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八島ヶ原湿原~花と眺望を楽しむ~

八島ヶ原湿原、物見岩( 八ヶ岳)

パーティ: 2人 (モーちゃん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴時々曇り。気温(駐車場)7時38分 18℃。涼しく、気持ちの良い風。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 中央道諏訪ICを出て、霧ヶ峰スキー場(水洗トイレ)を経由して、八島ヶ原湿原駐車場(無料)へ向かう。トイレ・ビジターセンター・八島山荘(土産・宿泊・食事)。※4/28~7/13、8/27~11/4の土日祝日のみ茅野駅・上諏訪駅よりバスを運行、「八島湿原」下車。7/14~8/26は毎日運行。ただし8/13~16は運休。 要問い合わせ アルピコ交通℡0266-72-2151 7:30~18:30。

この登山記録の行程

自宅4:55→6:55諏訪IC→7:25霧ヶ峰スキー場7:31→7:38八島ヶ原駐車場7:52・・・7:54入口8:04・・・8:39奥霧キャンプ場跡8:44・・・8:47公衆トイレ8:57・・・9:47物見岩10:00・・・10:18沢渡分岐10:23・・・10:31丘(昼食)11:15・・・11:48沢渡11:51・・・12:10ヒュッテみさやま12:12・・・12:46ベンチ休憩13:00・・・13:10入口13:14・・・13:16駐車場13:35→霧ヶ峰スキー場→諏訪IC→16:40自宅。

コース

総距離
約6.3km
累積標高差
上り約211m
下り約212m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 今日は楽なコースを周回し、花を愛でることにしました。梅雨明けしたと聞き、まずは夏の花、ニッコウキスゲを見に行きました。おう、咲いている、咲いている。以前のように群生はしていませんが、十分に楽しめました。場所は、入口から奥霧小屋方面へ向かう湿原の木道脇です。
 とっても珍しい花に出会いました。「ケブカツルカコソウ(毛深蔓夏枯草)」。『山渓ポケット図鑑春の花』によれば、「全体に粗い毛が目立ち、花の後、走出枝(ランナー)を伸ばし、夏枯草(ウツボグサ)に似た花をつけるので、この名がついた。」そうです。場所は、物見岩と蝶々深山の鞍部から沢渡方面へ向かう登山道脇です。
 もう一つは、「ベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)」です。ヒュッテみさやまから駐車場に戻る途中の木道から約7メートル先(湿原側)。たった1本けでした。そろそろ終盤ですので、花びらが落ちる可能性があります。
 その他には、〇キバナノヤマオダマキ 〇オオカサモチ 〇アカギキンポウゲ 〇ヨツバヒヨドリ 〇コバイケイソウ 〇タチフウロ 〇グンナイフウロ 〇イブキボウフウ 〇ウツボグサ 〇クリンソウ 〇アヤメ ※レンゲツツジやバイカウツギ等の「春の花」の咲き残りも楽しめました。

 眺望が比較的良く、北アルプス立山・剣岳・鹿島槍ヶ岳、八ヶ岳・南アルプスも見えました。近景が大変鮮やかで、緑の世界になっていました。緑色一色に染まった八島湿原。鷲ヶ峰・ゼブラ山・車山等々。何よりもきれいだったのは、真っ青な空に浮かぶ白い雲、雲。入道雲も湧き上がっていました。
 日向は暑かったですが、木陰に入ると、涼しい風があたり、気持ちが良かったです。何度も何度も休憩して、のんびりと霧ヶ峰と八島湿原を周回しました。
(参考にしていただきたいこと)
○今、どんな花が咲いているか、紹介している掲示板が湿原入口にあります。ご覧になってから霧ヶ峰を回ることをおすすめします。今回は、「ケブカツルカコソウ」と「ベニバナヤマシャクヤク」を探すことにしました。ビジターセンター「あざみ館」に立ち寄ると、湿原の動植物についての知識が深まります。
○・霧ヶ峰スキー場前公衆トイレ(水洗) ・八島湿原駐車場トイレ ・奥霧小屋の先公衆トイレ ・ヒュッテみさやま前公衆トイレ

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フォトギャラリー:55枚

霧ヶ峰スキー場前公衆トイレ(年中無休)。水洗。清掃が行き届ききれい。

八島ヶ原湿原駐車場の様子。無料。トイレ・ビジターセンター・八島山荘(売店・食事・宿泊)がある。

「八島湿原」バス停の時刻表。問い合わせ先はアルピコ交通。※4/28~7/13、8/27~11/4の土日祝日のみ茅野駅・上諏訪駅よりバスを運行。7/14~8/26は毎日運行。ただし8/13~16運休。

八島湿原が天然記念物に指定されて建てられた記念碑。左には、今咲いている花を紹介する掲示板がある。目を通してから出発すると良い。

八島ヶ原湿原は、天然記念物なので、ペット(犬)を連れて入れない。

木道を東(物見岩)へ向かう。青空に映えるキバナノヤマオダマキ。

ニッコウキスゲを発見。一日花で、今朝咲き出したばかり。

蕾があるので、数日後には次々と咲き出す。

湿原を俯瞰。

美顔?のニッコウキスゲ。

オオカサモチ。小さい花が集まって大きな白い花。

アカギキンポウゲ。

ニッコウキスゲは、木道の両脇で見かける。しかし、以前のように群生はしていない。

ヨツバシオドリ。アサギマダラの姿は、まだだ。

木道は、壊れている箇所あり。補修もしているが、追いつかない。

立ち姿がステキ‼オオカサモチ。

ニツコウキスゲ。

遠くに見える真白い花は

コバイケイソウ。

1cmくらいの小さな花が密集して咲いている。

奥霧小屋分岐。ベンチがある。

唱歌「山小舎の灯」作詞・作曲米山正夫。〈やまごやのともしびは~〉歌ってみた。 

シカによる食害を防ぐための防止柵。

北方の遠景も一部見えて来た。あの山の形は。

正面が北アルプス浄土山。右が立山のようです。高い場所から確認しよう。

ヨツバヒヨドリが多い。これは白い花。

奥に見えるのは、左から浄土山、立山、右は剣岳のようだ。

北アルプスの双耳峰と言えば鹿島槍ヶ岳。

タチフウロ(立風露)。他のフウロに比べて、すーつと伸びた感じなのでこの名がある。グンナイフウロも多かった。

ネバリノギラン。

振り返って撮影した八島ヶ湿原。右は上がると展望が良い鷲ヶ峰。

物見岩が見えて来た。

物見岩。

物見岩から蝶々深山・車山方面。

イブキボウフウ。

物見岩から蝶々深山方面へ進み、鞍部から沢渡方面へ進む。登山道は狭いが踏み跡が分かる。

小高い丘を登る。

ケルンが積まれた丘で昼食。コーヒーは、サーモスに入れて来た湯で手軽に飲める。吹く風が気持ちが良い。

南東方向には八ヶ岳蓼科山。

この花は何だろう。見たことのない花だ。

探し求めていたケブカツルカコソウを発見。場所は、物見岩と蝶々深山の鞍部から沢渡へ向かう登山道脇。ケルンの積まれた丘を越えて間もなく。

花びらをズーム。

ウツボグサを発見。花が少ないな。

赤い色のヨツバヒヨドリを発見。

ヨツバヒヨドリではなく、ムラサキツメクサ。アカツメクサ(赤詰草)とも言う。牧草としてヨーロッパから輸入された。

ウツボグサ。この後林道に出るとたくさん咲いていた。

御射山神社前に咲いていたクリンソウ。

ズーム。

アヤメ。ヒュッテみさやま前を通り、木道を通って駐車場へ戻る。他の場所にも咲いていた。

暑い日向もあれば

涼しい木陰もある。

初めて見たベニバナヤマシャクヤク。そろそろ終盤。他では見つけられなかった。

緑の湿原と白い雲と青空。

左には入道雲が湧き上がっていた。いよいよ夏山だ。

湿原の反対側の斜面には、ヤマドリゼンマイが群生。

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