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2018 /7 /14 剱岳 早月尾根 日帰り

剱岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (ビカリア大王 さん )

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行程・コース

天候

快晴

利用した登山口

馬場島  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 馬場島 駐車場は 空きあり

この登山記録の行程

馬場島(09:15)・・・松尾平(09:40)[休憩 5分]・・・三角点(11:18)[休憩 10分]・・・早月小屋(12:17)[休憩 15分]・・・2600m標識(13:30)[休憩 10分]・・・剱岳(15:16)[休憩 34分]・・・2600m標識(17:05)[休憩 10分]・・・早月小屋(18:07)[休憩 15分]・・・三角点(18:58)[休憩 10分]・・・松尾平(20:37)[休憩 8分]・・・馬場島(21:01)

コース

総距離
約14.5km
累積標高差
上り約2,536m
下り約2,536m
コースタイム
標準14時間
自己9時間49
倍率0.70

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

仕事を終え、9時15分に馬場島を出発。今回で3回目の早月尾根。前回も9時間程度で下山できたのでこの時期なら大丈夫だろうと思いました。今思えば浅はかでした・・・。地獄が待っていました。

まずは韓国岳から中1日で若干疲労があったので、ゆっくり登ることを心がけました。
ところが暑くて暑くて持参の水分の減る量がかなり早い。ばてるのが随分とはやく感じます。
小屋までは前回は2時間30分かからなかったのですが、3時間超。かなりばてており時間もかかったため小屋往復のみも考えましたが進むこととしました。

小屋から2600mまでに木の根の上を渡る場所があったのですが、ボルトが追加され通過しやすくなっていました。ちょこちょこと雪渓が顔を出しますが問題なく通過。ただ梅雨明け間もなく道が荒れていて、大きめの浮石もありペースが上がりません。剱岳はミスが命取りですので注意深くすすみます。2600mから見える剱岳に気持ちがあがり力を振り絞り登ります。カニのハサミは雪渓も近くにありかえって怖さは感じませんでした。ただはさみ直後、一か所クサリ場と雪渓が近接しておりクサリ側の岩壁を乗り越えなければならず、時間をくいました。核心部だと思います。

山頂ではNHKの撮影班がドローンを飛ばしていました。山の日に放映されるようです。快晴で気持ちがよかったです。ただ水分2500mlをこの時点ですべて消費。

山頂でくつろいだあとは下山。登山道が荒れているのでよく滑りなかなか進みません。
必死に小屋まで降り、ポカリ500円とほしかった早月バッチを購入。持参した1000円をすべて使用。今思うとバッチを買わずに900円の水2lを買うべきでした。このあと下山中ずっと渇きに悩まされます。

スピードあがらずヘッドライトの刑決定。
三角点を過ぎたあたりで日没。暗闇をヘッドライトの明かりを頼りに降ります。「夜降りるときはクマに気をつけて。歌を歌いながらおりればいいよ!」と途中一緒になった方に言われたのを思い出し、アンパンマンのマーチ(選曲の意味は自分でも不明)を歌いながらおります。ヘッドライトを消すとまっ暗闇でちびりそうになります。ライトにめがけてやってくる蛾が顔にあたり不快です。暗闇に浮き上がる立山杉の巨木はもはやホラー。のども乾いて仕方ありません。近くに川の流れる音が聞こえてきて一層口渇感が高まります。

下山は21時過ぎ。馬場島でキャンプをしていた人達がぎょっとした感じでこちらをみてきます。あまりの渇きにキャンプの人たちの水を思わず奪いそうになりましたがこらえました。

まさに地獄のような山行となりました。

●アイゼンは不要。2800m~山頂にかけ1か所ピッケルがあれば、と思う場所あり。
●ヘッドライトは必須アイテムとあらためて認識
●早月尾根:7月の中旬はまだ雪渓あったり、道が荒れていてやや危険
●猛暑日の早月尾根は水3500ml程度は必要である






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登った山

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