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20180807 八甲田山登山

八甲田山( 東北)

パーティ: 1人 (まさゆき さん )

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行程・コース

天候

利用した登山口

酸ヶ湯  

登山口へのアクセス

この登山記録の行程

酸ヶ湯(12:00)・・・仙人岱ヒュッテ・・・大岳(13:45)[休憩 15分]・・・大岳ヒュッテ・・・上毛無岱(14:30)[休憩 5分]・・・下毛無岱[休憩 5分]・・・酸ヶ湯(15:15)

コース

総距離
約9.2km
累積標高差
上り約798m
下り約798m
コースタイム
標準5時間
自己2時間50
倍率0.57

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

麓の弘前は気持ちの良い晴れだったが、酸ヶ湯温泉の辺りは霧が立ち込め、小雨が降っている状態だった。
昨日通った時もそうだったので、そうなりやすい地形なのだろう。

登山道に入っても雨は降り続き、カッパを着ての山行となる。
雨で当然路面は濡れていたが、材質のせいか岩の上を歩いても滑らない。
雨天時は岩が滑りやすいかどうかで歩きやすさが大幅に変わるので、これはありがたい。
岩以外のところも泥がぐちゃぐちゃになっていたりせず、小雨の中でも比較的快適に進むことができた。

樹林帯を抜けると、沢に出る。
硫黄の匂いが漂いはじめ、火山特有の岩肌の目立つ沢沿いを進んでいく。
この辺りで礼儀正しい学生のグループといくつかすれ違ったが、夏のオリエンテーションか何かかだろうか。
普通のビニールカッパを着ていたが、低木や草が生えている道は狭いため、雨に濡れた草木がズボンに触れて濡れてしまい不快ではないかと気の毒に思った(本人たちは案外楽しんでいたかもしれないが)。

沢を抜けると今度は稜線に出る。
景色は相変わらず見えないが、晴れていたらさぞかし良い景色が見られるのだろうと思いながら進んでいく。
雲の高さを抜けて雲海でも見れるといいのだが…と期待薄で大岳の山頂近くまで来たとき、空が薄っすらと青くなっていることに気が付いた。
これはもしかしたら頂上はいけるかもしれないと期待が高まり、足が俄然軽くなる。

そして頂上に着いたところで、一瞬ではあるが視界が開け、雲海が広がる景色が姿を現した。
今回は岩木山と同様に見れないだろうと思っていただけに、「やったー」と年甲斐もなく声を上げてしまった。
頂上は風が風速15メートルはあろうかというぐらい強く、体感では冬のような寒さであったが、時折現れては消える雄大な景色に寒さも忘れて見入ってしまった。
快晴の中で良い眺望を見ながらの山行はもちろん最高だが、天候がすぐれない中で景色を見れた瞬間の喜びは溜まらないものがあった。

そのまま10分程度頂上で過ごしたが、さすがに指が冷え切ってしまったので、反対側に下山を開始する。
景色が見えないなら時間を考えると戻った方が早いので迷ったが、東京から青森には簡単には来れないので、折角なので北側から回って湿原を通るルートを進むことにした。

高度が下がると再び雲の中を進む形になったが、しばらくすると雲が晴れ、完全に晴れの天気となっていた。
??と状況がよく分からなかったが、湿原に出て振り返ったところでようやく合点がいった。
南側から雲が押し寄せ、北側の斜面の途中で雲が消えてしまっていたのだ。
滝雲となって静かにこちら側に流れてくる様子はとても雄大である。
また目当ての湿原もコンパクトではあるが、とても素晴らしく、山頂とは違って穏やかな風がとても心地よかった。

下山後の酸ヶ湯温泉の時間がなければ、そのまましばらく滞在していたかったが、温泉も捨てがたかったので一服して酸ヶ湯の駐車場に向かう。
北側は完全に晴れて一転して暑い中の山行となったが、酸ヶ湯に近づくと再び辺りが霧に包まれるようになった。
地形でここまで天気に変化があるのかと驚かされた。

駐車場に戻ると再び小雨で肌寒い環境に戻り、受付を済ませて温泉に入ったときは、疲れと冷えが一気に癒されて最高の気分であった。
酸ヶ湯温泉は、混浴で有名なヒバ千人風呂だが、男女別の風呂もあるので、八甲田山登山とぜひセットで楽しんでもらいたい。

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登った山

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1,585m

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