行程・コース
この登山記録の行程
刈田峠登山口(07:16)・・・前山(7:54)・・・杉ヶ峰(08:18)[休憩 4分]・・・芝草平(08:38)・・・屏風岳(09:22)[休憩 26分]・・・芝草平(10:20)[休憩 5分]・・・杉ヶ峰(10:48)[休憩 7分]・・・前山(11:12)[休憩 3分]・・・刈田峠登山口(11:54)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
南蔵王の屏風岳を目指す。
仙台市内から望める雄大な蔵王山体の南側部分である。
エコーラインの登山口から屏風岳をピストンする。8.6キロ。
間に二つのピークを挟むため、標高差こそ240メートルではあるが、『宮城県の山』山と渓谷社)によれば累積標高差は587メートルで、これまでのほかの山と大差ない。
◇
さて、天候は快晴。
登山口からはいったん下る。この部分の大半は木道である。
途中、刈田峠避難小屋への分岐があるが、避難小屋で行き止まりなので直進する。
刈田峠まで下ると、前山への上りにとりつく。
沢状の道、岩、石かけらの道を登る。一部は急である。
登りきったところがピークと思ったが、前山はさらに登ったその先、平たんに近い登山道の傍らに山標があった。
休むほどの広さもなく、ピークのようには見えない。
登山口から38分。
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ここからいったん下って、杉ヶ峰に向かう。
登りは岩や石が多くなるものの、いったん下がった地点から杉ヶ峰への標高差は80メートルほど。
ここで休憩。おにぎり1ケを食べる。
登山道は芝草平に向かって、標高で100㍍弱下る。
芝草平には人影はなかった。黄色いキンコウカが満開だった。
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なだらかな屏風岳から南屏風にかけての稜線に向かって、最後の上りは、岩や石がちの道で登る。
やがて傾斜が緩み、土の道になると、県内最高点に到達する。標識がないので、道が緩やかに下りなって、山頂に着いて初めて、その地点が最高点だったと納得する。
下って山頂に着く、というのも不思議な話だが、屏風岳の高さを最高点の1825㍍とするものもあるが、ほとんどは山頂とは別に、1825㍍ポイントをマークしている。
所要時間2:06は、ヤマケイオンラインの所要時間2:10とほぼ同じだった。
◇
岐路も天候は変わらず好天で、最後の木道を登っていると通る車の音がエコーラインに戻ったことを知らせてくれた。
眺望は、前山から杉ヶ峰まではおもに山形側の飯豊、朝日から月山に至る雄大なスカイラインが望め、前山や杉ヶ峰の上りでは船形山、泉ヶ岳などの宮城県側北側の山々、屏風岳に至って東側の宮城県側が望める。
◇
途中2つのピークを上り下りすることから、体力的にどうかとも思ったが、なんとか歩けた。
過度ではないが相当の負荷量であることや、
登る先(これからの行き先)をしばしば望めることができること、
登山道が整備されていて危険な場所がほとんどないこと、
登山客が少ないこと、
から、これからも訪れたいルートとして挙げておきたい。
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