行程・コース
天候
雨
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
「野坂いこいの森」の駐車場。20台程度は停められる。
あまり綺麗ではないが、トイレもある。
この登山記録の行程
野坂憩いの森・駐車場(10:02)・・・一ノ岳(10:38)・・・二ノ岳・・・三ノ岳(10:58)・・・野坂山・山頂(11:02)・・・三ノ岳(11:07)・・・二ノ岳・・・一ノ岳・・・テレビ塔(12:03)・・・野坂憩いの森・駐車場(12:19)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
記録的な豪雨で各地からの水害のニュースがTVではひっきりなしに流れている。
窓を開けると雨は降っているものの、激しいレベルではない。
そういえば、そろそろあの花も咲いている頃かと思い、文殊山か野坂山かと悩んだ末に、野坂山にやってきた。今年は正月に始まり、いつも以上に野坂山に登っているような気がする。
野坂憩いの森に到着。気持ち、雨の勢いが強まったような気がする。駐車場には車が一台。こんな日でも登っている人がいるとはさすが野坂山だ。
結論から言うと、目を皿にして捜し歩いたが、結局この日はお目当ての花は見つけることができなかった。でも、スタート時点からそんな予感はしていたので、あえて雨の日に登るからには、日ごろとは違う雨ならではの感じを楽しみながら登ろうと歩き出す。
雨は周囲の音を消し、動物と思わぬ近い距離での遭遇といったサプライズ(以前、熊とばったり出会ったこともあったが)や、雨に濡れた葉や花の美しい姿に霧が立ち込める幻想的な森と個人的には雨の登山も大好きだ。
ヒンヤリした空気が心地よい。歩き出してすぐに、ザックが異様に軽かったので覗いてみると、用意してきたはずの非常食と飲み水が入っていないことに気が付いたが、野坂山には水場もあるし、そもそも雨降りの日なので困ることはないだろうと歩き出す。
野坂山は、よくトレーニングにやってくる山で、全体的に登山道も整備されていてとても登りやすいお勧めの山だが、とにかく登り始めが一番しんどい。今日は散策のつもりで来ているので、風景を楽しみつつ、花を探しながら登っていく。花自体はちょうど変わり目の時期で、コアジサイが少し咲いている程度だった。
途中で元気よく降りてくる人と出会う。某先輩だった。この人とはガスと冷たい雨が吹き荒れた立山だったり、吹雪の中の藪道だったり、とにかく悪天候の時によく出会う。そんな中でもニコニコしていてよく喋る。悪天候に現れて、人懐っこいところから、雷鳥のような人だと心の中で想像して笑った。しばし、暑い会話を交わし、再び別れて歩き出す。
結局、この日出会ったのは、先輩と山頂手前で出会った人の二人のみ。日ごろ、人で賑わう人気の山も、こうやって独占できるのも雨登山のいいところだ。
降りは、冬以外はめったに使わないルートを使う。同じ山でもルートを変えるだけで、全く違った景色が見えるから山は面白い。
駐車場に着いた頃にはすっかり全身ずぶ濡れになっていた。地面がぬかるんでいたので、登りよりもかなり時間がかかってしまったが、なかなか面白い散策でよい気分転換になった。
花探しはまだの機会だ。濡れた服を着替えて、野坂山を後にする。
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