行程・コース
天候
晴れ!
登山口へのアクセス
電車
その他:
[往路]福岡市内~土井駅
①JR九州 香椎線土井駅 9:09着
②徒歩 土井駅→長谷ダム(約30分)
概略ルート → https://goo.gl/maps/X4gzugWjPm62
[復路]下原~福岡市内
<<西鉄バス [23B](大濠公園行)>>
①下原バス停 14:58発
この登山記録の行程
土井駅09:18 - 11:44三日月山12:01 - 12:39立花山のクスノキ原生林12:44 - 12:44分岐[大クス・修験坊の滝] - 12:50立花山のクスノキ原生林12:55 - 12:55分岐[大クス・修験坊の滝]12:57 - 13:01屏風岩 - 13:06立花山13:29 - 13:52松尾山 - 14:05白岳 - 14:32立花山 大権現登山口14:33 - 14:34立花山 下原登山口 - 14:46下原バス停
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
福岡市、新宮町と久山町の境に位置する立花山に行ってまいりました。
福岡住民になって初めて迎えた日曜日、家の玄関をあけた時に目に飛び込んでくる立花山がどうしても気になってしまい、新居の片付けもそこそこに出かけてしまいました。立花山は中世の立花山城跡、クスノキの巨木など自然に恵まれた山として知られており、北西には松尾山、白岳、南には三日月山等が連なり山群を形成しています。今回は、長谷ダム南端から「長谷ダムふれ愛ロード(長谷ルート)」に取り付き、三日月山から白岳まで縦走してみました。
実際に歩いたルートは次の通りとなります。
① 土井駅~長谷ダム~(長谷ルート)~三日月山
② 三日月山~クスノキの原始林~立花山
③ 立花山~松尾山~白岳~鷲尾大権現~下原バス停
立花山、三日月山は標高の割に眺望が良く、手軽に登れることから人気があるようで、全般的に登山道は踏み跡は明瞭、道標もしっかり整備されており、危険な個所はありません。③について、立花山から松尾山に向かう際に道迷いをしてしまいましたが、所定のルートに復帰以降は順調そのもの。気持ちのいい尾根道(長谷ルート)歩きと、三日月山と立花山からのビュー、さらには、幹周8m、樹高30m、樹齢は300年以上とにもなるという「立花山の大クス」にもお目文字がかない、上々の福岡デビューとなりました。
■長谷ルート案内マップ http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/15892/1/nagatani.pdf
フォトギャラリー:69枚
おはようございます。ここは、JR香椎線土井駅です。駅改札に向かう途中に踏切があり、しばしの電車待ちです。福岡での生活がスタートして、まだ5日目ですが、自宅から見える三日月山 や立花山の山並みに居ても立ってもいられずに、出かけてしまいました。
こちらが土井駅の駅舎。準備を済ませ、長谷ダムにむけて出発です。
山陽新幹線とほぼ並行に走る県道546号線を北上します。田んぼの向こうに見えてるのは三郡山でしょうか。
県道546号線をはなれ、長谷ダムに向かいます。
長谷ダムに近づくにつれ標高があがってきました。それにしてもアスファルトからの照り返しが暑い・・・・。
木々の間から見えてきたのは長谷ダム。
土井駅から30分ほどで長谷ダムに到着しました~♪
長谷ダム。
ダムの近くにあった案内板。今日歩くルートは、長谷ダム沿いの尾根道であり、「長谷ダムふれ愛ロード(長谷ルート)」とよばれています。ちなみに現在地は、長谷ダムの南端になります。
登山道入口(長谷ルート)はさきほどの案内板のすぐ近くにありました。
登山道入口から、しばし九十九折りの急登になりますが、尾根に入ると歩きやすい登山道が続きます。日差しが樹木で遮られ、時折吹き抜ける風が心地よく感じます。
途中にあった分岐。ここからダムに下ることができるようですね。
ちょっとした岩場がアクセントになっています。
登山道入口から約90分ほどで、三日月山山頂に到着~♪
福岡での記念すべき初タッチです(笑)。
一部福岡市内の視界が樹木で遮られていますが、ほぼ360度のパノラマビューが広がっています。正面に見えているのは歩いてきた尾根、その向こうには三郡山でしょうか。
左手側に広がっているのは、犬鳴連峰でしょうか。干支の山、今年のうちに登っておかねばいけませんね(笑)。
右手側は背振山方向のはずですが、霞んで見えません。
福岡市内も一望できます。見晴らしがよい分、山頂には遮るものがなく容赦なく日が降り注いでいます。強い日差しにいたたまれず早々に退散。軽くモグモグタイムの後、次の目的地の立花山に向かいます。
立花山に向かう登山道の様子。
なかなか手の込んだ案内板がありました。
しかも温度計付き。ちなみに現在の気温は29度、意外と涼しいです~涼(^^)v。
立花山に近づくにつれ、クスの巨木が目につくようになってきました。
こちらは、搦め手口のクス。幹回りが456cmにもあるそうです。ほれぼれするような根の張り具合です。
立花山直下の分岐。ここから山頂に直登もできるようですが、立花口から、クスの原生林を通って山頂に向かいたいと思います。
立花口の登山道の様子。立花山を巻くように付けられており、クスの巨木があちこちに。その大きさに圧倒されそうになります。
こちらは、幹回り519㎝のオオクス。それにしても立派な根ですね~。
見上げると大迫力。キァー、襲われてしまいそう~(笑)。
こちらは、樹皮が特徴的なカゴノキ(鹿子の木)の巨木。
ヤブミョウガ
こちらは、境界尾根分岐のクス。幹回りが590㎝もあるそうで、「立花山第4のクス」と案内に記載されていますが・・、『幹回りが第4なの?』と、大人気もなく突っ込みを入れてしまいました(笑)。
さぁ、かかってこい!(笑)。
通り抜けるときに、倒れてくるのではないかとヒアヒアしてしまいました(笑)。
途中にあったクスノキ原生林の分岐。そこにクスノキのラスボス「立花山の大クス」があるようです。
あれ・・、道標の下にいるのは、九州では絶滅したといわれている熊さんでした。本日が福岡デビューです、よろしくお願いしますm(__)m。
クスノキの原始林の入口に聳えていたのは、オオクスの孫(孫の木)です。なぜ、孫なのかは定かではありませんが、トレッキングポールの比較からわかるようにこれもでかいです。
さぁ、これより国指定の特別天然記念物「クスノキ原生林」の中に入ります。
「立花山の大クス」は、林野庁から日本の「森の巨人たち100選」に選ばれたものだそうで、『100選』という言葉に敏感な私は異様に期待が高まっています(笑)。
あっ!見えてきました、「立花山の大クス」。
幹周8m、樹高30m、樹齢は300年以上という堂々たる姿は圧倒的な存在感を放っています。
根を保護するためにロープが張られ近づくことはできませんが、ラスボスという言葉がピッタリきます。静かな森の中で、悠久の時を感じつつ、しばしの癒しタイム。
これより、立花山山頂に向けて出発。途中にあった屏風岩。
こちらも屏風岩。大きくカメラに収まりきらなかったので、横からとってみました(笑)。
立花山山頂に到着~♪
山頂の様子。立花山は、1330年に豊後大友氏の大友貞載(立花貞載)により立花山城が築かれており、博多を見下ろす軍事的に重要な要塞だったそうです。立花山城は、黒田長政が慶長6年(1601年)に福岡城を築いた後は廃されたとか。
こちらは山頂北側の眺め。視界がひらけ博多湾を一望することができ、重要な要塞だったことが首肯できます。なお、立花山の北西には0.4 kmほど離れて松尾山、その西0.3 kmには白岳があり、復路はそのピークを踏んで下原に出ます。
立花山から約30分ほどで松尾山山頂に到着~♪。山頂では松尾山への道標を見つけることができず、少し道迷いをしてしまいました。
松尾山は樹木に覆われ眺望がなく、スルーしてしまいました。
松尾山から約20分ほどで、本日のラスピークである白岳山頂に到着~♪ここも眺望がなく、休憩もそこそこに下原を目指して下山します。
巨木が目立つ尾根を下っていくと(振り返っての1枚)
樹林帯から竹林にかわる手前に、下原バス停への道標がありました。
道標に従って・・
下原バス停への道標から5分ほどで、登山道入口にでました(振り返っての1枚)。
ご参考までに、登山道は「鷲尾大権現滝」と書いてある石碑の裏側になります。
しばしの舗装道路歩き。舗装からの照り返しもあって、とにかく暑い・・・。
福岡市内を一望しつつ、テクテクと。
歩くこと、20分ほどで下原バス停に無事に到着しました。松尾山に向かう途中で多少道迷いをしてしまいましたが、立花山のラスボスにもお目にかかることができ上々の福岡デビューです。「おやっとさぁ」でした。
[番外編] 自宅から見える立花山
装備・携行品
アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック |
水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル | 帽子 | グローブ |
着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ |
登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |
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