行程・コース
この登山記録の行程
美濃戸口(05:00)・・・御小屋尾根登山道入口(05:40)・・・御小屋山(御柱山)(06:10)[休憩 10分]・・・不動清水(07:20)・・・阿弥陀岳(09:30)[休憩 90分]・・・中岳のコル(11:30)・・・行者小屋(12:30)[休憩 30分]・・・美濃戸(14:30)・・・美濃戸口(15:17)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
御小屋尾根から阿弥陀岳に登りました。御小屋尾根を歩くのは初めてです。快晴で風もなく、とてもいい日和でした。ただ、山頂付近にガスが気まぐれにかかることがあり、赤岳がまったく見えなくなることもありましたが、天候が悪化する懸念はまったくなく、快適な登山となりました。
午前5時に八ヶ岳山荘を出発。山荘はこの時点でまだ開いておらず、駐車代は帰りに支払いました。まだ薄暗い中、美濃戸の別荘地を歩きます。ほどなく道は唐突に森の中に入ります。登山道は普通の森で、ちょっと退屈な道です。写真ではありませんがシャクナゲがたくさん咲いていました。御小屋山は森の中にあり、眺望はゼロ。それを過ぎると一旦下り、切り返すと斜面はいっそうきつくなります。やがて森が開け、権現岳や南アルプスが見渡せる場所がありました。この日初めて眺望が開けました。しかし再び深い森の斜面になりまして、不動清水はその先の森の中にありました。登山道を外れて5分のところにあるとのことだったので、ちょっと寄ってみました。暗い森の急斜面に、水が湧いています。飲んでみるととても冷たく、ミネラルたっぷりの硬水、という感じでした。
それを過ぎてしばらく歩くと、木立の間からようやく阿弥陀岳が垣間見えて来ました。予想はしていましたが、すごい迫力の山です。森からハイマツのエリアに切り替わるあたりの阿弥陀岳は、実に美しく雄大です。いつの間にか阿弥陀岳の脇に富士山が見えていました。その右には権現岳~編笠山~西岳、そして南アルプスのパノラマもくっきりと見えます。阿弥陀岳の山頂直下の斜面は相当きついですね。この向こう側の中岳コルからのルートも岩をはいつくばって登る急斜面ですが、こちら側もかなりの斜面でした。その急斜面を上の方に見える大きな岩を目指して登ります。そのあたりが山頂かと思っていましたが、その先にもずっと斜面は続いていました。それを登りきり、いよいよ山頂と思われたら、そこもまだで、その開放的な場所から稜線のように山頂まで道が続いていました。岩が乱立する眺めのいい場所で、バリエーションルートへの分岐もありました。
そしてほどなく山頂。思っていた以上にたくさんの人がいました。あたりは雲が湧いていて、茅野市は全く見えません。北八ヶ岳は天狗岳が見えたり見えなかったり、その向こうは全く見えず。北アルプス~乗鞍~御岳~中央アルプスもほとんど見えません。南アルプスと権現、編笠、そして富士山は終始よく見えていました。気まぐれなガスは赤岳を完全に隠すこともありました。風はまったくありませんでした。
帰りは中岳コルまで降り、そこから下山しました。
露出していた腕は激しく日焼けしています。これからの季節は日焼け対策は必須です。それから虫がすごく、特に巨大なアブの吸血に悩まされました。アブは山頂とその周辺以外のどこにもいました。美濃戸の美濃戸山荘や赤岳山荘から美濃戸口までの1時間の林道は、すごかったです。とにかく痛い。そしてところどころ出血しています。虫除けスプレーも必要かと思われます。
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装備・携行品
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行動食 |
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