行程・コース
天候
曇!
登山口へのアクセス
バス
その他:
新宿駅南口の新宿高速バスターミナル(バスタ新宿)から小田急箱根高速バスに乗車し、乙女峠バス停で下車。乙女トンネル手前を道標に従い左に折れ林道に入りる。道なりに5分ほど進むと登山口がある。
この登山記録の行程
乙女峠バス停08:47 - 09:11乙女峠09:20 - 10:07丸岳10:08 - 10:30富士見台 - 10:48長尾峠 - - 11:03長尾駐車場分岐 - 11:21三等三角点落合11:22 - 11:35富士見ヶ丘公園 - 11:55箱根芦ノ湖展望公園11:57 - 12:15黒岳 - 12:37湖尻峠 - 13:38三国山13:39 - 14:42山伏峠 - 15:06芦ノ湖スカイラインレストハウスフジビュー - 15:42海ノ平 - 16:14道の駅箱根峠16:17 - 16:42向坂 - 16:54箱根関所南交差点 - 16:57箱根町港バス停
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
梅雨明け宣言が出されたこの週末、箱根外輪山の西側(丸岳~三国山~箱根旧街道)を歩いてみました。
箱根外輪山の東側(金時山~明星ヶ岳~湯坂路)歩いたのは一昨年12月。その時に箱根山越しに見えた三国山をはじめとする西側外輪山を見て、是非歩いてみたいと計画を作っておりました。構想以来1年7ヶ月年(笑)、長らくストックにしまったままになっていましたが、ようやく実行に移すことができました。
実際に歩いたルートは
① 乙女峠バス停~丸岳~長尾峠~黒岳~湖尻峠
② 湖尻峠~三国山~山伏峠~海ノ平~箱根旧街道~箱根町港バス停
となります。
登山道は箱根外輪山のほぼ尾根に沿って付けられており、丸岳をピークとして、アップダウンを繰り返しながら箱根町に下っていくことなります。途中、箱根スカイラインや芦ノ湖スカイラインと並走するようなところがあり、車の排気音がうるさく感じられることもありましたが、この時期らしい深緑につつまれた登山道はなかなか快適でした。人気のエリアだけあって、登山道、道標ともしっかりと整備されており、危険個所はありません。
この日の登山道の状態は、昨夜の雨によりややぬかるんでいるところがあり、木段など、滑らぬように気を付けながら進みます。登山道沿いでは、シモツケソウ、ヤマボウシ、ウツギ、フジイバラなど、様々な草木の花が見頃を迎えており、愛用のデジコンを片手に道草続きの山行となりました。この点については期待していなかっただけにうれしい誤算です。あと、乙女峠を最後に厚い雲に覆われてしまった冨士がお約束のビューポイントで見えてくれれば、言うことなしだったのですが、またの機会にとっておきましょう。
特に、印象に残ったのは箱根旧街道。道の駅箱根峠から国指定史跡である箱根旧街道急坂を下っていくことになります。江戸時代に石畳が敷設、さらに街道沿いには杉が植えられ、見上げるような大木となって今日まで残されています。途中の坂には、石挟坂、風越坂、釜石坂、赤石坂、向坂といった名が付けられ、名の由来に思いを馳せながらの歩きは、古にタイムスリップしたような感じがありました。
フォトギャラリー:140枚
おはようございます。ここはバスタ新宿です。6月9日に宝永山山行で使って以来、3週間ぶりとなります。まだ、6時過ぎですが 梅雨明けもあってか大賑わい。今日は、バスタ新宿から乙女峠で乗り換えなしの高速バス一本。楽ちんの高速バスハイクです(笑)。
心配した渋滞もなく、約5分遅れで乙女峠に到着です。
おっと、早速の富士のお出迎えです。高速バスから見たときには厚い雲に覆われて拝むことができず、今日は無理かなと諦めていたのですが、ラッキーしました。山頂の雪もとれ、すっかり夏富士ですね。
乙女峠のバス停は富士見茶屋の前になります。開店は9時半からのようで、まだ開店していません。
お店の横の金ちゃん。皆さん、金ちゃんのお尻を撫でているようで、テカってています(笑)。
準備をすませ出発です。乙女トンネルの方向に進みと、トンネル手前に付けられた林道が見えてきます。
道標に従い左におれ、林道に入ります。
キイチゴ
タマアジサイはまだ玉のまま。
林道入口から4分ほどで登山道入口に到着しました。
こちらが登山道入口
ヤマアジサイが見ごろを迎えています。
見えてきたのは乙女峠
乙女峠の展望台に上ると富士が。雲には覆われていますが、かろうじて見えています。「よっしゃ-!」、気合がはいりました(笑)。
ズン!
ズンズン!その後富士は暑い雲に覆われ、ここから見た富士が、最後の富士となりました。
ここから、金時山とは逆の方向、丸岳・長尾峠の方向に進みます。
登山道は木々に囲われ、思ったほど暑くはありません。
苔が綺麗な季節になってきました。
見えてきたのはNTTの丸岳無線中継塔。山頂はもうすぐです。
ウツギ。
今がピークといった感があります
山頂近くで見つけた八重(もどき?)のドクダミ。綺麗な八重ではありませんが、とうとう出合うことができました。この株の花だけ小さな花びらがつき、八重もどきのようになっていました。話にはきいていたのですが、あるんですね。やったね~(^^)v。
丸岳に到着~♪
本来なら芦ノ湖、仙石原や神山などが一望できるはずですが、ガスが濃く残念ながら全く眺望はありません。
山頂のフジイバラ。
ちょっとピークを過ぎたようですが目を楽しませてくれます。
これより長尾峠に向かいます。
シモツケソウがあちこちに咲いています。
ヤマボウシ
まるで白い帽子をかぶったよう♪
コアジサイ
フジイバラ。
長尾峠に続く尾根道
ガスが少しとれ、仙石原の景色が少し見えてきました。
富士と芦ノ湖をおがめるようですが、生憎のガス模様・・。。。
ヤマオダマキ
芦ノ湖が見えてきました。
外輪山の山々も。明神ヶ岳と台ヶ岳でしょうか。
長尾峠に到着~♪
ここから仙石原に下れるようですね。
気持ちのいい登山道なのですが、登山道の近くを箱根スカイラインが通っているため、車やバイクの排気音がうるさいです。。
悪いことばかりではないようです。箱根スカイラインがあるからでしょうね、トイレもあります。
巨木があちこちに。
富士見ヶ丘公園。ここはフジビューポイントとして有名なところなんですが、残念ながら・・・_| ̄|○。
こちらは先ほど越えてきたピーク。ヤマボウシの白が山肌に絶妙のアクセントとなっています。
深良水門への分岐ポイント。
芦ノ湖展望公園
芦ノ湖とその後ろにそびえる箱根の山々がうっすらと見えています。
ここで大休止。腹ごしらえをして、湖尻峠に向けて出発です。
ピークをやや巻くようにして進みます。
見てきたのは、三国山と湖尻峠。
湖尻峠に到着です。
湖尻峠、標高は850mもあるんですね。この峠の下を深良用水が流れているそうです。
湖尻峠からの三国山への取り付き。防火帯のような登山道です。
途中にあったバケイソウの群生地
地味な花ですが、これだけそろうと圧巻です。
標高が上がるにつれて、苦手な木段が。。。
巨木があちこちに
でかいなぁ~
三国山山頂に到着~♪
お約束のタッチ!ちなみに、三国山は、静岡、山梨、神奈川の三県の境界線に位置することから、この名がついているそうです。
残念なことに山頂は樹木に覆われており全く眺望はありません。小休止をして次の目的地「山伏峠」に向かいます。
いい感じに苔むした巨木がありました。途中にできた木の洞が年月の長さを感じます。
道標によれば山伏峠のようですが
ここは山斜面のトラバース道の途中・・・。何故、峠なんだろうと突っ込みを入れたくなりますが、ここは大人の対応。山伏峠をゲットしたということで先を急ぎます。
こちらは芦ノ湖スカイラインレストハウスレイクビュー。立ち寄ってアイスクリームを食べようかと思ったのですが、車の排気音がうるさく、スルーしてしまいました(振り返っての一枚)。
ナルコユリ
海ノ平の登山道
シモツケソウ
オオバギボウシ
ヤマオダマキ
箱根峠に下っていきます。やや藪漕ぎ状態。。。
2度ほどちょろちょろした流れを渡渉して、山斜面を登り切ると
見えてきたのは道の駅箱根峠
道の駅箱根峠から見える芦ノ湖
道の駅箱根峠駐車場を抜けて「箱根旧街道」に向かいます(振り返っての一枚)
芦ノ湖スカイライン沿いに付けられた道を進むと
「箱根旧街道」の入り口があります。
箱根旧街道は急坂が続き、その坂毎に名が付けられています。街道入り口には「挟石坂」。
これが街道かと言いたくなるような細い山道です。ここを下っていきます。
坂を下り終えたところから石畳がスタート。
街道沿いには江戸時代に植えられたという杉の巨木がそびえています。
風越坂
苔がはえ油断すると滑ってしまいそうになります。慎重に・・。
釜石坂
赤石坂
途中、陸橋の下をくぐり
向坂。ここを過ぎると街道入り口です。
向坂の入り口付近には芦川の石仏群。街道を通る人々が安全を祈願したのでしょうね。
街道入り口を振り返って。最近は通る人が少ないのでしょうか、夏草が生い茂っています。
バス停に到着しました。たまたま、すぐに出発するバスがいて飛び乗ってしまいましたが、実はここは「箱根町港バス停」でした。「箱根町バス停」で乗るはずだったのですが・・、「箱根町港バス停」から乗ると小涌園等を経由していくことになります。
「箱根町バス停」だと30分くらいで着くところが、1時間ほどかかって小田原に到着。まぁ、無事についたということでヨシ!としましょう。
実はこの日から新兵器のサンダルが登場。登山靴の締め付けから足が開放されて、気持ちがいいです!
帰りは小田急線です。
大汗をかいたこの日、やはり「だれやめ」はかかせません(電車の中でごめんなさい)。今日も無事でお疲れさんでした。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル | 帽子 |
グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
トレッキングポール | GPS機器 |
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