つ続けて渡渉すると、毛渡沢から離れた高巻きの道になり、再び沢を渡渉すると徐々に毛渡沢に近づいて行きます。
そしてバッキガ平から40分ほどで、本日最大の渡渉地点である「仙ノ倉谷渡渉点」に飛び出します。この先水橋が無くなるので水を補給して、ついでに10分ほど休憩して行きます。
休憩後、軽くひと登りすると、ガイド本等で平標新道の象徴のように紹介されている遭難碑兼道標のところに出ます。
ここから矢場ノ頭まで、標高差約500mの急坂が始まります。この急坂は、岩場等の危険箇所は無いのですが、手を使ってよじ登る箇所が連続する結構な急斜面です。
それでもまあ500mなんでたいしたことないだろうと思って軽い気持ちで取りつくと、今まで吹いてた沢風がピタリとやんで、梅雨明け+フェーン現象の熱気で頭がクラクラしてきました。なので、真夏はちょっと要注意の場所かも知れません。
ともかく根性で登って行くと、茂倉新道の矢場ノ頭の手前と同じく、檜廊下にはなってないんだけど檜の林が現れます。そうしたら矢場ノ頭は近いです。矢場ノ頭には2つのピークがあり、2つ目の高い方が山頂です。あまりに暑かったので5分ほと休憩。
この辺、ゴゼンタチバナが多いです。
矢場ノ頭を越えるとようやく道は森林限界を超えた気持ちの良い笹原に出ます。咲き始めのニッコウキスゲとコバイケイソウがお出迎え。
あとハクサンシャクナゲやベニサラサドウダン、ハクサンチドリやカラマツソウなども。
この辺はマイナールートなので、笹藪があるのではと危惧していたのですが、笹の丈が低く、伐採もしてあるので問題のある箇所はありませんでした。
そして1873mピークを巻くようにして越えると、大望の池塘が表れます。チングルマの季節はさすがに終わっていたものの、池塘の回りには、イワイチョウやの花やワタスゲがたくさんありました。
あとハクサンコザクラ、ツマトリソウなども。
この辺は、人気の平標山から北側に下ってすぐのところにあるのにもかかわらず、人は誰もおらず、静寂につつまれた天上の楽園といった感じの場所です。
でも、ただでさえ予定の時間に遅れぎみなのに、さらにブラブラ時間を潰しているわけにもいかないので、諦めて人の声がいっぱいする平標山の山頂に向けて最後の急坂を登ります。
そして12時20分、目標の12時より20分遅れて平標山山頂1983.8mに到着。ちょうど昼飯時だったので、人が20~30人いて真ん中意外座る場所も無い状態でした。
山頂は今日は晴れているので360度の展望で、東に仙ノ倉岳、西に苗場山、南側の眼下に苗場スキー場が見えるのはいつもの通り。
でもこの山頂付近だけ、カメラのレンズが曇っているのは何故?
ともかく、あんまり居場所もないので時間も遅れているので、一回りして景色を見たら早々に下山を開始することにします。
下りはどっち行っても良かったんだけど、一応平標山の家を経由する平元新道で!この道は御承知の通り、階段だらけの公園の遊歩道並みに整備された道なので、下りは先週の高速道路を超えたジェットコースターで、あっという間に平標山の家に着き、早すぎて休憩する気にもならなかったので、そのまま下って、結局、予定の14時を大幅に上回る13時28分に平標山登山口に到着してしまいました。お疲れ様でございました。
後は14時5分のバスで越後湯沢にバスで戻り、温泉入って、飯食って帰るだけです。
温泉は越後湯沢のバスターミナルから途方1分の、去年も行った「江神共同浴場」に行きました。ここはお湯が温泉(ナトリウムカルシウム塩化物温泉)の地元の人向けの銭湯で、料金はこの辺最安の400円!露天風呂やサウナは無いけれど、汗流すには十分な場所です。
飯は、時間がそんなに無いので、越後湯沢の街中で探すのは諦めて、こちらも去年と同じ駅ナカの「越後維新」で「旨辛鶏とんつけ麺」なるものを食べました。麺に新潟産の米が使われている意外は普通のちょっと辛いつけ麺です。
腹ごしらえを終えたら、速攻で駅の売店でレルヒさんがプリントされた「こしひかり越後ビール」とカラムッチョを買って、16時1分発の行きと同じすいてるMAXたにがわで東京に戻ります。
南越後観光 湯沢 ~ 三俣 ~ 貝掛温泉 ~ 浅貝 ~ 西武クリスタル線
http://www.minamiechigo.co.jp/pdf/jikoku-300401/muikamachi/crystal.pdf
越後湯沢 日帰り温泉 共同浴場 - 越後湯沢 Active&Relax
http://yuzawa.koiwazurai.com/yuzawaonsen3.html
越後維新 湯沢本店 - 越後湯沢/ラーメン [食べログ]
https://tabelog.com/niigata/A1504/A150404/15011885/
フォトギャラリー:50枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
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